日曜4時の店内は満席 … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)
日曜午後4時の「赤ひげ姉妹店」は、ほぼ満席の状態。さすがだなぁ。
入口を入ってすぐに空きが確認できたのは、右側のカウンター席の入口から3番目と4番目だけ。
入口に近い3番目の席に座り、まずは「瓶ビール(大)」(540円)と「湯豆腐」(190円)を注文すると、いつものように、「ワンビアグラス~ッ!」と通された。
ビールの銘柄はアサヒスーパードライ。
湯豆腐は、おでん鍋の横の湯豆腐鍋から、スッと小鉢によそってくれる。この光景、初めて見たなぁ。
この店に来ると、いつもカウンターの奥のほうの席に座っていた。入口近くにある、おでん鍋の前に座ったのは今回が初めてだ。
同じ店なのに、見える風景が違うと、なんだかとっても新鮮に感じるよね。
おでん鍋の中に並ぶ具材を眺めながら、「ねぎま」(150円)と「牛すじ」(150円)を注文。
甘めのおでん出汁に対抗するように、ピリッとよく効く練り辛子。このバランスがいいんだなぁ。
実は「ねぎま」は、残りがあと1本しかなかったので、湯豆腐を食べ終える前に急いで注文したんだけれど、私がその1本をもらったあと、新たな2本が追加投入された。
なるほどなぁ。マグロの身を煮過ぎることがないように、2本ぐらいずつ、順に投入してるんですね。
瓶ビールを飲み切って、続いては「酒」(350円)を熱燗で注文する。
ちなみに、酒燗器も私の右前、入口から2番目の席の前にあって、その席が『酒燗器前』と呼ばれている。3番目の私の席は『酒燗器横』だ。
さらにそのとなり、入口から4番目の席は『鍋前』だって。おでん鍋の前だからそう呼ばれているようだ。
つまみとして「いわしのきずし」(280円)を注文した。
『きずし(生寿司、生鮨)』は、魚を酢締めしたものを指す、関西の言葉のようだ。
酢締めの魚というと東京の酒場では〆サバぐらいしか見かけないが、こちら関西ではイワシやアジ、タイ、サワラなどの『きずし』もよく見かける。
やわらかくシメたイワシが旨いよねぇ。添えられているレモンを搾りかけて、より酸っぱくしていただくと、ぴったり好みのど真ん中だ!
続いてのつまみは「粕汁」(250円)。関西では冬場のつまみの定番のようだ。
具は細く切った、ニンジン、大根、練り物揚げ、コンニャク。すべてが同じサイズに細長くカットされていて、スルスルっと食べやすい。
最初の頃は、物珍しさで注文していたのだが、何度も神戸に来るうちに、すっかり粕汁のファンになってしまった。
燗酒と粕汁で、かなり身体が熱くなってきたので、燗酒の後に「チューハイ」(310円)をもらった。
ここのチューハイは、甘い、酸っぱい、冷たいの三拍子がそろったタイプなんだけど、甘過ぎないのがいい。チューハイの冷たさがとっても心地よいねぇ。
最後の締めに、芋焼酎「金黒」(360円)をロックでもらって、つまみはもちろん「アジ天麩羅」(250円)の『出汁かけ』(サービス)だ。
これは揚げたて熱々のアジ天麩羅をお椀に入れて、そこに湯豆腐の出汁をかけたもの。
神戸に来るたびに、何度もこの店に通っているのに、前回、初めて知った食べ方で、即、はまってしまったのでした。
ちょっと酸味があるのが、この出汁の特徴なんだなあ。
最初から酸っぱいのか、出してくれる時にレモンを足すのか。こんなに鍋に近い席に座っていてもわからなかった。
ちなみに、すべての天ぷら料理を『出汁かけ』にしてもらうことができる。
ただし、『出汁かけ』はあくまでもオプションなので、普通に塩や醤油、ソースなどで天ぷらをいただくことも、もちろんできる。でも私は『出汁かけ』がオススメだなぁ。
ゆっくり、たっぷりと2時間半ほどの酒場浴。今宵のお勘定は2,830円でした。どうもごちそうさま。
あぁ、今回も大満足じゃ!
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