キムチチゲで麦ロック … 焼肉「SEOUL(ソウル)」(下関)
下関は焼肉も美味しいという話を聞いて、やって来たのは下関駅から歩いて10分ほどのところにある「焼肉SEOUL」。
午後5時過ぎに店に着き、「ひとりです」と入ると、入ってすぐの4人用テーブル席に通してくれたので、まずは「生ビール(大)」(880円)をもらってスタートした。
あとで分かったことだけど、ここは本来は予約がないと入れないほどの人気店らしく、この時間帯、たまたまこのテーブル席だけが空いていたようだ。
私の後からも、続々とお客さんがやって来たが、予約の時間までの間、かろうじて入れてもらえればまだいい方で、ほぼ断られていた。
電話も次々にかかってきて、「今日は予約でいっぱいです。明日もテーブル席はいっぱいで、座敷なら大丈夫です」なんて応対をしているような状態だった。
つまみの一品めとして注文したのは「センマイ刺」(660円)。
この店ではお通しなどはないようなので、まずはサッと出てきそうな「センマイ刺」を、と思った次第。
すると奥の厨房に向かって、「今日はセン刺しありますか?」という確認が行われてから、注文を受けてくれた。
さらに「胡麻油・塩と、辛いタレ。どちらにしますか?」と聞かれたので、
「初めて来たんですけど、どっちがオススメですか?」
と聞くと、両方を出してくれた。ありがとうございます。
これがまた正解。どちらで食べても、それぞれに味わいが違って美味しいのだ。
下関に到着した昨日の夜は、以前にも来た「旬楽館」の『とらふぐ料理のコース』で山口の地酒をいただいた。
二日目の今日は、これまた何度目かになる大衆食堂「一善」を目指したのだが、なんと店頭に「しばらく店休します」という張り紙が出されていたのだ。
明後日から営業を再開するようだが、残念ながら明後日は、もう下関にいないんだなぁ。
『それじゃあ次へ』と鮮魚「おかもと」の前までやって来たんだけれど、『待てよ。「下関にはコリアンタウンがあって、焼肉も美味しいんだ」という話を聞いたなぁ』ということを思い出して、急きょ方針を変更。
ここ「焼肉SEOUL」へとやって来たのでした。
そして注文した焼肉は「ホルモン」(660円)と「ウルテ」(660円)。
メニューにはもちろん「特選ロース」(1,210円)や「特選カルビ」(1,210円)などもあるのだが、『もつマニア』としては、どうしても『もつ』に引かれてしまう。
焼きあがった「ホルモン」や「ウルテ」をいただくことのみならず、ジワジワと焼けていく様子を見たり、焼ける音を聞いたり、そしてやがてはいい匂いが漂い始めたりするのも、すべてがいい酒の肴になるんだなぁ。
飲み物は「麦焼酎」(385円)をロックでもらう。
ここ下関から韓国・釜山までの直線距離は200キロちょっと。
下関から大阪までは400キロほど、東京までだと800キロもあるので、いかに下関と釜山が近いかってことだ。
だから終戦後、朝鮮半島に引き上げようとした人たちが下関に集まったのだが、朝鮮戦争が勃発したため、この地で足止めをくらってしまった。
さらには朝鮮戦争から逃げて、半島から下関に渡ってきた人もいたため、ここにコリアンタウンができたんだそうな。
「ホルモン」と「ウルテ」を食べ終えたところで麦焼酎ロックをおかわりし、「キムチチゲ」(550円)を注文した。
「キムチチゲ」は、白菜キムチと豚肉を煮込んだスープなんだけど、これは美味しいねぇ!
スープの旨みが絶妙で、汁だけでもとてもいいつまみになる!
食べれば食べるほど、このキムチチゲの旨さにはまり、麦焼酎ロックももう1杯、おかわりした。
にぎわう店内で、ゆっくりと2時間ほど楽しませてもらって、今夜のお勘定は4,560円でした。どうもごちそうさま。
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