神戸に来ると必ずここ … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)
神戸に来ると必ずここ、新開地の「赤ひげ 姉妹店」だ。
すっかり自分の定番の酒場になってきた。
午後4時の店内はにぎわっていたが、カウンター席の一番奥が空いていて、そこに座ることができた。
そしていつものとおり『ワンビア・グラス』である。
これは店のおにいさん、おねえさんたちの符丁で、「瓶ビール(大)」(540円)のこと。
ちなみに二人で来て、「瓶ビール(大)」を1本だけ注文すると、『ワンビア・トゥーグラ』となり、コップ(グラス)を二つ出してくれるのだ。
「瓶ビール(大)」の銘柄は『アサヒスーパードライ』です。
そして1品めのつまみは、関西の冬の定番、「粕汁」(280円)だ。
なんとこの1杯で、「粕汁」が売り切れた。
うぁ~~っ、危なかったなぁ。最初に注文して良かった。
「粕汁」はどうしても食べたかったんだ。
最後の1杯だからか、すっかり煮詰まっていて、塩味も濃い(笑)
それがまたいいつまみになるのぉ。
細切りにした大根、人参、こんにゃく。具が多いのもいいね。
さらには「コロッケ」(150円)も追加注文。
2024年1月11日放送の「秘密のケンミンSHOW極」で、神戸を中心に兵庫県民のコロッケ事情が特集されていて、『神戸に行ったらぜひコロッケも食べてみよう』と思っていたのだ。
揚げたてにソースをたっぷりかけて、ゆでもやしと一緒に出してくれた「コロッケ」。
これはこれですごく美味しいんだけれど、いつも東京で食べているコロッケとの特別な違いは感じないなぁ……。
でも、神戸っ子にとってコロッケは、夕食のメインディッシュになるおかずなんだそうです。
ビールを飲み切って、「麦焼酎」(330円)を水割りでもらうと共に、「マグロのすき身」(350円)も注文した。
マグロと言えば東日本のイメージが強いが、実は延縄漁法による生鮮まぐろの水揚げ日本一は、和歌山の勝浦漁港なんだそうで、神戸の酒場でもマグロはよく見かけるのだ。
今日のメニューにも、この「マグロのすき身」の他、「マグロ造り」(350円)、「マグロのとろ造り」(680円)が並んでいる。
なお、この「マグロのとろ造り」の680円という値段が、今日並んでいるメニューの中での最高価格である。
2番目は「石かれい煮付」の480円。3番手は「生かき酢」、「かきフライ」、「焼がきポン酢」、「白子ポン酢」、「なまこポン酢」、「穴子天婦羅」、「牛ステーキ」などの450円だ。
それら以外の品は、すべて400円未満。この安さがうれしいよね。
最初はこの安さに引かれて通うようになったんだけど、今は美味しいから通ってる。
美味しいのに安い。だから人気があるんだねえ。
神戸のみならず、日本中どこの土地に行っても、毎日のように飲みにくる地元の呑兵衛たちは、安くて美味しい酒場をよく知っている。
各地に出かけて、そういう酒場に出会えることが、私にとっても大きな楽しみなのです。
そんな400円未満の品の中から、「のどぐろ天婦羅」(380円)を『出汁かけ』で注文し、「麦焼酎」(330円)の水割りもおかわりだ。
すべての天婦羅メニューは、そのまま天婦羅として出してもらうこともできるし、『出汁かけ』で出してもらうこともできる。
『出汁かけ』の場合には、揚げあがった天婦羅をお椀に入れて、そこに湯豆腐の出汁をかけてくれるのだ。
これが美味しくて、今は天婦羅を注文するときは、必ず『出汁かけ』にしてもらっているのでした。
3杯目の「麦焼酎」(330円)水割りをもらって、つまみと〆を兼ねて注文したのは「やきオニギリ」(2個200円)だ。
ゴォーッとバーナーの炎をあてて仕上げてくれるので、表面が黒くなっているが、ガチガチに硬いわけではない。
このために残しておいたような「粕汁」の汁と、「のどぐろ天婦羅」の『出汁かけ』の汁、そして時々「やきオニギリ」をつまみながら飲む飲む飲む。
あぁ、幸せじゃ!(笑)
午後6時過ぎまで、2時間ちょっとの『酒場浴』。
今宵のお勘定は2,890円でした。どうもごちそうさま。
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