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2023年8月

フードコートのような … 大衆食事処「鶴見食堂(つるみしょくどう)」(鶴見)

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 鶴見に、飲み物が爆発的に安い食堂があると聞いて、昼どきにやってきた。

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 飲み物は爆発的に安いけど、料理は普通の大衆食堂よりは高いようなので、昼ならそれほど混んでないだろうと思ったのだ。

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 店頭にはメニューと並んで、『鶴見食堂 お食事の流れ』というボードも出されている。

 それによると、まず自分で席を選び、レジカウンターで注文し、料理ができあがったらブザーが鳴るので自分で取りに行く。食べ終わったら返却棚に戻す。

 「鶴見食堂」という1軒の店舗ながら、フードコートで食事するのと同じような流れってことですね。

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 予想どおり、店内は半分ぐらいしかお客さんがいなくて、割りとどこにでも座れる状況だ。

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 窓際のほうに、小さな丸テーブルが二つずつ並んだ、カウンター席のようなテーブル席があったので、そこを使わせてもらうことにした。

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 そして卓上の『空席です』という木札を、クルンとひっくり返して『座席使用中』にして、おもむろにメニューを確認する。

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 メニューの内容は店頭に並んでいたものと同じで、料理がトッピングまで含めて34品、飲み物が20品の合計54品。見開きの1枚メニューにおさまる数量なのだ。

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 裏面は、写真がない文字だけの『一覧メニュー』になっていて、これだと見開きの片側だけに収まってしまっている。

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 ドリンクメニューは全般的に安いが、そのなかでも「ハイボール」の1杯33円と言う価格が目を引くよねぇ!

 こんな値段でハイボールが飲める酒場、他に見たことがない。

 でもまずは食事にも合うホッピーを、ソトの「ホッピー白」(143円)と、ナカの「キンミヤ中身」(55円)のセットでもらおうかな。

 ハイボールが安過ぎるので霞んでしまうが、ホッピーセット(ソトとナカで198円)だって安いよね!

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 そのホッピーに合わせる、つまみを兼ねた昼食。

 どれも美味しそうだし、どれもつまみにもなりそうだしで、かなり迷いに迷ったが、「生姜焼豚丼」(748円)をいただくことにした。

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 注文するものが決まったところで、入口近くのレジカウンターのところで注文し、その場でSuicaでピッと会計も済ませる。

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 飲みもの(ホッピーセット)は、レジのおねえさんがその場で渡してくれて、料理のほうは「できあがったらお呼びしますので」と呼出ブザーを渡してくれた。

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 席に戻ってホッピーを作り、チビリチビリと飲み始める。

 ッカァ~~ッ。真っ昼間にいただくホッピーがうまいのぉ~っ!

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 15分ほど経ったところで、やっとブザーが鳴った。

 お客さんはそんなに多くないんだけど、厨房のキャパシティが小さいのかなぁ。

 1杯めのホッピーも残り少なくなっていたので、「生姜焼豚丼」を取りに行ったついでに、2杯めとなる「キンミヤ中身」(55円)も買ってきた。

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 ど~れどれ。

 「生姜焼豚丼」は、どんぶり飯の上に、豚肉の生姜焼きをのせたもの。

 玉ネギも入ってるけど、豚肉の分量が多いのがいいよねぇ。

 肉を食べてはホッピーを飲み、タレのしみたご飯を食べてはホッピーを飲む。

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 途中で2杯めのホッピーを飲み切って、3杯めとなる「キンミヤ中身」(55円)を買ってきた。

 おろっ。3杯めを作っても、まだソトが残ってるなぁ。

 改めて店内を見てみると、どのお客さんもみんな飲んでいるようだ。

 なかには飲み物だけのお客さんもいるが、もちろんそれも大丈夫。

 『何を食べようと、何を飲もうと、知ったこっちゃない。お客さんの好きにしてくれ』ってなもんだ。この緩さがいいねえ!

 なんとなくイギリスのパブにも似ている感じがする。

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 「生姜焼豚丼」を食べ切って、3杯めのホッピーも飲み切って、4杯めの「キンミヤ中身」(55円)と共に、「目玉焼き」(132円)と「キャベツ千切り」(110円)を注文すると、今度はほとんど待つこともなくブザーが鳴った。

 これでホッピーのソトもなくなって、ソト1・ナカ4。ソト1杯とナカ4杯の合計金額が363円なので、1杯あたり91円ほどってことですね。やっぱり安いよねぇ。

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 「目玉焼き」は「キャベツ千切り」にのっけて、醤油をかけ、キャベツに馴染ませながらいただく。これまたいいつまみになりますねぇ。

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 時間が経つにつれて、店内はさらに空(す)いてきた。

 昼下がりのこの時間帯から、夕方ぐらいまでが、もっとも空いてる時間なんだろうなぁ。

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 4杯めのホッピーも飲み切ったので、またレジカウンターに行って、いよいよこの店の名物ドリンク、「ハイボール」(33円)を注文した。

 このレジカウンターに来るのも、これで5回めなんだけど、毎回、おねえさんが「ごゆっくりどうぞ」と声をかけてくれるのがいいですね。

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 「ハイボール」もキンミヤグラスで出してくれる。

 33円と爆発的に安いけど、きっちりと普通の濃さのハイボールだ。これは嬉しいなぁ。

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 の~んびりとくつろぐこと2時間ちょっと。ホッピー4杯とハイボール1杯に、料理を3品いただいての総支払額は1,386円と激安!

