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2022年10月

これも一つの個性かも … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)

せんべろ酒場やまじゅう

 前回のブログ記事で、まるで個人経営のお店のような接客で常連客が多いチェーン居酒屋のことを書いたが、今回ご紹介するお店は、その真逆。

 アルバイトらしき若い男女3~4人で切り盛りしているのだが、お客さんが入ってきても「いらっしゃいませ」もなければ、席への案内もない。

店内の様子

 店の入口近くにはテーブル席がずらりと並び、奥の厨房前にカウンター席があったので、そのカウンター席のひとつに勝手に座ると、店のおねえさんが『セルフオーダーQR票』を渡してくれた。

セルフオーダーQR票

 このQRコードを自分のスマホで読み込んで、それで注文したりお会計したりする仕組み。

 したがって、飲みものや料理を注文するシーンにおいても、お店の人と会話を交わす機会はほぼないのである。

 なるほどなぁ。だから店内はスマホの操作にも慣れている若いカップルや2~3人のグループ客だけなのか。

 私ひとり、年齢面でちょっと浮いてます(爆)

料理メニュー

 『せんべろ酒場』と銘打つだけあって、100円台、200円台の料理が多く、おでんのちくわ、大根、こんにゃくなどは88円。

 『お一人様一本まで』という制約付きではあるが「とうふ田楽」と「こんにゃく田楽」は、なんと33円である。すごいねぇ。

八鶴(燗酒)

 そんな中から、「八鶴(燗酒)」(363円)と「〆さば(八戸港)」(308円)をスマホから注文した。

 八戸の地酒「八鶴」が、この値段で飲めるというのは嬉しいなぁ。

〆さば(八戸港)

 「〆さば(八戸港)」は、しっかりと酢〆されているタイプで、荻窪「やきや」でいただくマルヌシ(八戸)の「しめさば」のような味わい。

 地元の魚に地元のお酒。合わないわけがない!

壁の短冊メニュー

 続いていただいたのは、壁の短冊メニューを見ていて気になった、おでんの「うどん」(132円)。

 おでんの「うどん」って、どんな料理なんだろう?

 スマホのおでんメニューでは、すべてのおでん種について「からし」か「生姜(しょうが)みそ」の味が選べるようになっているので、「生姜みそ」のほうで注文した。

おでんの「うどん」

 待つことしばし。出てきたのは一人用の金属鍋にたっぷりのうどんである。具はない。

 それとは別に小皿の「生姜みそ」が出される。

 まずはその「うどん」の汁(つゆ)を一口。おぉ~っ。これは旨いではないか!

 八戸には「せんべい汁」や「いちご煮」、「八戸ラーメン」など、汁が美味しい料理が多いのだ。

 このおでんの「うどん」をいただきながら、新開地「高田屋京店」の「おでんそば」のことを思い出した。

 「おでんそば」に、他のおでんの具材をトッピングすることができるのと同じように、ここのおでんの「うどん」にも、おでんの「玉子」(110円)や「さつま揚げ」(88円)、「牛すじ」(176円)、「つくね」(165円)などをトッピングすると、これまた美味しいだろうなぁ。

店の外観

 今宵は、よそで飲んだ帰りに、『せんべろ酒場』という名前に引かれて入ってみたので、これにて〆。

 お勘定は803円。支払いは現金のみでした。

やまじゅうの商標

 八戸での最終夜となる金曜日にも、よそで飲んだ帰りに、また一人でこの店にやって来た。

 「いらっしゃいませ」と迎えてくれることもなく、良くも悪くも完全にほっとかれるこのお店。

 グループで楽しく過ごしたり、ひとりで静かに過ごしたりするには良いかもね。

 今夜は食べたい料理があって、この店にやってきた。

いか塩辛と燗酒

 その食べたい料理を注文する前に、まずは「いか塩辛」(132円)と「八鶴(燗酒)」(363円)をもらってスタートである。

 八戸で飲むなら、イカかサバかは絶対に食べたいよねぇ。

 荻窪「やきや」の「自家製塩辛」(230円)よりも安い、この店の「いか塩辛」。ありがたいことです。

 「八鶴」の燗は、もうちょっと熱めがいいのだが、これまたスマホ注文のため、そういう注文ができない。

 店のおにいさんを呼び止めて、そういう話をすればいいのかもしれないが、すべてスマホ操作だと、そんな呼びかけすらめんどくさく感じてしまうんだよなぁ。

 おかわりの「八鶴(燗酒)」もスマホ操作だけで注文し、いよいよ食べたかった料理も注文した。

牛すき焼き

 それは「牛すき焼き」(418円)である。

 前回、メニューを見ていて、「牛すき焼き」の418円という値段に驚いた。

 『帰るまでにぜひ一度、実食してみなければ!』と思い立って、今日の再訪となったのでした。

 その「牛すき焼き」は、前回、おでんの「うどん」が入っていたのと同じ一人用の金属鍋で出され、小鉢の生卵が添えられている。

 いやぁ、牛肉も多くて、これは立派な『すき焼き』だ!

 そんなわけで、今夜は1時間ちょっと静かに飲んで、お勘定は1,276円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年8月24日(水)&26日(金)の記録》

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店情報: せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)

  • やまじゅう 店名: せんべろ酒場やまじゅう
  • 電話: 0178-38-5331
  • 住所: 031-0043 青森県八戸市十六日町20-2
  • 営業: 11:30-23:00、無休
  • 場所: 本八戸駅下車、徒歩10分。南口より三八城公園の西の道を南へ。県道11号線に入ってすぐ、右手。
  • メモ: 30席(カウンター8人×2、テーブル2人×3、テーブル4人×2)、全席喫煙可。注文はQRコードからのセルフオーダー。支払いは現金のみ。お通しなし。
    〔料理〕
    《串焼き(1本165)》正肉、砂肝、皮、つくね、つくねチーズ、ぼんじり、ハツ、鳥レバー、バジルチーズチキン、明太マヨチキン、ササミわさび、ササミ梅、ササミチーズ、ササミ明太マヨ、豚カシラ、豚ハラミ、豚白モツ、豚バラ、豚トロ、アスパラ、長ネギ、しいたけ、ピーマン、茄子、ウインナー、うずら、れんこん。
    《串揚げ(1本165)》牛バラミルフィーユ、豚バラ、チキンカツ、キス、エビ、紅生姜、アスパラ、ピーマン、うずら、れんこん、茄子、玉ねぎ、しいたけ、ソーセージ、チーズ。
    《楼蘭(ろうらん)手作り点心》楼蘭餃子(3個)308・(6個)550、楼蘭焼売(3個)308・(6個)550。
    《とりあえず(クイックメニュー)》マカロニサラダ198、ポテトサラダ198、明太ポテトサラダ220、イカ塩辛132、冷奴132、おしんこ盛り合わせ198、たこわさ308、辛口 壺ニラ198、枝豆198、本格キムチ198、うずくん串(うずらの卵の燻製)132、オニオンスライス132、月見とろろ198。
    《一品料理》とうふ田楽(お一人様一本まで)33、こんにゃく田楽(お一人様一本まで)33、もやし炒め132、コロッケ132、アジフライ198、白身魚フライ198、春巻198、普通にうまい餃子(3個)198、メンチカツ242、肉野菜炒め308、いわし梅肉揚げ308、でっかい油淋鶏418、もつ煮込み308、グラタンコロッケ198、ハムエッグ198、コーンバター242、塩昆布キャベツ198、やみつきピーマン308、イカ天308、ごぼう天308、青森県産にんにく丸揚げ418、タコ唐揚げ418、ハムカツ308、豚キムチ308、豚しょうが焼き308、ロースカツ卵とじ418、牛すき焼き418、サバの味噌煮418。
    《おでん(からし又は生麦みそ)》ちくわ88、玉子110、大根88、さつま揚げ88、糸こんにゃく88、はんぺん154、牛すじ176、ウインナー132、つくね165、うどん132。
    《お刺身》タコブツ418、ネギトロ308、〆さば(八戸港)308、えんがわ308、とろたくwith韓国のり418、本日の刺身(オススメボードをご覧ください)。
    《焼き物》ししゃも焼き308、タコあぶり焼き418、サーモンハラス焼き418、エイヒレ炙り焼き418、サバ焼き418、ホッケ焼き418。
    《お食事》ライス220、ソース焼そば308、焼うどん308、焼きおにぎり(醤油・辛味噌)198、うめ茶漬け308、めんたい茶漬け418。

