長年の課題店を初訪問 … 「いづみや第二支店」(大宮)
1947年(昭和22年)に大宮で創業した「いづみや」。
大宮に来る機会があればぜひ行きたいと、だいぶ前からずっと思っていたんだけど、やっと来ることができました。
まずは「いづみや本店」を覗いてみたところ、月曜日の午後2時半という昼下がりの時間帯なのに、店内はお客さんでいっぱいだ!
しかもサラリーマンらしき人たちも大勢いる。
この時間帯から大衆酒場がにぎわっているというのは、ものすごいことですね。
大宮、おそるべし!
改めてとなりの「いづみや第二支店」の暖簾(のれん)をくぐると、店内には両側に座れる細長いテーブル席や、壁際のカウンター席があって、本店ほどではないものの、こちらにも多くのお客さんが入っている。
そこを通り過ぎて、右奥にある別の部屋に進むと、こちらは中央にコの字のカウンター席と、そのまわりの壁際にもカウンター席があって、こっちの部屋はまだ空(す)いている。
そこで、コの字カウンターのテレビがよく見える席に座らせてもらうことにして、まずは「大ビール」(550円)、「中ビール」(470円)、「エビスビール」(390円)、「黒ビール」(390円)の4種が選べる『ビンビール』を、「大ビール」で注文した。
すぐに出された「大ビール」は、サッポロラガービール(赤星)。
ちなみに『生ビール』も、「大」(850円)、「中」(630円)、「小」(450円)が選べます。
お通しはないようなので、壁のメニューから、「いづみや名代 もつ煮込み」(170円)を注文すると、これもすぐに出された。
これが170円って、すごいよね!
この『もつ煮込み』に、ちょいと唐辛子でも振りかけようかと、卓上の調味料置き場を見ると、「信濃の珍味 なめ茸」の空きビンを再利用した調味料入れが並んでいる(笑)。
いやぁ、この手作り感が和(なご)みますねぇ。
『もつ煮込み』に続いては、「ハムエッグ」(350円)を注文。
さっきの『もつ煮込み』にも練りガラシが添えられていたが、「ハムエッグ」のお皿にも練りガラシが添えられている。
そろそろ「大ビール」がなくなりそうなので「白ホッピー」(430円)を注文すると、コの字カウンターの奥にある厨房のまわりが、お酒を作る場所になっていて、ここでジョッキに氷を入れたり、焼酎を注(つ)いだりして出してくれる。
「白ホッピー」は、氷入りのジョッキに焼酎、それとは別に瓶のホッピー(ソト)が出され、自分で割って飲む方式。
おかわりの「焼酎(ナカ)」は250円だ。
店内は、私が確認することができる範囲では、厨房2人とホール2人の、合わせて4人の女性で切り盛りされている。
午後3時半ごろに、そのうちの2人が入れ替わったのだが、特に引き継ぎもなく、さらっと引き継げるのが素晴らしい。
レシートに注文や出したもののすべてが記入されていて、自分が注文を受けたものはすべて出してから店をあがるという仕組みになっているようだ。
壁のメニューに「ホルモン炒め」(330円)を発見し注文すると、これがまた美味しいこと!
具材は豚モツ(シロ)と玉ネギだけなんだけど、豚モツと玉ネギを同じような幅に細切りにしていて、食感のバランスがいいことに加えて、なによりも味付けがいい。
いやぁ、うちの近くに、これを出してくれる酒場があるといいんだけどなぁ。
ホッピーの『ナカ(おかわり焼酎)』(250円)をもらうと、氷もたっぷりと足してくれた。
壁にずらりと並んでいるメニューの他に、ホワイトボードに手書きされた、『おすすめ品』というメニューもある。
10品ほどの品書きが並んでいて、その日ごとの日替りメニューのようだ。
そんな『おすすめ品』の中から、「菜の花にしん」(370円)を注文すると、カズノコがたっぷりとまぶされたニシンがやってきた。
この「菜の花にしん」をつまみに、ホッピーをソト1・ナカ3(最初のセット+ナカ2回)で飲み終えて、『そろそろ終了にしようかなぁ』と思っているところへ、すぐ近くの席で飲んでいて、いろんなお話を聞かせていただいたお客さんが先に席を立った。
そのお客さんが、「食べ切れなかったので、もしよろしければ…」と、チーズと海苔をくれたので、最後にもう1杯、「玉露割り」(350円)を追加注文した。
ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は3,050円。
厨房前にあるレジのところで支払って、店を後にした。どうもごちそうさま。
いやぁ、長年の課題店に来ることができて、本当に良かった。
機会を作って、今度は本店のほうにも行ってみたいですね。
(次回) 24.05.08 超ゴールデンタイムに … 「いづみや第二支店」(大宮)
(関連記事) 24.03.17 天井の高さがいいよね … 「いづみや本店」(大宮)
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コメント
PONTAと申します。
東京出張の帰り、途中下車(西東京方の出張が多いので)して、ここで出張の疲れを落とします。
酎ハイ(少し梅?が入っています)と、煮込みを頼んで、一息。その後はお好みで。
交代制か、朝は食事をしている人もいるので、申し訳なく。
投稿: PONTA | 2023.06.18 16:16
コメント、ありがとうございます。>PONTA様
出張先での仕事が終わったあとに、その地の酒場で飲むのが一番うれしいですよねぇ!
本当に出張の疲れが落ちる感じがします(^^)
投稿: 浜田信郎 | 2023.06.18 20:43