 木札を「空席です」にして、食器を返却棚に戻して、ついでにその返却棚の奥にあるトイレ(男女1セットずつ)もお借りしてから店を出た。

 どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和5(2023)年7月11日(火)の記録》

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店情報: 大衆食事処「鶴見食堂(つるみしょくどう)」(鶴見)

  • 鶴見食堂 店名: B級グルメ専門 大衆食事処 鶴見食堂(喫茶)
  • 電話: 045-642-8877
  • 住所: 230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-30-22 ウィングキッチン京急鶴見1F
  • 営業: 11:00-23:00(22:00LO)、無休
  • 場所: 京急鶴見駅直結(ウィングキッチン京急鶴見内)、JR鶴見駅からは徒歩1分ほど
  • メモ: 2022年7月7日オープン。予約不可。カード可、電子マネー可。
    《フード》元祖 三田焼きそば803、山賊揚げ定食968、焼き牛丼869、生姜焼豚丼748、かつ丼748、カレーライス649、カツカレー869、焼きナポリタン869、竹岡式チャーシュー焼きそば1,078、炒飯935、豚バラ青菜炒飯1,078、とんかつ定食858、チャーシューエッグ定食968。
    《小鉢・つまみ》名物やみつき揚げ鶏串165、マカロニサラダ429、ポテトサラダ429、オニオンスライス429、細太メンマ429、肉味噌もやし辛429、フライドポテト429、じゃがべー429。
    《一品》焼き牛皿759、生姜焼豚皿638、とんかつ638、とんかつ玉子693、山賊揚げ748、チャーシューエッグ748。
    《トッピング》生卵77、半熟卵99、目玉焼き132、キャベツ千切り110、味噌汁110、ご飯220、ミニカレー275。
    《ドリンク》ハイボール33、(芋焼酎)富乃宝山(120ml)231、(麦焼酎)中々(120ml)275、(日本酒)八海山(一合)286、(厳選)赤ワイン(180ml)275、(特選)白ワイン(180ml)275、ホッピー白143、ホッピー黒143、キンミヤ中身(60ml)55、生ビール176、ノンアルコールビール154、コーヒー88、アイスコーヒー88、アイスティー77、黒烏龍茶66、コーラ66、ジンジャーエール66、カルピスウォーター66、りんごジュース77、オレンジジュース66。
    (2023年1月調べ)

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北限の店舗でラ餃チャ … 熱烈中華食堂「日高屋(ひだかや)」(小山)

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 小山での四夜めは、ひとり呑み。

 この地で行きたい酒場は何軒もある。

 これまで行ったことがある中では、大衆割烹「だるま」ヘルシー中華料理「美慧(メイフェイ)」、そして割烹「あきた」の3軒。

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 行ったことはないけど行ってみたいのが、ネット調査で知った家庭料理「かのん」と、「だるま」の向かいにある野楽炉「大関」の2軒だ。

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 ところが!

 三夜連続でAさん、Yさんと思いっきり飲み、思いっきり食べ、思いっきり盛り上がったので、私の胃袋も多少疲れ気味。

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 ひとりの今日はサクッと飲んで、小山での最終夜を締めくくることにした。

 そういう場合も想定して、軽く飲むための候補店も何軒かリストアップしているのだ。

 その内の1軒が、東北新幹線沿線では最北端にある「日高屋」、小山駅さくら道(中央自由通路)にある「日高屋 バル小山店」である。

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 店に着いたのは午後6時。

 もっと空(す)いてるかと思っていたのだが、店内はけっこう多くのお客さんたちでにぎわっていてびっくり。

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 私も、ひとり分ずつパーティションで区切られた壁際のカウンター席の一角に座り、まずは「ホッピーセット」(440円)と「三品盛合わせ」(350円)を注文した。

 すぐに出される「ホッピーセット」の中身(お酒)は、焼酎ではなくてウォッカ。

 銘柄で言うと「キリン ウォッカ」で、アルコール度数は50%だ。

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 このウォッカが、生(き)のまま使われているのか、水で割るなどしてアルコール度数を調整して使われているのかは確認していないが、できあがったホッピーがガツンと強めなのが嬉しいね。

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 「三品盛合わせ」は、やきとりネギ和え、キムチ、メンマの盛り合わせのこと。

 「日高屋」では、お通しは出ないので、サッと出てくる「三品盛合わせ」や「枝豆」(210円)、「そら豆」(210円)、「中華風味付けメンマ」(160円)などは、お通し代わりの最初のつまみとして、ぴったりなのだ。

 「日高屋」のセントラルキッチンは1軒だけ。これが埼玉県行田市にある。

 ここで食材の仕入れや加工・調理などを一括して行うことで、味の均質化とコスト削減を実現しているのだ。

 さらに鮮度にもこだわって、入荷した食材は(熟成する必要のある麺などを除いて)その日の内に製造加工し、1日1便だけで全店舗に配送しているんだそうな。

 そのため、セントラルキッチン(行田市)から届けられる関東地方(1都6県)以外には、「日高屋」は出店していないのである。

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 1杯めのホッピーを飲み干して、「おかわりウォッカ(中)」(250円)を注文すると、日高屋グループ定番の、プラスチック製のカップに入った氷入りウォッカがやってきた。

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 これをジョッキに入れると、最初にホッピーセットが出された時と同じように、ジョッキに半分ぐらいの中(なか)の量になるわけですね。

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 さて「日高屋」。現在、関東地方に450軒の日高屋グループの店舗があるが、その内の443軒(全体の98.3%)が『ちかさと(千葉、神奈川、埼玉、東京)』エリアに集中している。

 『ちかさと』以外にある店舗は、栃木はここ小山に1軒のみで、群馬も高崎に1軒のみ、そして茨城に5軒と、3県合わせても7軒(全体の1.7%)しかないのである。

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 今年の4月、「坂上&指原のつぶれない店」でも「日高屋」が取り上げられた。

 番組の中では、『お腹を満たしつつ、がっつり飲めるのが「日高屋」の魅力』と紹介され、『中華そば・餃子・生ビールのセットで990円』ということが大きく取り上げられていた。

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 そこで改めて「選べるおトクなセットメニュー」を確認してみたところ、半ラーメン、半チャーハン、餃子3個がセットになった「ラ・餃(ぎょう)・チャ セット」(650円)に強くひかれた。

 よしっ。今夜はこれで飲もう!

