飲み放題でたっぷりと … お食事処「鳥好(とりよし)」(倉敷)
おりょ。倉敷にも「鳥好」があるではないか。
私が知っている限りでは、呉、横須賀、福山に続いて、4軒目だなぁ。
さっそく一緒に出張してきているAさんと共に店に入った。
店内は左手に両側に座れるカウンター席のような長テーブル。
通路を挟んだ右側は小上がりの座敷席になっていて、6人掛けの座卓が4卓。
開店時刻の午後5時を回ったばかりの店内には先客はおらず、我われ二人は、右手小上がりの、一番奥の1卓に座らせてもらった。
ずらりと並ぶメニューの先頭に、「Aセット(刺身、焼き鳥盛り合わせ、鳥酢)」(1,100円)があったので、それを2人前と「二時間飲み放題」(1,650円)の「生ビール(一番搾り)」(単品だと550円)からスタートした。
すぐに出される「お通し」(220円)は、小さな冷奴2人前と、枝豆が二人に1つ。
Aセットの「鳥酢」(単品385円)は、小さなガラスの器に春雨を入れて、細かく切った蒸し鶏(カシワ)をのせ、刻みネギと胡麻をトッピング。ポン酢醤油を回しかけた後、てっぺんには紅葉おろしがのせられている。
これをグルグルッとかき混ぜていただくわけですね。
ツルッと食べやすいなかに、噛むと蒸し鶏の弾力感もあって、実にいいつまみなのだ。
岡山市内を中心に、県内に20店舗ほどある「成田家」の名物料理でもある「鳥酢」。もしかすると岡山県全域でよく食べられている料理なのかなぁ?(未確認です。)
Aセットの刺身は、真鯛、サーモン、マグロが、それぞれ2切れずつの盛り合わせ。
これはこれで美味しいんだけれど、瀬戸内の魚の刺身を強く期待していただけに、ちょっと残念だった。
焼鳥は「ねぎま」「ずり焼」「つくね」の3本の盛り合わせ(単品440円)で、味付けは塩だけでなく、胡椒も振られていて、ちょっとスパイシーな味わいだ。
猛暑日だったこともあり、二人とも生ビールはすぐにおかわり。
3杯目は、Aさんが「酎ハイ(ライム)」(単品385円)を注文したので、自分もそれにのったが、これはけっこう甘い飲み物だった。
4杯目はAさんは「ジントニック」(単品385円)、私は「お酒(一合)」(単品275円)を熱燗でもらった。
お通しとAセットを食べ終えて、つまみには「もつ煮」(440円)を2人前、追加注文した。
ここの「もつ煮」は、鶏のもつ煮。
東日本の鶏もつ煮は、ねっとり系のものが多いんだけど、ここのは、プレーンな出汁で煮込まれたもので、すっきりと美味しい。
豚や牛のもつ煮もいいけど、鶏のもつ煮もいいですねぇ。
そういえば呉、横須賀、福山の「鳥好」には、「鳥皮みそ煮」という共通の鳥好名物料理があるんだけど、ここ倉敷の「鳥好」のメニューには、「鳥皮みそ煮」はないようだなぁ。
5杯目は、Aさんは「きび焼酎(鬼ごろし)」(単品385円)を水割りで。私は同じものをロックで。
この「きび焼酎」がとても美味しくて、この後は、二人とも同じものを注文し続ける流れとなった。
Aさんが、生ビールから数えて通算7杯目となる「きび焼酎」の水割りを注文したところで、ちょうど2時間となり、「これで飲み放題はラストオーダーです」と店のおねえさん。
私のほうはというと、ちょっと前に通算6杯目となる「きび焼酎」ロックを注文したばかりで、グラスにはまだ8分めぐらいの焼酎が残っていたが、「ラストオーダーも同じものにしますか?」と言って、もう1杯(自分として通算7杯目)の「きび焼酎」ロックを出してくれた。
「2時間飲み放題」の場合、ほとんどの店で1時間半ぐらいでラストオーダーになるのだが、この店の「2時間飲み放題」は、2時間でラストオーダーになるんですね!
たっぷりと飲むことができて、すばらしく呑兵衛向けのシステムだ。ありがたいですねぇ。
飲み放題が終わった後も、「きび焼酎」(385円)を単品で追加しながら、料理のほうも、「だし巻」(440円)を注文する。
メニュー表記によると、この「だし巻」は、この店の3番人気の料理とのこと。
ちなみに1番は「刺身盛り合わせ」(1,100円)、2番は「焼き鳥盛り合わせ」(440円)である。
「岡山に来たら『ままかり』も食べなきゃ」ということで、「ままかり酢」(385円)を注文すると、残念ながら今日は無いとのこと。
それに代わるものとして「シャコ酢」(440円)を注文すると、「ガレージです」と出してくれた。
ゆっくりと3時間半ほど過ごさせてもらって、お勘定は二人で8,070円のところ、8,000円ちょうど(ひとり4,000円ずつ)にしてくれました。どうもごちそうさま。
(次回) 23.02.18 きび焼酎で天ぷら三昧 … お食事処「鳥好(とりよし)」(倉敷)
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コメント
大変ご無沙汰しております。
倉敷駅前「一番街」のトップバッター「鳥好」。ルーツは広島県呉市にあるらしい。
「呉のとり屋」の気配を残しながら地元に根付く。これが、長く親しまれる秘訣のようです。
呉では「みそだき」が定番ですが、岡山県では「とり酢」です(これが旨い)。
ここではつい『飲みほー』を頼んでしまいます。食べ物をろくに味わわず、飲みすぎていまうことをいつも反省します。
岡山市にも駅前と繁華街に「鳥好」があります。駅前店に行きましたが、いついっても大繁盛店です。
鳥好は、鳥取県米子市にも、広島市(マツダスタジアム近く愛宕踏切前)にもあります。
呉の町が若く元気だったころ、新たな場所を求め旅立ち、彼の地で根付いた様子が伺えるのです。
投稿: 遊星ギアのカズ | 2022.09.27 22:11
ご無沙汰いたしております。コメント、ありがとうございます。>遊星ギアのカズさま
岡山の「鳥好」も、行きたくて行けていない課題点です。
呉の「本家鳥好」にも長く行けていないので、それも大きな課題になっているところです。
投稿: 浜田 信郎 | 2022.09.28 16:05