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2024年3月

話は尽きず盛り上がる … やきとり「たつや南店」(恵比寿)

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 いつもの仲間と3人で、いつものお店に集まった。

 恵比寿で人気の3軒の「たつや」の内の1軒、「たつや南店」である。

 これまたいつものとおり、Kさんが開店時刻の午後4時に予約を入れてくれていて、いつもと同じテーブル席に通された。

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 席に着くと同時に「お通し」(300円)の切干大根煮が出されたので、すぐさま「サッポロラガービール〈赤星〉大瓶」(680円)を注文して乾杯である。

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 最初に注文するつまみも決まってる。

 人数分の「がつ刺し」(440円)と、看板メニューの『やきとり』だ。

 すぐに出される「がつ刺し」は、ゆで冷ましたガツ(豚の胃)を細切りにして、酢醤油をかけ、細く刻んだ白ネギをトッピングしたもの。小鉢のフチには練りガラシも添えられている。

 練りガラシも含めた全体をグリグリとかき混ぜて食べるのが、我々3人のオススメの食べ方だ。

 3人がそれぞれに、一所懸命「がつ刺し」をかき混ぜながら会話を続けているのも面白い光景だ。

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 『やきとり』は、「シロ」(1本200円)、「レバ」(1本190円)、「テッポー」(1本200円)の3種を、それぞれ3本ずつタレ焼きで。

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 これを各自の取皿に取り分けていただく。

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 「たつや」の『やきとり』は、豚モツ串か野菜串。

 「ツクネ」(1本190円)だけが、かろうじて鶏肉串と言えるのかなぁ。

 注文は各種2本以上からとなる。

 ひとりの時は、「お徳用盛り合わせ(5本)」(900円)がいいかもね。

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 乾杯ビールはすぐに飲み切って、私は「ホッピー」(500円)をもらった。

 ここのホッピーは、生ビールサーバーから注がれる樽ホッピー。

 ソト・ナカが別々に出されることはなくて、1杯ごとに、ジョッキにたっぷりのホッピーを作ってくれるのだ。

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 Kさんは「清酒 大」(900円)の熱燗である。

 とにかくKさんは日本酒好きで、大学生の頃から、飲むときは基本的に熱燗だった。

 今に至ってもなお、その好みは続いているんですねぇ。

 お猪口ちょこを二つもらって、Hさんもその熱燗をちょっとだけ飲んでいる。

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 そのホッピーと熱燗を飲み終えたところで、午後5時前。

 入店から1時間近く経って、まだ満席ではないものの、店内のお客さんも増えている。

 Kさんと私は「黒ホッピー」(500円)をもらい、Hさんは「梅サワー」(500円)である。

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 それと同時に「らっきょう」(360円)と、ひとり2本ずつの『やきとり』を追加注文だ。

 このメンバーで「たつや」に来ると、「らっきょう」も定番のつまみですね。

 「たつや」のメニューには、「お新香」(350円)もあるんだけど、なぜか「お新香」よりは「らっきょう」を選んでしまうんだなぁ。

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 『やきとり』は、「ハラミ」(1本220円)と「ナンコツ」(1本220円)の塩焼き。

 「たつや」の『やきとり』は、1本あたり、190円、200円、220円という3つの価格帯。

 大衆的な『もつ焼き屋』、『やきとん屋』と比べると、ちょっと高く感じるかもしれないが、1本あたりの量は多くて、重みを感じる。

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 話も弾んで午後5時半。Kさんと私は「黒ホッピー」(500円)をおかわりである。

 何度も書いているが、ここ「たつや」は「黒ホッピー」の発祥の店としても知られている。

 ホッピーとギネスを混ぜて飲んでみたら美味しくて、人気の看板ドリンクになったのだが、いかんせんギネスの原価が高くて長続きしなかった。

 それを知ったホッピービバレッジが、10年ほどかけて黒ホッピーを開発し、1992年(平成4年)に現在の黒ホッピーが発売されたのである。

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 午後6時15分。今度は白ホッピー(500円)にした。

 白ホッピーこと、普通のホッピーが販売されたのは、戦後すぐの1948年(昭和23年)。

 当時は高嶺の花だったビールの代用品となる割り材として、爆発的に売れたそうだ。

 現在では、ビールに含まれるプリン体がないことや、ビタミン類や必須アミノ酸などの各種成分が含まれていることから、健康志向の焼酎の割り材としても大人気で、関東圏のみならず、全国各地でも愛飲されている。

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 お腹的にはもう十分な状態なのだが、つまむものが何もないのは寂しいので、「枝豆」(400円)を追加注文した。

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 入店から3時間が経った午後7時。

 「そろそろ〆の1杯にしよう!」ということで、最後の1杯となる「ホッピー」(500円)を注文した。

 これで私は乾杯ビールに続いて5杯め(白→黒→黒→白→白)、Kさんは乾杯ビールと熱燗に続いて4杯め(黒→黒→白→白)のホッピーである。

 Hさんは乾杯ビールと、ごく少量の熱燗の後、梅サワーが2杯。

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 午後8時前まで4時間近く楽しんで、今夜のお勘定は3人で12,250円。

 呑兵衛2人が5千円ずつ、Hさんが残り2,250円という割り勘で支払いました。

 どうもごちそうさま。

 今回もとても楽しい時間を過ごすことができました。

 近いうちにまた、ここに集まって飲みましょうね!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年11月11日(土)の記録》

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愉しい空気に包まれて … 立呑み処「いちよし」(湊川公園)

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 神戸での仕事を終えて水曜日。いつも行ってる「赤ひげ姉妹店」は定休日である。

 でも大丈夫。神戸にはリストアップしているのにまだ行けていない酒場がたくさんあるのだ。

 今日はそんな酒場の1軒。地下鉄・湊川公園駅のすぐ近くにある「立呑み処 いちよし」にやって来た。

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 店に着いたのは午後5時。この時間帯はまだ早いのか、店内の先客はひとりだけ。

 同行のYさんと一緒に二人で入った我われは、立ち飲みカウンターの一番奥のほうに陣取った。

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 事前の調査で知っていたのは、この店の「500円セット」。

 生ビール、チューハイ、ブラックニッカハイボール、焼酎のいずれか1杯に、『おまかせのアテ(つまみ)』が付いて税込500円という、お得なメニューなのだ。

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 その「500円セット」を生ビール(単品だと450円)でお願いすると、合わせて出された『おまかせのアテ』は、マグロ刺身、オクラ、冷奴の3点盛り。

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 このつまみ3点だけで500円だって安いぐらいなのに、さらに単品だと450円の飲み物まで付いているんだから、これは本当にお得ですね!

