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2023年12月

マグロのモツも旨いぞ … 居酒屋「ぴんぽん」(気仙沼)

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 初めて食べた「チン刺」(385円)は、マグロの心臓の弁の部分。

 「心臓の弁がこんなに大きいの?!」とビックリする大きさだ。

 一枚の弁を薄く切って開いているから大きいんだそうな。

 刺身皿には酢味噌が添えられ、それとは別に胡麻油+塩の小皿も出してくれて、「お好みでどうぞ」って。どっちで食べても美味しいではないか!

 これまで豚モツ、鶏モツ、牛モツはよく食べてきたけれど、魚のモツは、魚卵と皮ハギの肝ぐらいで、それ以外はほとんど食べたことがなかったよなぁ。

 改めてその旨さと、プリッとした食感に感動した。

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 今宵訪問している酒場は、気仙沼で1981年(昭和56年)に創業したという居酒屋「ぴんぽん」。

 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災で、店の1階は壊滅的な被害を受けたものの、2階で仮営業をはじめ、2014年(平成26年)には1階での通常営業を再開したそうだ。(「Syupo」の記事より。)

 私自身、気仙沼にやって来たのは今回が初めてだ。

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 「どこでもどうぞ」と言われて、カウンター席の一番手前に近い席に座ると、まず目の前の置物に驚いた(笑)。

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 気を取り直して「瓶ビール」(605円)を注文すると、「アサヒ、キリン、サッポロがありますが」とのことで、今日はサッポロを選ぶと、サッポロ黒ラベルの中瓶と一緒に出されたのは、グラスではなくてジョッキ。

 泡が立つように、ちょっと上から、ドドォ~~ッと勢いよくビールを注いでいただきました。

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 ビールで喉を潤してから、おもむろに壁の手書きメニューを確認する。

 そして注文したのが冒頭でご紹介した「チン刺」だったのだ。

 それにしても、この「チン刺」をはじめ、「鮪星焼」、「タラチョ」、「コワダ煮」など、名前を見ただけでは何だかわからない料理も多い。

 気仙沼の人たちには当たり前にわかる名称なんだろうなぁ。

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 「これも食べて」と、大将がカウンター越しに出してくれたのは、「サヨリの骨の唐揚げ」。

 これがもう、ビールにぴったりのつまみで、本当にありがたい。

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 店内は入口に近いこのカウンター席の奥にテーブル席の間(ま)があり、さらにその両側に座敷席もあるようで、店全体では50席ほど。

 開店時刻の午後5時には、私も含めて5人ぐらいしかお客がいなかったが、少し経つと予約の電話がひっきりなしにかかってきて、その度に大将が「刺身の盛り合せだけ用意しておきますので、あとは来てからお願いします」と対応している。

 なるほどなぁ。常連さんたちは予約電話で席を確保しておいてからやって来るんですね。

 しかもそうすることで、到着と同時に刺身も出されるので、待つことなくつまみにありつくことができる。

 お通しがない当店ながら、予約の電話を入れておくと、刺身の盛り合わせがお通し代わりになるってことですね。

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 ビールを飲み終えて、「麦焼酎」(385円)を水割りで注文すると、ジョッキにたっぷりの麦焼酎水割りを出してくれた。

 ッカァ~~ッ。焼酎が濃いねぇ!

 呑兵衛にとっては、すごくありがたい水割りだ。

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 つまみには「鮪星バター」(385円)をもらう。

 『星』というのは、心臓のことなんだそうな。

 つまり「鮪星バター」というのは、マグロの心臓のバター焼きということ。

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 本マグロの心臓は、人の手ぐらいの大きさで、普段は船の上でさばかれてしまうため、なかなか目にすることがないもののようだ。(写真は「旬のお魚情報満載 寿がやブログ」の記事より。)

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 そして我われ哺乳類の心臓が二心房二心室なのに対して、マグロも含む魚類の心臓は一心房一心室という単純な造り。写真の白い部分が心房で、赤い部分が心室だ。(写真は「横浜中央市場 まぐろ問屋【八清】」の記事より。)

 先ほどいただいた「チン刺」、『心臓の弁』も心房のところなんだろうな。

 「鮪星バター」には、白い部分も赤い部分も、両方とも使われている。

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 麦焼酎の水割りをおかわりし、続いては「鮪卵子煮」(385円)を注文した。