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 まずは「ラ・餃・チャ セット」の半チャーハンと半ラーメンがやって来た。

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 半ラーメンのスープをすすってちょいと飲み、チャーシューをつまんでまたちょっと飲む。麺もまた、いいつまみになるよねぇ。

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 そして時おり半チャーハンもつまむ。

 つまみになるチャーハンと言うと、まっ先に思い出すのが、2021年4月23日に惜しまれつつ閉店した有楽町のミルクワンタン「鳥藤」で出されていた焼飯だ。


「鳥藤」の焼飯+納豆
ミルクワンタン「鳥藤」の焼飯+納豆 (2016.04.19撮影)

 「鳥藤」の焼飯は納豆と一緒に出される。

 この納豆を焼飯にのせて食べるのが鳥藤流で、これがとてもいいつまみになったのだ。

 『ここにも納豆がないかなぁ?』と、「日高屋」のトッピングメニューを再確認してみたが、残念ながら納豆はありませんでした。

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 半ラーメンと半チャーハンの途中で2杯めのホッピーも飲み切って、3杯めとなる「おかわりウォッカ(中)」(250円)をもらうと、これで外(瓶のホッピー)もなくなった。

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 その直後、「ラ・餃・チャ セット」の餃子3個も到着。

 毎日でも食べられるようにと、『かっこつけない「まぁまぁの味」の料理を安く提供する』というのが「日高屋」の戦略。

 半ラーメンも、半チャーハンも、餃子も、すべてが普通にうまいのだ。

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 おろっ?

 となりの席で、「ニラレバ炒め定食」(740円)を「ご飯大盛り」(+60円)で注文した、同年代の男性ひとり客。

 せっかく大盛りにしたご飯をほとんど残して、お勘定に立ってしまった。

 いったい何があったんだ?! 他人事(ひとごと)ながら気になる気になる。

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 「ラ・餃・チャ セット」を食べ切って、3杯めのホッピーも飲み切って、1時間ほどのサク飲みタイム。

 お勘定の1,940円を、アップルウォッチのSuicaでピッと支払って店を出た。

 どうもごちそうさま。

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 さてさて、この記事を書くのにあたって、改めて「日高屋」の北限を確認してみたところ、なんと北限の「日高屋」は、ここ「日高屋 バル小山店」ではなくて、群馬県にある「日高屋 イーサイト高崎店」でした!

 小山店の緯度が北緯36.313度。これに対して高崎店は36.322度と、わずか0.009度、地球上の円周距離にして1キロほど北にあるのです。

 そんなわけで、この記事の中では、『東北新幹線沿線では最北端にある「日高屋」』として紹介させていただきました。

 ちなみに、もっとも西にある「日高屋」も「日高屋 イーサイト高崎店」で、東経139.013度。第2位が神奈川県にある「焼鳥日高 小田原店」の東経139.158度でした。

 さらにもっとも東は千葉県の「日高屋 東金堀上店」の東経140.372度で、もっとも南は神奈川県の「日高屋 京急久里浜駅東口店」の北緯35.231度でした。

 つまり、日高屋グループの450店は、北緯35.231~36.322度、東経139.013~140.372度の範囲内に分布してるってことですね。

 以上、『だからどうした!』という追加情報でした(笑)。

店情報YouTube動画

《令和5(2023)年5月11日(水)の記録》

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店情報: 熱烈中華食堂「日高屋(ひだかや)」(小山)

  • 日高屋 店名: 日高屋 バル小山店
  • 電話: 0285-21-1530
  • 住所: 323-0025 栃木県小山市城山町3-3-22 バル小山3F
  • 営業: 10:00-23:00(22:45LO)(土日祝は09:30開店)、無休
  • 場所: JR宇都宮線・小山駅改札外の「さくら道」(小山駅中央自由通路)にある1軒。
  • メモ: 2012年9月28日オープン。全席禁煙39席(カウンター15席、テーブル24席)。カード可、電子マネー可、予約不可。公式サイトあり。
    (以下のメニューの内、頭に*印が付いているものは【店舗限定】なので、バル小山店にはない可能性もあります。)
    《おすすめ》中華そば390、野菜たっぷりタンメン570、黒酢しょうゆ冷し麺600、ピリ辛とんこつつけ麺640、冷麺640。
    《ラーメン》中華そば390、汁なしラーメン(油そば)600、五目あんかけラーメン670、*カタヤキソバ660、半ラーメン220、黒酢しょうゆ冷し麺600、秘伝の辛味噌ラーメン610、ネギタワー味噌ラーメン720、ネギタワータンメン710、ピリ辛とんこつつけ麺640、冷麺640、とんこつラーメン480、ピリ辛とんこつネギラーメン640、野菜たっぷりタンメン570・(麺少なめ)540、味噌ラーメン580、中華チャーシューメン690、とんこつチャーシューメン780。
    《セット》黒酢しょうゆ冷し麺+餃子セット860、味噌ラーメン+半チャーハンセット860、とんこつラーメン+やきとり丼セット760、ラ・餃・チャ(半ラーメン+半チャーハン+餃子3個)セット650。
    《定食》W餃子定食760、野菜炒め定食640、肉野菜炒め定食780、生姜焼き定食790、唐揚げ定食790、バクダン炒め定食770、ニラレバ炒め定食740。
    《単品》*キムチ炒飯620・(大盛)730、*中華丼640・(大盛)740、半チャーハン290、半ライス130、ライス170・(大盛)230、やきとり丼290、野菜炒め単品450、ライスセット(ライス+スープ+漬物付)190、スープ20、肉野菜炒め単品590、生姜焼き単品600、唐揚げ単品600、バクダン炒め単品580、ニラレバ炒め単品550、チャーハン490・(大盛)600。
    《おつまみ》メンチカツ270、おつまみネギチャーシュー350、キムチ奴310、餃子(6個)270、餃子(3個)150、中華風味付けメンマ160、枝豆210、そら豆210、白菜キムチ210、やきとり(ネギ和え)210、マカロニサラダ230、粗挽きウィンナー290、冷奴210、三品盛合わせ(メンマ・キムチ・やきとりネギ和え)350、イカ揚げ300、チーズ巻き280、おつまみ唐揚げ280、皮付きポテトフライ270、イワシフライ270、五目春巻き310。
    《トッピング》麺大盛70、飯大盛60、チャーシュー(3枚)300、秘伝の辛みそ30、細切りネギ140、メンマ160。
    《ドリンク》キリン一番搾り(生)ジョッキ340、キリン一番搾り(生)中瓶490、ホッピーセット440、おかわりウォッカ(中)250、ホッピー(外)190、レモンサワー320、ウーロンハイ320、緑茶ハイ320、ウォッカ(お湯・水・ソーダ)割り300、ウィスキーダブル300、ハイボール320、日本酒350、生冷酒410
    吟醸ロック酒20度430、からだすこやか茶W200、コカ・コーラ130。
    (2023年8月調べ)

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地元で人気の大衆酒場 … やきとり「ほろに」(小山)