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 我われが入ったすぐ後に、お客さんたちが一人、また一人と入ってきて、あっという間に店内は半分ぐらいが埋まった状態になった。

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 そのお客さんたちは、ほぼ全員が常連さんのようで、ひとりで切り盛りしている店主とも、とても親しげに話をしているばかりか、一見いちげんの我われに対しても、すぐに仲間のように接してくれる。

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 そんな常連さんたちが、口々に「穴子きゅうり酢」(250円)を勧めてくれるものだから、「500円セット」のつまみがまだ残っているにもかかわらず、「穴子きゅうり酢」も追加注文。

 そしてこの「穴子きゅうり酢」が間違いなく美味しいのが素晴らしい。

 さすが、常連さんたちのおすすめだけのことはありますね!

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 「500円セット」の生ビールを飲み干して、続いては「チューハイサワー(プレーン)」(300円)を注文すると、サーバーから注いでくれたのは、国産ウォッカベースの「樽ハイ倶楽部」でした。

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 次なるつまみも、常連さんおすすめの「大根菜の白あえ」(250円)だ。

 常連さんたちは「どれを食べても美味しい」と笑っているが、本当にそのとおりだ。

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 そんな常連さんたちの多くが飲んでいるのが、タカラ「焼酎ハイボール」の500ml缶。ドライ、レモンなど、各種の味がそろっている。

 カウンター席の背後の冷蔵陳列ケースに並んでいるのを自分で取って、店主に自己申告すると、店主が氷入りの金属タンブラーを出してくれるのだ。

 価格表記はないのだが、後でお勘定を見てみると、これが1本450円。

 1缶でタンブラーに3杯ぐらいは飲めるので、これまたとってもお得なドリンクですよね。

 Yさんはレモンを、私はドライをいただいた。

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 他のお客さんからの「ジャンボしいたけ焼」(350円)の注文を聞いて、我われも便乗注文した。

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 「切り裂いて食べると食べやすいですからね」という店主のオススメに従って、軸の部分も含めて切り裂いていただきました。

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 そんな店主は、去年(2023年)が年男だったという36歳の柴田大輔さん。

 マスターと呼ばれるのは嫌いなんだそうで、常連さんたちはみんな「だいちゃん」と呼んでいる。

 店主は7歳の時に発生した神戸地震で、二人の弟さん(3歳と1歳)を亡くされた。

 兄弟3人のうち自分だけが助かったこともあって、「今度は助ける側になりたい」と、18歳の時に地元の消防団に入り、地域での防災訓練などに力を入れているとともに、震災関連のイベントやテレビなどにも出て、語り部として自身の経験を子供たちにも伝える取組みを続けているのだと、常連さんたちが教えてくれました。

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 店主が着ているのは、湊川の市場やその近隣の店舗、約200店のロゴがずらりと入った「湊川商人Tシャツ」。

 真ん中の大きな『商』の字の右側に、「立呑み処 いちよし」のロゴもありますねぇ!

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 そしてつまみは「せせりポンズ」(300円)。ほんとにどの料理も美味しいなぁ。

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 Yさんも私も、それぞれ2本目となるタカラ「焼酎ハイボール」のドライを、背後の冷蔵ケースから取ってきて、そのことを店主に告げると、タンブラーに追加の氷を入れてくれた。

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 いろんな料理が美味しいので、「豚ミミガー酢みそ」(250円)も注文すると、これまた間違いなし!

 こんなに安価に、美味しい料理の数々が食べられるとうれしいよねぇ。

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 さらにこちらは店主オススメの「ホタルイカスルメ」(350円)。

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 「ライターで炙って食べると美味しいよ」と、ライターも併せて出してくれた。

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 炙り終えたホタルイカスルメにマヨネーズをつけていただく。

 ックゥ~~ッ、こんなに小さいのに、実に深い味わいじゃのぉ!

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 徹頭徹尾、愉しい空気に包まれたなかで、最後に二人でもう1本、タカラ「焼酎ハイボール」のドライをいただいて、4時間弱もの立ち飲みタイム。

 お勘定は二人で5,550円(ひとり当たり2,775円)でした。どうもごちそうさま。

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 これまたいい酒場と出会えたなぁ。ぜひまた来たいと思います。

店情報YouTube動画

《令和6(2024)年1月24日(水)の記録》

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店情報: 立呑み処「いちよし」(湊川公園)

