酒場に特化した日高屋 … 大衆酒場「日高(ひだか)」(鶴見)
熱烈中華食堂でおなじみの「日高屋」にも、大衆酒場に特化した新業態があると知って、今日はそのうちの1軒、「大衆酒場 日高 鶴見西口店」にやって来た。
午前11時から午後11時までの12時間営業で年中無休。
店内にはテーブル席がずらりと並んでいる他、左手の厨房前がカウンター席になっている。
午後5時過ぎの、まだ早めの時間帯にもかかわらず、店内は既に3分の2ぐらいの入り。
ひとりの私は、カウンター席に案内されたので、一番奥の席に座らせてもらった。
卓上にはメニューが置かれており、すぐに「いらっしゃいませ」と専用のタッチペンが出された。
このタッチペンの先を、メニュー上の欲しいものの場所に当てると、タッチペンから「ホッピー(白セット)」と、自分がタッチしたものが音声で復唱される仕組み。
その後、メニュー右下の黒枠内にある数量「1」をタッチし、「注文する」をタッチすると、注文が終了する。
すぐに「ホッピー(白セット)」(430円)が出てきた。
ここ「日高」もそうだが、「日高屋」グループのホッピーやサワー類は、甲類焼酎ではなくてウォッカが使われている。
このウォッカ、銘柄は「キリン ウォッカ」で、アルコール度数は50度。
それが氷入りのジョッキの半分ぐらいまで入っているもんだから、かなり濃い(=アルコール度数が高い)ホッピーになるのだ。
っかぁ~~っ。効くねぇ!
これまた他の「日高屋」グループと同じくお通しはないので、1品めのつまみとして「もつ煮込み」(240円)をもらった。
すぐに出される「もつ煮込み」は、シロもつの他に、大根、ニンジンなどの根菜も入っていて、最初のつまみとしてぴったりだ。
新しく入ってきたお客さんが注文したのを聞いて初めて知ったが、「生ビール(中)」(330円)と「もつ煮込み」(240円)がセットになった「お得セット」(530円)というのもあるようだ。
普通に注文するより40円(7%)お得ってことですね。
この「お得セット」などの卓上のメニューにはないものはどこにあるのかと探してみたら、この席からは真上過ぎて見えないカウンターの上段の壁に、ずらりと短冊メニューが並んでいた。
カウンター席に座る方は、先にこの短冊メニューを確認してから着席するようにしましょうね。
他に、ホワイトボードならぬ、ブラックボードに手書きされた「本日のおすすめ」というメニューもある。
ちなみに「ハッシュポテト(愛)」(230円)に書かれている『愛』の文字は、ハッシュポテトがハート型で出されるからなんだそうな。
ただし、今この時間帯は男性店員さんしかいないので、ハートは無しとのこと。残念だ(笑)。
1杯めのホッピーを飲み切って、「おかわりウォッカ(中)」(240円)を注文すると、プラスチック製のカップに入った氷入りウォッカがやってきた。
これをジョッキに入れると、これまたジョッキに半分ぐらいの中(なか)の量になるわけですね。
先ほどの「本日のおすすめ」メニューの「かしら串(タレ)」(230円)と、通常メニューの「生キャベツ(味噌マヨ)」(160円)を注文すると、先に生キャベツがやってきた。
添えられている味噌マヨは、味噌とマヨが混ぜ合わされて一体化した調味料になっている。
かしら串も焼き上がってきた。
通常メニューに「かしら(ネギ入り)タレ2本」(280円)があるので、「本日のおすすめ」メニューの「かしら串(タレ)」(230円)のほうは、ネギなしのカシラのみで1本かもしれないなぁ、と思っていたのだが、ネギもあって2本1皿だった。
通常の「かしら(ネギ入り)タレ2本」より50円(18%)安いところが「本日のおすすめ」ってことなんだろうな。
ここで大きな注意事項がひとつ!
かしら串を食べ終えて、いつものように食べ終えた串を串入れに入れようとしたら、その串入れに「7」という番号が付けられている。
「なぜ串入れに番号があるんだ?」
と思って他の席の様子を確認してみたところ…。
この番号が付いた金属筒は、串入れではなくて、注文用のタッチペンの置き場でした。
もうちょっとで串を入れるところだった。危ない危ない。
みなさんも間違えないように気をつけましょう。
3杯めとなる「おかわりウォッカ(中)」(240円)をもらうと、これでちょうど外(そと)もなくなった。外1中3(最初のセット+中2杯)だ。
いつものホッピーと比べて、かなり酔いが回ってる感じがする。
なにしろ50度のウォッカだから、普通の焼酎(25度)の倍だもんねぇ。
これはすごいぞっ!
いつもの調子で飲んでると、あっという間に泥酔してしまいそうだ。
つまみには「鶏皮ポン酢」(270円)を注文。
よく食べてる茹で冷まして細切りにした鶏皮ポン酢を予想していたら、さにあらず!
玉ねぎスライスの上に、カリッと揚げた鶏皮がのってポン酢醤油。仕上げに刻みネギもトッピングされている。揚げたての鶏皮が旨いねえ!
午後6時半を回ったところで、そろそろ〆に向かおうかと「焼そば」(390円)を注文し、ホッピーをもう1ラウンドいくと、完全にできあがってしまいそうなので、「ハイボール」(320円)を注文すると、あっという間に「ハイボール」がやって来た。
カウンターの一番奥の席(7番席)に座ると、厨房の中に置かれているいろんなお酒の銘柄がわかるのも面白い。
ハイボールのウイスキーは「ホワイトホース」、芋焼酎は「幻の露」、麦焼酎は「どぎゃん」のようだ。
「焼そば」もできあがってきた。
値段(390円)からして、もっと少ない量の「焼そば」が出てくるかと思っていたのだが、これはしっかりと一人前の量だなぁ。
普通の「日高屋」と間違えて入ってくるお客さんも、ごくわずかだがいる。
「あれ? 定食はないの?」みたいな話になって、「こちらは酒場に特化した『日高』なんです。普通の『日高屋』もこの先にありますので、もしよろしければそちらにお願いします」と丁寧に案内している。
たっぷりの「焼そば」に、途中で「ハイボール」を飲み切ってしまって、さらにもう1杯、この店では「酎ハイ」代わりになっている「ウォッカソーダ割」(300円)をもらった。
午後7時ごろ、女性店員さんもやってきた。
2019年オープンのチェーン店ながら、すでに常連さんも多いようで、店員さんたちとも楽しそうに会話を交わしている。
「焼そば」を食べ終え、「ウォッカソーダ割」も飲み終えて、タッチペンを持って入口横のレジに行く。ここでタッチペンを渡すと会計をしてくれるのだ。
午後7時半まで、2時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,820円。Suicaでピッと支払って店を出た。
どうもごちそうさま。
(次回) 24.08.11 予約で満席の大人気店 … 「壱豚(いっとん)」(鶴見)他
(食べログ) 大衆酒場 日高 鶴見西口店 (居酒屋 / 鶴見駅、京急鶴見駅、国道駅)
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