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2024年4月

おまかせの料理が旨し … 大衆酒場「びっくり」(仙台)他

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 JR仙台駅東口から歩いて3分ほど。大衆酒場「びっくり」にやって来た。

 午後5時前の店内は、すでに半分ぐらいの席が埋まっている。

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 店内はカウンター席のみ26席ほど。

 そのカウンター席の造りが面白い。

 お客さんたちが座っているカウンターの向こう側に、お店の人が行き来する通路があって、その先がカウンター席とほぼ同じ高さの、背の低い壁になっていて、その壁の向こう側が厨房スペースなのだ。

 こういう造りは初めて見たなぁ。

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 そのカウンターの1席に腰を下ろして、まずは「生ビール」(360円)を注文すると、その「生ビール」を持ってきてくれた女将さんから「好き嫌いありますか?」と聞かれた。

 「ありません」と答えると、「それじゃ、おまかせでいいですか?」とのこと。

 「はい、お願いします」と返事して、『おまかせ』にしてもらった。

 後で他のお客さんたちが入って来たときも、同じようなやり取りが繰り返されていたので、この酒場では『おまかせ』が標準のようだ。

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 これまた後でわかったことだけど、この酒場は、女将と手伝いの女性の二人で切り盛りしているので、みんなが好き好きに注文すると、なかなか店が回らないようなのだ。

 それもあって、できるだけみんなに『おまかせ』にしてもらいたいんですね。

 お客さんによっては、「『おまかせ』だけど、『もつ煮』もちょうだいね」とか、「『おまかせ』の他に、後で『焼とり』も焼いてね」なんて注文の仕方をしている。

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 すぐに出てきた1品めのつまみは、自家製の「白菜と昆布の漬物」(350円)だ。

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 追いかけるように「山形の厚揚げのおでん風煮」(400円)もやってきた。

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 これら2品をつまみに、生ビールをキューッといただく。

 あららぁ~っ。この2品の手作りの料理が美味しいではありませんか。

 女将さんによると、女将さんのご主人もけっこうな呑兵衛で、毎日、何品かの料理を出しておくと、それをつまみに、満足そうにチビチビとやっているんだそうな。

 先ほどの『人手が少ない』という理由に加えて、このご主人の飲み方も参考にして、この店の『おまかせ』スタイルができたのかも知れませんねぇ。

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 3品めは「いわしのぬた」(530円)。

 女将さんが「『いわしのぬた』です」と言いながら出してくれたので、そのまま「いわしのぬた」という表記にしているが、醤油皿も一緒に出されたので、感覚的には「いわしのなめろう」かなぁ。

 イワシの身の他に、ネギや大葉も一緒に刻み込まれているから、『ぬた』と呼んでるのかもね。

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 ちなみに、私の後から来たお客さんたちにも、『おまかせ』としてこの「白菜と昆布の漬物」、「山形の厚揚げのおでん風煮」、そして「いわしのぬた」の3点セットが出されていた。

 3品ぐらいあると、しばらくはそれらで飲めるので、ちょうどいいですね。

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 生ビールを飲み切って、次にもらったのは「お酒二級」(1杯290円)。

 熱燗でお願いしたら、徳利に入れたお酒をレンジでチンして、受け皿付きのコップと一緒に出してくれた。

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 これを自分でコップに注ぎながらいただくわけですね。

 徳利からちょっとずつコップに注ぐと、燗酒が冷めにくいのがいいよね。

 午後6時を回るころには、店内は隣同士がギュッと密になるほどの満席状態。大人気店だ。

 そして『おまかせ』の料理は、最初に出される3品で終了のようで、しばらく待ってても4品め以降の料理は出てこなかった。

 お客さんのひとりから、「焼とり」(530円)の注文が入り、女将さんが常連さんたちの内の何人かに「あんたも『焼とり』いる?」なんて尋ねている。

 そうやって聞かれる常連さんたちは、いつも「焼とり」を注文してるんだろうな。

 もし自分も「焼とり」が欲しければ、このタイミングで「私も『焼とり』をお願いします」と便乗注文するのが良いようだ。

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 しかしながら、初回の今日は、私はここまでで切り上げることにした。

 2時間近く楽しんで、『おまかせ』の料理が3品に、生ビールと燗酒3本。

 お勘定は2,510円で、支払いは現金のみでした。どうもごちそうさま。

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 大衆酒場「びっくり」を出て、宿泊先のホテルに向かっていると、その途中のビルの地下に「サイゼリヤ」があることを発見。