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 小山(栃木県)での3夜め。やって来たのは駅から徒歩5分ほどのところにある、やきとり「ほろに」だ。

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 まずは「大瓶ビール」(サッポロラガー700円)を1本もらって3人で乾杯すると、すぐに出されたお通しは「大根の煮物」。

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 おでんの大根のように、よーく煮込まれたものが一人に半切れずつ。

 これがほんのり甘くて爆発的に旨い。

 この一品めをいただいただけで、この店の人気の理由がわかったような気がした。

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 やきとり「ほろに」という店名のとおり、メニューには鶏や豚の『やきとり』も並んでいる。1本100円から120円のものが多いのが嬉しいところだ。

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 さらに壁のメニューには、焼き魚などの『やきとり』以外の料理もたくさん並んでいて、我われも「もつ煮込」(430円)や「こまい」(3尾350円)、「手作りぎょうざ」(6個350円)などを注文した。

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 店内に飲み物メニューは見当たらないのだが、棚に焼酎のキープボトルがたくさん並んでいるので、麦焼酎をボトル(720ml)で出してもらって、水割りでいただくことにした。

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 実はこの店にやって来たのは今回が初めて。

 小山で、まだ行ったことがない良い酒場はないだろうかと、ネットで検索していて、この店が気になったのだ。

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 2017年4月に、全国への出張が多い仕事をするようになって6年目に突入した。

 行く先々で、『その地域で働いている人たちが毎晩のように立ち寄る大衆酒場』を探しているのだが、これがなかなか難しい。

 地方の大衆酒場は、ネット上には紹介されていないことも多いのだ。

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 実際にあちこち歩いて飲んでみた結果と、事前にネットで調べた情報を照らし合わせてみたりするうちに、なんとなく自分なりの探し方ができてきた。

 まずは「食べログ」でざっくりとその地域の酒場を探したうえで、Googleの評価点を確認する。

 その地域の酒場をザッと探すには「食べログ」が強くて、評価点はGoogleのほうが『自分自身も良いと感じる酒場』によく合うように思うのだ。

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 こうして出会った酒場として、居酒屋「桜(おう)」(浦上@長崎県、Google 4.4、食べログ 3.08)、遊食広場「まごころ亭」(三次@広島県、Google 4.7、食べログ -)、うどん酒場「福福」(博多@福岡県、Google 4.4、食べログ 3.28)、居酒屋「亀千」(蘇我@千葉県、Google 4.1、食べログ 3.04)などが挙げられる。

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 ここ「ほろに」の場合も、「食べログ」には口コミも載っていなくて、評価点も無いのだが、Googleの評価点は4.5と高い。

 それを信じて、この店に来てみたのでした。

 我われが入った時点では、先客は一人しかいなかったのだが、時間が経つにつれてお客さんもだんだん増えてきた。

 みなさん、地元のご常連のようで、老若男女、幅広い客層だ。

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 麦焼酎を飲み切って、続いては芋焼酎(720ml)を出してもらった。こうなるともう芋ロックだよねぇ。

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 つまみに女将さんオススメの「厚揚げ納豆」(400円)を注文すると、なんと豆腐を揚げて厚揚げを作るところから調理が始まった。

 「厚揚げ納豆」は栃木県全域の名物料理なんだそうな。

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 L字カウンターのみ12席分ほどの店内は、女将さんがひとりで切り盛りされているが、お酒や料理の出もスムーズで、待たされるようなことはないのが素晴らしい。

 3人連れで来ているのは我われぐらいで、他はみんな一人客か二人連れだ。

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 とそこへ、新たに一人客が入ってきたが、今や店内は満席状態。

 すると入口近くに座っていたハンチング帽をかぶった男性一人客が、「ここにどうぞ」と自分が飲んでいた食器などをカウンター上に戻して、新たなお客さんに席を譲った。

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 そしてなんと、そのハンチング帽の男性客は、カウンターの中に入ると白衣を身に着け、洗い物を始めたではないか!

 実はこのハンチング帽の男性客が女将さんのご主人だったんですねぇ。

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 ご主人(78歳)は宇都宮のご出身。小樽で仕事をされているときに、幌似(ほろに)出身の女将さんと出会って、昭和51(1976)年に、この地に「ほろに」を開店した。

 3年ほど一緒にお店をやった後、ご主人は他の仕事で東京などにも行くようになり、その後はお店は女将さんが一人で切り盛りするようになったそうだ。

 洗い物を終えたご主人は、焼き台を担当されている。

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 思いっきり飲んで、思いっきり話をして、最後の〆に自家製の「つけもの」(300円)をもらうと、これが、きゅうり、かぶ、キャベツ、ののしろ(のびる)の盛り合わせ。ののしろの漬物というのは初めて食べたなぁ。

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 ちょうどここで芋焼酎のボトルも飲み切った。

 現在の時刻は午後9時半過ぎ。4時間半も飲んでしまいましたか!

 3人で大瓶ビール1本と、720mlの焼酎を2本。けっこう飲みました。

 料理もすべて食べ切って、お勘定は3人で12,560円(ひとり当たり4,187円)。

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 本当に居心地が良くて、地元の人たちに愛されていることがよくわかる、小さな小さな大衆酒場でした。

 どうもごちそうさま。また来たいな。

店情報YouTube動画

《令和5(2023)年5月10日(水)の記録》

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店情報: やきとり「ほろに」(小山)