    〔飲物〕
    《超高級レモンサワー》カチコチ凍(しば)れレモンサワー418、カチコチ塩凍(しおしば)れレモンサワー418、はちみつレモンサワー418、カルピスレモンサワー418、レモラサワー(レモン&ライム)418、おかわりサワー(中のみ)330。
    《ビール》キリン一番搾り生ビール363、ノンアルコールビール363。
    《サワー》グレフルサワー363、カルピスサワー363、プレーンサワー363、ライムサワー363、普通のレモンサワー363。
    《酎ハイ》レモンハイ363、グレフルハイ363、緑茶ハイ363、梅干しハイ363、ライムハイ363、カルピスハイ363、ウーロンハイ363。
    《ハイボール》超炭酸ハイボール363、ジンジャーハイボール363、コークハイボール363、トニックハイボール363、エナジーハイボール(リアルゴールド)363。
    《焼酎(ロック・ソーダ・水割り・お湯割り)》キンミヤ焼酎363、白水(麦)363、幻の露(芋)363、海人の風(泡盛)363。
    《日本酒(冷・燗)》桃川(おいらせ町)363、菊駒(五戸町)363、八鶴(八戸市)363、純米 蔵物語(八戸市)363。
    《梅酒(ロック・ソーダ・水割り)》まっこい梅363、濃厚梅酒363。
    《ジョッキdeワイン》かち割りジョッキワイン(赤・白)363。
    《ジョッキdeカクテル》〈ウォッカ〉スクリュードライバー363、モスコミュール363。〈ジン〉ジンバック363、ジントニック363。〈ピーチ〉ファジーネーブル363、ピーチウーロン363。〈ラム〉ラムコーク363、ラムトニック363、ラムオレンジ363、ラムバック363。〈カシス〉カシスウーロン363、カシスオレンジ363、カシスジンジャー363。
    《ソフトドリンク》緑茶308、ウーロン茶308、コカ・コーラ308、ジンジャーエール308、カルピスソーダ308、カルピスウォーター308、オレンジジュース308、リアルゴールド308。

    〔ランチ(11:30-16:30)〕
    《本気のランチ》肉野菜炒め定食500、豚生姜焼き定食500、豚キムチ定食500、ロースカツ定食500、モツ煮定食500、テリヤキチキン定食500。
    《デラックスランチ》ミックスフライランチA(コロッケ、ビッグメンチ、豚バラ串、ささみ串)600、ミックスフライランチB(アジフライ、白身魚フライ、コロッケ、野菜串)600、牛すき焼きランチ600、鶏レバーのニラレバランチ600、麻婆豆腐ランチ600、油淋鶏ランチ600、楼蘭点心ランチ(特製餃子、特製焼売)600。
    《サイドメニュー》ご飯大盛り50、ミニ蕎麦100、生卵50、とろろ50、味のり30、ミニサラダ100、ドリンクセット(アイスコーヒー・ウーロン茶・オレンジジュース・コカコーラ・ジンジャーエール)各100。(2022年8月調べ)

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だから常連が多いのか … 立呑み「晩杯屋(ばんぱいや)」(野方)

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 フレックス勤務での早めの会社帰りに「晩杯屋 野方店」にやって来た。

 ここは午後1時から開いていて年中無休なもんだから、感覚的には『思いついたらいつでも飲める』といった酒場なのだ。

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 立ち飲みカウンターの一角に立って、まずは「ホッピーセット白」(430円)と、前回のレシートを1ヶ月以内に渡すともらえる「サービス」でスタートだ。

 今日の「サービス」は、板わさ5切れ。添えられているワサビ漬けの効きがすごいっ!

 こりゃいいつまみだねぇ。

 「サービス」は何種類か用意されているらしく、次に入ってきた人の「サービス」はメンマだった。

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 ブログで紹介するのは2回め(初回と今回)だけど、実際に来たのは今日で3回め。

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 紹介していない前回は、「すっぴん酒場」で飲んだ帰りに、ちょっと立ち寄って、「サービス」のタコブツと「ガツ刺し」(190円)をつまみに「チュウハイ」(250円)。

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 その「チュウハイ」を飲みながら、店のおにいさんに「チュウハイとゴールデンチュウハイはどう違うの?」と聞いてみたところ、もとになってる焼酎が、普通の「宝焼酎」か「宝焼酎ゴールデン」の違いとのこと。

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 「飲み比べてみませんか?」と勧められたので、「ゴールデンチュウハイ」(290円)ももらって飲み比べてみた。

 なるほどなぁ。確かにゴールデンのほうがコクがある感じがする。

 それに比べると、普通のチュウハイは、まさにプレーンである。

 この両者を並行して、40円違いで提供する宝酒造の自信も感じられますねぇ。

 店に入ってくるなり、「ゴールデン」と注文する常連さんもいました。

 さっくりと1時間ほど立ち飲んだ2回めのお勘定は730円でした。

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 その2回めのレシートと引き換えにもらった「サービス」の板わさを食べ終えて、「ヒラマサ刺し」(250円)を注文するとともに、ホッピーの「中(なか)」(250円)ももらう。

 250円で、りっぱな「ヒラマサ刺し」が4切れですからねぇ。ありがたいことです。

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 ちなみにホワイトボードに手書きされている『本日の鮮魚』は、この「ヒラマサ刺し」の他に、「カツオ刺し」(250円)、「クロムツ炙り刺し」(250円)、「チコ鯛刺し」(250円)、「チコ鯛焼き」(310円)、「ハマチかぶと焼き」(310円)の6品。

 向かい側の立ち飲みカウンター席には、女性ひとり客が3人。それぞれ個別に飲んでいる。この店では『女子ひとり呑み』も普通なんですねえ。

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 3杯めとなる「中(なか)」に合わせて、「ハマチかぶと焼き」(310円)を注文すると、出てきた「ハマチかぶと焼き」のでっかいこと!

 今ごろ気づいたけど、ハマチだもんねぇ。大きいに決まってる。

 そのハマチの頭を、左右にスパッと割った半分を、そのまま焼いて出してくれました。

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 チェーン居酒屋の場合、お店の人はお客さんと仲良くおしゃべりしないところも多いのですが、ここ「晩杯屋 野方店」は、まるで個人経営のお店のような接客。

常連客:「最近、○○さんの姿を見ないねぇ。」

店のおねえさん:「○○さん、お仕事がお忙しいんだそうで、最近はあまりみえないんですよ。」

常連客:「えっ、そうなの。ボクもお仕事忙しいんだけど!」

店のおねえさん:「そっかー。えらいっ!(笑)」

 何でもない会話なんだけど、これがお客にはありがたいんだなぁ。

 他にも、ご常連が来ると、「いつものでいい?」と、黙っててもその人の好みのお酒と、最初の料理が出される。

 もしかすると個人店以上のサービスが実現できてるかもしれない。だからこの店には常連さんが多いんだ。

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 私のほうはというと、大きな「ハマチかぶと焼き」と格闘しながら、4杯めの「中(なか)」をもらう。

 『かぶと焼き』は、あちこちからほじくるように身を取らないといけないので、カニと格闘するときと同じぐらい集中しちゃうんだけど、部分部分で、味わいと食感が違うのがうれしいんだなぁ。

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 最後はソト1・ナカ5の5杯めとなる「中(なか)」と「煮込み(玉子入り)」(190円)をもらって締めくくる。

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 「煮込み(玉子入り)」が190円で食べられるというのもすごくない?

 ちなみに玉子が入ってない普通の「煮込み」は150円だ。

 ゆっくりと2時間ほど立ち飲んで、今日のお勘定は2,180円。お勘定は現金のみです。

 やぁ美味しかった、楽しかった。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和4(2022)年8月29日(月)の記録》

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まん防発令中の神戸で … 「サイゼリヤ」(神戸)

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 月曜日。「中畑商店」で牛ホルモン串をつまみに1時間半ほど立ち飲んで、神戸駅近くのホテルに戻ってきたのは午後6時過ぎ。

 時間も早いし、ちょっと飲み足りないなぁ、と思っていたら、ホテルの地下1階に「サイゼリヤ」があることを発見。

 飲み仲間の宇ち中さんが、よく「サイゼリヤ」にも行っていることが頭に浮かび、今日はここで飲み足していくことにした。

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 店に入り、店員さんに「ひとりです」と告げると、二人用のテーブル席が5卓ほど並んでいるところに案内してくれた。

 テーブルごとに透明のパーティションで区切られていて、ゆったりとした広さがあるのがいいですね。

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 そしてメニューを確認。

 300円台、400円台のメニューが多いのが「サイゼリヤ」ならでは。

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 そんな中に、「イタリア風もつ煮込み」(350円)があるのを発見し、それを注文した。

