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もつマニアにも嬉しい … 「焼肉のまんぷく」(丸亀)

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 丸亀駅のすぐ近くにある「焼肉のまんぷく」にやって来た。

 店に着いたのは午後5時半。

 「ひとりです」と入った店内は、右手が厨房で、その前に直線カウンター6席(コンロは3口)、通路を挟んで左手が小上がりの座敷席になっていて、4~6人ぐらい座れる座卓(コンロは1口)が2卓、衝立(ついたて)を隔てて並んでいる。

 店に入った時点ではわからなかったが、さらに奥に6~8人用テーブル(コンロは1口)の個室が1室と、2階の座敷席には4~6人用の座卓(コンロは1口)が5卓あって、店全体ではコンロが11口で、50人近く入れるようだ。

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 ひとりの私は、当然のごとくカウンター席に案内された。

 アサヒとキリンが選べる大瓶ビール(620円)を、今日はキリンでもらって喉(のど)を潤す。

 先日の記事でも書いたとおり、633mlの大瓶ビールの値段は、その酒場の大衆度を測るうえで大きな指標となる。

 税込みで600円より安ければ、かなり大衆度が高いと見ていいと思っているのだが、この店の620円という価格も、かなりそれに近い。これはありがたいですねぇ。

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 さて焼肉メニューはと見ると、牛ロースやカルビ、豚バラなどの正肉(しょうにく)はもちろん、畜産副生物(モツ)もたくさん並んでいる。

 当方、『もつマニア』なので、まずは「上ミノ(たれ)」(650円)と「上ホルモン(大腸)」(430円)を注文すると、大将が「上ホルモンは脂が少ないとこですが、いいですか?」と確認してくれた。

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 なるほど、脂たっぷりの「ホルモン(小腸)」(400円)と比べると、確かに「上ホルモン」は脂が少ない。しかしながら、腸の弾力感は「上ホルモン」のほうがしっかりしているのだ。今日の気分は「上ホルモン」なんだなぁ。

 ちなみに、「上タン」(840円)、「豚バラ」(340円)、「豚トロ」(340円)は、タレ、塩が選べるが、「上ミノ」はタレのみ。その代わり、メニューに「塩ミノ(マヨだれ付き)」(670円)というのが別に載っている。

 そして「上ホルモン」も、当然のようにタレで出してくれた。

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 上ミノ、上ホルモンと一緒に出されたお通し(サービス)は、生のキャベツ。これを焼肉の合いの手にかじるわけですね。

 お通しのキャベツが足りない場合には、単品の「キャベツ」(120円)も注文可能だ。

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 焼肉は目の前のコンロで自分で焼いていく。

 まずは上ミノと上ホルモンを1切れずつ焼き網の上にのせ、下側が焼けて反転するのに合わせて、新たな上ミノと上ホルモンを、それぞれ1切れずつ網にのせる。

 それらをひっくり返すタイミングで、また新しいのを1切れずつのせる。

 これを繰り返すことで、上ミノと上ホルモンのそれぞれが、1切れずつ順番に食べごろに育っていってくれるんですね。

 こうして焼きあがっていく様子を見ているのも楽しみで、それ自体が、とてもいい酒の肴になるのでした。

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 焼きあがった上ミノ、上ホルモンは、肉と一緒に出された小皿のタレをつけていただくんだけど、このタレが、ニンニクたっぷりの味噌ダレで、すごくいい。

 ックゥ~~ッ。こりゃ焼酎じゃのぉ!

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 芋焼酎「白波」を、ロック(350円)で注文すると、ロックグラスにたっぷりと注(つ)いでくれた。

 初めて来たお店だったので、どの焼肉屋で食べてもあまりハズレがない、上ミノと上ホルモンを注文したが、ここのはとても美味しかった。

 ちなみに、店の『人気ベスト5』も、1位「上ハラミ」(710円)、2位「上カルビ」(890円)、3位「上タン(塩)」(840円)、4位「ホルモン」(400円)、5位「上ミノ」(650円)と、2位の「上カルビ」以外の4品は、すべて畜産副生物(モツ)である。

 次の機会には「ホルモン盛り合わせ(ホルモン、並ミノ、シン、レバー、センマイ)」(1,150円)もいいかもしれないなぁ。

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 そんなことを考えながら、続くつまみとして、「生センマイ」(500円)を注文した。

 生と言いつつも、センマイ(牛の第三胃)を湯通しして冷まし、細切りにしたもので、添えられたピリ辛のタレでいただきます。

 センマイ刺しも、あれば食べたい好物の一つですねぇ。

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 芋ロック(350円)をおかわりし、つまみには「らっきょう」(120円)と「豚足」(280円)をもらう。

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 「らっきょう」は、自家製の酢らっきょうで、シーズンに漬けたものがなくなり次第終了するそうだ。

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 ゆで冷ました豚足は、そのままでも食べられるし、焼いて食べてもOK。

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 「そのまま食べるときは、アジシオをちょっとかけると美味しいですよ」と、目の前の調味料置き場からアジシオの瓶を取り出して、フタも開けてくれた。ありがとうございます。

 せっかくなので、そのままをアジシオでもいただいて、焼いたものもいただいてと、両方の美味しさを楽しんだ。

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 2時間ほど楽しんで、今日のお勘定は3,300円。

 PayPayで支払って店を出た。どうもごちそうさま。

 う~む。ここもまた、モツが美味しい、いい焼肉屋だったなぁ。次に丸亀に来たときに、ここにするか、あるいは「林ホルモン」にするか、とっても迷うことになりそうだ。

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年3月3日(木)の記録》

食べログ焼肉のまんぷく 浜町支店焼肉 / 丸亀駅

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