  • ほろに 店名: ほろに
  • 電話: 0285-24-4986
  • 住所: 323-0025 栃木県小山市城山町3-12-11
  • 営業: 17:00-23:00、日休
  • 場所: JR小山駅西口を出て、北へ5分(400m)ほど進んだ線路沿い、左手。
  • メモ: 昭和51(1976)年創業。L字カウンターのみ12席ほど。基本的に北海道・幌似(ほろに)出身の女将がひとりで切り盛りされているが、ご主人(宇都宮出身)が手伝うこともあるようだ。
    《黒板メニュー》ニラ玉400、こまい350、イカ串焼200、ロース串焼250、えび塩焼350、マグロ刺700、生姜焼肉650、竜田揚650、ポテトフライ(メンタイマヨ)550。
    《黒板下短冊メニュー》ところ天350、もつ煮込430、焼おにぎり1個150。
    《やきとりメニュー》かしら120、たん120、砂肝110、はつ110、レバ110、とり120、ねぎま150、ナンコツ120、とり皮100、モツ100、ガッツ100、手羽イカダ160、ねぎ100、ししとう120、しいたけ130、ほたて180、ロース串焼き250、いか串焼き200。
    《壁のメニュー》野菜いため350、焼魚(ほっけ、さば、その他)時価、ホルモン焼400、もつ煮込430、ウィンナー焼400、ちくわ天350、冷奴300、するめ700、冷奴納豆400、厚揚納豆400、イカ焼500、イカバター600、かわはぎ400、えいひれ400、にんにく焼300、もろきゅう300、トマト300、つけもの300、おにぎり1個150、すいとん500、手作り つくね1本200、手作り ぎょうざ350、こまい350、辛ネギラーメン500、ラーメン400、焼おにぎり1個150、焼うどん400、焼そば400、キムチ400。
    (2023年5月調べ)

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水は使わず、生パン粉 … お食事処「まつせい」(小山)

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 小山(栃木県)での2日目。昨日と同じく3人でやってきたのは、1949年(昭和24年)に精肉店として創業し、1972年(昭和47年)に食堂となった「まつせい」だ。

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 店に着いたのは午後6時過ぎ。

 「まつせい」の夜の部の営業は午後5時から8時までで、7時にはラストオーダーなので、注文できるのはあと1時間ほど!

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 大急ぎで「生ビール中」(630円)と「もつ煮」(500円)を、3つずつ注文して乾杯だ。

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 昨年、残念ながら私自身は小山に来る機会がなかったのだが、同行のAさんとYさんは、去年もこの時期(2022年5月)に小山にやってきている。

 そのときには「まつせい」が休業していて、スーパーホテル小山の支配人から、「『まつせい』の3代目がご病気で療養中らしい」という情報を得たそうなのだ。

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 今年はどうかなぁ? と少し心配しながら店の前までやってきたのだが、普通に営業しているようで、まずは良かった。

 店は二代目女将・松嶋高代(まつしま・たかよ)さんと、その息子で三代目の淳(じゅん)さんの二人で切り盛りされている。

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 淳さんによると、虫歯の菌が肺から脳に移って、手術しなければならないほど大変な病状だったんだそうな。

 なんとか回復して、今は手にちょっと痺れが残っているものの、無事に復活され、お店も再開したとのこと。嬉しいなぁ。安心しました。

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 生ビールに続いては、「芋焼酎お湯割り」(480円)や「麦焼酎水割り」(480円)をもらい、この店の名物料理である「メンチカツ」(180円)を3つ注文した。

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 先に書いたとおり、ここ「まつせい」は精肉店として創業したので、メンチカツはお手の物。食堂になってからもずっとこの店の名物料理だったのに、1988年(昭和63年)の店舗の建て替えを機にメニューから消えてしまったんだそうな。

 国産の豚肉と玉ネギを使って手作りするメンチカツは手間がかかるから、というのがその理由。

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 「昔のメンチカツが食べたい」という常連さんたちの声に押されて、メニューから消えていたメンチカツを再び作るようになったのは、20年後の2008年(平成20年)の春のこと。

 しかしながら、手作りで手間が掛かることには変わりがないので、週2回、火・金だけの、しかも50個だけの限定メニューとして出されていたのでした。

 だから今回も、火曜日の今日、そのメンチカツを目指して、ここにやって来たわけですね。

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 ところが!

 店に来てみると、今まで店頭にドーンと出されていた「火曜日・金曜日は当店自慢の手作りメンチカツの日」という立て看板が出ておらず、店内のメニューにも『火・金 限定』の文字はなく、「コロッケ」(180円)と並んで普通に「メンチカツ」(180円)が載っている。

 営業中は毎日食べることができるメニューになったんですねぇ。

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 3人で「麦焼酎水割り」(480円)をおかわりしながら、「メンチカツ」2個と「コロッケ」1個も追加注文した。

 女将によると、「メンチカツ」や「とんかつ」の衣(バッター液)として水は使わず、パン粉は生パン粉を使うというのが、この店のカツ類が美味しい秘密なんだそうな。水を使うと硬くなるんだって。

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 国産豚肉の美味しさに加えて、玉ネギの自然な甘さで、グッと強い旨みを感じることができるのも、「まつせい」の「メンチカツ」の大きな特長なんだろうなぁ。

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 あっという間に午後7時のラストオーダーの時間が来てしまった。

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 食事も兼ねて、「チャーハン」(700円)と「春巻」(2個1皿で380円)を1つずつ注文すると、「チャーハン」には、サラダ、スープ、お新香も添えられてきた。

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 飲み物はまだOKとのことだったので、最後に「麦焼酎水割り」(480円)を3つもらって締めくくる。

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 午後8時まで、あっという間の2時間弱。お勘定は3人で9,870円(ひとり当たり3,290円)でした。

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 いやぁ、お店が再開していて、二代目女将も三代目もお元気そうで、本当に良かった。どうもごちそうさま。

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 スーパーホテル小山に戻って、ウェルカムバーでの今夜の私のターゲットは、アルコール度数77%の「いちご」。

 「観賞用(笑)」と書かれていて、「飲用注意! 必ず支配人をお呼びください!」と注記されている。

 近くに支配人が見当たらないので、危険にならないように、サッポロ焼酎ハイボールに、よく漬かったこの「いちご」の実だけを入れていただいた。

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 おぉ~っ。それでもやっぱり濃厚ですねぇ。

 午後9時前には支配人も現れて、「いちご」を飲んでいるのを喜んでくれた。「梅シソ」も美味しいそうだ。

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 でも一番のおすすめは、やっぱり西成の味噌入り焼酎とのことで、今夜も最後の1杯は、その味噌入り焼酎で締めくくりました。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年5月9日(火)の記録》

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イモフライ&焼きそば … 大衆酒場「いごっそ」(小山)

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 小山への出張でやってきたのは、小山駅前の大衆酒場「いごっそ」だ。

 いつもお客がいっぱいの人気店で、入れないことも多いのだが、今日は同行のAさんが事前に予約してくれていて、同じく同行のYさんも含めて3人でテーブル席を囲むことができた。

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 まずは「ホッピー白セット」(500円)を3つもらって乾杯する。