 まだ午後7時過ぎだし、料理3品ではお腹もちょっと足りていないので、もう1軒、「サイゼリヤ」で軽く〆ることにしようかな。

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 そんなわけで、さっそく「白デカンタ小」(200円)と「たまねぎのズッパ」(300円)を注文した。

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 「たまねぎのズッパ」というのは、『イタリア風にすっきり仕上げたオニオングラタンスープ』のことで、オニオンスープの中にバケットとチーズが入っている。

 まさに、〆も兼ねた、とてもいいつまみになるのである。

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 クイクイと白ワインも進み、すぐにおかわりの「赤デカンタ小」(200円)をもらう。

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 さらに「たまねぎのズッパ」のスープもまだ残っているので、「ミニフィセル」(150円)も追加注文した。

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 「ミニフィセル」というのは、香ばしくパリッとしたミニフランスパンのこと。

 これを細かくちぎって、「たまねぎのズッパ」のスープに浸しながらいただくんですねぇ。

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 この「ミニフィセル」で、「たまねぎのズッパ」を完食・完飲。

 しかし、赤ワインがもうちょっと残ってるなぁ。

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 そこで、大好物の「柔らか青豆の温サラダ」(200円)も追加注文した。

 いつもは一番初めにもらっているつまみなのに、今日はこれが〆の一品になりそうだ。

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 上にのっている半熟卵をプツンとつぶして、そこにオリーブオイルも回しかけた上で…

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 全体をグルグルっとかき混ぜる。

 ックゥ~~ッ。この青豆が本当に旨いんだ。

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 メニューには、この青豆について、『柔らかさと甘さが特徴の最高グレードの「ベビーピー」』と書かれている。

 これが200円で食べられるってのは、本当にありがたいことなのだ。

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 デザートとして、「イタリアンジェラート」(250円)と「グラッパ」(300円)を注文すると、まさかの「グラッパ」売り切れ。

 「ちょっと待って」と一瞬考えて、「シチリア産ピスタチオのジェラート」(350円)だけをもらって締めくくった。

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 軽くのはずが、結局「サイゼリヤ」も2時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,400円。Suicaでピッと支払った。

 2軒のハシゴで、『飲み』も『食い』も大満足じゃ。どうもごちそうさま。

・「大衆酒場びっくり」の店情報 / 「サイゼリヤ」の店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年12月7日(木)の記録》

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店情報: 「サイゼリヤ」(仙台)

  • サイゼリヤ 店名: サイゼリヤ 仙台駅西口店
  • 電話: 022-726-0771
  • 住所: 980-0021 宮城県仙台市青葉区中央3-1-3 aune仙台(B1F)
  • 営業: 11:00-23:00、無休
  • 場所: 地下鉄・仙台駅(中央2口)から徒歩約1分(44m)、JR仙石線・あおば通駅(出入口2)から徒歩約2分(178m)、JR仙台駅(西口)から徒歩約4分(307m)。。
  • メモ: サイゼリヤ公式サイト及び店舗公式サイトあり。ここ仙台駅西口店の他、仙台駅近くに、BiVi仙台駅東口店中央通り大町店仙台一番町店と、合計4店舗の「サイゼリヤ」がある。(2023年12月調べ)

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店情報: 大衆酒場「びっくり」(仙台)

  • 大衆酒場 びっくり 店名: 大衆酒場 びっくり
  • 電話: 022-295-9981
  • 住所: 983-0864 宮城県仙台市宮城野区名掛丁119-3
  • 営業: 16:00-22:00、土日祝休
  • 場所: JR仙台駅・東口から徒歩約3分(244m)、地下鉄・仙台駅から徒歩約8分。
  • メモ: 1960年代に創業。店内26席、全席禁煙。
    〔料理〕
    《250円メニュー》コンブ、ピーナッツ。
    《270円メニュー》冷奴、煮込トウフ。
    《350円メニュー》おしんこ、キムチ、ワカメ、キンピラ、おろし、サラダ、ひたし、ナットウ、トンソク。
    《500円メニュー》アブラアケ、チゲ。
    《530円メニュー》魚刺、センマイ刺し、テールスープ、レバイタメ、もつ煮、たん焼、イカ焼、レバ焼、焼とり、焼魚、煮魚、メンタイ、スルメ、ナスいため、チヂミ、おかゆ、につけ。
    〔飲物〕
    生ビール360、ビール(ビン)530、お酒二級1杯290・1本3,900、20度1杯270・1本3,500、ウィスキーW1杯430・1本3,900、マッコリ1杯330・1本1,670。
    マッコリ1本
    (2023年12月調べ)