 合わせる飲み物は、赤ワインの「デカンタ(250ml)」(200円)。

 爆安といっていい安さですよねぇ。

 もつ煮込みをいただきながら、スマホで宇ち中さんに、「サイゼリヤ、安くて美味しいですねぇ!」というメッセージを送ると、すぐに「羊肉の串焼き、オススメです。アロスティチーニです」という返事が届いた。

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 さっそくその「アロスティチーニ(ラムの串焼き2本)」(400円)も注文。

 これがまたマジでうまいっ! さすが宇ち中さんだ。

 さっくりと1時間ほど楽しんで、お勘定は950円。Suicaでピッと支払った。

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 火曜日は神戸駅前の「出雲食堂」に向かったものの、兵庫県はつい数日前に「まん延防止等重点措置」が発令されたばかり。

 「出雲食堂」は認証店でないため、酒類の提供なしとのこと。残念だ。(結果的にそのときの兵庫県の措置期間は2022年1月27日~3月21日でした。)

 近いからコート無しで来ていたので、他の店を探すことはあきらめて、今日もホテル下の「サイゼリヤ」へ。

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 そして今日も昨日と同じく、二人用のテーブル席が並ぶ一角に案内され、生ビール「キリン一番搾り(ジョッキ)」(400円)でスタートした。

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 つまみの1品めは「柔らか青豆の温サラダ」(200円)。ビールにはやっぱり豆が合うよねぇ。

 あっという間に生ビールを飲み干して、赤ワインを、今日は大きい方の「デカンタ(500ml)」(400円)でもらう。

 赤ワインは500mlも入ってるのに、生ビールと同じ値段。生ビールが高く感じてしまいますねぇ。

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 そしてつまみに「辛味チキン」(300円)をもらうと、手羽中の唐揚げ4個が出された。

 店内にはカップルや家族連れ、会社帰りのグループ客なども多いのだが、通路がゆったりと取られているので、声は聞こえるものの、うるさくはない。

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 続いては「レンズ豆とスペルト小麦のミネストローネ」(300円)を注文。

 ミネストローネというのは「具だくさんのスープ」のことなんだそうな。

 小麦が効いているのがよくわかって美味しいね。

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 このミネストローネに合わせて「プチフォッカ」(150円)ももらった。

 2時間近く、ゆっくりと過ごして、今宵のお勘定は1,750円でした。

 店を出て、エレベーターで上がるだけで部屋に到着するというこの近さが、これまた嬉しい。

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 神戸に来て三日目の水曜日。今日は前にも行った中華料理の「相一軒」を目指したものの、なんと「相一軒」も県の「まん延防止等重点措置」を受けて休業中だ。

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 「相一軒」からは10分もかからず新開地に行けるので、「赤ひげ姉妹店」に向かったものの、水曜日は定休日でした。がっくり。

 新開地にはたくさんの酒場があるのだが、開いているお店はどこもお客さんがいっぱいで、かなり密な状態である。

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 「まん防」の期間中でもあるので、新開地での新店開拓はあきらめて、今日もまた安心安全の「サイゼリヤ」に戻ってきて、白ワインの小さい「デカンタ(250ml)」(200円)と「爽やかにんじんサラダ」(200円)でスタートした。

 ニンジンのシャッキリ感がいいですねぇ。

 これは最初の一品として、とてもいいつまみだ。

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 2品めは「クラムチャウダー」(300円)。

 昨日のミネストローネが美味しかったので、今日もスープを頼んでみたのだが、予想どおりハズレなし。

 「クラムチャウダー」もとても美味しい。

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 白ワインに続いて赤ワインの「デカンタ(500ml)」(400円)をもらうころには店内は満卓(すべてのテーブルに一人以上のお客がいる状態)になり、新たに店に入ってくるお客さんには、「名前を書いてお待ちください」という状態になった。

 この店もこの地域の人気店の1軒なんだなぁ。知らなかったよ。

 そういう状態になっても、相席をお願いされたりすることはなく、ゆったりと過ごせるところが、これまた人気の理由の一つなのかもね。

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 つまみには「バッファローモッツァレラのピザ」(500円)をもらう。

 小ぶりのピザは、ひとりで食べるにもちょうどいい量で、冷めないうちに食べ終えることができた。

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 熱々のピザを一所懸命食べてたら、赤ワインがあまり進んでなくて、まだデカンタに半分ぐらい残っているので、もう1品、「ペンネアラビアータ」(400円)も追加した。

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 そのまま半分ぐらいを食べたところで、調味料置き場からイタリア産チーズ「グランモラビア」を持ってきてかけてみた。

 おぉ。旨味が倍増!

 「ペンネアラビアータ」には「グランモラビア」が必須だね。

 みんながたくさんかけるからか、調味料置き場の「グランモラビア」は、どれも残りが少量しかない。

 調味料置き場には他に、ミル挽きブラックペッパー、醤油、シチリア産海塩、唐辛子フレーク、オリジナルホットソース、エキストラバージンオリーブオイルが置かれていて、自由に使えるのでした。

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 今日の新発見がもうひとつ。

 「サイゼリヤ」には、小学生以下の子供用に「キッズメニュー」も用意されているのだが、60歳以上の客も、このメニューの品々を注文できるんだって!

 いろんな料理を少しずつ食べたい60歳以上の呑兵衛には「キッズメニュー」もいいかもね。

 今日のお勘定はちょうど2千円でした。

赤ひげ姉妹店

 木曜日は「赤ひげ姉妹店」で、ゆっくりと飲むことができました。

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 今回の神戸出張の最終夜、5日目の金曜日も、二日連続で「赤ひげ姉妹店」へ

 「赤ひげ姉妹店」も大好きな大衆酒場の1軒となりました。

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 「赤ひげ姉妹店」で十分に飲み食いしてきたんだけど、今回の出張で大いにお世話になった「サイゼリヤ」にも、もう一度寄って帰りたい。

 金曜午後7時半の店内は、そこそこ賑わってはいたが、いつもの二人用のテーブル席が並ぶ一角には幸いにも空席があり、そこに座ることができた。

 まずは赤ワインの「デカンタ(250ml)」(200円)と「バッファローモッツァレラ」(300円)からスタートである。

 「バッファローモッツァレラ」には、『シチリア産海塩入りオリーブオイル』が添えられていて、それをちょっとずつつけながらいただくと、より美味しくなる。

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 そして今夜も宇ち中さんに教えてもらった「アロスティチーニ(ラムの串焼き2本)」(400円)も注文した。

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 そのまま食べても美味しいのだが、これもまた添えられている『やみつきスパイス』をかけると、グンと味が変化する。まさに『やみつき』になる旨さである。

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 「赤ひげ姉妹店」でたくさん飲んだので、小さい「デカンタ(250ml)」でいいやと思ってたんだけど、やっぱりそれでは足りなかった。

 もうひとつ、赤ワインの「デカンタ(250ml)」(200円)をおかわりした。

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 つまみには「ミニフィセル」(150円)を追加注文。

 メニューによると、「ミニフィセル」は、香り豊かなミニフランスパンとのこと。

 「プチフォッカ」も美味しいけど、ラムを食べながらいただく「ミニフィセル」もいいですね。

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 「アロスティチーニ」と「ミニフィセル」を食べ終えても、まだちょっと赤ワインが残っているので、ラストオーダー(「まん防」期間中は20:30LO、21:00閉店でした)を取りに来てくれた店のおねえさんに、「ポップコーンシュリンプ」(300円)を注文した。

 「ポップコーンシュリンプ」は『小さなエビフライ(Fried Shrimp)』のこと。

 「サイゼリヤ」のメニューには、すべての品の写真や説明書き、英語での名称が書かれているので、それらを確認しながら注文することができるのだ。

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 閉店時刻まで1時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,550円でした。

 そんなわけで、5日間の神戸出張のうち、四夜をここ「サイゼリヤ」で過ごさせてもらいました。

 ありがとうございました。どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和4(2022)年1月31日(月)~2月4日(金)の記録》

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店情報: 「サイゼリヤ」(神戸)