 ここのジョッキはサッポロの生ビールジョッキで容量は435ml。ホッピージョッキが500mlなので、それよりはちょっと小さいのかな。

 「ナカ(金宮焼酎)」の量は、まずまずだ。

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 合わせて出されたお通しはモヤシが一皿。

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 そしてマカロニサラダが一皿。

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 これら2品を、派手な絵柄の各自の取皿に取り分けながらいただく。

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 この店の名物のひとつが「チューリップ」(1本120円)、鶏手羽元の唐揚げだ。

 3人なので一人2本ずつ、合計6本を注文した。

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 その「チューリップ」と並んで、メニューの先頭に載っている「レバー串」(1本120円)を3本。

 これはゴロっと大きくカットされた豚レバーの塩焼きで、おろしニンニクが添えられている。

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 さらには「ハラミ串」(1本120円)も3本。こちらは豚の横隔膜で、豚モツの中では、カシラと並んで精肉っぽい部位である。

 小山(栃木県)でも美味しい豚モツを食べることができるのが嬉しいですね。

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 ホッピーの「ナカ(キンミヤ)」(250円)をどんどんおかわりしながら、つまみには「自家製厚揚」(320円)を注文。

 メニューには「自家製厚揚 納豆のせ」(430円)もあって、ちょっと迷ったよね。

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 そしてこの店のみならず、この地域全体の名物料理なのが「栃木名物イモフライ」(320円)だ。

 蒸したジャガイモに衣をつけて揚げた後、ソースをかけて仕上げたもので、もともとは栃木県佐野市の名物料理だったらしいのだが、いまでは県内のいろんなところで出されているようだ。

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 揚げ物が続いてこちらは「レバカツ」(320円)。豚レバーのカツである。

 今夜の私は徹頭徹尾ホッピーなんだけど、AさんとYさんは、「レモンサワー」(340円)や「梅サワー」(340円)なども飲んでいる。

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 「紅しょうが入玉子焼き」(320円)ももらう。

 店の名前が「いごっそ」だからか、ドリンクメニューには高知の日本酒「酔鯨」(1合600円)や「土佐鶴」(2合900円)、栗焼酎「ダバダ火振」(550円)なども並んでいるが、料理のほうはと言うと、『これぞ高知』みたいなのは「酒盗」(320円)ぐらいで、どっちかというと栃木らしい料理が多いようだ。

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 最後の〆も、これまた栃木名物の「ソース焼きそば」(550円)を3人でシェアして締めくくった。

 3時間半ほど大いに飲んで、「いごっそ」のお勘定は3人で10,890円(ひとり当たり3,630円)でした。どうもごちそうさま。

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 今夜の宿泊先は、すでに小山での定宿(じょうやど)になっている「スーパーホテル小山」。

 朝食会場でもある広めのロビーに設置されている「ウェルカムバー」がいいのだ。

 午後9時までの時間限定ではあるものの、ずらりと並んだアルコールドリンクが飲み放題ですもんねぇ!

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 我われは、駅前の「いごっそ」で飲んで、帰ってきてから、二次会代わりにちょいと一杯をいただいているが、お客さんによっては、コンビニでつまみを買ってきて、ここに腰を据えて飲んでる人もいる(笑)。

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 とそこへ、ホテルの支配人が出て来られて、「焼酎の味噌割りは試されましたか?」と、焼酎置き場の一角を指し示してくれた。

 なんだなんだ? と見てみると、

『味噌と唐辛子と昆布を混ぜると美味い旨い。(支配人)』

『大阪西成では、焼酎に味噌を入れてお湯割りで呑みます。(新今宮が好きな支配人)』

 と書かれた紙の後ろに、唐辛子がたっぷりと入った焼酎と、昆布がたっぷりと入った焼酎。さらにはワカメのインスタントみそ汁が置かれている。

 これは飲んでみなければ!

 さっそく紙コップに唐辛子焼酎を1プッシュと昆布焼酎も1プッシュ。そしてインスタントみそ汁を入れた後、お湯をたっぷりと注いでかき混ぜる。

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 ど~れどれ。

 アハァ! こいつはいいねぇ。つまみとお酒が一体になったオールインワンだ。

 「めかぶ茶焼酎お湯割り」や「焼酎のトマトジュース割り」などと比べても、よりつまみ感が強い。

 私自身、汁物(しるもの)をつまみに呑むのも好きなので、こういうお酒は大好きですねぇ!

 これはいいものを教えていただきました。ありがとうございます。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年5月8日(月)の記録》

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安いよねぇ旨いよねぇ … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

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 神戸に来たら、やっぱりここ。「赤ひげ姉妹店」だ。

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 同行のAさんと一緒に、いつものようにカウンターの一番奥の方の席に座り、まずは「瓶ビール(大)」(540円)をもらって乾杯である。

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 つまみは、「赤ひげ姉妹店」に来たら必ず食べるべき逸品、「湯豆腐」(190円)からスタート。これは一人にひとつずつ、二人前をいただいた。

 あったかい豆腐そのものもさることながら、出汁の効いたツユがいいんだなぁ。

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 「いんげん天麩羅」は、お皿にたっぷりと盛られて190円。さすが「赤ひげ姉妹店」だ。

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 「瓶ビール(大)」に続いて、「チューハイレモン」(310円)をもらうと、これがけっこう甘いチューハイだった。

 『甘い』、『冷たい』、『酸っぱい』の三拍子がカクテルの基本で、これらが揃うと、強めのお酒も飲みやすくなるんだそうな。

 チューハイレモンやレモンサワーなどは、まさにこの三拍子が揃ったお酒なんですね。

 Aさんは「芋焼酎」(360円)を水割りで注文。これがけっこう濃いそうだ。

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 「砂ずりの唐揚」(300円)も注文した。

 唐揚げと言いつつも、塩をふった素揚げなんだけど、これがまた美味しいこと。

 自分の好みにぴったりだ。

 またひとつ、「赤ひげ姉妹店」に来たら食べたい料理が増えたよねぇ。

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 続いては、これまた毎回注文している、おでんの「牛すじ」(1本130円)を2本もらう。

 西日本に来ると、いろんな酒場でおでんの「牛すじ」を食べるのだが、ここ「赤ひげ姉妹店」の「牛すじ」は、群を抜いて旨いのだ。

 「牛すじ」のみならず、このおでんの汁がまた、いいつまみになるんだよねぇ。

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 さらには「たい皮ポン酢」(280円)。

 ひとりでここに来ると、1品を食べ終えてはまた1品と、順番に注文することが多いのだが、Aさんは一度にドカッと複数の料理を注文するタイプ。

 というか、Aさんのみならず、一緒に出張する人のほとんどが、このタイプですね。

 自分は立ち飲み屋などで飲むことが多いからか、目の前に並ぶ料理が1品か、多くても2品になるように注文し、その1~2品をつまみに飲む習性が身についてしまっているようだ。

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「ここの『牛すじ』はやっぱり美味しいよねぇ! もう1回注文していい?」

 とAさん。おぉ~っ、もちろん私も大賛成だ!