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魚も野菜も美味しくて … 居酒屋「葉牡丹(はぼたん)」(高知)

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 高知に来ると「葉牡丹」だ。

 入口を入ると目の前が、L字のカウンター席になっていて、そこを通過して奥の間に行くとテーブル席。2階には座敷席もある。

 今日も今日とてL字カウンターの奥の方に座り、まずは瓶ビールを注文すると、「キリン?」とおねえさん。

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 「はい」と返事すると同時に「ホルモン煮込み」(380円)も注文すると、すぐに「キリンビール(中瓶)」(580円)と「ホルモン煮込み」が出された。

 瓶ビールは、「アサヒスーパードライ(中瓶)」も同額(580円)で、生ビールは「大ジョッキ」(880円)、「中ジョッキ」(580円)、「小ジョッキ」(380円)というラインナップ。

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 「ホルモン煮込み」は細くスライスしたシロ(豚腸)を煮込んだもの。

 仕上げにポン酢醤油をかけて出してくれるのが、この店ならではの大きな特徴だ。

 このポン酢醤油のさっぱりとした酸味で、まったくしつこさを感じない、いくらでも食べられそうな「ホルモン煮込み」に仕上がるのだ。

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 L字カウンターの奥に座ると、ちょうど目の前に煮込み用のバットが並んでいるのが見える。

 向かって左が「土手焼」、右奥が「ホルモン煮込み」、そして右手前が「豆腐」である。

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 すぐに瓶ビールも飲み切って、続いては『四万十しまんとの栗焼酎』である「ダバダ火振ひぶり」(1合480円)を水割りで注文すると、1合徳利に入った「ダバダ火振」と、氷入りのグラス、割るための水、そしてアイスペールの氷がセットで出された。

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 これらを使って、自分で水割りを作っていくのだ。

 このセットで水割りが3杯ぐらい作れるので、1杯あたり160円。

 「葉牡丹」の焼酎は、とってもお得な飲み物なのである。

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 その栗焼酎水割りに合わせて注文したのは「串フライ盛合わせ」(520円)。

 これは「えび」(120円)、「豚串」(105円)、「イカ」(105円)、「キス」(105円)、「ナス」(105円)という串揚げ5本セット。

 単品合計540円が、盛合せだと520円なので、20円(3.7%)お得ってことですね。

 ところが! この串揚げが美味しくて、美味しくて。

 食べる手が止まらず、10分ほどで5本を完食してしまった。

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 なるほどなぁ。だからメニューにも「串フライ盛合わせおかわり」(520円)、「野菜串フライ盛合わせ」(505円)、「えび串フライ(5本)」(580円)といった盛合わせ系のものが多いんですね。納得である。

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 すぐに「きびなご塩焼」(580円)を追加注文すると、今日はキビナゴはないとのことで、代わりに「めひかり焼」(540円)を注文。1人前5尾のメヒカリ焼きがやってきた。

 小魚の焼き物としては、他に「ししゃも」(450円)や「沖ウルメ」(450円)もメニューに並んでいる。

 シシャモと言えば北海道、キビナゴは鹿児島というイメージなんだけど、この店ではなんでも食べられるんだなぁ。ありがたいことよ。

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 この「めひかり焼」で「ダバダ火振」を飲み切って、続いては麦焼酎「二階堂」(1合380円)を、これまた水割りセットで注文した。

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 そしてつまみに「鰹ハランボ塩焼」(480円)を注文すると、これで鰹ハランボが売り切れた。

 鰹ハランボというのは、カツオの腹の部位(ハラミ)のことで、マグロで言うと大トロの部分。カツオ1尾から1枚しかとれない希少部位なのだ。

 鮮度が命の鰹ハランボは、県外に流通することは少ないそうだ。

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 その「鰹ハランボ塩焼」を食べ終えたところで、入店から2時間半。

 最後に〆とつまみを兼ねた料理として、「鯖ずし」(540円)をもらった。

 高知と言えば「焼さば寿司」も美味しいんだけど、「鯖ずし」もいいですねぇ!