  • サイゼリヤ 店名: サイゼリヤ 神戸ハーバーランドセンタービル店
  • 電話: 078-366-6366
  • 住所: 650-0044 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-3-3 ハーバーランドセンタービルB1F
  • 営業: 11:00-22:00、無休
  • 場所: JR神戸駅より地下に降り、ハーバーランドセンタービルへのエスカレーターをあがった左手。地下鉄・ハーバーランド駅も近い。
  • メモ: 公式サイトあり
    《サラダ》チキンのシーザーサラダ350・(Lサイズ)500、小エビのサラダ350・(Lサイズ)500、ガーデンサラダ350・(Lサイズ)500、オリーブアンチョビのガーデンサラダ450・(Lサイズ)600、オリーブアンチョビペースト100。
    《スープ》コーンクリームスープ150。
    《ズッパ》たまねぎのズッパ300、野菜と白いんげん豆の煮込み450。
    《前菜&おつまみ》爽やかにんじんサラダ200、プロシュート(パルマ産熟成生ハム)400・(Wサイズ)800、バッファローモッツァレラ300・(Wサイズ)600、柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ200、ほうれん草のくたくた300、ブロッコリーのくたくた300、カリッとポテト250、ポップコーンシュリンプ300、チョリソー(辛味ソーセージ)400、イタリア風もつ煮込み350、辛味チキン300、エスカルゴのオーブン焼き400、ムール貝のガーリック焼き400、煉獄(れんごく)のたまご300、アロスティチーニ(ラムの串焼き2本)400・(Wサイズ)800、レフォールソースのハンバーグとサルシッチャの盛合せ600、エビクリームグラタン400。
    《ピザ(Wチーズは+100)》マルゲリータピザ400、バッファローモッツァレラのピザ500、オリーブアンチョビのマルゲリータピザ500、ソーセージピザ400、たっぷりコーンのピザ400。
    《パスタ(特記以外の大盛1.5倍量は+200)》タラコソースシシリー風400、スパゲッティポモドーロ400、たっぷりペコリーノチーズのポモドーロ500、ペンネアラビアータ400、スパゲッティアラビアータ400、カルボナーラ500、たっぷりペコリーノチーズのカルボナーラ600、ミートソースボロニア風400、半熟卵のミートソースボロニア風450、イカの墨入りスパゲッティ500、ラムのラグーソース(ペンネ)600・(スパゲッティ)600、エビとブロッコリーのオーロラソース500、ペペロンチーノ300・(大盛)450、半熟卵のペペロンチーノ350、アーリオオーリオ300・(大盛)450。
    《ドリア&グラタン》ミラノ風ドリア300、チーズたっぷりミラノ風ドリア400、半熟卵のミラノ風ドリア350、エビクリームグラタン400。
    《ハンバーグ》ディアボラ風ハンバーグ500、ハンバーグステーキ400、イタリアンハンバーグ500、チョリソーとハンバーグの盛合せ550、ポップコーンシュリンプとハンバーグの盛合せ600。
    《チキン》若鶏のディアボラ風500。
    《ステーキ》リブステーキ1,000。
    《シチュー(季節限定)》リゾット&牛肉のシチュー900、牛肉のシチュー700。
    《ラム》アロスティチーニ(ラムの串焼き2本)400・(Wサイズ)800。
    《キッズメニュー(小学生以下&60歳以上》おこさまポテト100、おこさまポップコーンシュリンプ150、おこさまタラコソーススパゲティ300、おこさまミートソーススパゲティ300。
    《焼きたてパン》ミニフィセル150、ガーリックトースト200、プチフォッカ150、セットプチフォッカ100、シナモンプチフォッカ200。
    《ライス》ライス150・(ラージ)200・(スモール)100。
    《トッピング&スパイス》ペコリーノ・ロマーノ100、レフォールソース100、野菜ペースト100、半熟卵50、やみつきスパイス50。
    《調味料コーナー(無料)》グランモラビアチーズ、ミル挽きブラックペッパー、醤油、シチリア産海塩、唐辛子フレーク、オリジナルホットソース、エキストラバージンオリーブオイル。
    《デザート》フレンチトースト400、シチリア産ピスタチオのジェラート350、ティラミスクラシコ300、プリンとティラミスクラシコの盛合せ500、イタリアンジェラート250、コーヒーゼリー&イタリアンジェラート350、とろけるティラミス&コーヒーゼリー400、ジェラート&シナモンプチフォッカ450、カプチーノ(アイスケーキ)200、プリンとカプチーノの盛合せ400、トリフアイスクリーム350、とろっとパンナコッタ250、イタリアンプリン250、チョコレートケーキ300、すっきりレモンのシャーベット200。〈デザートをおいしくする食後酒〉ラコンブリッコラ(甘口のデザートワイン45ml)300。
    《ドリンクバー》単品300、セットドリンクバー200、キッズ100。
    《ワイン》〈フレッシュワイン赤・白〉グラスワイン100、デカンタ(250ml)200・(500ml)400、マグナム(1,500ml)1,100。〈ボトルワイン〉ドンラファエロ(発泡・白・辛口)1,100、ランブルスコ(弱発泡・ロゼ・甘口)1,100、ランブルスコセッコ(弱発泡・赤・辛口)1,100、ベルデッキオ(白・辛口)1,100、キャンティ(赤・辛口・やや重い)1,100、キャンティルフィナリゼルバ(赤・辛口・重い)2,200。
    《生ビール》キリン一番搾り(ジョッキ)400・(グラスビール)300。
    《ノンアルコール》サントリーオールフリー250。
    《サワー》キリン氷結シチリア産レモン350。
    (2022年9月調べ)

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呑兵衛も好む馬肉料理 … 「柿島屋(かきじまや)」(町田)

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 馬肉料理で有名な町田の「柿島屋」に、呑兵衛好みしそうな料理があると知って、やってきた。

 店に着いたのは、土曜日の昼、12時半。

 平日は午後4時開店(水曜定休)だが、土日・祝日は正午に開店するのだ。

 満席だったらどうしようと、ちょっと心配しながらやってきたのだが、すぐ近くのラーメン「一蘭」には行列ができているものの、「柿島屋」には行列はなく、すでに食事を終えた人が、チラホラと店を出てきている状態。

 店に入って、目の前の店員さんに「ひとりです」と告げると、「こちらにどうぞ」と、店内に並ぶ長テーブルの一角に案内してくれた。

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 この長テーブルは、向かい合わせの2席ごとに透明なパーティションで区切られていて、ひとり客は千鳥(互い違い)に、ふたり客は向かい合わせに案内される。

 3人以上のグループ客は、長テーブルが並ぶ一角の外側にあるテーブル席に案内されるようだ。

 まずは「キリンラガー大びん」(760円)をもらい、つまみには呑兵衛好みしそうな料理の1品め、「肉みそ豆腐」(490円)を注文した。

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 「肉みそ豆腐」は1センチぐらいの厚さにスライスした冷奴を斜めに倒し、その上に馬ひき肉で作った『肉みそ』をのせたもの。

 店のHPには『ビールによく合うヘルシー系ピリ辛おつまみ』と書かれているが、甘みがあって、ピリ辛感はそんなに強くない。

 冷奴を箸で切り分けながら、肉みそをちょっとずつのせていただく。

 こりゃ最初のつまみとして、ちょうどいいねぇ。

 予想どおりというか、予想を超える一品だ。

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 ひとり客同士は、向かい合う長テーブルに千鳥状に座っているので、私の正面と両横にはお客はいないものの、透明のパーティションを隔てて右前方と、左前方に、それぞれ男性ひとり客が座って飲んでいる。

 右前のおじさんは、この店の名物メニューでもある「肉なべ並」(1,400円)を途中まで食べたところで、「そば玉」(300円)を注文。

 通常は鍋の具材を食べきってから、〆で頼むのが「そば玉」なので、その「そば玉」を持ってきたお店の人も心配そうに、「もう入れていいですか?」と確認してから「そば玉」を投入した。

 私がゆっくりと「肉みそ豆腐」を食べてるうちに、「そば玉」も入った「肉なべ」はグツグツぐつぐつと煮えてきたんだけれど、おじさんは一所懸命スマホをつついていて、ときどき思い出したように鍋をつつく程度。

 完全に麺が伸びてしまいそうで、見ているこちらが気になってしょうがない。

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 「肉みそ豆腐」で大瓶ビールを飲み切って、続いては焼酎の「うめ割」(320円)と「炭酸水」(185円)を注文すると、ガラスの酒器ごと冷やされた焼酎と、カップ酒の空き瓶に入れられた『梅割りの素』、そして氷入りのサワーグラスと、180ml瓶の炭酸水が出された。

 これで焼酎の『梅割りハイ』を作っていただく。

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 2品めのつまみとして注文した『呑兵衛好みしそうな一品』は、「メンチカレー1コ」(420円)だ。

 これは馬肉で作った「メンチ」(1コ350円・2コ680円)に、カレーをかけたもの。

 「カレーライス」(740円・小390円)と同じようにスプーンを添えて出してくれるので、そのスプーンでメンチを切り崩しながら、カレーをからめていただくのだ。

 ちなみにメニューには「メンチカレー2コ」(820円)や「メンチカレーライス」(1,050円)も並んでいる。

 これまたいいつまみになりますねぇ!

