手作り料理に地元の酒 … おばんざいの店「はる」(相生)

JR相生駅南口を出て、向かい側のビルの2階にある、おばんざいの店「はる」にやって来た。

店に入るとすぐ目の前がL字のカウンター席。左手には小上がりの座敷席がある。
『おばんざいの店』と銘打っているだけあって、カウンター席の上段には、ラップフィルムがかけられた料理がずらりと並んでいる。

私が入った時点でカウンター席には先客はいなかったので、入口のすぐ前、L字カウンターの角のあたりに座り、まずはアサヒとキリンが選べる「瓶ビール中」(550円)をキリンでもらった。

つまみは、これまたちょうど目の前にあった「牛すじのどて焼」(550円)を注文した。

この「牛すじのどて焼」、実はいつもあるものとはちょっと違うらしい。
一昨日、昨日と宴席の予約が入り、それ用に作ったものが、ちょっとだけ残っていたので、あえてそれを今日のおばんざいとして並べていたんだそうな。
よく味が染み込んでいて、牛すじもトロットロで実に旨し!
今日も今日とて、新しい「牛すじのどて焼」も仕込んでいるんだけど、まだここまでの旨さは出ていないとのこと。
じっくりと煮込まれたのが残っていて、本当にラッキーでした。

中瓶ビールを飲み切った後は、麦焼酎「あらき」(440円)を水割りでもらう。

この麦焼酎「あらき」は、日本酒「八重垣」でおなじみの、姫路・ヤヱガキ酒造の麦焼酎だそうな。
初めていただいたけど、この麦焼酎も美味しいねぇ!

おばんざいの店「はる」は、今年で創業21年というから、2002年(平成14年)の創業のようだ。
現在の店主ご夫妻が切り盛りするようになったのは11年前から。
女将さんはお若く見えるけど82歳だそうなので、1941年(昭和16年)の生まれかな?
ご主人は基本的に厨房にいるようで、ときどきチラッと姿が見える。
このビルに入る前は、駅前にずらりと並ぶ飲食店の1軒だったそうだ。

ビールに続く麦焼酎の水割りで「牛すじのどて焼」も食べ切って、2杯めの麦焼酎「あらき」の水割りをもらうと共に、「鰯の煮付」(440円)を注文した。
このイワシは、これまた地元・姫路の家島漁港であがった「家島のイワシ」なんだそうな。
地元の食材に地元のお酒。最高の組み合わせですね!

私自身、ここ相生には出張でやって来ているのだが、相生駅前の酒場は、近くのホテルに宿泊する出張者でにぎわうことが多いんだそうな。
だから月~木の間はけっこうお客さんがいるんだけど、金曜日になると帰る人も多くて、お客さんが少ないんだって。

最後にもう1杯、3杯めとなる麦焼酎「あらき」の水割りをもらって、2時間ほどの『酒場浴』。今宵のお勘定は2,860円でした。
どうもごちそうさま。
(食べログ) おばんざいの店 はる (居酒屋 / 相生駅)
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