湯豆腐、鯛皮、あら煮 … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

神戸への出張が決まった瞬間から、「赤ひげ姉妹店」に行くことが大きな楽しみのひとつになっている。
午後3時半ごろに東京駅を出発し、神戸市内のホテルにチェックインしたあと、「赤ひげ姉妹店」に到着したのは午後7時過ぎ。

奥に向かって細長い店内には、右手の厨房前にL字の長いカウンター席が、左手壁際にも壁に作り付けられたカウンター席があり、店の奥の方にはテーブル席が並んでいる。

いつ来ても大勢のお客さんたちで賑わっている「赤ひげ姉妹店」だが、これまでのところ、入れなかったことはない。
ひとりなら、たいていどこかに入ることができる。
今日はL字カウンターの奥の角のところに座ることができた。

いつものように、まずは「瓶ビール(大)」(540円)を注文すると、ホールを担当しているアジア系外国人のおねえさんから、「ワンビアグラス」と注文が通される。
ちなみに二人で来て、瓶ビールを1本注文すると「ワンビアツーグラ」となる。

一品目のつまみは決まってる。「湯豆腐」(190円)だ。
ここの湯豆腐は、薄味がついた出汁で煮込まれているスープ豆腐。これが最高に旨いのだ。
現時点では、この湯豆腐と、呉の「森田食堂」、そして川崎の立ち飲み「天下」の湯豆腐が、自分の三大湯豆腐だ。

この「湯豆腐」だけで大瓶ビールを飲み切って、「麦焼酎」(330円)を水割りでもらう。
ちなみに、ここの麦焼酎は、地元・灘の白鶴酒造の「世話女房」。日本酒も「白鶴」。
芋焼酎はニッカウヰスキーが製造し、アサヒビールが販売している「金黒(きんくろ)」だ。

麦焼酎に合わせるつまみは、これまたこの店に来たら絶対に食べたい、おでんの「牛すじ」(150円)。
その「牛すじ」に加えて、「ねぎま」(150円)も1本注文した。
ここの「ねぎま」はネギとマグロ。おでんの「ねぎま」の他に「焼きねぎま」(150円)もある。
同じ職場のAさんが「『赤ひげ姉妹店』の『牛すじ』が日本一うまいっ!」と大絶賛されているのだが、私もまったく同感である。この店の「牛すじ」は本当に旨い。
「ねぎま」も、残ったおでんの汁も、それぞれがいいつまみになるなぁ。

「麦焼酎」(330円)の水割りをおかわりすると、半切りのレモンスライスが1枚追加される。
このレモンスライスの数で、自分が何杯飲んだかわかるよね。

つまみには「たい皮ポンズ」(280円)を注文した。
ゆで冷まして細切りにした鯛皮とワカメを小鉢に入れてポン酢醤油をかけ、刻みネギと紅葉おろしがトッピングされている。
「明石の鯛」で知られる明石市は、神戸市のとなりの市。
今日も壁の短冊メニューには「たい造り」(350円)や「たいのちり蒸し」(350円)、「たいの子煮付」(300円)などの鯛料理が並んでいる。
フグの皮も旨いけど、タイの皮も旨いよねぇ。

3杯めとなる麦焼酎水割りをもらって、「さかなのあら煮」(280円)を注文。
これまた旨いわ!
ほんわりとした甘みと濃厚な旨みが素晴らしい。
これが280円ってどうよ!

壁には、今月(2023年10月)から価格変更(値上げ)したという「お知らせ」が掲示されているが、それでもまだ安いよねぇ。
毎日のように飲みたい呑兵衛にとっては、とてもありがたい酒場なのだ。

「赤ひげ姉妹店」という店名からもわかるとおり、すぐ近くには本店となる「赤ひげ」もあって、こちらは串カツが看板メニュー(だけど姉妹店と同様に他の料理もいろいろあり)の立ち飲み酒場。
大通り沿いの角地にあって、いつ見ても大勢のお客さんで賑わっている。
どちらも午前11時から午後11時までの12時間営業なんだけど、本店は月曜定休、姉妹店は水曜定休と、定休日が違うので、毎日、必ずどっちかは営業してるってことですね。

とっても長持ちする「さかなのあら煮」に、4杯めの麦焼酎水割りをおかわりだ。
「赤ひげ」のグループ店は、本店と姉妹店の他に、三宮にも寿司を中心にした店舗があって、全部で3軒なんだそうだが、三宮のお店の名前を聞くのを失念してしまった。
ここのグループ店ということは、三宮のお店も、きっと安くて美味しいに違いない。
どこなんだろうなぁ? 次の機会に改めて聞いてみよう。

ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,910円。支払いは現金のみです。
今回も美味しくて、くつろげて、よく飲んだなぁ。どうもごちそうさま。
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