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 左前方の席のおじさんがお勘定して店を出ると、すぐに代わりに入ってきたおじさんひとり客は、「キリンラガー大びん」(760円)と、「馬刺し上」(1,350円)、「肉皿(煮込)」(580円)、「チョリソー(3本)」(630円)を一気に注文。

 ここ「柿島屋」は、飲み物はもちろん、食べ物も出てくるのが早いので、おじさんのテーブル上は一気ににぎやかになった。

 そのにぎやかな料理を、おじさんはパクパクといいリズムで食べて、ビールもググッと飲み干して、30分ほどでサクッと席を立った。

 これでお勘定は3,320円。『サク呑み』にしては、いい値段だよねぇ。

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 そんな『サク呑み』のおじさんを見送ってから、私も席を立った。

 1時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は2,165円。お支払いは現金のみでした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和4(2022)年10月15日(土)の記録》

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変わらないのが有難い … やきとり「たつや南店」(恵比寿)

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 いつもの仲間と3人で、いつもの店で同窓会である。

 開店時刻の午後4時ちょっと前に店に着いて、Kさんが、「4時から3人で予約してるKですけど」と声をかけると、「どうぞ、こちらです」と快く席に案内してくれた。

 席もまた、いつもと同じテーブル席である。

 Kさんがちょっと遠く(横須賀)に住んでることもあって、年に1、2回しか集まれないんだけど、こうしていつもの場所に、いつものように集まると、すぐに前回の続きの気分になれるのがいいよね。

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 まずは「サッポロラガービール(赤星)大瓶」(650円)を2本もらって乾杯である。

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 あわせて出される「お通し」(200円)は春雨の酢の物だ。

 岡山の「成田家」や「鳥好」には、『鳥酢(とりす)』という、鶏肉と春雨の名物料理がある。

 ツルッと食べられる春雨は、最初の一品として、とてもいいですね。

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 その春雨の酢の物をいただきながら注文したのは、「がつ刺し」(400円)である。

 「たつや」に来ると、駅前店でも南店でも、「がつ刺し」をたのまずにはいられない。

 ひとり1つずつ、3人分もらった。

 ガツは豚の胃袋。これを茹で冷まして細切りにし、ポン酢醤油をかけて、刻みネギをトッピング。小鉢のフチに、ねり辛子を添えたらできあがりだ。

 これをグリグリとかき混ぜていただく。

 コリコリとしたガツの弾力感がたまりませんねぇ!

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 続いては『やきとり』。

 ここの『やきとり』は、豚のもつ焼きと野菜焼きで、注文は1種2本から。

 「レバ」(1本180円)、「シロ」(1本190円)、「テッポー」(1本190円)を3本ずつ、タレで注文し、その焼き上がりを待つ間のつまみとして「枝豆」(380円)と「らっきょう」(340円)ももらった。

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 「らっきょう」は塩ラッキョウではないものの、酢もそれほど強くなく、いいつまみになる。

 Hさん、Kさんは福岡出身。博多のらっきょうは甘酢漬けで、甘みがあるのが特徴なんだそうな。

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 3人で来ると頼む料理も、いつもほぼ一緒。それでいいのだ。

 同い年の3人で、お互いの無事を確認しつつ、これまた我われの同級生で、10年前に亡くなった、Hさんのご主人を偲ぶのがこの会の主目的。

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 お酒や料理は、その主目的を補佐してくれる役割でいいのである。

 間違って変な店に行って、その主目的が阻害されることは避けなければならない。だからこそ毎回、安心安全の「たつや」に来ているのでした。

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 ビールに続いては、前回もらったホッピー券3枚を使って、3人分のホッピーをもらう。

 ホッピーもまた、「たつや」の名物的な一品。

 昭和51(1976)年に「たつや」がオープンした当日、ホッピービバレッジの故・石渡光一会長(当時社長)がお祝いに駆けつけ、三冷ホッピーのつくり方を直々に伝えると共に、ホッピージョッキを冷やす専用の冷蔵庫を贈呈したそうだ。

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 すぐに一杯めのホッピーを飲み終えて、続いては「黒ホッピー」(480円)をもらう。

 「たつや」は、黒ホッピー発祥の店としても知られている。

 「たつや」の店主・佐藤正光さんが、ホッピーにギネスを混ぜたのを愛飲していることを知ったホッピービバレッジの担当者が、10年ほどの開発期間の末に、平成4(1992)年に、黒ホッピーの商品化に成功したのである。

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 最後はこれまた定番の「川えび揚」(450円)をつまみに、「ホッピー」(480円)をもらって締めくくった。

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 ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は7,950円(ひとりあたり2,650円)でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和4(2022)年5月14日(土)の記録》

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唯一無二のハイボール … サントリーバー「露口(つゆぐち)」(松山)

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 『サントリーバー「露口」が閉店するらしい!』という知らせが、松山に住む旧友たちから続々と入ってきたのは9月28日のこと。

 すぐにネットで検索をかけてみると、同日午後4時58分、地元の放送局・南海放送のTwitterに、『松山市二番町で64年間営業を続けてきた「サントリーバー露口」が閉店することとなりました。露口夫妻は「ハイボールを求め、全国から沢山の方に来て頂きました。全てが思い出です」と話しています』という書き込みがされている。

 なんとまあ!

 「露口」ご常連のさおりんさんから、8月末に、『朝子さんの腰の具合が悪いから、8月末からしばらく休業。治るのに1ヶ月以上かかりそう』というFacebookへの書き込みがあったので、店主ご夫妻にとっては、ちょうどいい休養になるかと思っていたのですが…。

 みなさんからの情報によると、マスターも腰を痛めたそうで、そのまま閉店することになったそうです。

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 私自身、松山に帰省するときの大きな楽しみのひとつが、「露口」の角ハイボールをいただくことでした。

 「露口」の創業は昭和33(1958)年8月15日。私自身はその翌年の1月生まれなので、学年で考えると、「露口」と同級生だ。

 松山には高校を卒業するまでしかいなかったので、若いころには「露口」には来たことはなくて、松山に住む旧友に連れられて、初めて「露口」を訪れたのは、今から18年前、平成16(2004)年7月のことだった。

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 ガツンと美味しい濃いめの角ハイボール。

 バーテンダーとしてのマスターの職人技がすばらしくて、その部分だけに焦点を当てるとビシッと厳しいオーセンティックバーのはずなのに、ほわんと明るい朝子さんのおかげで、店内にはのんびりとくつろげる居心地の良さがあふれている。

 凛としたオーセンティックさと、ゆるやか~ななごみ感の見事なバランス。こんなバーに出会ったのは初めてだった。

 それ以来、すっかりこの店のファンになり、帰省すると、できる限りこの店に寄らせていただくようにしていたのでした。

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 店主・露口貴雄さんは、昭和11(1936)年に徳島で生まれた。

 1954年、18歳のときに大阪に出て、「サントリーバー」に就職。

 3年ほど修業したところで、四国で初めて松山にできたトリスバーの店長となり、1958年、22歳のときに独立、ここ「露口」をオープンしたのだった。

 そして1961年、店主が25歳のときに、お店のお客さんの紹介で、当時19歳だった奥さま(朝子さん)と出会い、それ以来、ずっと二人三脚で「露口」を切り盛りされてきたのでした。

 ここにきての腰痛まで、二人三脚じゃなくても良かったのに…。

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 そんな「露口」の不動の名物が、角ハイボール。

 角ハイボール専用の8オンス(240ml)タンブラーに、ウイスキー(サントリー角瓶)50mlと氷(キューブアイス)が2個。ソーダ(炭酸水)を2~3回に分けて丁寧に注いで、やわらかく上下に2回ステアすると、ウイスキーの琥珀色がはっきりと出た、濃い味わいをもつ、「露口」ならではの角ハイボールができあがる。

 多くのバーで出されている角ハイボールは、10オンス(300ml)のタンブラーに、ウイスキーは30mlなんだそうな。

 ウイスキーと炭酸水の比だと、「露口」が1:2ぐらいで、普通のバーは1:3~4ぐらい。アルコール度数だと、「露口」が13度ぐらいで、普通のバーは8~10度ぐらいだ。

「レモンピールもね、トリハイ(=トリスのハイボール)が流行った時代に、トリス独特の臭みを消すためにやってたんですよ。角にはレモンピールはしなかったですねぇ。」

 以前、マスターがそう話してくれたとおり、「露口」の角ハイボールにはレモンピールはない。

 このウイスキーの味そのものの濃さがうまいのです。

 これぞ1958年の開店当初から変わらない、「露口」ならではの『昭和のハイボール』ですね。

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 私自身が最後に「露口」に伺うことができたのは、今年の3月11日(金)と12日(土)の両日でした。