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 魚体が大きいだけに、マグロの卵も卵巣自体は大きいんだけれど、卵の一粒一粒はタラコなどの卵の大きさとそれほど変わらない。(写真は「天然まぐろの焼津屋」HPより。)

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 違うのはその卵を包んでいる袋の部分の厚みだろうか。

 ここがしっかりとしていて、ちょっと薄めのシロ(豚や牛の腸)のような食感なのだ。

 つまり、この「鮪卵子煮」だけで、魚卵とシロを一緒にいただいているような感じなのである。こんなモツは初めてだねぇ!

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 こうなると『マグロの胃袋の煮込み』だという「コワダ煮」(385円)も気になって、これも追加注文した。

 う~~~む。予想どおり、これも間違いのない食感と旨さである。

 マグロのモツ。なんでもっと世の中に広まらないんだろうなぁ。

 産地だけでしか食べられていないのが、もったいなさ過ぎる。

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 3杯めとなる麦焼酎水割りをもらって、〆のつまみは「アラ汁」(330円)だ。

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 これまた魚のカブトなども入った『魚のモツ煮込み』とも言える料理で、魚の出汁がよく出たスープも美味しいこと。

 今日はあえて魚の身の部分ではなくて、モツの部分だけを選んでいただいたが、これらがずらりとメニューに並んでいるところが、いかに魚に恵まれた土地なのかを物語ってるよね。

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 ゆっくりと3時間ちょっと楽しんで、お勘定は合計3,630円のところ、100円未満は切り捨てのようで3,600円でした。どうもごちそうさま。

 マグロのモツ。本当に美味しかった!

 今日は気仙沼名物というモウカザメの水揚げがなくて、「モウカの星(モウカザメの心臓)」が食べられなかったことだけが残念でした。

店情報YouTube動画

《令和5(2023)年12月5日(火)の記録》

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店情報: 居酒屋「ぴんぽん」(気仙沼)

  • 居酒屋ぴんぽん 店名: 居酒屋ぴんぽん
  • 電話: 0226-23-7007(予約可)
  • 住所: 988-0017 宮城県気仙沼市南町1-2-3
  • 営業: 17:00-21:30(21:00LO)、日休
  • 場所: JR気仙沼駅から徒歩20分(1.5km)ほど。気仙沼線BRT・内湾入口(八日町)駅からは徒歩8分(550m)ほど。
  • メモ: 1981年(昭和56年)創業。カウンター席、テーブル席、座敷席を合わせて全50席ほど。予約可。予約時にはあらかじめ刺身盛り合わせだけ用意しておいてくれる。以下、メニューは税表記。
    〔料理〕
    《日替りホワイトボード(一例)》アワビ刺900、チン刺(鮪心臓の弁)350、サヨリ刺500、トロ刺800、シメサバ500、さんま焼500、煮込み400、鮪星刺(鮪心臓)400、ハラス焼500、カマ焼500、ホヤ350、鮪ゆっけ500、鮪白子酢400、ナマコ酢500、タラチョ(チャンジャ)350、鮪卵子煮350、アスパラ揚400、鮪星串焼350、鮪星バター350、しおから300、ワカメキムチ350、アラ汁300、マグロ刺500、トンソク500、コワダ煮(鮪の胃)350、ピーマン焼300、もずく300。
    《お刺身》刺身盛り(ピン)1,000・(ポン)2,000・(パン)3,000。
    《一品料理》チンポウインナー300、コーンバター400、じゃがバター300、ゲソバター400、タラチョ350、かにみそ350、イカ納豆400、枝豆300、おごご(漬物)300、イカの塩辛300、豚足500。
    《焼き物》ホッケ400、ししゃも400、イカ焼き500、えび焼き400、串盛り合わせ(5本)450、ねぎま(5本)450、砂肝(5本)450、皮串(5本)450、かしら(5本)450、なんこつ(3本)450、合鴨つくね(3本)400、つくね(3本)350。
    《冷菜》ぴんぽんサラダ500、マリネ400、トマト300、もろキュウ300、山芋千切り400、冷やっこ300、おのやっこ(クリームチーズ)350。
    《揚げ物》ゲソ揚げ400、たこ揚げ400、えび揚げ350、カレイ揚げ500、鳥唐400、鳥の玉揚げ350、カマンベールチーズ揚げ400、揚げ出し豆腐400、ナス揚げ350。
    《スープ》ピンカラスープ500、わかめスープ350、卵スープ350。
    《ご飯物》焼きおにぎり150、お茶漬け350、ペペロンベッチョソバ500。
    《デザート》ぴんぽんアイス250、フルーツ盛合わせ400。
    〔飲物〕
    生ビール(中)400・(大)800、瓶ビール(中瓶)550、スミノフ400、日本酒(2合)500、マス酒(1合)400、ぴんぽん生酒1,000、ビダン(焼酎ボトル)1,500、ハイボール(ジョッキ)500、角瓶(ボトル)3,500、麦焼酎(ボトル)2,000・(ジョッキ)350、いも焼酎(ボトル)2,000・(ジョッキ)350、かち割りワイン(赤・白)350、梅酒350、ゆず酒400、チューハイ(ブルーハワイ、ライム、メロン、カルピス、ウメ、イチゴ、レモン)300、カクテル(レゲパン、ピーチ、巨峰、カシス、グレープフルーツ、ギョッピー、グッピー、ノリピー、グーラー、パイズリ、センズリ、マンズリ、マンチュー、パンティー)350、ソフトドリンク(コーラ、オレンジ、ウーロン茶、ジンジャーエール、カルピス、ブルーハワイ)200、ノンアルコールビール350、こどもびいる350。
    (2023年12月調べ)

