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懐かしの呉を呑み歩く … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)他

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 呉に帰ってくると、やっぱりこれよのぉ!

 呉駅前「森田食堂」の「湯豆腐」(300円)だ。

 合わせるお酒は、地元西条の「白牡丹」(350円)。

 この甘~いお酒を熱燗にして、ズズッとすするようにしていただくのが、とにかく旨いのだ。

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 2021(令和3)年4月以来、2年ぶりとなる呉に着いたのは昨日の夕方。

 ホテルに荷物を置いて急いで出かけたのは、戦後すぐに開店した老舗ビヤハウス「オオムラ」だ。

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 2012(平成24)年に現在の店主・亜矢さんが引き継いで、店名が「オオムラ亜」になったが、名物の「生ビール」(650円)は少しも変わっていない。

 すいすいとノドを通っていく生ビールを『グッと一杯! 思わず二杯!』と2杯いただいたところで、呉で過ごした新入社員の頃からずっとお世話になっているT先輩から、「はぁもぉ店に入っとるで」という電話がかかってきた。

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 急いで「オオムラ亜」を出て(お勘定は1,300円)、T先輩が予約してくれている「とりのす」に向かいながら、呉の屋台街の横を通ると、呉時代に何度も行った屋台「一二三」が開店準備中。

 準備をしているお父さんにごあいさつし、「後で来ますから!」と店に向かった。

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 どっひゃ~~っ! 「とりのす」がものすごくキレイなお店になっている。

 私が呉にいたころは、「鳥の巣」という漢字混じりの店名で、堺川沿いの、屋台街の反対側あたりの場所で営業していたのに、ここに移ってきたんですねぇ。

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 店に入り、T先輩予約の個室に通されると、すでにH寮長も来られていた。

 H寮長は、40年前に私が入社したころの独身寮の寮長さんのお一人で、もうだいぶ前に定年退職されているので、正式には元寮長なんだけど、会えば今でも「寮長!」なんだなぁ。

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 まずは『ビールと味噌煮』を注文するのが、呉の『とり屋』では定番だった。

 『とり屋』というのは、「本家鳥好」に端を発する、呉ならではの焼鳥屋のことで、焼鳥の他に、地元ならではの新鮮な魚介類も食べることができるのが大きな特徴なのだ。

 今日も最初の注文は「生ビール」と「鳥皮のみそ煮」(350円)である。

 箸袋の店名は、前と変わらず漢字混じりの「鳥の巣」だなぁ。

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 『とり屋』に来たら刺身も食べなきゃということで、「刺身の盛り合わせ」(1,300円)も注文。

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 そしてこちらは串カツなんだけど、焼鳥のネギマに衣をつけて揚げた、ネギマの串カツなのが面白いところ。『とり屋』の串カツと言えばこれですね。

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 さらにはH寮長が大好物という「手羽先ギョーザ」。これも美味しいね!

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 ビールに続いてはそれぞれ好きな飲み物に移行する。私は麦焼酎の水割り、芋焼酎のお湯割りと進み、最後は紫蘇焼酎のロックで締めくくった。

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 懐かしく楽しい時間はアッという間で、気がつけば4時間も経っていた。(お勘定は3人で16,500円、一人当たり5,500円)

 遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。>H寮長、T先輩

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 「とりのす」を出たところで解散し、一人で向かったのは『なかなか通り』にある「BAR ANCHOR(バー アンカー)」である。

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 2度めの呉勤務のとき(2010年4月~2012年12月)に、このすぐ近くに住んでいて、ここにもよく通っていたのだ。

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 1杯めとして、店主おすすめのウイスキーをお願いすると、地元広島の「桜尾」というウイスキーを出してくれた。

 このバーでは、よくウイスキーの勉強をさせてもらったなぁ。

 今回の「桜尾」もそうだけど、知らないウイスキーをたくさん飲ませてもらいました。

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 そして「BAR ANCHOR」では、季節のフルーツカクテルもよくいただいた。

 2杯めにフルーツカクテルをお願いすると、平成生まれの人気の柑橘、「せとか」を使った、「せとかのカイピリーニャ」を作ってくれた。

 ックゥ~~~ッ。なんちゅう旨いカクテルか!

 さすがですねぇ。

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 「BAR ANCHOR」(お勘定はチャームも含めて3,300円)を出たところで午後11時半。最後に屋台「一二三」へと向かう。

 私が通っていたころの店主ご夫妻の娘さんが跡を継いで「一二三」を切り盛りされている。

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 「焼酎水割り」(450円)を注文し、つまみにはおでんの「アキレス(すじ)」(150円)と「きんちゃく」(180円)をとってもらった。

 こうして午前0時半ごろまで飲んで(お勘定は780円)、呉での初日を終えたのでした。

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 一夜明けて、土曜日の今日は東京に戻るだけ。

 「森田食堂」で朝呑みしてから帰れるように、呉駅発10:30ごろの電車でいいような新幹線を予約している。

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 女将さんにご挨拶し、冷蔵棚から「ナマコ酢」(400円)を取ってくると、そこにポン酢醤油をたっぷりとかけてくれた。

 飲み物は、私のこの店での定番、「白牡丹」(350円)の熱燗である。

 呉にいるときは、冬場はナマコやカキ、夏場は小イワシ(カタクチイワシ)やメンパチ(テンジクダイ)をよく食べたものだった。

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 そしてこの「ナマコ酢」に続いて、冒頭でご紹介した「湯豆腐」(300円)をいただいて、呉での朝呑みを締め括ったのでした。(お勘定は1,050円)

 「森田食堂」にも来ることができて良かった。

 その「森田食堂」は去年(2022年)、創業110周年を迎えたそうです。

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 呉には行きたいお店が多すぎて、会いたい人も多すぎて、一泊二日ではまったく足りない。

 できるだけ早く、ゆっくりと帰ってこれる機会を作りたいと思います。

・「オオムラ亜」の店情報前回) / 「とりのす」の店情報 / 「BAR ANCHOR」の店情報前回) / 屋台「一二三」の店情報前回) / 「森田食堂」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年3月11日(土)の記録》

(次回)
「森田食堂」「とりのす」: 23.12.24 三原出張からの呉呑み … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)他
屋台「一二三」: 23.09.30 ホルモン鍋から屋台酒 … 焼肉・なべ「ほらふき」(呉)他

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