 魚も野菜も美味しくて、なんていい土地なんでしょう。

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 ゆっくりと3時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は3,900円。

 現金で支払って店を後にした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年3月5日(火)の記録》

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予約で初のテーブル席 … 「ほていちゃん」(有楽町)

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 今日は店内の禁煙席を予約して、3人で「ふれあい酒場 ほていちゃん 有楽町店」にやって来た。

 「居酒屋礼賛」ブログの記事にしているのは3回だけだが、この酒場に来たのは実は今日で6回め。

 これまでの5回はいつもひとりで、しかもそのうちの4回は、銀座あたりでの飲み会の前の『ひとりゼロ次会』としてのサク飲みだった。

 だからいつも入口近くの立ち飲みカウンターでの立ち飲みだったのだ。

 上の写真は、店の奥のテーブル席から、店の入口側を写したもの。

 店の入口から奥へ続く通路のところに設置されているのが立ち飲みカウンター席だ。

 これまではずっと、ここで飲んでたわけですね。

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 予約時にタバコを吸うかどうか聞かれるので、「吸いません」と答えると、店内のテーブル席が予約される。

 テーブル席は店の外にも並んでいて、タバコを吸う場合はそちらの席に案内されるのだ。

 その予約席に座り、Aさんと私は「ホッピーセット(白)」(429円)を注文した。

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 そしてKさんは「生ビール」(539円)をもらって乾杯である。

 熱燗好きのKさんは、基本は熱燗なんだけど、ご自宅で飲むときも最初の1杯は必ずビールなんだそうな。

 350ml缶を1本開けて、奥様と分け合って飲み、それが終わってから熱燗に移行する、というのが毎日のルーチンとのこと。

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 さてつまみ。

 「ほていちゃん」のメニューは、大きくは『牛煮込み・汁系つまみ』(7品)、『鮮魚・肉刺し系』(4品)、『逸品』(20品)、『得揚盛』(3品)、『焼&鉄板』(10品)、『フライ』(14品)、『麺&ごはん』(4品)の7種類に分かれていて、全部で62品。

 もっとも安いのは「韓国のり」の143円で、もっとも高いのは若鶏チューリップ5本+赤辛チューリップ5本の「ハーフ&ハーフ得盛」の1,243円。

 とは言うものの、1,000円以上の品はこの「ハーフ&ハーフ得盛」と「チューリップ得盛(10本)」(1,221円)の2品だけ。

 全体の平均価格は374円、最頻価格は275円(9品)、500円以上のものは上にあげた2品も含めて5品だけなので、全体的には安いってことですね。

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 このグランドメニューに加えて、季節ごとのメニューもあって、こちらには料理16品と飲み物1品が載っている。

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 それらの中から何品かを一気に注文すると、まず出てきたのは「(訳あり)赤身ブツ」(352円)だ。

 メニューには『お得! キハダとバチのハネモノ ゲット!』という注記が入っている。だから(訳あり)なんですね。

 この「赤身ブツ」は「ほていちゃん」の名物メニューのひとつのようだ。

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 こちらは「つまみガリサバ」(352円)。

 Kさんの好物である〆サバが、ここのメニューにはないので、その代わりに注文した料理だったんだけど、これはこれで〆サバとはちょっと違う味の方向で、いいね!

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 他のつまみを待つ間用のつまみとして、「あったか枝豆」(275円)も注文していたのだが、枝豆の登場は3番めとなりました。

 改めてメニューを見てみると、『あたたかく出したいのでちょっとお時間ください』と書かれていて、実際に出てきた枝豆もあったかいです。

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 「自慢の牛煮込み」(429円)も出てきたところで、Kさんは「副将軍(普通酒)」(440円)の熱燗に移行し、Aさんと私は「焼酎 中大(なかだい)」(352円)をもらう。

 ホッピーのおかわり焼酎は、1杯ごとの「焼酎 中(なか)」(242円)をもらうよりも、徳利で出される「焼酎 中大(なかだい)」のほうがお得なのだ。

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 「赤身ブツ」が美味しかったので、「まぐろユッケ」(385円)ももらった。

 あららぁ~っ。初めて食べたけど、これもいいですねぇ。

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 こちらは「たこぶつ」(473円)。季節メニューの中の一品で、北海道直送のタコなんだそうな。

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 同じく季節メニューの中から、「牛スジネギおろしポン酢」(429円)もいただく。

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 熱燗も、おかわり焼酎「中大(なかだい)」もどんどんおかわりしながら、「ホッピー外(白)」(242円)ももらった。

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 「スペイン生ハム(ハモンセラーノ)」(319円)なんてオシャレな料理も季節メニューに載っていた。

 なるほど! これはこれでいいつまみだ。

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 こちらも季節メニュー。『ガーリック風味ささがきにマヨネーズ! 最強でしょう』と書かれた「ごぼうのから揚げ」(275円)である。

 ゴボウの自然な甘みは、本当に旨いよねぇ。間違いなく最強だ!

