なぜスパゲェティー? … 居酒屋「葉牡丹(はぼたん)」(高知)他
![高知の「葉牡丹」 高知の「葉牡丹」](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05094a.jpg)
高知への出張で、東京駅を午前8時前に出発する新幹線に乗り込んだ。
着いたらすぐに「葉牡丹」に行こうと思っているので、新幹線の中ではビールも飲まずに我慢ガマン。
昼前には中継点の岡山駅に到着した。
![岡山の「ことぶき」 岡山の「ことぶき」](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0909a.jpg)
岡山でのちょっと早めの昼食は、駅から歩いて3分ほどのところにある大衆食堂「ことぶき」だ。
入ってすぐ右手の、いつも座る4人用テーブル席には先客がいたので、今日は手前から3番目右側の4人用テーブル席に座った。
![卓上のメニュー(表) 卓上のメニュー(表)](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0911a.jpg)
駅からここまでの道中が肌寒かったので、『今日は「鍋焼きうどん」で温まろうかな』と思っていたのだが、店の中央部でストーブがガンガン焚かれていて、店内はとても暖かい。
その暖かさに包まれた瞬間に「鍋焼きうどん」(600円)はすっかり頭から離れ、これまで食べたことがない「スパゲェティー」(550円)をいただくことにした。
![卓上のメニュー(裏) 卓上のメニュー(裏)](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0912a.jpg)
昭和37(1962)年創業の「ことぶき」は、朝9時の開店時刻から、夕方6時の閉店時刻まで、いつでもお酒を飲むことができるのも嬉しいところ。
入口近くに座っている先客お一人も、まだ昼前のこの時間帯からお酒をチビチビとやっているようだ。
![入口横の陳列棚 入口横の陳列棚](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0915a.jpg)
メニューには丼物や麺類が並んでいるだけだが、入口横の陳列棚に、お皿にひとり分ずつ盛られた白菜漬けや粗煮、マカロニサラダ、ワカメ酢、イワシ丸干、ししゃも、焼き魚(ぶり、さけ、さば)、山芋とろろ、里芋煮、煮魚(かれい、他2種)、海老フライなどがずらりと並んでいて、そこから好きなものを選んで取っていくのが、この店のやり方なのだ。
![スパゲェティー スパゲェティー](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0919a.jpg)
出てきた「スパゲェティー」は、ケチャップ味のナポリタン。
![スパゲェティー スパゲェティー](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0921a.jpg)
麺は、ちょっと太めのもちもち麺。具材は少量の薄切りハムと、それぞれ細切りにしたタマネギとピーマンだ。
![スパゲェティー完食 スパゲェティー完食](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/img_0922a.jpg)
けっこう濃いケチャップ味なのが食を進めてくれて、あっという間に完食した。
それにしても「スパゲェティー」という名称が面白いですね。どうしてこの名称になったんだろう?
改めて岡山駅に戻り、特急南風(なんぷう)で高知へ。
![「葉牡丹」 「葉牡丹」](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05049a.jpg)
はりまや橋近くのホテルにチェックインし、本日の目的地である「葉牡丹」に到着したのは午後4時半だ。
![アサヒスーパードライ(中瓶) アサヒスーパードライ(中瓶)](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05055a.jpg)
店内にはすでに大勢のお客さんがいるようだが、入口すぐの大きなL字カウンター席にはまだ空きがたくさんあって、私もその一角に腰を落ち着けると、まずは「アサヒスーパードライ(中瓶)」(580円)をもらって喉を潤した。
ックゥ~~~ッ! うましっ!
新幹線でも、大衆食堂「ことぶき」でも、飲むのを我慢してて良かった。この1杯が最高だ!
![ホルモン煮込み ホルモン煮込み](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05056a.jpg)
1品めのつまみとしてもらったのは「ホルモン煮込み」(356円)。
これは「葉牡丹」に来ようと思ったときから決めていた、「葉牡丹」でしか食べられない逸品なのだ。
豚シロ100%の煮込みは東京にもよくあるんだけど、「葉牡丹」の煮込みには、それにポン酢醤油がかかっているのが大きな特徴。
最初はびっくりしたけど、これがすっかりクセになって、今や高知に来ると必ず食べたい一品になっている。
![店内のメニュー 店内のメニュー](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05088a.jpg)
そんな個性的な「ホルモン煮込み」をつまみにビールを飲みながら、店内のメニューを確認する。
卓上には印刷された定番のメニューも置かれているが、それとは別に黒板に書かれていたり、短冊として貼られたりしているメニューが存在するのだ。
![「よせ鍋」と「松翁」 「よせ鍋」と「松翁」](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05072a.jpg)
そんな中から「よせ鍋」(772円)が気になって、日本酒「松翁」(280円)の熱燗と一緒に注文した。
![4年前の「寄せ鍋」 4年前の「寄せ鍋」](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/190226a.jpg)
4年前(2019年3月)に初めてこの店に来たときに、他の何品かのつまみと共にいただいたのが、この「よせ鍋」(当時648円)だった。
![3年前の「葉牡丹鍋」 3年前の「葉牡丹鍋」](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/200309a.jpg)
これが美味しかったので、その翌年に来たとき(2020年3月)には、ちょっと奮発して「葉牡丹鍋」(当時1,047円→現在1,200円)をいただいた。
その結果、具材は確かに「葉牡丹鍋」のほうが贅沢なのだが、「よせ鍋」も決して引けを取らない。両者の価格差を考えると、むしろ「よせ鍋」のほうにコストパフォーマンスの高さを感じたのでした。
![「よせ鍋」の具材 「よせ鍋」の具材](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05073a.jpg)
なにしろ、鶏もも、カキ、ぶり、えび、しいたけ、かまぼこ、エノキ、麩、豆腐、白菜、ニンジン、三つ葉と、とにかく具だくさんですからねぇ。
実は「葉牡丹鍋」も具材の種類自体はほぼ同じ。「よせ鍋」が、鍋焼きうどん用の鍋のような、小さなひとり鍋で出されるのに対して、「葉牡丹鍋」はどーんと大きな黒い鉄鍋で出されるので、量がグンと多いのだ。
![「松翁」燗酒 「松翁」燗酒](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05066a.jpg)
そんな「よせ鍋」に合わせて飲んでいる「松翁」の燗酒は、土佐山田の松尾酒造で造られた高知の地酒である。
![「葉牡丹」ラベルの一升瓶 「葉牡丹」ラベルの一升瓶](https://hamada.air-nifty.com/photos/uncategorized/dsc05069a.jpg)
その「松翁」を、当店ならではの「葉牡丹」ラベルの一升瓶で出してくれるのだ。ラベルに書かれている『春夏秋冬 酒飲人の愉しみ』とという言葉もいいですね。
すぐにお銚子の1本目が空になって、2本目をおかわりした。
お酒1合が280円というのも嬉しいではありませんか!
これなら遠慮なく、どんどんおかわりすることができる。
(後編に続く)
・「ことぶき」の店情報 (前回) / 「葉牡丹」の店情報 (前回) 《YouTube動画》
(この記事の続き) 23.05.17 〆は猪鍋焼きラーメン … 居酒屋「葉牡丹(はぼたん)」(高知)他
(次回「ことぶき」) 24.10.12 営業再開してて一安心 … 大衆食堂「ことぶき」(岡山)他
(食べログ)
・ことぶき食堂 (食堂 / 岡山駅前駅、岡山駅、西川緑道公園駅)
・居酒屋 葉牡丹 (居酒屋 / 堀詰駅、はりまや橋駅、デンテツターミナルビル前駅)
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