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いい匂いがするよねー … やきとり「戎(えびす)南口店」(西荻窪)

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 仕事帰りに西荻窪の「やきとり戎 南口店」にやって来た。

 店は西荻窪駅のすぐ南側の路地の両側で営業している他、駅の北側に北口店もあって、いつもにぎわっている。

 午後4時半のこの時間。焼き台の後ろ側にある2列並行カウンターにも空きがあったので、そこに入ろうとすると、焼き台の店員さんが「こちらのカウンター席にお願いします」と、焼き台から出てきて、となりのフロアの壁際にあるカウンター席替わりのテーブル席に案内してくれた。

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 『カウンター席が空いてるのに、どうしたんだろうな?』と思いながらも、案内された席に座り、まずは「サッポロラガービール(赤星)大瓶」(630円)をもらって、グイィーッとノドを潤した。

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 ここはお通しはないので、1品めのつまみとして、サッと出てくる「おつまみ三品盛」(330円)を注文する。

 今日の三品は、枝豆、ミミガーポン酢、マカロニサラダ。

 お店だからこそできる、少量ずつのつまみの盛り合わせがありがたい。家呑みでは難しいなぁ。

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 店内には感染防止用の張り紙が掲示されている他、店頭には「5/8以降もマスク着用でのご来店をお願い致します」という張り紙も出されている。

 「一人だけど」と入ってきたマスク無しのお客さんは、「こちらにどうぞ」と、道路を挟んだ向かい側の店舗に案内されている。

 向かい側の店舗には、通常は店員さんは常駐していなくて、注文時には押しボタンで呼ぶようになっている。

 なるほどなぁ!

 焼き台に続くカウンター席を常連席、それに隣接するテーブル席もある部屋をお店の要請に従ったマスク着用者。そしてマスクをして来ない人は向かい側の店舗へと案内することで、感染の心配を減らす努力をしているようだ。

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 私もマスクをして来たから、焼き台に続くカウンター席はダメだったけど、その隣のこの部屋に案内されたんですね。

 店員さんも、みんなマスクを着けている。

 焼き台の店員さんが、マスクをしていても顔を認識できるほどの『家族同様の常連さん』と、そうではないけどお店の要請に従って『マスクをして来た人』、そしてお店の要請には従っていない人を明確に分離する。

 賛否はあるかもしれないけれど、店員さんたちはもちろん、店に来るお客さんたちも守ろうとする、安全衛生面でのとてもいい取り組みですね。

 そうやってお店で決めたことが、例外なくきっちりと守られて運用されていることも素晴らしい!

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 「おつまみ三品盛」で大瓶ビールを飲み切って、次は「お刺身四種盛」を注文するんだけど、合わせるお酒をどうしよう。

 日本酒にするか、芋焼酎お湯割りにするか、麦焼酎水割りにするか、それとも「戎」ならではの「トリスメガハイボール」(490円)にするか。

 ちょっと迷って、鹿児島産の芋焼酎「黒甕」(390円)のお湯割り(+50円)を注文した。

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 今日の「お刺身四種盛」は、本マグロ、メカジキ、真鯛、イワシ。

 『一人前』(350円)だと、それぞれ1切れずつが盛り合わされ、『大』(700円)で注文すると、それぞれ2切れずつが盛り合わされるのだ。

 さっきの「おつまみ三品盛」もそうだったけど、『いろんな種類を少しずつ』というのが実に呑兵衛向けですよね。

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 その「お刺身四種盛(一人前)」(350円)の到着を待っていると、店員さんから「イワシが無くなって、代わりに〆サバになってしまうんですが、いいでしょうか?」と声がかかった。

 〆サバも大好物。まったく問題ないです。

 それにしてもこの本マグロ。今日のは沖縄で獲れた天然生本マグロなんだって!

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 「戎」に来ると、看板メニューの『やきとり(やきとん)』も食べたいので、「お刺身四種盛」が出てきたときに、

「それぞれ1本ずつで、たん(95円)、かしら(95円)、コブクロ(95円)を塩で、テッポウ(95円)、れば(95円)、ひも(95円)をタレでお願いします」

 と注文しておいたら、ちょうど刺身を食べ終えるタイミングで、それら6本が出てきた。

 久しぶりの東京の『もつ焼き(やきとん)』。やっぱり旨いや。

 特にテッポウの肉厚がすごいねぇ!

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 すぐに芋焼酎お湯割りも飲み切って、満を持して「トリスメガハイボール」(490円)を注文。

 どーんと出てきたこのサイズ。持ち上げるのに気合がいる大きさなのだ。

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 『やきとり』を食べ終えたところで、「パリパリキャベツ」(130円)も注文。

 味付けに『味噌マヨ』か『オリーブオイル塩』が選べるので、今日は『オリーブオイル塩』でもらった。

 ちょうど下校の時間帯のようで、大勢の女生徒たちが「ここを通ると、いつもいい匂いがするよねー!」なんてワイワイと笑い合いながら、連なって駅に向かっていく。

 あぁ、のんびりと和やかな、なんでもない平日の夕方に幸せを感じるなぁ。

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 この後、「魚の骨せんべい」(150円)や「オリーブ」(100円)も食べたいと思ってたんだけど、たっぷりのキャベツで、これだけで「トリスメガハイボール」を飲み切ってしまった。

 ゆっくりと2時間ほどの酒場浴。今宵のお勘定は2,940円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年6月22日(木)の記録》

(食べログ) やきとり 戎 西荻南口店居酒屋 / 西荻窪駅

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コメント

連投ですみません。懐かしくて。
学生の頃、西荻に住んでいて、大人の居酒屋の一人呑みデビューはここでしたので、つい。
緊張して頼んだ記憶があります。

あの頃は、瓶ビールが店売りと同じ値段でした。

サオ刺し、タマ刺しは、ここがデビューです。レバ刺しを地元の焼き肉屋で皿盛りで食べていたので、その手の刺身は簡単に受け付けました。

壁に豚の絵が貼ってあって、部位とその呼び名が書いてありました。タマ、サオ、マメとか希少部位も食べられましたねぇ。
ここのたれと玉ねぎの相性が好きで、玉ねぎ焼き、豚バラ玉ねぎ焼きを頼んでいました。


ところで、まだ、戎のルールあるのでしょうか?
日本酒5杯飲むとで終わり:あとはお酒が出ない。焼酎3杯飲むと終わり:同じく。

日本酒4杯飲んでから、焼酎お湯割りにして2杯やってました。ルール上許されました(笑)
でも、次の日は二日酔い・・・

口が戎になってきました。行きたいです。

PS.戎の南口3号店目?は、昔は、中央線で2番目にまずい店と名乗った「西荻飯店」ではないかなぁ。美味かったなぁ。

投稿: PONTA | 2023.06.24 16:03

コメント、ありがとうございます。>PONTAさん

戎ルール、今もあります!
『日本酒・梅酒は5杯まで、焼酎系は3杯まで。』
『混雑時の飲食時間は2時間でお願いすることがあります。』
とメニューの一番下のあたりに書かれています。

投稿: 浜田信郎 | 2023.06.24 16:10

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