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 壁に貼り出されたメニューの中に「アジの竜田揚げ」(275円)があったので、それも注文してみたら、予想外に小ぢんまりとした竜田揚げでした。

 275円という価格との見合いで考えると、まぁ妥当な線かな。

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 店に入って2時間が経過した午後6時半。

 立ち飲みカウンターはもちろん、店内のテーブル席も、すべてのテーブルにお客さんが入っている状態になっている。

 さすが人気店だ。外のテーブル席も同じような状況なんだろうなぁ。

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 おかわり焼酎や熱燗をおかわりしながら、次にもらったのは「うずら味玉」(297円)だ。

 この「うずら味玉」は、うずらのゆで卵を壺入りの特製醤油に漬け込んだ自家製なんだそうな。

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 こちらも壁のメニューにあった「2代目 鉄板 豚たま焼き」(385円)。

 豚バラ、目玉焼、山芋、天かす、バラ海苔に、こってりソースがたっぷり。

 さらに上にどっさりとトッピングされたカツオ節で、下の料理が見えないぞ!(笑)

 具材の組み合わせを見てもわかるとおり、この料理、旨みがものすごく強い。

 これもいいねぇ。他の酒場では見たことがない、とてもいいつまみだ。

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 そして最後は「焼きおにぎり(2個)」(297円)で締めくくる。

 午後9時前まで、4時間半も楽しんで、飲物は生ビール1杯と徳利(熱燗)が5本、ホッピーは最初のセット2杯に続いて、「焼酎 中大(なかだい)」6本に、追加の「ホッピー外(白)」2本。

 今日のお勘定は3人で10,730円(ひとり当たり3,577円)でした。どうもごちそうさま。

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 店を出ると、外の席もやっぱりにぎわっていた。

 ひとりで来るにもいい酒場だけど、何人かで来ると、いろんな料理を食べることができるのがいいね!

 今日いただいたつまみの中で、ぜひまたリピートしたいのは、「つまみガリサバ」(352円)、「ごぼうのから揚げ」(275円)、「豚たま焼き」(385円)、そして「焼きおにぎり(2個)」(297円)の4品だったなぁ。

 とは言うものの、まだ食べたことがない料理もたくさんあるので、それらの中にも、美味しいものがたくさんあるんだろうなぁ。

 早くも次回が楽しみだ。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年10月4日(水)の記録》

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新たな逸品との出会い … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

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 久しぶりにやって来た「第一亭」で、初めていただいた「ヤキソバ」(700円)が美味しいこと!

 具はほとんど入っていないシンプルな焼きそばなのに、麺が爆発的にうまい。

 「第一亭」名物の裏メニューが、『野毛のペペロンチーノ』とも呼ばれている「パタン」(650円)。

 私も「パタン」は大好きで、よくいただいているのだが、この「パタン」には大量のニンニクが入っているのだ。

 明日の朝、仕事でお客さんたちと話さないといけないので、今夜はニンニク臭くなるのは避けたい。

 そこで仕方なく注文した「ヤキソバ」だったのに、その結果に大満足だ!

 麺そのものは「パタン」と同じ普通の「ヤキソバ」、こんなに美味しかったんですねぇ。

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 日曜日の今日、同行のAさんと共に「第一亭」に到着したのは、ちょうど開店時刻の午後4時半。

 店の前には開店待ちの行列ができていて、一巡目で入れるかどうかは微妙なところだ。

 店が開いて、行列が進み始め、我われ二人が入ったところで、ちょうど満席となった。

 うわぁ~っ、危なかったなぁ!

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 まずは「生ビール大」(800円)を二つもらって乾杯である。

 持ち上げるのも重たいほどの、でっかいジョッキがいいね!