  • いちよし 店名: 立呑み処 いちよし
  • 電話: 078-600-9306
  • 住所: 652-0032 兵庫県神戸市兵庫区荒田町1-15-11
  • 朝昼営業: (火~土)10:30-13:00、日月休
  • 午後営業: (月~金)14:30-21:00・(土)14:00-22:00、日休
  • 場所: 神戸市営地下鉄・湊川公園駅(または神戸電鉄・湊川駅)の東出口3を出て、すぐ先の交差点を左折した先の交差点、左手前角。東出口3から徒歩1分(52m)。新開地駅からは徒歩8分(500m)。
  • メモ: 1987年(昭和62年)生まれの店主、ダイチャンこと、柴田大輔さんが切り盛りする立ち飲み酒場。15人ほど入ることができる。
    《セット》500円セット(生ビール、チューハイ、ブラックニッカハイボール、焼酎のいずれか1杯+おまかせアテ)500・(焼酎ハイボールは+200)。
    〔料理〕
    《200円》納豆(めかぶ+100)、枝豆、冷奴、焼き厚揚げ。
    《250円》じゃこ天焼。
    《300円》魚肉ソーセージ、いかわさめかぶ、いかめんたい、焼ししゃも、落花生。
    《350円》ハムエッグ、たまご焼き、豆腐ハンバーグ、あらびきウインナー、チーズ盛り合わせ、ホタルイカスルメ、湯豆腐、エイヒレ、焼シャケ、チーズクラッカー、レーズンバター、焼おにぎり。
    《今日のおすすめ》マグロの切り落とし400、穴子きゅうり酢250、豚ミミガー酢みそ250、手羽中のしお焼300、白菜キムチ、助子の煮つけ350、大根菜の白あえ250。
    〔飲物〕
    アサヒ生ビール450、びんビール(アサヒ、キリンラガー)500、ハイボール(ブラックニッカ)400、梅酒350。
    《チューハイサワー》プレーン300、レモン350、ライム350、ウメ350、グレープフルーツ350、ゆず350、シークァーサー350、カルピス350、トマト350。
    《缶チューハイ》宝焼酎ハイボール(500ml)450。
    《焼酎》いいちこ350、黄猿350、白波350、二階堂350、黒霧島350。
    《日本酒》菊政宗400、超辛450、冷酒 大関 山田錦500。
    (2024年1月調べ)

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鯛以外にもタイのタイ … 酒菜や「凛(りん)」(矢本)

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 ブルーインパルスの本拠地である松島基地がある町、矢本にやって来た。

 空では普通にブルーインパルスが練習中。

 この町ではこれがごく当たり前の風景なんだそうな。

 よそから来るとびっくりだよね!

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 そんなブルーインパルスの町での夕食は、矢本駅近くの「酒菜や 凛」。

 3年前に初訪問して、また来たいと思っていたのに、なかなか来ることができず、今夜、やっと再訪がかないました。

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 「ひとりです」と入った午後6時半の店内は、前回と違ってお客さんが少なくて、「こちらにどうぞ」と通してくれたのは、掘りごたつ式の4人用テーブルの一卓だった。

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 まずは飲物。『ちょっと高いなぁ』と思いつつも「ホッピーセット」(638円)を注文すると、すぐに出された「ホッピーセット」は、グラス1杯の焼酎に、家庭用の「ホッピー330」、それとは別に、ホッピーを作るためのジョッキと、小さなアイスペールに追加用の氷まで付いている。

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 結果的に言うと、このホッピーセットだけで、ソト1ナカ3のホッピーを飲むことができた。

 ということはホッピー1杯あたり213円。これはお得だ!

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 そのホッピーセットと一緒に出された「お通し」(242円)は、こま切れにした魚の南蛮漬け。

 この町の沖合が、暖流(黒潮)と寒流(親潮)がぶつかる潮目である金華山沖(三陸沖)。世界三大漁場の一つとして知られ、豊富な魚介類に恵まれているのだ。

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 さっそくタブレットのメニューから「しまあじカマ焼き」(300円)と、その焼き上がりを待つ間用のつまみとして「枝豆」(308円)も注文すると、予想のとおり、「枝豆」はあまり待つこともなくやって来た。

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 「お通し」や「枝豆」をつまみに飲んでるうちに、「しまあじカマ焼き」も到着。

 焼きたての芳ばしい魚の香りがいいですねぇ。

 ックゥ~~ッ。旨し!

 魚のカマ焼きは間違いがないなぁ。

 シンプルに焼きあげただけなので、魚の旨みが逃げることなく、ギュッと詰まっているのがいいよね。

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 卓上に置かれている醤油は、地元・東松島で造られた「おきな醤油」。

 地元の魚に地元の醤油。この相性もまたいいですねぇ。

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 「しまあじカマ焼き」の中から、『タイのタイ』ならぬ、『シマアジのシマアジ』も取り出すことができました。

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 さっきも書いたとおり、最初のホッピーセットだけで、3杯分のホッピーが飲めるので、まだまだホッピーを楽しみ中。

 となりの席とは、目の細かいすだれで仕切られているのだが、今のところ、となりの席にも、向かい側の席にもお客さんはいないので、ひとりでゆったりと過ごせています。

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 「しまあじカマ焼き」がすっごく美味しかったので、次なるつまみも焼き魚を選ぶ。

 『本日のおすすめ』メニューの中から、大好物の「たいのかぶと焼き」(484円)を注文した。

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 出てきた「たいのかぶと焼き」は、鯛の頭の部分を左右に開いて、そのまま焼きあげたもの。

 これまた間違いなく旨いよねぇ!

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 ホッピーセットの3杯のホッピーを飲み切って、続いて地元・塩釜の「浦霞 本醸造(1.5合)」(748円)を熱燗でもらうと、手を拭くためのおしぼりも新しいのを出してくれた。

 あらら。鯛の骨を手づかみにして身をしゃぶりつくしていたのがバレてましたか。ありがとうございます。

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 そしてもちろん「たいのかぶと焼き」からは『タイのタイ』。

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 せっかくなので両者を並べてみました。

 上側が『タイのタイ』で、下側が『シマアジのシマアジ』です。

 似てるんだけど、ちょっと形が違いますよね。

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 焼き魚2品で、もうお腹も十分な状況なんだけど、東北に来ている機会に「みそ焼きおにぎり」(253円)も食べておきたくて、燗酒を少し残して「みそ焼きおにぎり」を注文。

 『梅干しあり』も『梅干し無し』も同額だったので、『あり』にした。

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 出てきた「みそ焼きおにぎり」の美味しそうなこと!

 今宵は「しまあじカマ焼き」、「たいのかぶと焼き」、そして「みそ焼きおにぎり」と、焼き物オンパレードになっちゃったなぁ。

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 「みそ焼きおにぎり」はもちろん、つまみも兼ねた〆の一品として、お酒と共にいただいた。

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 ゆっくりと3時間ほど過ごさせてもらって、今夜のお勘定は2,973円。

 PayPayで支払って店を後にした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年2月1日(木)の記録》

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天井の高さがいいよね … 「いづみや本店」(大宮)

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 去年の「いづみや第二支店」の初訪問に続いて、今年はすぐとなりにある「いづみや本店」を初訪問である。

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 本店も第二支店も「朝から飲めます」、「お一人様大歓迎(席料なし)」というのがうたい文句。

 営業時間は本店が10:00~22:15、第二支店が09:30~22:00とほぼ同じ。年中無休である。

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 店に着いたのは午後4時。

 同行のAさんと共に、「二人です」と入った店内は、見るからに満席状態だ。

 平日の木曜日なのに、大宮の呑兵衛のみなさんは出足が早いなぁ!