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三原出張からの呉呑み … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)他

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 1週間の三原出張を終えて、呉まで足を伸ばしている。

 昨日は、呉に到着してすぐに「ほらふき」の石鍋で飲んだ後、屋台「一二三」にも顔を出すことができた。(→その時のブログ記事

 一夜明けて、土曜日の今日はゆっくりと寝て、遅めの午前中に「森田食堂」にやって来た。

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 呉駅のすぐ近くにある「森田食堂」は大正2年(1913年)の創業。今年で創業110年となる老舗食堂だ。

 食堂と言いつつも、実際には大衆食堂であり、大衆酒場でありといった感じで、食事だけの人もいれば、刺身や小皿の料理をつまみに飲んでる人も大勢いる。

 定休日の日曜日以外は、朝8時から夜9時まで、中休みなしの13時間営業なので、思いたったらいつでも飲み食いできるのもありがたいところなのだ。

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 店に入ると、すぐ左手がおつまみの冷蔵陳列ケースになっているので、そこから最初のおつまみとして「小いわし」(300円)を手に取って、空いている席に向かいながら、女将さんに「ビール大」(580円)を注文する。

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 「ビール大」は、アサヒとキリンが選べるので、今日はアサヒにした。

 冷蔵陳列ケースから持ってきた「小いわし」の煮付けは、電子レンジで温めてから改めて出してくれる。

 刺身でも天ぷらでも煮付けでも美味しいのが「小いわし」。呉に来たら必ず食べたい料理のひとつだ。

 ほんとに旨いよのぉ!

めばる煮付け@神田屋食堂

 三原に着いた初日(日曜日)は、ブログ記事)でもご紹介しているとおり、「神田屋食堂」から「サイゼリヤ」へのハシゴ酒だった。

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 二日目(月曜日)は、同行のKさん、Mさんと3人で三原駅近くの居酒屋「げんなおし」(→食べログ)。

 予約でいっぱいの人気店のようだが、お客さんの多さに店員さんの数が追いついていないのか、飲物や料理の出が遅いのが残念でした。

 久しぶりにいただいた呉の地酒、「雨後の月」は美味しかったなぁ。

 お勘定は3人で12,400円(ひとり当たり4,133円)でした。

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 三日目(火曜日)も3人で三原駅近くの「旬彩 おたふく」(→食べログ)。

 「たこ餃子」や「たこチャーハン」(1,200円)は美味しかったけど、ここも大勢のお客さんに対して、店は女性二人で待ち時間が長い。

 三原の飲食店も、やはり店員さん不足で困っているのかもしれませんね。

 お勘定は3人で14,590円(ひとり当たり4,863円)でした。

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 四日目(水曜日)は、三原在住の4人も加わって、7人で寿司工房「喜多扇」(→食べログ)。

 三原ではタコが名物と言われてるんだけど、値段が高いこともあって、地元の人たちはあまり食べないんだそうな。

 この店でもタコは出なかったが、ウナギ蒲焼きが美味しかった。

 お酒のほうは、まずは生ビールで乾杯した後、三原「醉心」の米焼酎「酔いごころ」を水割り(550円)で。

 途中で「醉心」の日本酒もいただいたが、どっちも美味しいねぇ!