 ちなみに「生ビール中」は650円。アサヒかキリンが選べる「瓶ビール(中瓶)」は600円だ。

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 Aさんは初めての「第一亭」なので、まずは名物料理から食べてもらわなきゃね。

 ということで注文したのは「チートのしょうが炒め」(650円)である。

 チートというのは豚の胃袋のこと。これを生姜炒めにして、とろみがつけられている。

 他の店ではお目にかかったことがない、「第一亭」ならではの料理なのだ。

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 そしてこちらは私の大好物、「ホルモン炒め」(650円)だ。

 「ホルモン炒め」は豚の腸(シロ)とネギを炒めて、独自のニンニク味噌ダレで味付けしたもの。

 もつ焼き屋などで出されるシロは、同じく豚の腸ながら、あらかじめ下茹でされている。

 それに対して、ここの「ホルモン炒め」のシロは、下茹でしていない生の腸なのだ。

 生のままでも美味しく食べられるように、何度も何度も洗って下ごしらえしている。

 だから、さっきのチートもそうだけど、このシロも、臭みなんて一切ないのだ。

 なお、「第一亭」のメニューには「もつ炒め」(650円)もあって、こちらはあらかじめ下茹でした豚の腸を炒めたものである。

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 さらに豚モツは続いて、こちらは「豚耳軟骨」(650円)。

 横浜の「豚の味珍(まいちん)」の「耳」もうまいが、それと「第一亭」の「豚耳軟骨」は、ちょっと違うんだなぁ。

 ま、どちらも美味しいんだけどね。

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 「豚舌(タン)」(650円)ももらった。

 タンはもう、モツ類が苦手な人でも絶対に食べられるモツ料理のひとつである。

 「豚耳軟骨」と同様に、添えられている味噌ダレをちょいとつけて食べるのが旨いよね。

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 「生ビール大」に続く2杯めの飲み物は「ウーロンハイ」(500円)だ。

 この「ウーロンハイ」で豚モツ4皿を完食して、次に注文したのが、冒頭でご紹介した「ヤキソバ」(700円)だったのだ。

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 そして3杯めの飲み物は「ハイボール」(500円)である。

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 つまみとしての「ヤキソバ」も食べ終えて、最後の〆とつまみを兼ねて注文したのが「おじや」(650円)だ。

 以前、神戸の中華料理「相一軒(あいいちけん)」に行ったときに、そのメニューに「おじや」とあるのを見て、

 「中華なのに、なんで『おじや』があるんだろうねぇ?」と不思議そうな表情をしたのが、今日も同行しているAさんだった。

 「自分がよく行っている横浜の『第一亭』では、店頭の赤提灯にも『おじや』と書かれているほどの名物料理で、中華スープで作った『おじや』がすごく旨いんだ。『中華がゆ』とも『日本のおじや』とも違うんだなぁ」という話をすると、Aさんも「それはぜひ食べてみたい」と乗り気になって、「相一軒」の「おじや」をいただいたのだった。

 そんな経緯もあったので、今日の〆は、絶対に「第一亭」の「おじや」にしようと、最初から決めていたのでした。

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 「おじや」は一緒に出される小鉢に取り分けながらいただく。

 ックゥ~~ッ。この味、この味。スープの旨みが絶妙だよねぇ!

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 すぐに「ハイボール」(500円)もおかわりである。

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 ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は二人で8,550円(ひとり当たり4,275円)でした。どうもごちそうさま。

 店を出ると、外にはまだ待ち行列ができていました。さすが大人気店じゃのぉ!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年12月17日(日)の記録》

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好物を封印して新料理 … 立ちのみ「いなせや」(京都)

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 京都駅のすぐ近くにある、立ちのみ「いなせや」にやって来た。

 店に着いたのはちょうど昼どきの12時半。

 平日は午後3時開店の「いなせや」ながら、土日祝日は午前11時半から開いていて、昼飲みもできるのだ。

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 『大人気店だから、もしかすると昼から満員かもしれないなぁ』と心配しながら店にたどり着いたのだが、「ひとりです」と入ると、「奥のほうへどうぞ」と案内されてひと安心。

 先客は店の奥のほうに4人ほど。

 この酒場に来るのは、これで3回めだが、初回は入口を入ってすぐ左手の壁際のカウンター席(写真の右上部)で、2回めは厨房前のカウンター席(写真の左上部)で飲む機会を得た。

 今回は一番奥の、食材の冷蔵庫や食器の洗い場がある前である。

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 その場所に立つなり、まず注文したのが「プレーンサワー」(250円)である。