 心の中では、『大丈夫かな? 座れるのかなぁ?』と心配していたのだが、店のおばちゃんは全く問題がなさそうに、「はい、こちらにどうぞ」と、かろうじて二人が向かい合って座れる一角に案内してくれた。

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 第二支店の店内が2部屋に分かれているのに対して、こちら本店は大きな一間ひとま

 細長いテーブル席が、店の奥に向かって何列か平行に並んでいて、左の壁際にはカウンター席が、右の壁際には4人掛けのテーブル席が4卓ほど並んでいる。

 細長いテーブル席は本当に細長くて、向かい側に座るお客さんとの距離は近い近い。

 だから、我われのように二人連れ以上だと向かい合って座ることになるが、ひとり客は基本的には互い違いの千鳥状態になるように案内されているようだ。

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 最初の注文は決めている。

 「ホッピー」(セット430円)と、「いづみや」の名物料理である「いづみや名代 もつ煮込み」(170円)である。

 もちろん両方とも一人にひとつずつだ。

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 「ホッピー」も「もつ煮込み」もあっという間にやって来た。

 この「もつ煮込み」が170円って、どうよ!

 去年、第二支店で「もつ煮込み」を食べた時もそう感じたけど、今日の煮込みを見て、改めてその思いを強くした。

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 第二支店の「もつ煮込み」には練りガラシが添えられてるんだけど、こちら本店の「もつ煮込み」には練りガラシは付かない。

 卓上に置かれている調味料から、七味唐辛子を振りかけていただく。

 第二支店もそうだったけど、本店の調味料入れもやっぱり、「信濃の珍味 なめ茸」の空きビンを再利用したものなんだなぁ。

 七味唐辛子の他に、塩と胡椒の、合わせて3瓶が並んでいて、それとは別に醤油とソースも置かれている。

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 こちらはAさんが注文した「月見」(370円)。

 山芋とろろ+卵黄で、ワサビも添えられている。

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 壁にずらりと並んでいる短冊メニューの中に、「どじょう鍋」(750円)があるのを見つけて注文してみた。

 『どんな「どじょう鍋」が出てくるのかなぁ?』と期待しながら待っていると、白菜や豆腐もたっぷりと入った、ひとり鍋といった感じの「どじょう鍋」がやって来た。

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 この「どじょう鍋」を、一緒に出された小鉢に取り分けながらハフハフといただく。

 あらら、これまた美味しいではありませんか!

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 ホッピーもグイグイと飲み進み、「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)もどんどんおかわりである。

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 となりの常連さんが飲んでいるのは焼酎の「梅割」(250円)。

 焼酎の上に、梅割りの素をチョロっとたらす「梅割」はよく見かけるが、ここの「梅割」は、焼酎と大量の梅割りの素をあらかじめ混ぜ合わせているようで、「梅割」の色が濃いのが大きな特徴だ。

 上の写真は、今は閉業してしまった日暮里の「いづみや」で飲んだ時のものだが、ここ本店も、となりの第二支店も、これとほぼ同じ感じの「梅割」を出してくれる。

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 なにしろテーブル席の幅が狭くて、お客さん同士の間隔がけっこう密なので、飲み始めて少しすると、まわりの常連さんたちとの話も弾み始める。

 そしてとなりの常連さんが「梅割」に合わせて美味しそうに食べている「チーズ」(230円)を、我われも注文した。

 これがまた、チビチビといいつまみになるではありませんか。

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 たっぷりと3時間ほど楽しませてもらって、お勘定は二人で4,420円(ひとり当たり2,210円)。

 ホッピーはひとり5杯ずつ飲んだのにこの価格! さすが「いづみや」である。

 我われが飲んでる間、店内はず~~っと満席状態が続いていたなぁ。

 こんなにも満席なのに、あまり圧迫感を感じないのは、天井が高いからに違いない。

 老若男女、とても幅広い客層なのもすばらしいですね。どうもごちそうさま。

店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年2月15日(木)の記録》

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店情報: 「いづみや本店」(大宮)