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 五日目(木曜日)は3人で「上海軒」(→食べログ)。

 三原駅近くのチャイニーズレストランなんだけど、地元でもボリューム満点の「デカ盛り」で知られるお店なんだそうな。

 ニラレバ、餃子、小海老天ぷらをつまみに飲んで、〆にもらった「北京烏麺(うーめん)」が本当にデカ盛りで驚いた。

 お勘定は3人で9,900円(ひとり当たり3,300円)でした。

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 で、六日目(金曜日)となる昨日の夕方、呉に移動してきて、七日目の今日を迎えているのでした。

 そして呉駅前の「森田食堂」での2品めは、この店の名物でもある「湯豆腐」(300円)。

 この店に来たら、これは絶対に外せない。

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 湯豆腐に合わせるお酒は「白牡丹」(350円)の燗酒だ。

 甘めの「白牡丹」の熱燗を、熱いお茶をすするように飲むのがうまいんだなぁ。

 1時間半ほど楽しんで、「森田食堂」のお勘定は1,530円でした。

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 ホテルでひと休みしたあと、早めの夕方からは会社の先輩や仲間たちと「とりのす」で飲み会。

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 刺身の盛り合わせから始まって、呉ならではの串カツ(焼き鳥のフライ)や、小いわしの天ぷら、鳥皮の味噌煮などをつまみに飲む飲む飲む。

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 たっぷりと4時間ほど盛り上がって、「とりのす」の前で解散したあと、今夜も屋台「一二三」にやって来た。

 土曜日の夜だけあって、呉の屋台街もにぎわってますねぇ。

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 そして今夜も、「一二三」ならではの、かなり濃いめの「いいちこ水割り」(450円)をもらって、つまみには「トン耳」(700円)を注文した。

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 「トン足」(700円)や「トン耳」は、屋台に据え付けられている鉄板で焼きあげてくれるのだ。

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 もう1杯、濃いめの「いいちこ水割り」をおかわりして、今夜のお勘定は1,600円。

 あ! 念のために言っておきますが、「いいちこ水割り」は「濃いめに!」と注文しているわけではなくて、この店の普通の濃さが「濃いめ」なのだ。

 だから、これが濃いと思う人が逆に、「水割りは薄めに作ってください」と注文しているのでした。

 次に来たら、おでんも食べなきゃね!

・「森田食堂」の店情報前回) / 「とりのす」の店情報前回) / 「一二三」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年8月5日(土)の記録》

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二人でボトルを1本半 … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)

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 長崎での夕食に出かけたのは、JR浦上駅の近くにある居酒屋「桜(おう)」。

 昨年、長崎駅近くのホテルが満室で泊まることができず、仕方なく長崎大学病院近くのホテルに宿泊した。

 その時に、ホテルの近くの酒場を探して初めてやって来たのが、ここ「桜」だったのだ。

 そして、その美味しさ安さにすっかり虜(とりこ)になって、長崎での2晩を「桜」で過ごしたのでした。

 今年はいつものように長崎駅前のホテルに宿泊することができたのだが、そこから路面電車に乗って、ここまでやって来た。

 路面電車で来る場合には、大学病院前の電停が最寄である。

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 店に着いたのは、開店時刻の午後6時ちょうど。

 午後6時になるや否やといったタイミングで暖簾が出され、店頭の提灯にも灯(ひ)がともった。

 我われが一番乗りかと思いきや、建物の横のすき間から年配の男性がひとり、フッと現れて、吸い込まれるように店に入っていった。

 なんと! 店の正面ではなくて、横のすき間で奥ゆかしく開店を待たれていたんですね。

 そのいかにも常連さんと思しき男性一人客の後に続くように、我われ二人も店に入ると、常連さんが5人掛けの直線カウンターの一番手前に座ったので、我われは去年の2晩と同じく、カウンターの一番奥側に並んで座った。