 この店は、料理はもちろん、飲物も安いのが呑兵衛にとっては、すごくありがたいのだ。

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 さて料理。今回、3度めの「いなせや」に来るのにあたって、心に決めていたことがある。

 それは、『今回はあえて名物料理の「出し巻き玉子」(330円)と、大好物の「たい荒炊き」(390円)は封印して、今までに食べたことがないものを食べてみよう!』ということだ。

 人気がある「いなせや」の情報は、ネット上にも数多く載っている。そこに写っている料理が、どれも美味しそうなのだ。

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 その筆頭がこれ! 「ポテトサラダ」(200円)である。

 ポテトサラダと言いつつ、いろんな具材がたっぷりと入っている。

 しかもこれが200円ってどうよ!

 こりゃもう、さっそくリピート決定だなぁ。

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 ゆっくりと「ポテトサラダ」を食べ終えて、2品めとして注文したのは「水ぎょうざ」(360円)だ。

 この「水ぎょうざ」は、店のインスタグラムにも載っていて、これまた見るからに美味しそうだったのだ。

 「熱いですから、器に触れないように気をつけてくださいね」と言いながら出してくれた「水ぎょうざ」。出てきてもなお、まだぐつぐつと煮えている。

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 熱気を感じる器の中には、小さめの餃子が6個。

 これを一緒に出されたポン酢醤油の小鉢に取り分けながら、ハフハフといただきます。

 いやいや、予想どおり、これも美味しいですねぇ。

 「水ぎょうざ」が出てきたタイミングで、「プレーンサワー」(250円)もおかわりである。

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 いま立っている場所からは、カウンターの上段にずらりとスタンバイされている煮魚がよく見える。

 手前の2つが「さば煮付け」(330円)で、その奥がずらっと「たい荒炊き」(390円)だ。

 これだけたくさん「たい荒炊き」が並んでるってことは、やっぱり「たい荒炊き」も人気料理なんだね。

 左どなりで飲んでいるお兄さんのつまみも「たい荒炊き」だ。

 鯛そのものもさることながら、一緒に煮込まれて添えられているゴボウが旨いんだなぁ。

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 しかしながら、今日の私は「たい荒炊き」は封印だ。

 それに代わるつまみとして、「豚汁」(310円)を注文し、3杯めとなる「プレーンサワー」(250円)もおかわりだ。

 この「豚汁」が、大根、にんじんなどの野菜がたっぷりで美味しい。

 特に皮付きのまま斜め切りにしたゴボウが旨いなぁ。

 豚肉らしい豚肉は少ししかないんだけど、存在感があって美味しい。

 しかしながら最後の汁を飲み干すと、細切れになった豚肉がたっぷりと口内に残るので、もしかすると豚肉の多くは、すごくよく煮込まれて、汁の一部になってしまっているのかもしれない。

 その分、汁の旨みがグンとアップしてるんだろうな。

 この「豚汁」もまた、リピート候補である。

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 その「豚汁」を飲み終え、3杯めの「プレーンサワー」も飲み終えたところで、午後1時半。

 入店から1時間が経過した。

 ふと気がつくと、店内は8割がたが埋まっている。昼からすごいねぇ!

 次にいつ来れるかわからない京都なので、私ももう1杯、「プレーンサワー」(250円)を飲んでいくことにした。

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 その4杯めの「プレーンサワー」に合わせて注文したのは「砂肝のコンフィ」(310円)だ。

 メニューをながめていて、『コンフィってなんだろう?』と気になったのだ。

 すぐにスマホで調べてみると、『コンフィ(confit)とは、フランス料理の調理法のひとつで、食材を低温の油でじっくりと煮た料理です』とある。

 その説明を見ても、まだ何だかよくわからなかったので、実際にその「砂肝のコンフィ」を注文してみたのでした。

 ほんわりとあったかい「砂肝のコンフィ」は、カットした砂肝が5個。

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 店員さんが来ているTシャツの背中には、「いなせや」をはじめ、いろんな店のロゴがプリントされている。

 「いなせや」を運営しているのは、京都を拠点に10軒ほどの飲食店を展開している株式会社ギャラント。しかも立ち飲み屋だけではなくて、いろんな業態があるようなのだ。

 会社が設立されたのは2010年10月、ここ「立ちのみ いなせや 京都駅前店」は2015年9月のオープンと、まだ創業9年に満たない若いお店なのだ。

 それでこの人気なんだから素晴らしいよね。

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 午後2時前まで、1時間半ほど立ち飲んで、今日のお勘定は2,180円。支払いは現金のみです。