 二日連続で、18年前にこの店を紹介してもらった旧友と一緒に訪問。

 定番のポップコーンをつまみに、いつもと変わらぬ角ハイボールをたっぷりと堪能したのでした。

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 二日目の夜には、「露口」の60年の歴史を書き記した、「サントリーバー露口 12ストーリーズ」の著者・阿部美岐子さんや、カメラマンの国貞誠さんともご一緒させていただくことができ、楽しい時間を過ごすことができました。

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 こうして閉店が決まった「露口」ですが、『多くの人が訪れ地域の活性化にもつながった』として、10月6日には店主ご夫妻に、愛媛県からの感謝状が贈られたそうです。

 中村知事からも、「何よりもおふたりの人柄でファンが多くなっていった。残念ですが、お疲れさまでした」というねぎらいの言葉がかけられたとのこと。

 同じ記事の中に、『今後露口さん夫妻は、リハビリをして大好きな京都へ旅行に行きたいと話していました』ということも書かれていました。

 早くお元気になられて、京都旅行にも行けるようになることをお祈りしております。

 多くの人がそう思われていると思いますが、私にとっても「露口」は、いろんな面で、他に代わりになるところがない唯一無二の酒場でした。

 長きにわたり本当にありがとうございました。

店情報前回) 《YouTube動画

《画像は令和4(2022)年3月11日(金)・12日(土)のもの》

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〔コラム〕レンジでチン煮込み(週刊大衆)

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 現在発売中の「週刊大衆」(10/17・24合併号)の、『コンビニ&スーパーで買える「レンジでチン煮込み」絶品13選』で、レースの女神・西永彩奈さんと共に、手軽に楽しめる煮込みのご紹介をさせていただいています。

 長引くコロナ禍で家飲みの機会が増えているなか、家では簡単に適量を作ることができないのが、もつ煮込みや牛すじ煮込みなどの煮込み料理ですよねぇ。

 ところが! 今、そんなニーズにこたえるべく、コンビニやスーパーで買えるレトルトやチルドの煮込みが増えているんです。

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 この企画を週刊大衆編集部からいただいて、編集部での取材の前に、自宅でも何品かを食べてみたところ、これが本当に簡単で美味しい。

 パックに『蒸気口』が付いていて、パックごと電子レンジに入れられるものも多く、そのままチンして、小鉢に移すだけ。

 量もちょうど一人前で、何度作っても味も量も安定しているところが素晴らしい。

 食べた後の残り汁に、豆腐を入れたり、ゆで卵を入れて食べるのも、これまたいいつまみになります。

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 詳しくは本文記事(表裏のカラー2ページ)をご照覧ください。

 ちなみにさすがに「週刊大衆」だけあって、この記事の前は『女優・杉本彩「34歳の妖艶ヘア」発掘!」の袋とじページですが、この記事の後は『昼飲み紗綾「せんべろ酒場」ハシゴ旅』。王子の酒場が紹介されています。

《令和4(2022)年10月9日(日)》

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お通しから素晴らしい … 郷土料理「とう七(とうしち)」(蘇我)

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 蘇我(千葉県)への出張で、同行のAさんと共に夕食にやってきたのは、蘇我駅から歩いて10分ほどの住宅街の中にある、郷土料理と地酒の「とう七」だ。

 店の1階は車庫になっていて、階段を上った2階が店舗である。

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 平日、午後5時半のこの時間帯、先客はおらず、我われ二人は小上がりに並ぶ4人用座卓のひとつを使わせてもらった。

 天井が高く、となりの座卓までの距離もあって、ゆったりとした造りなのがくつろげますね。

 この空間を店主ご夫妻お二人で切り盛りされているようだ。

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 まずは「サッポロ黒ラベル生樽」と「エビスビール生樽」が選べる「生ビール(中ジョッキ)」(500円)から、「サッポロ黒ラベル生樽」のほうをもらって乾杯する。

 「サッポロ黒ラベル生樽」と「エビスビール生樽」が同じ値段というのは、あまり見たことがない。もしかすると、それぞれの銘柄で中ジョッキの大きさが違うのかな?(未確認です。)

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 すぐに出された「お通し」に驚いた。

 細長いお皿に、玉子焼きや煮魚(一切れ)、たけのこ煮物など5品が盛り合わされている。

 これは嬉しいなぁ。私のように飲むときはあまり食べない呑兵衛だと、これだけで3杯ぐらいはいけそうだ。

 しかも、後でお勘定額から逆算してみたところ、この立派なお通しが、なんと300円! この金額に、もう一度驚いた。(あくまでも推定価格ですが…。)

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 ずらりと並ぶ料理メニューから、「オニオンスライス」(250円)と「肉どうふ」(650円)を注文すると、すぐに大きめの小鉢にたっぷりと盛られた「オニオンスライス」がやってきた。

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 10分ほどして、「肉どうふ」もできあがってきた。これもまた、小さな土鍋にたっぷりだ。

 さっそく添えられた小鉢に取り分けていただきながら、「生ビール(中ジョッキ)」もおかわりした。

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 七味唐辛子のフタのところに、『←穴』と、出る方向を示すシールが貼られているところにも、店主ご夫妻のお客に対する心づかいを感じますね。

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 2杯めの生ビールも飲み干して、さて次は何にしよう。

 入口の看板に、「郷土料理 地酒 とう七」と書かれていたとおり、カウンターの中の棚やカウンター上には、日本各地の地酒がずらりと並んでいる他、焼酎の数も多い。これは迷いますねぇ。

 そんな中に、どんと甕(かめ)が鎮座しているのを見て、改めてメニューを確認すると、「当店オリジナル かめ焼酎 鹿児島県」という芋焼酎を発見。

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 この「かめ焼酎」(350円)をお湯割りでもらった。

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 つまみとして追加注文したのは「野菜天ぷら」(580円)。

 予想どおり、これまたボリュームたっぷりだ。

 『ボリュームたっぷり』は、この店のトレードマークなのかもしれない。

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 さらに「生ラッキョのみそ和え」(250円)ももらう。

 細く細く刻まれた生ラッキョ。最後に胡麻を振りかけて仕上げられている。

 これがもう、芋焼酎のお湯割りに合うこと合うこと!

 すぐにお湯割りもおかわりだ。

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 同じ蘇我の、このすぐ近くにある居酒屋「亀千」でいただいた「豆あじ唐揚酢」が、とても美味しかったことを思い出して、壁の短冊メニューにある「小アジ唐揚げガーリック風味」(450円)を注文すると、「サイズ的には小アジというより豆アジだね」と店主。

 おぉーっ。まさにそれが希望。豆アジが旨いんだ。

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 そして出てきた小アジ唐揚げが美味しいこと。

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 この店でもやはり、食べると苦(にが)い小アジの内臓部分を、1尾1尾、ていねいに指でちぎって処理している。

 『やめられない止まらない』とはこのことで、あっという間に小アジ唐揚げを完食した。

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 小アジ唐揚げがあまりにも美味しかったので、すぐに「揚げ物をもう一品」という話がまとまって、「芝エビ唐揚げ」(450円)を追加注文した。

 壁の短冊メニューの揚げ物のところには、その「芝エビ唐揚げ」の他に、「川えび唐揚げ」(450円)や、「穴子天ぷら」(650円)、「ふぐ唐揚げ」(580円)などもあって、どれにするか、かなり迷いましたねぇ。

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 食べもの飲みものの美味しさと、居心地の良さに、ゆっくりと3時間半も楽しませてもらって、焼酎お湯割りは二人で9杯。

 お勘定は7,880円(ひとり当たり3,940円)でした。どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年6月8日(水)の記録》

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店情報: 郷土料理「とう七(とうしち)」(蘇我)

  • とう七 店名: 郷土料理・地酒 とう七
  • 電話: 043-264-8690
  • 住所: 260-0842 千葉県千葉市中央区南町2-21-16
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)、火休
  • 場所: JR蘇我駅東口から徒歩7分(500m)ほど。店は階段を上った2階にある。1階は車庫。
  • メモ: 昭和52(1977)年に、現在の店のとなりで創業し、平成16(2004)年に現在の場所に移った。カウンター6席、小上がり座敷席(4人卓×5)、個室(10席)で合計36席を店主ご夫妻で切り盛り。

