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美味しかった安かった … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)

居酒屋 桜 ~おう~

 「全国旅行支援」の影響からか、長崎中心街のホテルがまったく取れず、今回の宿泊先は浦上駅の近くのホテルとなった。

 このあたりに来るのは、今回が初めて。

 あらかじめネットで検索して、当たりをつけていたお店が、ホテルのすぐ近くにある居酒屋「おう」だった。

「生ビール(中)」とお通し

 店に着いたのは、ちょうど開店時刻の午後6時。

 口開けの客として店に入り、すぐ左手にある5席ほどのカウンター席の一番奥に、同行のAさんと二人で座り、まずは「生ビール(中)」(480円、以下すべて税別表記と思われる)をもらって乾杯すると、すぐにお通しの野菜の煮浸しが出された。

カウンター内の短冊メニュー

 そのお通しをいただきながら、カウンター内の壁にずらりと並ぶ短冊メニュー(日替りメニュー)と、手元の印刷されたメニュー(定番のメニュー)を確認する。

 そこに並んでいる料理は、ざっと100品近く。

料理メニュー

 長崎なので、まずは魚。刺身をいただくことにしようと、刺身のところを見ると、単品の刺身(各種380円)の他に、「一人盛り」(580円)、「一~二人盛り」(780円)、「二~三人盛り」(1,280円)という3種類の刺身盛り合わせが並んでいる。

「どうする? 二人だから『一~二人盛り』か『二~三人盛り』にする?」

 と話していたら、大将が、

「うちの刺し盛りは量が多いので、お二人だと『一人盛り』で十分だと思いますよ」

 とアドバイスしてくれたのでそれに従って、まずは刺身の「一人盛り」を注文した。

刺身一人盛り

 そして出てきた刺身の「一人盛り」がこれ!

 10種類ぐらいの刺身が、それぞれ2~4切れずつ並んでいて、お皿からあふれんばかり。

 これで580円ってどうよ!

 いろんな魚が大量にとれる長崎とはいえ、さすがにこれは安すぎない?

 思わず「うわぁ~~っ!」という驚きの声が出るほどの「一人盛り」。

 お店の常連さんたちからは、「スーパーで買う刺身よりも安い」と言われているんだそうな。

飲物等のメニュー

 すぐに「生ビール(中)」も飲み干して、続いては、これまた長崎に来たら絶対に飲みたい麦焼酎、「壱岐ゴールド」をもらうことにした。

 「壱岐ゴールド」は、グラスでもらうと1杯が430円。720mlのボトルキープだと2,000円。二人なのでボトルのほうをもらって、水割りでいただくことにした。

「壱岐ゴールド」

 店はご夫妻で切り盛りされているようで、大将がカウンターの中と料理を担当。奥さんが奥の座敷も含むホール全般と飲み物を担当されている。

 我われが店に入った後に、毎日のように通われている常連さんと思しき人たちが次々と来店し、店内はにぎわってきた。

だし巻き玉子

 大量の刺身一人盛りを半分ぐらい食べたところで、次なるつまみとして「だし巻き玉子」(380円)を注文。

 できたて熱々で出される「だし巻き玉子」には大根おろしも添えられていて、ジュワっとあふれる出汁の旨みがたまらない。

 こりゃ「壱岐ゴールド」も進むのぉ!

「壱岐ゴールド」

 大将によると、この「壱岐ゴールド」はアルコール度数が22度なので、ロックで飲む常連さんが多くて、一晩でひとり1本ぐらい空けていく人が多いんだそうな。

 そう話してくれる大将ご自身も、「壱岐ゴールド」のロックをちびちびと口に運びながら仕事をされていて、1日の営業が終わる頃には、ボトル1本を飲み切っていることが多いとのこと。それくらい飲みやすくて美味しい焼酎ですよねぇ。

テーブル席のメニュー

 事前にネットで検索した情報では、「鳥刺し」の人気も高いようだったのだが、現在のメニューには「鳥刺し」はない。

 大将に聞いてみたところ、「鳥刺し」も鮮度が大事なので、今は事前予約でしか出してないんだそうな。

ちくわ磯辺揚げ

 「鳥刺し」がないのは残念だったけど、練りものが多種多様なのも、長崎の食文化の特長のひとつ。今夜は「ちくわ磯辺揚げ」(380円)をもらった。

 マヨネーズも添えて出される「ちくわ磯辺揚げ」。なんでもないような料理なのに、やっぱり旨いよねぇ。

 一品一品の量が多いのも、この店の特長のひとつかもしれない。

 「毎日のようにやって来て、料理2品とキープの焼酎を飲む」というパターンの常連さんが多いそうだ。

店内のメニュー

 〆の一品として何をもらおうかと、改めて店内のメニューを確認していたところ、その中に「ハトシ」(580円)があることを発見。

 「ハトシ」は、明治時代に清国(当時の中国)から長崎に伝わった料理だそうで、中国語では「蝦多士(ハートーシー)」と書く。

 その字のとおり、『蝦』=エビのすり身を、『多士』=食パンで挟み、油で揚げて作る料理である。

 新地中華街などでいただいたことがあるが、こうして普通の居酒屋でも出されるんですねぇ。

ハトシ

 さっそくその「ハトシ」を注文すると、パンでくるっと巻くように包んだ、揚げたて熱々の「ハトシ」を出してくれた。

 っくぅ~~っ。今までに食べたハトシの中で、これが一番おいしいかも!

 ゆっくりと、たっぷりと、3時間ほど楽しませてもらって、お勘定は二人で5,500円(ひとり当たり2,750円)。

完飲ならず!

 「壱岐ゴールド」のボトルは、下から3センチぐらい残ってしまいました。

 いやぁ、美味しかった安かった。どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年11月9日(水)の記録》

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