 やぁ美味しかった。どうもごちそうさま。

 大好きな2品(出し巻き玉子&たい荒炊き)を封印したら、新たなリピート候補2品(ポテトサラダ&豚汁)を見つけてしまったなぁ。

 これは困った。次回、何を食べればいいのか、早くも迷っている。

 大食いの人たちの、でっかい胃袋がうらやましいぞ!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年3月30日(土)の記録》

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メガチューハイが百円 … 「赤札屋(あかふだや)」(四ツ谷)

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 四ツ谷駅から歩いて5分ほど。新宿通りと並行する飲食店街、「しんみち通り」の中にある激安居酒屋「赤札屋」にやってきた。

 なにしろ「メガチューハイ(レモン入り)」が100円、写真の「四点盛刺身(マグロ、ブリ、サーモン、イカ)」が400円と言うんだから恐れ入る。

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 コロナ以降、早めに会社に行って、早めにあがるというタイムシフト勤務を続けている。

 1時間半ほどのタイムシフトなんだけど、これによって行きも帰りも、ほぼ座って通勤できるのがありがたくて、コロナが下火になった今もなお、タイムシフトを続けているのでした。

 このタイムシフトで唯一困るのが、夕方の飲み始めの時間が、みんなと合わないことだ。

 たいていの飲み会は、開始時刻が午後6時からとなる。

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 そうすると、4時前にはあがっている自分にとっては、2時間ほどの待ち時間ができてしまうのだ。

 たまたま仕事が押してたりすると、仕事をしてつないだりすることもあるのだが、ほとんどの場合は『ひとりゼロ次会』となる。

 そして、みんなとの飲み会の前のこの『ひとりゼロ次会』は、私のとても好きな時間でもあるのでした。

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 今日も午後6時からの飲み会のその前に、ひとりでここ「赤札屋」にやってきた。

 店の奥のほうにある4席分のカウンター席の一番奥側に座り、まずは最初の「メガチューハイ(レモン入り)」(100円)を注文した。

 前に来たとき(2023年3月)には、普通の「チューハイ(レモン入)」が100円、「メガチューハイ(レモン入)」は150円だったのだが、今はなんと、普通のチューハイもメガチューハイも、どちらも100円と、同額になっている。

 こうなると、呑兵衛は絶対に『メガ』のほうをたのむだろうなぁ。

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 そのメガチューハイと一緒に出される「お通し」(330円)が、小皿に一切れの小さな小さな冷奴。

 いろんなものが激安のこのお店にあって、この「お通し」だけが唯一「高いっ!」と感じる品物なのだ。

 なにしろメガチューハイが100円なので、つまみなしでも飲める本格的な(?)呑兵衛の人は、料理は何もたのまずにメガチューハイだけを3杯も4杯も飲んでしまうかもしれない。

 そういう場合でも、少しは元が取れるように、このお通しをちょっと高い値段設定にしてるんだろうなぁ。(あくまでも私の推測です。)

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 その最初のメガチューハイと一緒に注文したのが、ひとり用の小鍋で出される「アサリ酒蒸し」(350円)だったのだが、なんとこの「アサリ酒蒸し」を食べ終えてから、デジカメにメモリーカードを入れ忘れていることに気がついた。

 つまり、入店前の店の外観から、入店後の最初のメガチューハイ、お通しの冷奴、そしてアサリ酒蒸しまで、本人はしっかりと画像を残したつもりでいたんだけれど、いっさい残っていなかったってことだ。

 あららぁ~っ、なんてことでしょう。けっこう長く居酒屋ブログを続けているが、こんなことは初めてだ。年を取ってボケてきたのかなぁ。反省、反省。

 そんなわけで、「アサリ酒蒸し」については、注文用のタブレットに表示されているメニュー画像を、改めてスマホで撮影した次第です。

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 その後、2杯目となるメガチューハイをいただいて、冒頭でご紹介した「四点盛刺身」(400円)を注文したのでした。

 ゆっくりと1時間半ほどの『ひとりゼロ次会』のお勘定は1,280円。

 PayPayで支払って、一次会の会場へと向かったのでした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和6(2024)年3月19日(火)の記録》

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