    《本日のおすすめメニュー》刀魚さしみ650、こち刺身650、えぼ鯛塩焼580、小アジ唐揚450。
    《店内壁メニュー》えぼ鯛塩焼き580、かさご唐揚げ650、銀ダラ煮付(特大)680、石だい煮付700、自家製いか塩辛380、お新香250、なめこおろし300。〈刺身〉三点盛1,000、まぐろ刺身700、刀魚刺身650、こち刺身650、スミイカ680、スズキ刺身650。〈焼き物〉イサキ焼き680、刀魚塩焼き600、サーモンハラス450、ホッケ焼き480、さば塩焼き450、いか焼き580、地鶏やき450。〈煮物〉牛バラにこみ600、カレイ煮付600、ほうぼう煮付700、金目煮付1,000、ムツ煮付550、コチ煮付580、めばる煮付650。〈揚げ物〉野菜天ぷら580、きのこ天ぷら550、キス天ぷら680、穴子天ぷら650、芝エビ唐揚げ450、小アジ唐揚げガーリック風味450、ふぐ唐揚げ580、川えび唐揚げ450。〈和え物〉白魚の玉子とじ480、生ラッキョのみそ和え250、おから450、オニオンスライス250、きのこおろし和え350。

    〔お品書き〕
    《とりあえずの一品》葉とうがらし250、冷や奴300、しらすおろし300、酒盗(カツオ塩辛)350、生らっきょみそ和え250、オニオンスライス250、おひたし250、きのこと蒸し鶏のからし和え400。
    《唐揚げ・フライ・肉料理》トリ唐揚げ(サラダ付き)550、肉どうふ650、砂肝ピリ辛炒め600、鶏ナンコツ唐揚げ350、アジフライ550、カキフライ550、もつ煮込み350、川エビ唐揚げ450、ヒレ肉ひと口カツ600、牛バラ煮込み600。
    《魚料理》店内壁メニューにて。お刺身盛合せ(三点盛)1,000。
    《野菜料理》ピーマンしらす和え350、シメジバター400、野菜炒め550、なすコチュジャン炒め500、長イモ千切り350、蒸し鶏サラダ(阿波尾地鶏むね肉)400。
    《玉子・納豆料理》きのこオムレツ(サラダ付)650、ニラ玉子400、マグロ納豆350、梅納豆(日本酒向き)300。
    《天ぷら》きのこ天ぷら550、いわし天ぷら650、キス天ぷら680。
    《お食事メニュー(お酒の後にぜひどうぞ!)》ざるそば、ざるうどん、焼きうどん、おにぎり(梅・鮭・おかか)、お茶漬け(梅・鮭)。

    〔飲み物〕
    《ビール》サッポロ黒ラベル生ビール中ジョッキ500、エビス生ビール中ジョッキ500、キリンラガービール中瓶500、ノンアルコールビール400、ギネスビール600。
    《ウィスキー》サントリー角ハイボール450。
    《サワー(サッポロ氷彩サワー)》プレーンサワー400、レモンサワー400、巨峰サワー400、カシスサワー400、青りんごサワー400、グレープフルーツサワー400、ライムサワー400、シークヮーサーサワー450、梅サワー450。
    《ソフトドリンク(瓶入り)》ウーロン茶250、コカコーラ250、オレンジジュース250。
    《日本酒》地酒各種(男山・田酒・浦霞・一ノ蔵・高清水・越乃寒梅・久保田・八海山・越の誉・〆張鶴・麒麟山・吉乃川・立山・越古井・梅一輪・高砂・三千盛・澤屋・酔心・誠鏡・鶴齢など)(1合)650~750。〈当店おすすめ〉吉乃川 越後純米(新潟県長岡市)650、梅一輪 純米酒(千葉県山武市)650。
    《焼酎》〈麦〉八重桜(720ml)2,500・(90ml)350、兼八(720ml)2,850・(90ml)450、常蔵(720ml)2,300・(90ml)350、神の河(720ml)2,500・(90ml)400。〈米〉よろしく千萬あるべし(720ml)2,500・(90ml)350。〈芋〉当店オリジナルかめ焼酎(180ml)550・(90ml)350、白露黒麹(720ml)2,350・(90ml)350、龍しらかね(720ml)2,400・(180ml)550・(90ml)350、黄麹蔵(180ml)600・(90ml)400。〈黒糖〉朝日(180ml)600・(90ml)400。〈琉球泡盛〉萬座(90ml)400、照島(90ml)400。〈甲類〉眞露(720ml)1,600・(90ml)300。
    (2022年6月調べ)

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ゆっくりとたっぷりと … 「ほていちゃん」(有楽町)

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 過去2回、銀座での会食の前の、ひとりゼロ次会でやってきた「ほていちゃん 有楽町店」。

 その2回で確信したのは、時間が限られたゼロ次会でやってくるのには、もったいないお店だということだった。

 今日はここで飲むことを主目的として、ゆっくりと思いっきり飲みにやって来た。

 店に着いたのは、多くの酒場が混雑する午後6時前。

 店の外の席にはまだ空きがあるものの、店内のテーブル席は多くが埋まっており、立ち飲み席には3人の先客。

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 入口近くの角あたりに立って、まずは立ち飲み席だけの「サッポロラガー大瓶」(420円、以下すべて税表記)を注文した。

 このブログでご紹介する値段は、いつもは税込価格で表記しているのだが、今回は税価格での表記とした。

 「ほていちゃん」の立ち飲み席で飲んだ場合、税込合計価格から10%が割引かれる(税合計価格×1.1×0.9)ため、実質的な価格は、税価格の99%となる。

 したがって立ち飲みの場合は、税込価格よりも、税価格で表記したほうが、実際に支払う料金の感覚に近くなるのだ。

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 つまみの一品目として、この店の名物のひとつ、「訳アリ)本まぐろブツ」(450円)を注文すると、アッという間にやってきた。

 いやぁ、美味しいですねぇ、この本マグロ。出てくるのもアッという間だったけど、食べ終わるのもアッという間。人気の逸品であることを再認識した。

 メニューにわざわざ『訳アリ』という表記があるところに、本マグロなのに、この値段で出せる、この店ならではの秘訣があるんでしょうね。

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 つまみの2品目は、『【数量限定】今年もやってきた! 琵琶湖からやってきた天然物のやべーヤツ』という注記が入っている「稚鮎の天ぷら」(3尾330円)だ。

 この稚鮎が苦いこと! 「ほろ苦い」という領域を超えて「かなり苦い」。きびしいのぉ、琵琶湖の稚鮎。

 だからこそ、『琵琶湖からやってきたやべーヤツ』なのかもしれませんね(笑)。

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 大瓶ビールを飲み切った後は、カウンター席の多くのお客さんが飲んでいる「ホッピーセット」(390円)をもらう。

 おぉーっ。ナカ(焼酎)の量が多くていいですねぇ。氷入りのジョッキに半分以上のナカが入ってる。

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 そしてつまみには「自慢の牛煮込み」(390円)を注文。

 この煮込みには、牛スジやハチノス(第二胃袋)なども入ってるのが嬉しいところだ。

 店内に流れる音楽は、昭和時代の懐かしい歌謡曲。これにも癒されるんですよねぇ。

 それでいて、立ち飲みカウンターも含めて各席に電源が用意されていたり、無料Wi-Fiが使えたりする。昔と今が混在しているのが面白いなぁ。

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 ホッピーの1杯目を飲み切って、普通なら「焼酎 中(なか)」(200円)を注文するところだが、カウンター席に並ぶ常連さんと思しき人たちのほとんどが「焼酎 中大(なかだい・徳利)」(300円)をもらっているようなので、私もそれにならって「焼酎 中大」を注文すると、一合徳利にたっぷりの焼酎と、それとは別に氷を出してくれた。

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 4品めのつまみには、『カラフトししゃも卵+三陸産めかぶで旨味アップ!』と書かれている「子持ちめかぶやっこ」(200円)を注文した。

 出てきた「子持ちめかぶやっこ」は、子持ちメカブとカツオ節がたっぷりとトッピングされていて、下の豆腐が見えないぐらい。

 豆腐をちょっと崩しながら、子持ちメカブやカツオ節と混ぜ合わせ、添えられたレンゲでツルッといただく。

 ん~~~っ。いいつまみだ。

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 店内の若い店員さんたちは、男女とも、みんなベトナムから来ている人たちのようだ。

 お客さんと話すときは日本語で話し、仲間内では母国語で会話している。

 「ほていちゃん」や「一軒め酒場」などのチェーン居酒屋に行くと、外国人の若い店員さんも多いんだけど、注文に困ったり、文化の違いなどでイヤな思いをしたりしたことは全くないですね。