  • いづみや 店名: いづみや本店
  • 電話: 048-641-0211
  • 住所: 330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町1-29
  • 営業: 10:00-22:15、無休
  • 場所: 大宮駅東口から徒歩1分
  • メモ: 昭和22(1947)年創業。隣には姉妹店の「いづみや第二支店」があり、それぞれ独立採算で営業中。
    〔料理〕
    《おすすめ品(日替りホワイトボード 2024年2月の一例)》さしみ3点もり750、牛すじ400、エシャレット350、やきなす350、ホルモンいため330、わさびな300、ポテトサラダ350。
    《定食》おさしみ定食900、まぐろぶつ定食730、イカ塩辛定食630、あじフライ定食670、イカフライ定食690、カキフライ定食690、ワカサギフライ定食730、串かつ定食730、とんかつ定食800、肉豆腐定食600、もつ煮込定食670、のり玉子定食600、納豆定食600、しらすおろし定食600、かつ丼630、親子丼570、中華丼630、玉子丼500、チャーハン550、ライス250、半ライス190、とん汁170、みそ汁130、生玉子90、定食(香物、佃煮、味噌汁つき)350、ラーメン490、みそラーメン550、五目そば600、もやしそば550、タンメン550、やきそば550、チャンポンめん630、チャーシューめん650、肉そば600。
    《生物(なまもの)》まぐろさしみ650、まぐろぶつ390、まぐろぬた400、山かけ450、いかさしみ650、げそわさ390、たこわさ390、〆さば350、さらしくじら550。
    《サラダ》ポテトサラダ350、ハムサラダ370。
    《酢の物》たこ酢390、わかめときゅうりの酢の物290。
    《揚げ物》フライ盛合せ630、あじフライ350、かきフライ370、いかフライ370、串かつ370、ワカサギフライ370、とんかつ500、メンチかつ370、若どり唐あげ530、カレーコロッケ300、ハムカツ300、ポテトフライ300。
    《一品料理》冷やっこ190、おひたし270、板わさ300、なめこおろし300、しらすおろし300、月見370、うにくらげ390、いか塩辛330、きんぴら270、納豆250、お新香290、らっきょう200、キムチ270、志那竹270、もろきゅう300、冷トマト300、生野菜400、チーズ230、ロースハム400、プレスハム330、ハムエッグ350、目玉焼330、玉子焼350、肉豆腐250、厚揚げ330、さつま揚げ350、鳥なんこつ揚300、シュウマイ330、餃子330、レバニラいため490、肉野菜いため550、野菜いため450、トンロース生姜焼370、肉うま煮590、やきぶた590、どじょう鍋750。
    《焼き物》レバやき370、やきとり370、とり皮焼370、つくね370、砂肝串焼き370、うなぎ串焼530、ししゃも370、めざし350。
    《その他》梅干100、きゅうりの一本漬け270、いづみや名代 もつ煮込み170。
    〔飲み物〕
    《生ビール》サッポロ生ビール(大)850・(中)630・(小)450。
    《ビンビール》大ビール550、中ビール470、エビスビール390、黒ビール390。
    《名代徳利》〈上撰〉大徳利2,850、中徳利1,600、小徳利1,200。〈滝正宗〉大徳利2,000、中徳利1,200、小徳利800。
    《酒一杯》上撰270、滝政宗250、にごり酒270、生酒470、焼酎250、梅割250、泡盛270。
    《サワー類》レモンハイ350、ホッピー430、酎ハイ350、焼酎お湯割り350、玉露割り350、水割ブラック390、ウーロン酒350。
    (2024年2月調べ)

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ことぶき食堂が休業で … 「サイゼリヤ」(岡山)

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 岡山で乗り換えるときの楽しみが、岡山駅東口から歩いて3分ほどのところにある「ことぶき食堂」での昼呑みだ。

 まず陳列ケースに並ぶおかずでちょいと呑んで、あとは「鍋焼うどん」(600円)か「スパゲェティー」(550円)あたりで〆るかなぁ。

 「ことぶき食堂」の「中華そば」(500円)も食べてみたいんだよなぁ。

 そんなことを考えながら歩いていると、すぐに「ことぶき食堂」に到着した。

 あれ? シャッターが閉まってるではないか!

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 近寄ってみると、なんと「臨時休業」の札が出ている。

 ガーーーン。どうしたんだろう。

 ご病気等による休業じゃなければいいんだけど。

 店主がご高齢なだけに、ちょっと心配だ。

 こういう事態を想定していなかったので、二番手、三番手となるお店は検討さえしていなかった。

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 『どっか良さそうなとこないかなぁ?』と特にあてもなく歩き始めると、「ことぶき食堂」のちょっと先の角に、寿司「海都」という、荻窪「やきや」のカイトくんと同じ名前の寿司屋を発見。

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 しかも、終日OKの3種の「ちょい呑みセット」(1,650円)まであるではないか!

 「寿司セット」は寿司8個、「おつまみセット」はおつまみ3品、「唐揚げ寿司セット」は唐揚げ+寿司5個。

 セットに付いてくるドリンクが1杯だけというのが残念だなぁ。

 この料理だと、ぜったい2杯以上は飲んじゃうから、『ちょい呑み』と言いつつ、ちょっと高くつきそうだ。

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 『乗り換えの電車までは、あと1時間ほどあるので、もうちょっと探してみよう』と、路面電車が通っている大通りへと出たところで、ビルの2階に「サイゼリヤ」を発見!

 よしっ! ここにしよう!

 「サイゼリヤ」であれば、あまり待たせられることもないし、美味しいし、値段も安いし、初めての店舗でも大きく外れることはない。

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 広い店内は正方形に近い形をしていて、遮るものもほとんどなく、全体が見渡せる。

 ひとりの私は奥の二人掛けテーブルの一つに通された。

 テーブル上に置かれているのはランチメニューだ。

 ランチメニューは大きく二つのジャンルに分かれている。

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 ひとつが牛100%ハンバーグで、こちらは2種の料理が選べ、ライスと、おかわり自由のスープが付いている。

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 もうひとつがスパゲッティ&ドリアで500円。4種の料理が選べ、サラダと、こっちにもおかわり自由のスープが付いている。

 ついさっきまで、「ことぶき食堂」の「スパゲェティー」も昼食候補に入っていたので、『NEW』と書かれた「パルマ風スパゲッティ」にするか、定番の「ミートソースボロニア風」にするか、ちょっと迷って「ミートソースボロニア風」にした。

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 そしてもちろん赤ワインの「デカンタ小」(250ml、200円)も注文して、スープスタンドからスープをついで戻ってくると、ちょうどサラダと赤ワインも到着した。

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 無料で使える調味料を使って、自分好みにアレンジすることができるのも「サイゼリヤ」の楽しいところ。

 特に100%イタリア産のオリーブで作っているエクストラ・バージン・オリーブオイルは、「必ずかけるべし!」と断言できる逸品。

 今日はブラックペッパーもちょいとかけてみました。

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 サラダとスープでちびちびとやっているところへ、「ミートソースボロニア風」も出てきた。

 このスパゲッティにはホットソースをちょいとかけていただきます。

 すべての料理が出てきたところで、改めて店内を見回してみると、制服姿の地元の高校生たちでいっぱいだ。

 しかもランチメニューのみならず、アロスティチーニ(ラムの串焼き2本400円)なんかも頼んでるし!

