« 年明け初のモツに酔う … やきとん「すっぴん酒場」(野方) | トップページ | お母ちゃんも元気なり … 屋台「一二三(いちにっさん)」(呉) »

年明け3軒めの酒場は … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

Dsc01805a_20240129074901

 木曜日の荻窪「やきや」、金曜日の野方「すっぴん酒場」に続いて、土曜日の今日、年明け3軒めの酒場としてやってきたのは、なんと呉駅前の「森田食堂」である。

 朝9時ごろに都内の自宅を出て、呉駅に着いたのは午後3時過ぎ。

 呉駅近くのホテルにチェックインして、すぐに「森田食堂」にやって来たのだ。

Dsc01811a_20240129074901

 店に入って、女将さんたちに新年のご挨拶をしたあと、入口左手の冷蔵陳列ケースで、つまみを選ぶ。

Dsc01807a_20240129074901

 ちょっと迷ったけど、呉に来たらやっぱり「小いわし」(300円)の煮付けだな。

 そして「ビール大」(580円)をアサヒでもらうと、いつものように「ポンッ!」と軽快に栓を抜いて出してくれた。

Dsc01808a_20240129074901

 こうして「ポンッ!」と栓を抜くことができるのには、「森田食堂」ならではの秘訣がある。

 まず栓抜き。先の部分が90度ほど折れ曲がった独特な形状の栓抜きなのだ。

 そして抜き方。この曲がった奥側を栓の下にはめてから、瓶と一緒に左手で握り、右手を手刀のように栓抜きのの部分に振り下ろす。

 こうすることで、「ポンッ!」という抜栓ばっせんの音が、店内に景気よく響き渡るのだ。

 この瓶ビールの抜栓の音もまた「森田食堂」の大きな名物のひとつなのである。

Img_1742a

 ところで今日の店内には、女将さん(森田鈴子さん、写真の右端)と、いつものお店のおねえさん(左から二人目)の他に、もうひとり女性店員さん(左端)がいる。

 聞けばなんと女将さんの娘さん(はるこさん)で、いつもはもっと早い時間帯に上がっているんだそうな。

 はるこさんは、店のメニューを書くことも担当されていて、毎年1月2日に、新年の書初めとして、すべての短冊メニューを書き直している。

 亡くなったお父さん(鈴子さんのご主人)もずっとそうしていたそうで、はるこさんはそれを受け継いでいるとのこと。

 創業111年となる老舗食堂ながら、黄ばんだメニューが一切ない理由は、ここにあったんですね。

 栓抜きを曲げる工夫をされたのも、お父さんなんだって。

Dsc01809a

 「森田食堂」の店内には、呉を舞台にした「この世界の片隅に」に関連するグッズも並んでいて、のんさんと女将さんが一緒に写った写真などもあります。

 女将さんも『すずさん』、「この世界の片隅に」の主人公も『すずさん』なので、そこにもつながりがあるんですね。

Dsc01812a_20240129074901

 今日はこの後、呉中通での飲み会が予定されているので、1品と1杯だけで「森田食堂」を後にした。

 お勘定は880円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年1月13日(土)の記録》

(次回) 24.02.11 黄金スープの中華そば … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

| |

« 年明け初のモツに酔う … やきとん「すっぴん酒場」(野方) | トップページ | お母ちゃんも元気なり … 屋台「一二三(いちにっさん)」(呉) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 年明け初のモツに酔う … やきとん「すっぴん酒場」(野方) | トップページ | お母ちゃんも元気なり … 屋台「一二三(いちにっさん)」(呉) »