 改めて「牛すじ」2本を追加注文すると、新たなお皿で、汁もたっぷりと入れて出してくれた。

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 「チューハイレモン」がちょっと甘かったので、今度は「麦焼酎」(330円)を水割りでもらうと、「芋焼酎」の水割りを飲み終えたAさんも、「麦焼酎」の水割りに移行した。

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 合わせるつまみは「イワシのオイル漬け」(150円)。

 骨まで食べることができる自家製のオイルサーディンですね。

 これまたいいつまみになるではありませんか!

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「エイヒレはよく見かけるけど、エイヒレの唐揚げっちゅうのは見たことないよね。」

 ということで注文してみた「エイひれ唐揚」(300円)は、名前のとおりなんだけど、エイヒレに衣を付けて揚げたあと、サクサクと細切りにしたもの。

 茹でモヤシと一緒に盛られ、レモンスライスも添えられている。

 あららぁ~っ。エイヒレそのものも美味しいけれど、ちょっとひと手間かけた「エイひれ唐揚」は、もっと素晴らしい。

 『やめられない止まらない』とは、まさにこのことですね。あっという間に食べ終えた。

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 すぐに「麦焼酎」の水割りも飲み干して、次は「芋焼酎」(360円)をお湯割りでもらう。

 Aさんは「麦焼酎」の水割りの後は、「酒」(350円)を熱燗でもらっている。

 ちなみに、ここの日本酒の銘柄は「白鶴」、芋焼酎は「金黒」、麦焼酎は「世話女房」だ。

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 つまみには、「牛ステーキ」(450円)をもらう。

 いい魚が入ったりすると、これより高い値段の料理が出ることもあるのだが、通常メニューの中では、この「牛ステーキ」の450円が最も高価なのだ。

 今日は、『旬』と書かれた「生かき酢」や「かきフライ」も450円のようですね。

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 最後にもう1杯ずつ「芋焼酎」のお湯割りをもらい、「やきオニギリ」(2個1皿で180円)で締めくくった。

 2時間ちょっと楽しんで、今宵のお勘定は二人で6,050円(ひとり当たり3,025円)。

 ここに来ると必ず注文していた「湯豆腐」と「牛すじ」に加えて、「砂ずりの唐揚」や「エイひれ唐揚」も新発見。

 Aさんがいろいろ注文してくれたおかげで、この店ならではの『絶品つまみ』を新たに知ることができました。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和4(2022)年11月27日(日)の記録》

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純ハイで三大名物+1 … 串やき「五條 名驛(ごじょう めいえき)」(名古屋)

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 名古屋での仕事を終えて、やってきたのは名駅二丁目の串カツ通りの中の1軒、「串やき 五條 名驛」だ。

 開店直後の店内には先客はおらず、「どこでもどうぞ」というありがたい状況。

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 入口を入ってすぐのところにあるカウンター席の一番奥に座り、まずは「ビール大ビン」(660円)を注文すると、アサヒ、キリン、サッポロから選べるとのことで、サッポロをもらった。

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 4年前に初めて来たときと同じく、今もこの店の三大名物は「らっきょ」(440円)、「手羽唐揚」(550円)、「いかだんご」(1本198円)のようだが、その下に「ハッシュポテト」(220円)の張り紙も加わっている。

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 その中から、まずは前回食べることができなかった「らっきょ」をもらう。

 「らっきょ」は鳥取産の自家製で、毎年6月ごろから食べることができるんだそうな。

 前回は5月に来たので、まだ「らっきょ」が始まっていなかったのでした。

 毎年、何十キロも漬けるんだけど、おかわりする常連さんも多くて、秋ごろにはなくなってしまうんだって。

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 続いては、これも絶対に外せない「どて焼」(一皿440円)。

 これは豚シロ(腸)を串に刺して、味噌ベースの黒々とした汁(つゆ)で煮込んだもの。

 串2本分の「どて焼」を串から外して小鉢に入れ、刻みネギをトッピングして出してくれるのが当店流だ。

 シロのプリプリ感がたまんない。

 トロトロになるまで煮込まれたシロも、それはそれで美味しいのだが、やっぱりシロにはこのプリプリ食感が大切ですよねぇ。

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 「どて焼」に合わせて「キャベツ」(サービス)も出してくれた。

 「ソース」も添えてくれたが、せっかくの名古屋なので、「どて焼」の味噌ダレをちょっとずつつけながらいただいた。

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 大瓶ビールを飲み切って、続いては「酎ハイ」(385円)にしようと、大将に「甘くない酎ハイはありますか?」と聞くと、「純ハイ」を勧めてくれた。

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 氷を入れたジョッキに麦焼酎「二階堂」をたっぷり。そして炭酸を注いで混ぜたら「純ハイ」のできあがりだ。

 言ってみれば『麦焼酎ハイボール』ですね。

 ックゥ~~~~ッ! これはいいねぇ!

