二人でボトルを1本半 … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)
長崎での夕食に出かけたのは、JR浦上駅の近くにある居酒屋「桜(おう)」。
昨年、長崎駅近くのホテルが満室で泊まることができず、仕方なく長崎大学病院近くのホテルに宿泊した。
その時に、ホテルの近くの酒場を探して初めてやって来たのが、ここ「桜」だったのだ。
そして、その美味しさ安さにすっかり虜(とりこ)になって、長崎での2晩を「桜」で過ごしたのでした。
今年はいつものように長崎駅前のホテルに宿泊することができたのだが、そこから路面電車に乗って、ここまでやって来た。
路面電車で来る場合には、大学病院前の電停が最寄である。
店に着いたのは、開店時刻の午後6時ちょうど。
午後6時になるや否やといったタイミングで暖簾が出され、店頭の提灯にも灯(ひ)がともった。
我われが一番乗りかと思いきや、建物の横のすき間から年配の男性がひとり、フッと現れて、吸い込まれるように店に入っていった。
なんと! 店の正面ではなくて、横のすき間で奥ゆかしく開店を待たれていたんですね。
そのいかにも常連さんと思しき男性一人客の後に続くように、我われ二人も店に入ると、常連さんが5人掛けの直線カウンターの一番手前に座ったので、我われは去年の2晩と同じく、カウンターの一番奥側に並んで座った。
常連さんには、なにも注文しなくても自動的に生ビールが出され、我われも追いかけるように「生ビール(中)」(528円)を注文して乾杯した。
すぐに出された「お通し」(275円/人←推定価格)は、小鉢の「肉味噌コンニャク」。
これがとってもお酒に合う料理だったので、ちょっとずつかじりながら、長持ちさせていただきました。
料理注文の1品めは、店に来る前から決まってる。「お刺身(一人盛り)」(638円)だ。
この店の刺身は、単品がほぼ418円。盛合せだと「一人盛り」が638円で、「一~二人盛り」が858円、そして「二~三人盛り」が1,408円というラインナップ。
初めて来たとき、「二人だから『一~二人盛り』か『二~三人盛り』にする?」と話していたら、それを聞いていた大将が、「うちの刺し盛りは量が多いので、お二人だと『一人盛り』で十分だと思いますよ」とアドバイスしてくれたのだった。
ジャジャーン! 出てきた「一人盛り」がこれ。
コウイカ(身と下足)、赤エビ、帆立貝柱、ヒラス(ヒラマサ)、コノシロ、シビ(クロマグロ)、小アジという豪華な8種盛りだ。
これが638円って、どうよ!
漁獲できる魚種は全国で1位(300種以上)、漁獲量は北海道に次いで全国で2位という長崎県ながら、この安さは長崎市内の他の酒場でも見たことないよねぇ。
前にこの店で隣り合わせた常連さんが、「スーパーで買うより安い」と言っていたが、全くそのとおりである。
生ビールを飲み切った後は、麦焼酎「壱岐ゴールド」をボトル(2,200円)でもらって、ロックでいただく。
この焼酎は、アルコール度数が22度なので、ロックでチビチビといただくのも美味しいのだ。
ちなみに「壱岐ゴールド」のグラスは473円。5杯以上飲む場合には、ボトルをもらったほうがお得です。
刺身に続いては、これまたこの店に来たら必ず食べて帰りたい「雲仙ポークハム」(638円)だ。
なんてこともない、普通のハムのように見えるんだけど、これが旨いんだなぁ。
刺身やハムをつまみにゆるゆると飲んでいるうちに、気がつけば1本目の「壱岐ゴールド」がなくなって、2本目をおかわりだ。
そしてつまみには「チャンジャ」(418円)をもらう。
「チャンジャ」はタラの内臓を、コチュジャン、唐辛子、ニンニク、ごま油などの調味料と一緒に漬け込んだもの。
言ってみれば『魚モツのキムチ』のようなもので、モツ好きにはたまらないつまみなのだ。
来週もまた長崎に来る予定なので、2本目のボトルを半分ぐらい残して、ボトルキープさせてもらうと共に、来週の席を予約して席を立つ。
たっぷりと4時間近く楽しませてもらって、今宵のお勘定は二人で7,700円(ひとり当たり3,850円)でした。
いやぁ、ここに来るとついつい飲み過ぎちゃうよねぇ。どうもごちそうさま。
(次回) 24.06.22 長崎ならではの食と酒 … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)
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コメント
恐れ入ります。
いつも楽しく拝見させていただいております。
本日12月24日放送の広島の中国放送(RCC)ローカル番組「元就。」でアンガールズが呉の街を紹介してます。
関白が出てますので、ぜひTverでご覧ください。
投稿: なんだよイソノ | 2023.12.24 13:12