すり身揚げで壱岐焼酎 … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)
JR長崎駅のすぐ近くにある立飲み処「紫羊」にやってきた。
U字の立ち飲みカウンターの左奥に立ち、まずはアサヒとキリンが選べる「瓶ビール」(中瓶550円)をキリンでもらってスタートだ。
支払いは、品物と引換払いのキャッシュ・オン・デリバリー。
カウンター上に置かれている支払い用の皿にお金を入れておくと、そこから取っていってくれるのだ。
最初のつまみには刺身(各400円)をもらうことが多いのだが、時々雨も降る肌寒さだった今日は、熱々の「おでん」(各150円)から始めることにした。
おでんのメニューを見てわかるとおり、「丸天」、「野菜天」、「ごぼう天」をはじめとして、『天』がつくネタが多いのが『長崎おでん』の大きな特徴のひとつだ。
魚がたくさん獲れる長崎では、昔から「すり身揚げ」や「長崎かんぼこ」と呼ばれる、魚のすり身を揚げた天ぷらがよく食べられていたようなのだ。
そんな中から、「ちくわ」(150円)と「いわし天」(150円)の2品を選ぶと、どっちも大きいこと!
「ちくわ」なんて、お皿からはみ出しそうだ。
入店して30分ほどは、客は自分ひとりだったのだが、そこから3分ぐらいの間に、ひとり、またひとりと、合わせて3人のひとり客が、相次いで入ってきた。
3人とも明らかにご常連の様子で、ひとりでこの店を切り盛りしている女将さんとも親しげに話している。
ここの女将さんはかなり寡黙な方のようで、私自身もこの酒場に何度か来てるんだけど、女将さんと気軽に会話することは、まだできずにいるのでした。
瓶ビールもなくなってきたので、麦焼酎「壱岐ゴールド」(340円)と「えそ天」(150円)を追加注文すると、すぐに「えそ天」が出された。
生まれ故郷である愛媛の「じゃこ天」にもエソが使われているので、「じゃこ天」と同じような茶色い天ぷらを想像してたら、ここの「えそ天」は真っ白い、上品な天ぷらだった。
卓上に置かれている「青ゆずこしょう」を添えていただくと、これがとてもよく合うねぇ。
「えそ天」を追いかけるように、すぐに「壱岐ゴールド」の水割りセットも到着。
左側のやわらかい曲面のグラスに入っているのが「壱岐ゴールド」で、右側の氷入りのグラスも一緒に出してくれる。
この氷入りのグラスに、好きな分量の「壱岐ゴールド」を入れ、卓上に置かれている水を足して、自分で水割りを作るのだ。
できあがった「壱岐ゴールド」の水割りがこんな感じ。
ロックで飲んでも美味しい「壱岐ゴールド」なので、水割りにするとさらに飲みやすくなって、グイグイと、まるで水を飲んでるように飲めてしまうのが危ないなぁ(笑)
「壱岐ゴールド」は、あと半分ぐらい残っているので、この1セットで水割りが2杯は飲めるね。
「えそ天」に続くつまみとして、おでんからの味変をねらって、「キムチ」(130円)と、「納豆(1パック)」(100円)を注文した。
日替りの「本日のおすすめ」メニューの中の一品である「納豆(1パック)」は、その名のとおり、まさに市販のパックの納豆そのもので、横に刻みネギを添えて出してくれた。
このパックの納豆を、小鉢に移してグリグリとかき混ぜて、そこに刻みネギとキムチも投入して、さらにかき混ぜると、『キムチ納豆』のできあがりだ。
最初の「壱岐ゴールド」のセット(水割り2杯分)を飲み干して、おかわり(340円)をお願いすると、曲面グラスに「壱岐ゴールド」をたっぷりと注いでくれると共に、グラスの氷も足してくれた。
キムチ納豆で2セット目の「壱岐ゴールド」(水割り2杯分)も飲み切って、3セット目を注文すると共に、おでんの「あじ天」(150円)をもらった。
ックゥ~~ッ。さすがアジの漁獲量が日本一の長崎だけあって、この「あじ天」も素晴らしいなぁ。
さらに「いか天」(150円)ももらう。
出てきた「いか天」は、真ん丸の球形に見えたけど、くるんとひっくり返してみると、真ん中がへこんでて、こっち側から見ると、ドーナツのようにも見える。
これも旨いなぁ。長崎のすり身揚げに間違いなしだ。
ゆっくりと3時間ちょっと立ち飲んで、引換払いでの支払総額は2,550円でした。どうもごちそうさま。
今日いただいた『長崎すり身揚げ』のおでん。
どれも美味しかったのだが、自分ならではの順位をつけるとすると、(1)あじ天、(2)いか天、(3)えそ天、(4)いわし天、かな。
しかしながら、食べる順番が変わると、この順位も違うかもしれないぐらいの僅差でした。
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