 あまりの高校生の大集団ぶりに、2階に上がってきて店内の様子を見た大人たちが、入るのをやめて引き返すほどの状況だ。

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 ゆっくりと食事を終えると、予約している電車の発車時刻の20分ほど前。ちょうどいいころ合いですね。

 ちょい呑みランチのお勘定は700円でした。どうもごちそうさま。

 お勘定を済ませてエレベーター前に戻ると、順番待ちのお客さんが待ち席に6人、それ以外に階段を入ったところで待ってる制服姿の高校生が10人ほど。

 とにかくこの店は地元の高校生たちに大人気だね!

 単品だと300円、料理とセットだと200円のドリンクバー(対象はソフトドリンクのみ)が、ランチとのセットだと100円というのも、人気の理由なのかもしれないなぁ。

 喫茶店でコーヒーを飲むよりも安く、いろんなものが飲めるもんねぇ。よく知ってるよ、みんな。

店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年2月6日(火)の記録》

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店情報: 「サイゼリヤ」(岡山)

  • 店名: サイゼリヤ 岡山駅東口店
  • 電話: 086-803-5535
  • 住所: 700-0023 岡山県岡山市北区駅前町1-1-21 成通・ハリービル2F
  • 営業: 11:00-23:00、無休
  • 場所: 岡山駅東口から徒歩1~2分
  • メモ: メニュー等も掲載されている公式サイト岡山駅東口店)あり。(2024年2月調べ)

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三種のせんべろセット … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)

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 せんべろ酒場「やまじゅう」には、3つの『せんべろセット』(各1,100円)が用意されている。

 ドリンク2杯におつまみが4品の『やまじゅうコース』、ドリンク3杯におつまみ2品の『超せんべろコース』、そして「超高級レモンサワー」(単品418円)+「おかわりサワー」(単品330円)×2の計3杯におつまみ2品の『超高級レモンサワーコース』である。

 なお『やまじゅうコース』と『超せんべろコース』のドリンクは、「超高級レモンサワーを除く」という注記が入っている。

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 今日は『超せんべろコース』を、「いか塩辛」(単品132円)と「枝豆」(単品198円)という2品のおつまみで注文することとした。

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 そして最初のドリンクとして「キリン一番搾り生ビール」(単品363円)をもらう。

 出てくる生ビールは、一般的な中ジョッキサイズ。これが363円というのは安いよね!

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 つまみだって負けてない、こんなにたっぷりの「枝豆」が198円なんだから。

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 塩辛もそう。小鉢に普通に盛られて132円だ。

 八戸のイカ料理が名物の荻窪「やきや」の自家製塩辛(290円)よりも安いぞ!

 さすが『せんべろ酒場』と銘打つだけのことはありますねぇ。

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 同行のYさんも、同じく『超せんべろコース』を選び、「うずくん串(うずらの卵の燻製)」(単品132円)と「アジフライ」(単品196円)で生ビールである。

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 アジフライが196円というのも、「晩杯屋」のアジフライ(130円)には価格的に負けてるけど、十分に安いよね。

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 あっという間に1杯めの生ビールも飲み干して、Yさんの2杯めは八戸の地酒、「純米 蔵物語」(単品363円)の冷酒。

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 私はもう1杯、「キリン一番搾り生ビール」(単品363円)をもらった。

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 メニューの中には、『青森ご当地グルメ』というのもあって、津軽地方の料理(5品)や、南部地方の料理(5品)が、税込だと418円から638円で並んでいる。

 この店の通常メニューが、税込みで33円から418円(ほとんどが308円以下)であるのと比べると高く見えてしまうんだけど、それでも「十和田バラ焼」や「八戸せんべい汁」が、どちらも638円で食べられるというのは安いよね。

 せっかくの機会なのでぜひ八戸らしいものも、ということで、「マルヨの大トロ〆サバ」(528円)を二人で1品、注文した。

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 『超せんべろコース』のドリンク3杯のラストとなる3杯め。

 Yさんは、地元・八戸の「八鶴」を冷酒で注文した。

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 私は同じ「八鶴」を燗酒でもらって、〆サバの到着を待つ。

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 すぐに出てきた「マルヨの大トロ〆サバ」は、厚めに切った〆サバが5切れ。

 マルヨというのは、八戸市内で水産加工品などの製造を行っているマルヨ水産株式会社のこと。

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 その〆サバとは別に、ワサビが添えられた大きな醤油皿も出された。

 醤油は、卓上にミニパックのものが置かれている。

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 〆サバを食べ終えたあとは、『お一人さま一本まで』という限定品の「とうふ田楽」(33円)と「こんにゃく田楽」(33円)を、各自1本ずつ(都合2人前を)注文した。

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 『お一人さま一本まで』という限定メニューはこの2品のみ。1品の単価が50円未満というのもこの2品だけである。

 ただし、100円未満の料理だと、おでんの「ちくわ」「大根」「さつま揚げ」「糸こんにゃく」の4品が、それぞれ88円なので、それら4品も加わって合計6品ということになる。

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 『超せんべろコース』の3杯を飲み終えて、追加注文となる4杯め。

 Yさんは青森県東部、上北郡おいらせ町の地酒「桃川」(363円)の冷酒である。

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 私のほうは、3杯めと同じ「八鶴」の燗酒を注文すると、新たな徳利とおちょこをセットで出してくれた。

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 つまみのほうは『本日の特別メニュー』として書き出されている「鳥皮ポン酢」(418円)を、これまた二人で1品いただいた。

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 入店から2時間が経過。

 そろそろ〆に移ろうということで、Yさんの5杯めは、2杯めのリピートとなる「純米 蔵物語」(363円)の冷酒である。

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 ドリンクメニューの日本酒(各363円)は、「桃川」(おいらせ町)、「菊駒」(五戸町)、「八鶴」(八戸市)、「純米 蔵物語」(八戸市)の4種類なんだけれど、今日は「菊駒」がないとのことで、「純米 蔵物語」のリピートとなったのでした。

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 私の5杯めは、やっぱり「八鶴」の燗酒。

 生ビール2杯に続く3本めの燗酒は、これまでの2本とは違う徳利で出してくれた。

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 〆のつまみは最初から決めている。

 おでんの「うどん」(132円)である。

 Yさんも、ぜひおでんの「うどん」を食べてみたいというので、二人分をもらった。(上の写真は一人分です。)

 「うどん」も含め、すべてのおでんには「からし」または「生姜みそ」が添えられる。

 前回は「うどん」を「生姜みそ」でいただいたので、今回は「からし」にしてみた。

 どっちも美味しいけど、「生姜みそ」のほうが青森っぽい感じがするかな。

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 ゆっくりと2時間40分ほど楽しんで、今宵のお勘定は二人で4,994円(ひとり当たり2,497円)でした。どうもごちそうさま。

 安くて美味しい店なんだけど、なぜかいつもお客さんは少ないんだなぁ。どうしてでしょうねぇ。

 人流が多い町の中心部から、ちょっとだけ離れているからなのかな?

