しんみち通りの人気店 … 「赤札屋(あかふだや)」(四ツ谷)
先日、「赤坂にも大衆酒場あり」ということで、赤坂駅近くにある居酒屋「赤札屋 弁慶」のことをご紹介したが、その「赤札屋」は他にも四ツ谷、大森、新橋、六本木、小金井にも店舗があるとのこと。
今日は職場の仲間と3人で、四ツ谷店にやってきた。
店に着いたのは午後4時だったが、すでに店内は若いグループ客でにぎわっており、我われ3人は、店内一番奥のテーブル席に通された。
先客のみなさんは、その服装などからも、明らかに会社員ではない様子。近くに大学もあったりするので、春休み中の学生さんたちなんだろうか。グループの中には若い女性たちも混ざっていて、とってもにぎやかだ。
この店に関する予備知識がないKさんは、いつものごとく「生キリン中ジョッキ」(370円)で、予備知識を共有してきたAさんと私は「メガチューハイ(レモン入)」(150円)をもらって乾杯である。
どんな予備知識かというと、この店では「チューハイ」がなんと100円で飲めるということと、そのチューハイを大きなメガジョッキで出してもらうと150円と、さらにお得になるということ。
この事前情報に従って、Aさんと私は「メガチューハイ」を注文したのでした。
赤坂の「赤札屋 弁慶」で飲んだときも、普通のチューハイが150円、メガチューハイが250円であることに驚いたのだったが、ここ四ツ谷店は、普通が100円、メガが150円と、さらに素晴らしいコストパフォーマンスなのである!
改めて考えてみると、生ビール中ジョッキが370円というのも、十分に安いよね。メガチューハイのあまりの安さに、ちょっと霞んでしまっているだけだ。
その最初の飲みものと一緒に出されるお通しが、小皿に小さな冷奴。
このお通しが、なんと330円と、「赤札屋」の料理の中で唯一これだけが、とってもコスパが悪いのだ。
赤坂店でも、お通しとして同じ大きさの冷奴が出されて390円だったから、それに比べるとこちらのほうが少し安いのか。
「赤札屋」は、とにかく飲みものが安いので、料理はほとんど頼まずに、飲んでばかりのお客さんもいるのかもなぁ。その対策として、断ることができないお通しの値段をちょっと高くしているのかもしれませんね。
その冷奴をいただきながら、まずは何品か、3人でシェアできそうなつまみを注文した。
「ポテトサラダ」(300円)は、平皿に盛られた千切りキャベツの上に、アイスクリームディッシャーのようなものでクリンとすくったポテトサラダが3つ。
300円にしてはいいボリュームだ。ひとりでこれを注文したら、これだけでお腹いっぱいになってしまうかも。
定番の「枝豆」(300円)は、まずまず普通の量かな。
そして小さめの風呂桶のような器に盛られた「ゲソワサ」(300円)は、「ポテトサラダ」と同様に、これまた300円とは思えないボリュームだ。これは嬉しいなぁ。
さらに「〆サバ」(300円)。刺身類はすべてこの小さな風呂桶のような器で出されるのかな。〆サバは5切れが盛られている。
コスパがあまり良くないことは認識した上で、焼鳥も注文。
四ツ谷店では1種1本ずつから注文可能なので、「鳥皮串」(140円)、「ボンジリ串」(140円)、「ハツ串」(140円)、「白もつ串」(140円)、「豚ハラミ串」(170円)、「砂肝串」(170円)の6種類を、それぞれ1本ずつ塩焼きで注文すると、半月切りのレモンスライスも添えて出してくれた。
これらを串から外して、バラバラにした上で、一切れずつ箸でつまんでいただくのである。
赤坂店も、焼鳥は1本180円からという価格設定で、しかも『注文は1種2本以上』という制限付きだった。
新橋店も、「ひな焼鳥(2本)」が420円、「つくね(2本)」が380円などといったラインナップ。
他の料理が安いだけに、『「赤札屋」の焼鳥はちょっと高い』と感じてしまいますよね。
2杯めの飲みものとして、Aさんは「メガ緑茶ハイ」(150円)を注文し、私は「メガチューハイ(レモン入)」(150円)をおかわりした。
熱燗好きのKさんは、「日本酒小倉山一合徳利」(190円)の燗酒である。
日本酒は「日本酒小倉山二合徳利」(380円)も選べるが、一合徳利を2本たのんでも、二合徳利をたのんでも、値段に差がないので、お酒が冷めないように、一合ずつ注文することにしたようだ。
テーブル上に並んだ料理を、少しずつつまみながら、Kさんは熱燗を、私はメガチューハイをおかわりするなか、メガ緑茶ハイを飲み切ったAさんは、「メガトリスハイボール」(280円)を注文した。
トリスハイボールも普通のジョッキハイボールなら190円のところ、メガジョッキでも280円と安いのだ。
ちなみに角ハイボールも、普通のジョッキが250円、メガジョッキが400円と、これまた他の居酒屋と比べるとレベル違いに安いのがすごい。
「赤札屋」は本当に飲みものが安いなぁ。
入店から1時間ほどで、第1ラウンドで注文した各種の料理を食べ終えて、2ラウンドめとして、また4品の料理を追加注文した。
「ゲンコツ揚」(350円)は、鶏のヒザ関節の軟骨をから揚げにしたもの。
ビールやチューハイ、ハイボールなどがグイグイと進む、人気のつまみのようだ。
「牛すじ煮込」(400円)には、ゴボウやニンジンなどの根菜類もたくさん入っている。
添えられているチリレンゲの大きさからもわかるとおり、大きな丼に、ボリュームたっぷりだ。
「もつ煮込」(350円)もまた、「牛すじ煮込」と同じくらい大きな器で、たっぷりと出された。
「牛すじ煮込」や「もつ煮込」も、ひとりで注文すると、他の料理は食べられなくなるかもしれないなぁ。
さらに「焼ギョーザ」(300円)ももらって、飲みものもおかわりを続けていく。
入店から2時間半ぐらいたったところで、Aさんが「メガトリスハイボール」をおかわりすると、店のおねえさんから「これでラストオーダーとなりますが、よろしいでしょうか」と声がかかった。
現在の時刻は午後6時半。店は夜11時までやってるので、閉店前だからラストオーダーというのではなくて、『入店してから2時間半たったらラストオーダー』となる仕組みのようだ。
振り返って改めて店内を見てみると、すべてのテーブル席、カウンター席にお客が入っており、満席のために入れないお客さんも出てきている様子。
「ちょっと待ってね。ラストオーダーで何品か注文するから」とお願いして、Kさんは「焼おにぎり」(300円)を注文。
Aさんと私は、1人前の「ナポリタン」(350円)をもらってシェアすることにして、私も最後の1杯となる、通算4杯めのメガチューハイをおかわりした。
ゆっくりたっぷりと3時間ほど楽しんで、お勘定は3人で7,980円(ひとり当たり2,660円)でした。
どうもごちそうさま。
今度はひとりで、カウンター席で飲んでみたいな。
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