高田馬場でも中野でも … 「鳥やす(とりやす)」(中野)

昭和42年(1967年)に高田馬場で創業した人気やきとり店、「鳥やす」。
その「鳥やす」の中野店があると聞いて、土曜日の今日、昼食も兼ねての昼飲みにやってきた。
店に着いたのは午後1時過ぎ。
土曜と祝日は正午から営業している店内は、すでに多くのお客さんたちでにぎわっていたが、カウンター席(全8席)にまだ空きがあって、そこに座ることができた。

さっそく「白ホッピー」をセット(ソト330円+ナカ275円の合計605円)で注文すると、「鳥やす」定番のお通しである「小おろし」(220円)も一緒に出された。

現在は、お通しの他に「席料」(220円)も発生するようで、卓上のメニューにも、
『原材料や光熱費等が大変な値上がりをしており、お店の維持すら困難な状況です。当店も各商品の値上げを検討しましたが、価格については据え置き、「席料」という形で新たに頂きたいと思います。ご理解のほど、よろしくお願い致します。』
と書かれている。このところの諸物価の高騰が、酒場にも重くのしかかっているようだ。

つまみには「鳥もつ煮」(308円)を注文した。
「鳥やす」には、鶏のレバーや砂肝などの鶏モツを甘い醤油ダレで煮込んだこの「鳥もつ煮」の他に、豚のガツとシロをミソ味で煮込んだ「もつ煮」(385円)、手羽先と根菜を鶏スープで煮込んだ「煮込み」(385円)という、3種類の煮込みメニューがあって、いずれも人気があるようだ。

すぐに「焼酎(ナカ)」(275円)をおかわりし、つまみと食事を兼ねた「焼き鳥丼」(660円)を注文した。

「焼き鳥丼」という言葉から、丼めしの上に、何本かの焼き鳥が載っている姿を想像していたのだが、実際に出てきた「焼き鳥丼」は、想像とは違うタイプのものだった。
鶏モモ肉を大きなままタレ焼きにして、それをスライスしたものが丼めしの上に載せられている。
ほほぉ。鶏肉たっぷりでいいではありませんか。

タレがかかった米粒までもがいいつまみになって、3杯めとなる「焼酎(ナカ)」もおかわりだ。
私が店に入った時点で、カウンター席の他にテーブル席が並んでいる1階フロアはほぼ満席だったのだが、その後、新たに入ってきたお客さんたちは2階のテーブル席に案内されるようになり、午後2時前には『満員お断り』となって、新たなお客さんは入れなくなってしまった。
高田馬場の本店や支店に負けず劣らず、ここ中野店もものすごい人気店のようだ。

さらにもう1杯「焼酎(ナカ)」をもらうと、これで「ホッピー(ソト)」もなくなった。
ソト1・ナカ4で合計1,430円。ホッピー1杯あたり357.5円ということだ。
「チューハイ」や「レモンサワー」が1杯418円なので、それよりは少し安くつくのかな。

「焼き鳥丼」も食べ終えて、最後の〆に「鳥スープ」(165円)を注文すると、小さな鳥団子(つくね)がコロンと1個入った「鳥スープ」がやってきた。
ックゥ~~~ッ、これよこれ!
予想どおり、とてもいいつまみになる「鳥スープ」だ。
午後2時過ぎにもかかわらず、「超」が付くほどの満席状態で、酔客たちの笑い声があふれている店内。
あちこちの席から飛んでくる「すみませぇ~~んっ!」の呼びかけに、店員さんたちも大忙しだ。

さっくりと1時間ちょっとの昼飲みタイム。今日のお勘定は3,003円でした。どうもごちそうさま。
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