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年12月11日(月)の記録》

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お酒7杯に料理が5品 … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 あっという間に今日から3月だ。

 つい先日、新年を迎えた気がするのに、月日が経つのが早いなぁ。

 今日はちょっと早めに仕事が終わり、荻窪「やきや」に到着したのは午後4時10分。

 この時間帯の店内はというと、いつも決まった常連さんたちが囲んでいる奥のテーブル席には、今日は帽子姿の常連さんが一人だけ。他の人たちは来ていないようだ。こんな日もあるんですね。初めて知った(笑)

 L字の立ち飲みカウンターも、短辺に1人、縦の長辺にも3人が飛び飛びに立っているだけで、「やきや」にしては、すっごくいている状態だ。

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 カウンター席の奥のほうがいていたので、そこに陣取ると、すぐに女将さんがホッピー(セットで360円)を出してくれた。

 焼き台のところにいるカイト海都くん(女将さんのお孫さん)からは、「しばらく来ない間に、大根が終わったよ!」と声がかかる。

 ありゃ残念。冬だけの「いか大根」(350円)は、毎年、11月下旬から2月下旬までの3ヶ月ほどの期間しか出されないのだ。

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 「それじゃ、まずは『いか刺身』(290円)を『生姜』で」

 と注文すると、すぐにボリュームたっぷりの「いか刺身」を出してくれた。

 開店直後のこの時間帯は、女将さんとカイトくんの二人で店を切り盛りしている。

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 1杯めのホッピーはあっという間に飲み干して、「焼酎おかわり(なか)」(170円)をもらう。

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 そこへ、右どなりで飲んでいるお客さんから「いかなんこつ焼」(2本290円)の注文が飛んだので、私も便乗注文した。

 イカは、先っぽのほうから順に、ミミ、胴体、頭、足(ゲソ)とつながっているが、イカ軟骨は、頭の中にあって、脳や目を衝撃から守っている部位のこと。

 コリコリとした食感に、タレの甘みも加わって、とてもいいつまみになるのだ。

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 3杯めとなる「なか」(170円)をもらうと、これでソト(瓶のホッピー)もなくなった。ソト1・ナカ3の分量だ。

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 改めてメニューを眺めていて、今まではなかった「ねぶた漬」(290円)が加わっていることに気がついた。

 「ねぶた漬」! コロナで閉店してしまった高円寺の「ほんずなし」でよくいただいていた、青森ならではの漬物だ。これは食べてみなければ!

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 ということでさっそくその「ねぶた漬」を注文すると、塩辛と同じように、瓶の中で漬けられている「ねぶた漬」を小鉢に取り分けて出してくれた。

 基になっているのは、「ほんずなし」のものと同じく、青森市の加工食品メーカー「ヤマモト食品」の「ねぶた漬」なんだけど、ここ「やきや」では、それに細く切ったイカの刺身も加えて、さらに漬け込んでいるんだそうな。

 なるほど、このイカの身が効いてますね! 旨いっ!

 「やきや」に足しげく通っていたころは、たいていこの辺で飲み終えて、ホッピー1ラウンド(ソト1ナカ3)と、つまみが3品で、1,570円となるところだが、今回は久しぶりの「やきや」なので、もうちょっと楽しんでいきたい。

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 そこでホッピーに続く飲み物として、これまたメニューに新たに加わった「一刻者いっこもんハイボール」(330ml瓶550円)を注文した。

 いやぁ、芋焼酎のふんわりとした甘みがいいですね。

 氷入りのグラスに2杯分はあるので、1杯あたり275円ってことか。

 そう考えると、「レモンサワー」(320円)や「ウーロンハイ」(320円)より安いかもしれないなぁ。

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 そしてつまみは、「いかなんこつ焼」がとても美味しかったので、「いかげそ焼」(290円)を注文した。

 「いかげそ焼」は、スルメイカ1匹分、10本の足をつながったまま焼き上げたあと、それを10本に切り分けて出してくれる。

 これも間違いなく美味しいよねぇ。

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 午後6時になると、ヨーコさんがやってきて、代わりに女将さんは店を出て休憩に入った。

 ふと気がつくと、店内はもうギューギューの満員状態だ。

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 やぁ、美味しかった。お酒も料理もなくなったので、ここで飲み終えると2,410円なんだけど、ヨーコさんも来られたし、金曜日だしということで、さらにもうちょっと飲むことにした。

 ということで、「酒一杯」(280円)を熱燗でもらって、つまみには「自家製塩辛」(290円)である。

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 おぉ~~っ。これこれ!