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 そしてつまみは「串カツ」(1本110円)だ。

 この店では、串ものは2本以上での注文なので、2本でお願いすると、「味付けは味噌でいいですか?」と大将。

 なるほど。この店も「串カツ」は味噌かソースの味が選べるんですね。

 でもこれまたせっかくの名古屋なので、「はい。味噌でお願いします」と、味噌を選択した。

 昼間にすぐ近くの「八幡屋」でいただいた「串カツ」は、細長く切った1切れの豚肉に衣を付けて揚げていたが、こちら「五條 名驛」は、細かく切った豚肉を、何個か並べて串に刺し、それに衣を付けて揚げている。

 こうして肉が切り分けられていると、食べやすいし、衣もはがれにくいのがいいですね。

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 さらには「とん焼」(1本110円)。こちらも2本もらう。

 「とん焼」も、「どて焼」と同じく豚シロなんだけど、串に刺してタレ焼きにしたもの。

 タレは当代店主のオリジナルなんだそうな。

 串カツ通りで人気の3軒(「八幡屋」、「のんき屋」、そしてここ「五條 名驛」)は、豚モツを生のまま仕入れて、各店で仕込みをしているそうだ。

 だからこそ、このプリッとした強い弾力感が味わえるんですね。

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 もちろん、「五條 名驛」ならではの名物料理「いかだんご」(1本198円)も2本。

 これは新鮮なイカをすりつぶして団子状に丸め、串に刺して揚げたもの。

 できたて熱々をハフハフとかじると、口の中いっぱいにイカの風味が広がります。

 前回もいただいたけど、「いかだんご」はやっぱり旨いよねぇ。

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 「純ハイ」(385円)をおかわりし、この店の三大名物の残る1品、「手羽唐揚」(550円)を注文すると、一皿に3本の手羽唐揚がやって来た。

 名古屋で1964年(昭和39年)に創業した「風来坊」の「手羽先の唐揚げ」が人気メニューとなり、名古屋の多くの居酒屋がこぞってメニューに導入した。

 「五條 名驛」で「手羽唐揚」を出すようになったのもその頃なんだそうで、この「手羽唐揚」のスパイスも、これまた当代店主のオリジナルなんだそうな。

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 その後、1981年(昭和56年)に「世界の山ちゃん」の1号店(店名は「やまちゃん」だった)がオープンし、2000年を過ぎたころから全国に、そして世界に展開。名古屋の「手羽先の唐揚げ」が広くみんなに知られるようになったのでした。

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 3杯めの「純ハイ」(385円)に合わせて、「ハッシュポテト」(220円)も注文した。

 これで『三大名物+1(プラスワン)』をすべていただくことができた。

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 この店の店名は、実は「五條」の部分だけなんだそうな。

 名古屋市営地下鉄・丸の内駅の近くに、もう1軒「五條」があって、こちらが本店という位置づけ。

 両店をフルネームで呼ぶと、それぞれ「串やき 五條 名驛」と「どて焼 五條 本店」なんだって。

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 午後5時の開店時刻から、ゆっくりと2時間半ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は4,300円。どうもごちそうさま。

 それにしても串カツ通りの他の2軒(「八幡屋」と「のんき屋」)に比べて、ここ「五條 名驛」のお客さんが少ない理由がよくわからないなぁ。なぜだろう?

 他の2店のように、入口が開けっ放しじゃないから、入りにくいんだろうか。

 それとも地元の人たちから見ると、我われのように外から来た者にはわからない、味や食感の違いがあるんだろうか。謎だ。ぜひ教えてください。>地元のみなさん

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年7月7日(金)の記録》

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ランチタイムも大人気 … 「八幡屋(やはたや)」(名古屋)

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 昭和29(1954)年創業の老舗居酒屋「八幡屋」に到着したのは、開店時刻2分前の午前11時28分。

 店の前にはすでに10人ほどの行列ができていて、私もその後ろに並ぶと、ほぼ待つこともなくすぐに開店。

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 並んでいる順に店内に案内され、自分も「一人です」と申告すると、「では右奥、真ん中の2人用テーブルでお願いします」と通された。

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 一番奥の4人テーブルは仕込み用の卓らしく、二つのバットの片側には小さく切り分けられた豚レバーがどっさり。

 もう一つには、串に刺されたレバーが並んでいるが、まだ串の量は少ない。まさに作業中といった感じだ。

 この光景。モツマニアにはたまらんなぁ!

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 そしてすぐにお通し代わりのキャベツ(無料)が出される。

 何を注文するかは、店に入る前から決めている。

「1本ずつで、串カツ、とん焼、どて煮。あと、ごはんの中をお願いします。」

 この後、名古屋での仕事の予定なので、今は飲めないのが残念でたまらない。

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 店内はと眺めると、昼からビールやチューハイをもらって、串をつまみに飲んでる人が半分ぐらい。

 残る半分ぐらいは、私と同じようにお酒は飲まず、ランチでの利用のようだ。

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 「八幡屋」の串メニューは、通常は1本99円(ネギマのみ132円)なんだけど、ランチタイム(11:30~13:00)には10円引きになって、1本88円(ネギマは121円)で食べることができるのだ。

 おでん(各110円)も串メニューに含まれてるのかなぁ?(未確認です。)

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 すぐに「どて煮」(昼88円)がやって来た。

 これは串に刺したシロ(豚腸)を、串のまま味噌煮込みにしたもの。

 開店直後にもかかわらず、よく煮込まれていて見ただけでも美味しそうだ。

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 追いかけるように「ライス(中)」(231円)とお水もやってきた。

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 「どて煮」をばらして、卓上に置かれている一味唐辛子を振りかける。

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 そしてオン・ザ・ライス。

 っくぅ~~~~っ!

 予想どおり、これは旨いねぇ!

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 「とん焼」(昼88円)もきた。

 これまた串に刺したシロ(豚腸)なんだけど、こちらはタレ焼き。

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 これももちろんオン・ザ・ライスだ。

 うぅ~~っ。

 ごはんにももちろん合うが、この「とん焼」オン・ザ・ライスをそのままつまみにして飲みたいなぁ!

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 「串カツ」(昼88円)も到着。

 「串カツ」の具材は豚肉で、味付けはソース、味噌、タレ、塩コショウが選べるが、何も指定しないと味噌で出してくれる。

 名古屋のデフォルトは味噌なのだ。

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 串をクルクルと回しながら抜いて、これもごはんの上へ。

 これまた間違いのない美味しさである。

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 もしおかずが足りなかったら、おでんの玉子をもらおうかと考えていたのだが、ちょうどいい量だった。

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 さっくりと30分ほど楽しんで、お勘定はなんと495円。ワンコイン未満でした。

 いやぁ、昼食として、お酒抜きでいただいてもやっぱり美味しかった。どうもごちそうさま!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年7月7日(金)の記録》

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