実は初めての三原呑み … 「神田屋食堂(かんだやしょくどう)」(三原)他

仕事で三原にやって来た。
三原を経由地として、瀬戸内の島々に船で渡ったりすることは何度もあるが、三原そのものを目的地として、この街に宿泊し、そしてこの街で呑むのは、実は初めてなのだ。
三原駅近くのホテルにチェックインして、まずは歩いて数分のところにある「神田屋食堂」に向かった。

日曜午後5時の店内には先客はおらず、店主ご夫妻が、二つあるテーブル席の小さいほう(4人用)に座ってくつろいでいるところだった。
「いらっしゃいませ。こっちのテーブルがエアコンがよく効いて、涼しいと思いますよ」と、入口近くのエアコン直下にある大きいほうのテーブル席(6人用)に案内してくれた。

まずはアサヒとキリンが選べる「瓶ビール」(中瓶550円)をキリンでもらって、グッと1杯飲んだ後、入口横の冷蔵陳列ケースで最初のつまみを探す。
枝豆があれば、それが良かったのだが見当たらず、代わりに「冷奴」(250円)を取ってきた。

「神田屋食堂」は昭和28(1953)年の創業というから、今年で創業70年。
テーブル2卓にカウンター8席の全18席を、二代目の店主ご夫妻が切り盛りされている。
店は午前11時に開店し、中休みなしで夜の10時まで、11時間の営業だ。

冷奴をつまみに中瓶ビールを飲み切って、続いては芋と麦が選べる「焼酎水割」(500円)を麦でもらって、つまみには冷蔵庫から「めばる煮付け」(500円)を取ってくると、温め直して出してくれた。

この店の名物は、創業当時から出されている「昭和のラーメン」(600円)なんだそうな。
魚介類と豚骨の出汁に、醤油を合わせてあっさりと仕上げたスープに、豚の背油を浮かせるのが備後地方の代表的な醤油ラーメン。

そんな創業当時からのラーメンに、「昭和のラーメン」という名前を付けたのは平成26(2014)年のこと。
その「昭和のラーメン」という名称を、店頭にラーメンの写真と一緒に張り出したところ、宣伝効果は抜群で、新しいお客さんも増えて、店の看板メニューになったんだそうです。

「めばる煮付け」を食べ終えて、「焼酎水割」も飲み終えて、午後6時半になっても他のお客さんは来なくて、店内の客は私ひとりだけ。
これでは三原らしさがまったく感じられないので、今回は「昭和のラーメン」は諦めて、もう1軒、別の店に行ってみることにした。
1時間半ほど楽しんで、「神田屋食堂」のお勘定は1,800円でした。どうもごちそうさま。

2軒めとして向かったのは、三原駅前のお食事処「安味(あんじ)」。
2010年にオープンした、ご夫妻で営むタコ焼きのお店なんだけど、うどんもウマイとの情報。
さらに! タコ天などをつまみに飲むこともできるんですねぇ。

ところが! なんとお店は閉まっていて、店頭には「しばらくの間、休みます(店主)」という札が掛けられてました。残念!

それでは次へ! とやって来たのは、三原駅近くのショッピングセンターの中にある「サイゼリヤ イオン三原店」。

午後7時前というゴールデンタイムなので、入れるかどうか心配しながら店に入ると、なんとガラガラ。「どこでもお好きな席にどうぞ」という状態である。

「こりゃいいや」と、「白ワイン(デカンタ小250ml)」(200円)、「にんじんサラダ」(200円)、「柔らか青豆の温サラダ」(200円)を一気に注文した。

この3点セットは、「サイゼリヤ」に来たらまっ先に注文すべきマイ定番となっているのである。

ガラガラだった店内にも、少しずつお客さんがやって来て、「赤ワイン(デカンタ小250ml)」(200円)と「ペンネアラビアータ」(400円)を注文するころには、7割ぐらいの入りになった。

アラビアータはもともと辛いんだけど、さらに調味料置き場から持ってきたホットソースをかけて辛くしていただく。
調味料置き場と言えば、ずっと無料で置かれていた粉チーズ(グランモラビア)が、2023年7月12日から有料(100円)になった。
このチーズをいろんなものに振りかけていたのに、とても残念に感じるなぁ。
かと言って、プラス100円でチーズを追加するほどでもない。微妙なところだ。

最後に「シチリア産ピスタチオのジェラート」(350円)と「グラッパ」(300円)を注文すると、店員さんが、「こちら、アルコール度数が強いのでお気をつけください」と言いながら、グラッパを出してくれた。
いやぁ、最後に冷たい甘いものと一緒にいただく強めのお酒が美味しいこと!

午後9時前まで、2時間ちょっと楽しんで、「サイゼリヤ」のお勘定は1,850円でした。どうもごちそうさま。
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