 どんな社員教育をされてるんだろう。そっちのほうが気になったりした。

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 とっても長持ちするつまみ、「子持ちめかぶやっこ」に合わせて、「焼酎 中大」をもう1回もらった。

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 「子持ちめかぶやっこ」を食べ終えた後は、〆を兼ねたつまみとして「きつねのあたま」(190円)を注文。

 これは『きつねうどん』から麺を抜いたもの。つまり、うどんスープに、甘く味付けられたお揚げと、蒲鉾が一切れ。それに刻みネギと、とろろ昆布をトッピングして仕上げられている。

 私自身、汁ものをつまみに酒を飲むのが大好きなので、これはとってもいいつまみになりますねぇ。

 お揚げの甘みが〆にもぴったりだ。すごくうれしい。

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 ゆっくりと、たっぷりと、2時間半ほど立ち飲んで、つまみが5品に、大瓶ビール1本と、濃いめのホッピーがソト1・ナカ5。

 税抜合計金額2,970円に消費税(10%、297円)が加わって3,267円。立ち飲み割引きで10%(326円)が引かれて2,941円のところ、10円未満は切り捨てられて、今日のお勘定は2,940円(支払いは現金のみ)でした。

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 支払いが済むと、今日も渡されるガチャガチャ用のメダル。

 前回もメダルをもらったのに紛失してしまったので、今日は店を出るとすぐにガチャガチャを回すと、出てきたのは『若鶏チューリップ(3本) or 厚切りハムカツ』の無料券。

 有楽町店のみ、年末(2022年12月31日)まで有効の券なので、それまでにまた来なきゃね。

 どうもごちそうさま。大満足じゃ!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和4(2022)年7月5日(火)の記録》

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12年ぶりにたっぷりと … 大衆食堂「源蔵本店(げんぞうほんてん)」(広島)

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 午前7時過ぎの新幹線で東京駅を出発すると、午前11時過ぎには広島駅に到着。

 宿泊予定の、広島駅近くのホテルに荷物を預け、ちょっと早めの昼食に向かったのは、広島駅から徒歩5分ほどのところにある、昭和23(1948)年創業の老舗大衆食堂、「源蔵本店」だ。

 前に来たのが平成22(2010)年9月なので、実に12年ぶりである。

 建物は平成23(2011)年に建て替えたそうなので、新しい店舗に来るのはこれが初めてだ。

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 店内は左壁際に4人用テーブル席が4卓、右壁際に6人用テーブルが4卓。さらにテレビ下のカウンター席のように使われているテーブル席(長辺の奥側がテレビ下の壁にくっついている)が1卓あって、ここにも3人が座れる。全卓が満席になると40人ほどのキャパシティだ。

 午前11時台のこの時間帯、先客は左手テーブル席に一組二人(ご夫婦らしき客)だけだったので、その手前、入口を入って左手2番目のテーブルに座らせてもらった。

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 すぐに店のおねえさんがやって来て、「お酒ですか、食事ですか?」と確認してくれたので、「食事です」と答えると、「お水とお茶、どちらをお持ちしましょうか?」というさらなる問いかけ。お水をもらった。

 注文は事前に検討して決めていた。「穴子丼」(700円)である。

 勢いよく、「穴子丼をお願いします!」と注文すると、「ごめんなさい。穴子の入荷がないんです」という返事。ガァ~~~ン。

 改めてメニューを確認し、「刺身定食」(800円)にするか、「小イワシ天定食」(800円)にするかちょっと迷って、「刺身定食」の刺身の内容を確認すると、サーモン、カンパチ、タイ、子持ちイカの4種盛りとのこと。美味しそうなので、その「刺身定食」を注文した。

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 『盛り刺し(もりさし)』(←「源蔵本店」では刺し盛りのことをこう呼ぶようだ)のお皿の他に、酢の物の小鉢と、昆布佃煮の小皿に、ごはんとみそ汁。

 店内は徐々に客が増えてきて、正午過ぎには、各卓に1人以上の客が座っている満卓状態になった。

 そのほぼ全員が刺身定食を注文している。これが一番人気の定食のようだ。

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 前の席に先客としていた夫婦連れは、定食ではなくて飲んでる組。

 そのお二人と大将との会話によると、穴子をはじめ、いろんな魚介類がまったくとれない状況が続いているんだそうな。

 平成30(2018)年7月の豪雨で、土砂が海に入り、それ以降、広島湾では魚介類が少なくなった。山口県などの海流があるところでは、徐々に戻ってきているが、広島湾内は海流が少ないため、戻りが悪いんだって。

 なるほど、それで「穴子丼」もなかったんですね。残念だ。

 12時15分にはお勘定の800円を支払って、広島市内の今日の仕事先へと向かった。

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 仕事を終えて、再び「源蔵本店」に戻ってきたのは午後4時半。

 まだ早い時間帯とあって、先客は二組4人(ひとり客と3人連れ)。ひとり客が、昼間の先客と同じテーブルに座っていたので、私も昼間と同じく、入口を入って左手2番目のテーブルに着席した。

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 まずはやっぱり「生ビール」だな。

 メニューを確認すると「キリン生ビール」は、「特大ジョッキ(1,000ml)」(1,050円)、「大ジョッキ(800ml)」(850円)、「中ジョッキ(435ml)」(500円)、「小ジョッキ(330ml)」(400円)の4種類が選べる。

 1ml当たりの単価は、特大が1.05円、大が1.06円、中が1.15円、小が1.21円と、大きくなるにつれて、ちょっとずつ安くなっているようだ。

 「大ジョッキ」を注文しておいてから、席を立って料理の冷蔵陳列ケースを見に行く。

 その「大ジョッキ」を注いでくれた大将が、それを私のテーブルに運んでくれながら横を通り、「品物があまりないでしょう」と声をかけてくれる。

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 確かに品数は(私が知っている、かつての「源蔵本店」に比べると)少ない。そんな中、「鳥皮」(450円)が一皿だけ残っているのを発見し、私のテーブルに「生ビール」を置いて戻ってくる大将に、それを注文した。

 「鳥皮」は、いったん奥の、料理仕上げ用のテーブルに持っていかれ、そこでポン酢醤油をかけてから出してくれる。

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 弾力感の強い「鳥皮」は、細切りにされていて、下にはワカメが盛られている。

 台風一過の暑い1日だったので、冷たい「生ビール」と、冷たい「鳥皮」がすごく嬉しい。

 この「鳥皮」だけで、「生ビール大ジョッキ」1杯を軽く飲み干すことができた。

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 続く飲みものとして、呉の「雨後の月 生酒特別本醸造」(300ml瓶、950円)をもらって、さっき冷蔵陳列ケースを見に行ったときに気になっていた「あらだき」(500円)を注文した。

 「あらだき」も、いったん奥の仕上げスペースで温めてから出してくれた。

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 この「あらだき」は、丼ほどの大きさの小鉢にたっぷりと盛られている。

 しかもいろんな魚のアラが入っていて美味しいこと!

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 300mlのお酒では「あらだき」を食べきることはできず、さらに西条の「賀茂泉 生酒純米吟醸」(300ml瓶、950円)を追加した。

 長年慣れ親しんだ広島の日本酒が美味しいのぉ!

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 本当は「小いわし天ぷら」(600円)や「つぶ貝」(450円)も食べたいのだが、「あらだき」でけっこうお腹もいっぱいだ。

 「つぶ貝」ぐらいなら大丈夫かと思って、店のおねえさんに聞いてみると、「今日は貝類はアサリしかない」とのこと。残念なり。

 ちなみに「つぶ貝」というのは、関東で言うシッタカのことだ。

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 そこで今日の〆のつまみとして、初めて注文する「ぎょくあか」(300円)をもらうことにした。

 「ぎょくあか」は、みそ汁に卵を1個落として、半熟になるぐらいまで煮たもの。注文を受けてから作ってくれるので、熱々の状態で出される。

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 卵が1個加わるだけで、普通の味噌汁が、しっかりとしたつまみになるのが、いいよねぇ!

 卵以外の具は、ワカメと刻み青ネギとシンプル。ちなみに普通の「みそ汁」は200円、「あさりのみそ汁」は450円だ。

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 新型コロナ感染対策中の今は、「源蔵本店」の営業時間は、朝9時半から、夜は7時ラストオーダーの7時半閉店。定休日は変わらず月曜日。

 閉店時刻の7時半が近くなったのでお勘定をお願いすると、ちょうど4千円でした。

 3時間もゆっくりと過ごさせてもらって、生ビール800mlに冷酒が2本で600ml(3.3合)。あぁ、よく飲んだ。美味しかった。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和4(2022)年7月6日(水)の記録》

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