黄金スープの中華そば … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)
先日は年明けのご挨拶のために訪れて、「小いわし」(煮付け 300円)と「ビール大」(大瓶ビール 580円)だけでサクッと切り上げた「森田食堂」。
今宵は改めてじっくりと飲みにやって来た。
午後5時半過ぎの店内は、奥のテーブル席に6人ぐらいのグループ客、手前のテーブル席にもひとり客が3人ほど座っていたので、私は右手のカウンター席に座り、まずは「ビール大」(580円)を、前回はアサヒだったから、今回はキリンでもらった。
最初の1杯でキュッとのどを潤したあと、入口横の冷蔵陳列ケースにつまみを選びに行く。
1品めは刺身(すべて600円)にしようかな。今日は「カンパチ」や「サヨリ」、「かつおたたき」などが並んでいる。
おっ。「たこ」もある。これにしよう。
さっそく「たこ」を手に取って席に戻ると、店のおねえさんが「酢醤油がええねぇ」と、醤油皿にポン酢醤油を入れてくれて、さらに「カラシを入れると美味しいと思うよ」と、一味唐辛子も目の前に置いてくれた。
『ほぉ~~っ。タコ刺しをポン酢醤油で食べるのもびっくりなのに、唐辛子とな?!』と、ちょっと驚きながらもオススメのとおりにやってみると、これが美味しい!
タコにワサビもちょいとつけた上で、唐辛子入りポン酢醤油を絡めるとさらにうまい!
普通のタコ刺し以上に、酒類がグンと進むおつまみに進化した感じだ。
これはいい食べ方を知ったなぁ。
タコ刺しに続いては、「森田食堂」に来たら絶対に外せない名物料理、「湯豆腐」(300円)だ。
何度も書いているが、呉「森田食堂」の湯豆腐、新開地「赤ひげ姉妹店」の湯豆腐、そして川崎「天下」の湯豆腐が、私が推す三大湯豆腐なのだ。
タコ刺しの唐辛子入りポン酢醤油が残っていたので、切り分けた湯豆腐をそれで食べてみると、これもまたうまし!
唐辛子入りポン酢醤油、いいねぇ。
大瓶ビールを飲み切って、「むぎ焼酎」(480円)を水割りでもらう。
カウンター席の入口側のほうに、「生たまご」(70円)や「ゆでたまご」(70円)も置かれているんだけど、「ゆでたまご」の頭の部分に、雪帽子のような塩が付いているのも面白いなぁ。
この「ゆでたまご」、どうやって殻をむいて食べるのが正解なんだろう。
「むぎ焼酎」に続いていただいたのは、「華鳩 特別純米 冷酒」(300ml瓶 680円)。
「華鳩」は呉は音戸の地酒だけれど、グラスは呉の「千福」のものというのもいいですね。
その「華鳩」の冷酒に合わせるつまみとして、冷蔵陳列ケースから取ってきたのは「なます」(200円)だ。
使われている素材は大根、人参、胡瓜、ワカメ、イリコ、胡麻で、冷酒にもとてもよく合います。
ゆっくりと楽しくて美味しい時間を過ごすうちに、気がつくともう8時。
最後の〆として、これまたこの店の名物のひとつである「中華そば」(450円)を注文した。
黄金色に透き通ったイリコ出汁の「中華そば」。とにかくこれが旨いんだ。
汁まですっかり完食してお勘定をお願いすると、3,200円。
たっぷりと3時間弱の『酒場浴』となりました。どうもごちそうさま。
『「森田食堂」を堪能した!』と言いたいところだが、呉名物の「細うどん」(350円)や、人気の「たまご焼」(150円)など、まだまだ食べたいものはたくさんある。
やっぱりいい酒場だよなぁ。なかなか呉に来れないことが残念で仕方ない。
(次回) 24.11.06 初もののサンマ塩焼き … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)
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コメント
いつも楽しく、かつうらやましく拝読させていただいております。
呉って、サッと入ってサッと飲める美味しそうなお店がいっぱいありそうですね。
いつか呉へ行って、こういうお店で飲み明かしたいです。
これからも情報発信よろしくお願い申し上げます。
投稿: skekhtehuacso | 2024.02.13 12:05