 このフレッシュな、イカワタの旨みが強いイカ塩辛が、「やきや」ならではの「自家製塩辛」なんだなぁ。

 この塩辛に出会うまでは、塩辛と言えば桃屋の瓶詰の「いか塩辛」だったので、『イカ塩辛という料理は、ビシッと塩っ気が強いものなんだ』と思い込んでいた。

 だから、最初にこの、塩っ気の面では薄味と言ってもいい「自家製塩辛」を食べたときには、「なんじゃ? これが塩辛なのか?」と思ったものだった。

 ところがこの「自家製塩辛」が、旨みの面では、とっても濃厚なのだ。

 太田和彦さんが、その御著書、「ひとりで、居酒屋の旅へ」の「やきや」の紹介記事の中で、『間違いなくこれは東京一のイカ塩辛。もう酒よりも完全に塩辛が主役だ。恥ずかしながら私はお代わりした』と最大級の賛辞を贈られているのも納得の逸品なのだ。

 ちなみに現在は、八戸からのスルメイカの入荷量が減っているため、「やきや」のイカ料理はすべて、ひとり1回限りの注文。おかわりすることはできませんのでご注意ください。

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 しかしながら、おかわりできなくても「自家製塩辛」は量がたっぷりなので、さらに「酒一杯」(280円)の熱燗をおかわりした。

 日本酒の銘柄は「富貴」である。

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 ゆっくりと、たっぷりと、3時間ちょっと立ち飲んで、ホッピー3杯、酎ハイ2杯、熱燗2本の合計7杯に、料理が5品。今宵のお勘定は3,260円でした。

 ヨーコさん、カイトくんに「またねぇ~」と見送られながら、入口近くの常連さんたちにも「お先にぃ~」とご挨拶して、店を後にした。

 やぁ、美味しかった、楽しかった、よく飲んだ。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年3月1日(金)の記録》

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すり身揚げで壱岐焼酎 … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)

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 JR長崎駅のすぐ近くにある立飲み処「紫羊」にやってきた。

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 U字の立ち飲みカウンターの左奥に立ち、まずはアサヒとキリンが選べる「瓶ビール」(中瓶550円)をキリンでもらってスタートだ。

 支払いは、品物と引換払いのキャッシュ・オン・デリバリー。

 カウンター上に置かれている支払い用の皿にお金を入れておくと、そこから取っていってくれるのだ。

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 最初のつまみには刺身(各400円)をもらうことが多いのだが、時々雨も降る肌寒さだった今日は、熱々の「おでん」(各150円)から始めることにした。

 おでんのメニューを見てわかるとおり、「丸天」、「野菜天」、「ごぼう天」をはじめとして、『天』がつくネタが多いのが『長崎おでん』の大きな特徴のひとつだ。

 魚がたくさん獲れる長崎では、昔から「すり身揚げ」や「長崎かんぼこ」と呼ばれる、魚のすり身を揚げた天ぷらがよく食べられていたようなのだ。

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 そんな中から、「ちくわ」(150円)と「いわし天」(150円)の2品を選ぶと、どっちも大きいこと!

 「ちくわ」なんて、お皿からはみ出しそうだ。

 入店して30分ほどは、客は自分ひとりだったのだが、そこから3分ぐらいの間に、ひとり、またひとりと、合わせて3人のひとり客が、相次いで入ってきた。

 3人とも明らかにご常連の様子で、ひとりでこの店を切り盛りしている女将さんとも親しげに話している。

 ここの女将さんはかなり寡黙な方のようで、私自身もこの酒場に何度か来てるんだけど、女将さんと気軽に会話することは、まだできずにいるのでした。

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 瓶ビールもなくなってきたので、麦焼酎「壱岐ゴールド」(340円)と「えそ天」(150円)を追加注文すると、すぐに「えそ天」が出された。

 生まれ故郷である愛媛の「じゃこ天」にもエソが使われているので、「じゃこ天」と同じような茶色い天ぷらを想像してたら、ここの「えそ天」は真っ白い、上品な天ぷらだった。

 卓上に置かれている「青ゆずこしょう」を添えていただくと、これがとてもよく合うねぇ。

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 「えそ天」を追いかけるように、すぐに「壱岐ゴールド」の水割りセットも到着。

 左側のやわらかい曲面のグラスに入っているのが「壱岐ゴールド」で、右側の氷入りのグラスも一緒に出してくれる。

 この氷入りのグラスに、好きな分量の「壱岐ゴールド」を入れ、卓上に置かれている水を足して、自分で水割りを作るのだ。

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 できあがった「壱岐ゴールド」の水割りがこんな感じ。

 ロックで飲んでも美味しい「壱岐ゴールド」なので、水割りにするとさらに飲みやすくなって、グイグイと、まるで水を飲んでるように飲めてしまうのが危ないなぁ(笑)

 「壱岐ゴールド」は、あと半分ぐらい残っているので、この1セットで水割りが2杯は飲めるね。

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 「えそ天」に続くつまみとして、おでんからの味変をねらって、「キムチ」(130円)と、「納豆(1パック)」(100円)を注文した。

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 日替りの「本日のおすすめ」メニューの中の一品である「納豆(1パック)」は、その名のとおり、まさに市販のパックの納豆そのもので、横に刻みネギを添えて出してくれた。

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 このパックの納豆を、小鉢に移してグリグリとかき混ぜて、そこに刻みネギとキムチも投入して、さらにかき混ぜると、『キムチ納豆』のできあがりだ。

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 最初の「壱岐ゴールド」のセット(水割り2杯分)を飲み干して、おかわり(340円)をお願いすると、曲面グラスに「壱岐ゴールド」をたっぷりと注いでくれると共に、グラスの氷も足してくれた。

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 キムチ納豆で2セット目の「壱岐ゴールド」(水割り2杯分)も飲み切って、3セット目を注文すると共に、おでんの「あじ天」(150円)をもらった。

 ックゥ~~ッ。さすがアジの漁獲量が日本一の長崎だけあって、この「あじ天」も素晴らしいなぁ。

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 さらに「いか天」(150円)ももらう。

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 出てきた「いか天」は、真ん丸の球形に見えたけど、くるんとひっくり返してみると、真ん中がへこんでて、こっち側から見ると、ドーナツのようにも見える。

 これも旨いなぁ。長崎のすり身揚げに間違いなしだ。

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 ゆっくりと3時間ちょっと立ち飲んで、引換払いでの支払総額は2,550円でした。どうもごちそうさま。

 今日いただいた『長崎すり身揚げ』のおでん。

 どれも美味しかったのだが、自分ならではの順位をつけるとすると、(1)あじ天、(2)いか天、(3)えそ天、(4)いわし天、かな。

 しかしながら、食べる順番が変わると、この順位も違うかもしれないぐらいの僅差でした。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年11月17日(金)の記録》

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