鯛以外にもタイのタイ … 酒菜や「凛(りん)」(矢本)
ブルーインパルスの本拠地である松島基地がある町、矢本にやって来た。
空では普通にブルーインパルスが練習中。
この町ではこれがごく当たり前の風景なんだそうな。
よそから来るとびっくりだよね!
そんなブルーインパルスの町での夕食は、矢本駅近くの「酒菜や 凛」。
3年前に初訪問して、また来たいと思っていたのに、なかなか来ることができず、今夜、やっと再訪がかないました。
「ひとりです」と入った午後6時半の店内は、前回と違ってお客さんが少なくて、「こちらにどうぞ」と通してくれたのは、掘りごたつ式の4人用テーブルの一卓だった。
まずは飲物。『ちょっと高いなぁ』と思いつつも「ホッピーセット」(638円)を注文すると、すぐに出された「ホッピーセット」は、グラス1杯の焼酎に、家庭用の「ホッピー330」、それとは別に、ホッピーを作るためのジョッキと、小さなアイスペールに追加用の氷まで付いている。
結果的に言うと、このホッピーセットだけで、ソト1ナカ3のホッピーを飲むことができた。
ということはホッピー1杯あたり213円。これはお得だ!
そのホッピーセットと一緒に出された「お通し」(242円)は、こま切れにした魚の南蛮漬け。
この町の沖合が、暖流(黒潮)と寒流(親潮)がぶつかる潮目である金華山沖(三陸沖)。世界三大漁場の一つとして知られ、豊富な魚介類に恵まれているのだ。
さっそくタブレットのメニューから「しまあじカマ焼き」(300円)と、その焼き上がりを待つ間用のつまみとして「枝豆」(308円)も注文すると、予想のとおり、「枝豆」はあまり待つこともなくやって来た。
「お通し」や「枝豆」をつまみに飲んでるうちに、「しまあじカマ焼き」も到着。
焼きたての芳ばしい魚の香りがいいですねぇ。
ックゥ~~ッ。旨し!
魚のカマ焼きは間違いがないなぁ。
シンプルに焼きあげただけなので、魚の旨みが逃げることなく、ギュッと詰まっているのがいいよね。
卓上に置かれている醤油は、地元・東松島で造られた「おきな醤油」。
地元の魚に地元の醤油。この相性もまたいいですねぇ。
「しまあじカマ焼き」の中から、『タイのタイ』ならぬ、『シマアジのシマアジ』も取り出すことができました。
さっきも書いたとおり、最初のホッピーセットだけで、3杯分のホッピーが飲めるので、まだまだホッピーを楽しみ中。
となりの席とは、目の細かいすだれで仕切られているのだが、今のところ、となりの席にも、向かい側の席にもお客さんはいないので、ひとりでゆったりと過ごせています。
「しまあじカマ焼き」がすっごく美味しかったので、次なるつまみも焼き魚を選ぶ。
『本日のおすすめ』メニューの中から、大好物の「たいのかぶと焼き」(484円)を注文した。
出てきた「たいのかぶと焼き」は、鯛の頭の部分を左右に開いて、そのまま焼きあげたもの。
これまた間違いなく旨いよねぇ!
ホッピーセットの3杯のホッピーを飲み切って、続いて地元・塩釜の「浦霞 本醸造(1.5合)」(748円)を熱燗でもらうと、手を拭くためのおしぼりも新しいのを出してくれた。
あらら。鯛の骨を手づかみにして身をしゃぶりつくしていたのがバレてましたか。ありがとうございます。
そしてもちろん「たいのかぶと焼き」からは『タイのタイ』。
せっかくなので両者を並べてみました。
上側が『タイのタイ』で、下側が『シマアジのシマアジ』です。
似てるんだけど、ちょっと形が違いますよね。
焼き魚2品で、もうお腹も十分な状況なんだけど、東北に来ている機会に「みそ焼きおにぎり」(253円)も食べておきたくて、燗酒を少し残して「みそ焼きおにぎり」を注文。
『梅干しあり』も『梅干し無し』も同額だったので、『あり』にした。
出てきた「みそ焼きおにぎり」の美味しそうなこと!
今宵は「しまあじカマ焼き」、「たいのかぶと焼き」、そして「みそ焼きおにぎり」と、焼き物オンパレードになっちゃったなぁ。
「みそ焼きおにぎり」はもちろん、つまみも兼ねた〆の一品として、お酒と共にいただいた。
ゆっくりと3時間ほど過ごさせてもらって、今夜のお勘定は2,973円。
PayPayで支払って店を後にした。どうもごちそうさま。
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