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 常連さんには、なにも注文しなくても自動的に生ビールが出され、我われも追いかけるように「生ビール(中)」(528円)を注文して乾杯した。

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 すぐに出された「お通し」(275円/人←推定価格)は、小鉢の「肉味噌コンニャク」。

 これがとってもお酒に合う料理だったので、ちょっとずつかじりながら、長持ちさせていただきました。

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 料理注文の1品めは、店に来る前から決まってる。「お刺身(一人盛り)」(638円)だ。

 この店の刺身は、単品がほぼ418円。盛合せだと「一人盛り」が638円で、「一~二人盛り」が858円、そして「二~三人盛り」が1,408円というラインナップ。

 初めて来たとき、「二人だから『一~二人盛り』か『二~三人盛り』にする?」と話していたら、それを聞いていた大将が、「うちの刺し盛りは量が多いので、お二人だと『一人盛り』で十分だと思いますよ」とアドバイスしてくれたのだった。

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 ジャジャーン! 出てきた「一人盛り」がこれ。

 コウイカ(身と下足)、赤エビ、帆立貝柱、ヒラス(ヒラマサ)、コノシロ、シビ(クロマグロ)、小アジという豪華な8種盛りだ。

 これが638円って、どうよ!

 漁獲できる魚種は全国で1位(300種以上)、漁獲量は北海道に次いで全国で2位という長崎県ながら、この安さは長崎市内の他の酒場でも見たことないよねぇ。

 前にこの店で隣り合わせた常連さんが、「スーパーで買うより安い」と言っていたが、全くそのとおりである。

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 生ビールを飲み切った後は、麦焼酎「壱岐ゴールド」をボトル(2,200円)でもらって、ロックでいただく。

 この焼酎は、アルコール度数が22度なので、ロックでチビチビといただくのも美味しいのだ。

 ちなみに「壱岐ゴールド」のグラスは473円。5杯以上飲む場合には、ボトルをもらったほうがお得です。

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 刺身に続いては、これまたこの店に来たら必ず食べて帰りたい「雲仙ポークハム」(638円)だ。

 なんてこともない、普通のハムのように見えるんだけど、これが旨いんだなぁ。

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 刺身やハムをつまみにゆるゆると飲んでいるうちに、気がつけば1本目の「壱岐ゴールド」がなくなって、2本目をおかわりだ。

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 そしてつまみには「チャンジャ」(418円)をもらう。

 「チャンジャ」はタラの内臓を、コチュジャン、唐辛子、ニンニク、ごま油などの調味料と一緒に漬け込んだもの。

 言ってみれば『魚モツのキムチ』のようなもので、モツ好きにはたまらないつまみなのだ。

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 来週もまた長崎に来る予定なので、2本目のボトルを半分ぐらい残して、ボトルキープさせてもらうと共に、来週の席を予約して席を立つ。

 たっぷりと4時間近く楽しませてもらって、今宵のお勘定は二人で7,700円(ひとり当たり3,850円)でした。

 いやぁ、ここに来るとついつい飲み過ぎちゃうよねぇ。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年10月30日(月)の記録》

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おつまみ焼きそばで〆 … 炭火焼「きさぶろうのやきとり」(野方)

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 「晩杯屋 野方店」でソト1・ナカ5のホッピーを飲んで、『飲む』ほうは十分なものの、『食べる』ほうは、おつまみ3品だったので、ちょっとだけ足りていない。

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 なにか軽めの〆になるものがないかなぁ、と思いながら歩いていると、「きさぶろうのやきとり」の店頭に並んでいるメニュー写真の中に、「おつまみ焼きそば」(280円)というのがあることを発見。よしっ、これにしよう!

