呑兵衛も好む馬肉料理 … 「柿島屋(かきじまや)」(町田)
馬肉料理で有名な町田の「柿島屋」に、呑兵衛好みしそうな料理があると知って、やってきた。
店に着いたのは、土曜日の昼、12時半。
平日は午後4時開店(水曜定休)だが、土日・祝日は正午に開店するのだ。
満席だったらどうしようと、ちょっと心配しながらやってきたのだが、すぐ近くのラーメン「一蘭」には行列ができているものの、「柿島屋」には行列はなく、すでに食事を終えた人が、チラホラと店を出てきている状態。
店に入って、目の前の店員さんに「ひとりです」と告げると、「こちらにどうぞ」と、店内に並ぶ長テーブルの一角に案内してくれた。
この長テーブルは、向かい合わせの2席ごとに透明なパーティションで区切られていて、ひとり客は千鳥(互い違い)に、ふたり客は向かい合わせに案内される。
3人以上のグループ客は、長テーブルが並ぶ一角の外側にあるテーブル席に案内されるようだ。
まずは「キリンラガー大びん」(760円)をもらい、つまみには呑兵衛好みしそうな料理の1品め、「肉みそ豆腐」(490円)を注文した。
「肉みそ豆腐」は1センチぐらいの厚さにスライスした冷奴を斜めに倒し、その上に馬ひき肉で作った『肉みそ』をのせたもの。
店のHPには『ビールによく合うヘルシー系ピリ辛おつまみ』と書かれているが、甘みがあって、ピリ辛感はそんなに強くない。
冷奴を箸で切り分けながら、肉みそをちょっとずつのせていただく。
こりゃ最初のつまみとして、ちょうどいいねぇ。
予想どおりというか、予想を超える一品だ。
ひとり客同士は、向かい合う長テーブルに千鳥状に座っているので、私の正面と両横にはお客はいないものの、透明のパーティションを隔てて右前方と、左前方に、それぞれ男性ひとり客が座って飲んでいる。
右前のおじさんは、この店の名物メニューでもある「肉なべ並」(1,400円)を途中まで食べたところで、「そば玉」(300円)を注文。
通常は鍋の具材を食べきってから、〆で頼むのが「そば玉」なので、その「そば玉」を持ってきたお店の人も心配そうに、「もう入れていいですか?」と確認してから「そば玉」を投入した。
私がゆっくりと「肉みそ豆腐」を食べてるうちに、「そば玉」も入った「肉なべ」はグツグツぐつぐつと煮えてきたんだけれど、おじさんは一所懸命スマホをつついていて、ときどき思い出したように鍋をつつく程度。
完全に麺が伸びてしまいそうで、見ているこちらが気になってしょうがない。
「肉みそ豆腐」で大瓶ビールを飲み切って、続いては焼酎の「うめ割」(320円)と「炭酸水」(185円)を注文すると、ガラスの酒器ごと冷やされた焼酎と、カップ酒の空き瓶に入れられた『梅割りの素』、そして氷入りのサワーグラスと、180ml瓶の炭酸水が出された。
これで焼酎の『梅割りハイ』を作っていただく。
2品めのつまみとして注文した『呑兵衛好みしそうな一品』は、「メンチカレー1コ」(420円)だ。
これは馬肉で作った「メンチ」(1コ350円・2コ680円)に、カレーをかけたもの。
「カレーライス」(740円・小390円)と同じようにスプーンを添えて出してくれるので、そのスプーンでメンチを切り崩しながら、カレーをからめていただくのだ。
ちなみにメニューには「メンチカレー2コ」(820円)や「メンチカレーライス」(1,050円)も並んでいる。
これまたいいつまみになりますねぇ!
左前方の席のおじさんがお勘定して店を出ると、すぐに代わりに入ってきたおじさんひとり客は、「キリンラガー大びん」(760円)と、「馬刺し上」(1,350円)、「肉皿(煮込)」(580円)、「チョリソー(3本)」(630円)を一気に注文。
ここ「柿島屋」は、飲み物はもちろん、食べ物も出てくるのが早いので、おじさんのテーブル上は一気ににぎやかになった。
そのにぎやかな料理を、おじさんはパクパクといいリズムで食べて、ビールもググッと飲み干して、30分ほどでサクッと席を立った。
これでお勘定は3,320円。『サク呑み』にしては、いい値段だよねぇ。
そんな『サク呑み』のおじさんを見送ってから、私も席を立った。
1時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は2,165円。お支払いは現金のみでした。
どうもごちそうさま。
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