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 店に入ると、目の前が5席分のカウンター席。一番奥に先客がいたので、私は一番手前の席に座りながら、まずは「チューハイ」(290円)を注文し、その「チューハイ」が届いたタイミングで「おつまみ焼きそば」も注文した。

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 前に来たとき(2023年5月)には、午後6時までのハッピーアワー設定があって、通常320円のチューハイが200円で、通常380円の角ハイボールが280円で飲めていたのだが、今はハッピーアワーがなくなった代わりに、全時間帯でチューハイが290円で飲めるようになったようだ。

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 5分ほどで「おつまみ焼きそば」が到着。

 おぉ~っ。名前のとおり、つまみとしていただくのに、ちょうどいいくらいの量ですねぇ。

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 焼きそばをつまみにチューハイを飲みつつ、改めて卓上に置かれているメニューを確認する。

 冬場には鍋料理もあるようで、「カキ鍋」(650円)や「湯豆腐」(400円)、「水炊き」(550円)など、8種類がリストアップされている。

 これらすべてが、1人前から注文できるのがいいではありませんか。

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 「鍋の〆・トッピング」も充実していて、「カキ」(1個150円)、「豚肉」(380円)、「野菜盛り」(350円)、「スープ追加」(100円)などの具材が選べる他、鍋の最後に「ライス」(180円)や「うどん」(200円)をもらって〆ることもできる。

 今度は鍋料理も食べに来なきゃなぁ。

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 チューハイを飲み干して、おかわりを注文する。

 これでチューハイは2杯め。「晩杯屋」でのホッピー5杯から通算すると7杯めだ!

 けっこう飲んでるのに、あまり酔った感じがしないのは、『わが家まで歩いて帰れる場所にいる』という安心感があるからだろうか。

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 さっくりと40分ほどの〆タイム。

 席料100円が加わって、今夜のお勘定は960円でした。どうもごちそうさま。

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 店を出てトコトコと歩いていると、空には美しい満月。

 11月の満月は「ビーバームーン」と呼ばれているんだって。

 久しぶりによく飲んだ月曜日でした。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年11月27日(月)の記録》

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まずはクジラ三種盛り … 立呑み「晩杯屋(ばんぱいや)」(野方)

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 「晩杯屋」の公式Twitter(X)に、『★晩杯屋 復刻メニューのお知らせ★ 「くじら3種盛り」(490円)メニュー復活しました!』という投稿があったのは2023年11月3日のこと。

 私自身は、これまで「晩杯屋」で「くじら3種盛り」を食べたことがなかったのだが、その投稿に添えられた写真がいかにも美味しそうで、「こりゃ食べなきゃ!」と思っていたのだ。

 しかしながら、なかなか行ける機会がなくて、やっと今日、野方店に来ることができました。

 満を持して注文した「くじら3種盛り」は、鯨の赤身、タン(さえずり)、そして皮の盛り合わせ。

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 合わせる飲み物として、「ホッピーセット(白)」(430円)を注文。

 やや小ぶりのジョッキながら、半分ぐらいまで焼酎が入っているのがいいよね。

 最初の1杯はあっという間に飲み切って、すぐにおかわり焼酎、「中(ナカ)」(250円)をもらった。

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 「くじら3種盛り」が490円というのも安いが、「晩杯屋」では「刺身3種盛」も500円。

 単品の刺身も、「アジ刺」、「黒ソイ刺」、「ヒラメ刺」がそれぞれ310円と、とても安いのがありがたいよねぇ。

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 ホッピー2杯で「くじら3種盛り」を食べ終えて、3杯めとなる「中(ナカ)」と一緒に「アジフライ」(130円)を注文した。

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 この「アジフライ」には、卓上に置かれている「だしソース」をかけながらいただく。

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 けっこうボリュームがある「アジフライ」に、4杯めとなる「中(ナカ)」をもらったが、まだ「外(ソト)」(割材のホッピー)が残っている。

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 「アジフライ」に続くつまみとして、「揚げにんにく」(90円)を注文。

 数ある「晩杯屋」のつまみの中で、最も安い90円という値段ながら、お皿にたっぷりの揚げニンニクが、味噌と一緒に提供される。

 おかわりする人も多い、大人気のつまみなのだ。

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 そして最後にもう1杯、5杯めとなる「中(ナカ)」をもらって、これで「外(ソト)」も終了。

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 ホッピーをソト1・ナカ5で飲み終えて、2時間ほどの立ち飲みタイム。今宵のお勘定は2,140円なり。

 ソト1・ナカ5の飲み物代が1,430円だったのに対して、料理3品の合計が710円と、飲み物代:食べ物代が、2:1ぐらいの比率でした。

 やぁ美味しかった。どうもごちそうさま!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年11月27日(月)の記録》

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