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おまかせの料理が旨し … 大衆酒場「びっくり」(仙台)他

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 JR仙台駅東口から歩いて3分ほど。大衆酒場「びっくり」にやって来た。

 午後5時前の店内は、すでに半分ぐらいの席が埋まっている。

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 店内はカウンター席のみ26席ほど。

 そのカウンター席の造りが面白い。

 お客さんたちが座っているカウンターの向こう側に、お店の人が行き来する通路があって、その先がカウンター席とほぼ同じ高さの、背の低い壁になっていて、その壁の向こう側が厨房スペースなのだ。

 こういう造りは初めて見たなぁ。

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 そのカウンターの1席に腰を下ろして、まずは「生ビール」(360円)を注文すると、その「生ビール」を持ってきてくれた女将さんから「好き嫌いありますか?」と聞かれた。

 「ありません」と答えると、「それじゃ、おまかせでいいですか?」とのこと。

 「はい、お願いします」と返事して、『おまかせ』にしてもらった。

 後で他のお客さんたちが入って来たときも、同じようなやり取りが繰り返されていたので、この酒場では『おまかせ』が標準のようだ。

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 これまた後でわかったことだけど、この酒場は、女将と手伝いの女性の二人で切り盛りしているので、みんなが好き好きに注文すると、なかなか店が回らないようなのだ。

 それもあって、できるだけみんなに『おまかせ』にしてもらいたいんですね。

 お客さんによっては、「『おまかせ』だけど、『もつ煮』もちょうだいね」とか、「『おまかせ』の他に、後で『焼とり』も焼いてね」なんて注文の仕方をしている。

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 すぐに出てきた1品めのつまみは、自家製の「白菜と昆布の漬物」(350円)だ。

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 追いかけるように「山形の厚揚げのおでん風煮」(400円)もやってきた。

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 これら2品をつまみに、生ビールをキューッといただく。

 あららぁ~っ。この2品の手作りの料理が美味しいではありませんか。

 女将さんによると、女将さんのご主人もけっこうな呑兵衛で、毎日、何品かの料理を出しておくと、それをつまみに、満足そうにチビチビとやっているんだそうな。

 先ほどの『人手が少ない』という理由に加えて、このご主人の飲み方も参考にして、この店の『おまかせ』スタイルができたのかも知れませんねぇ。

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 3品めは「いわしのぬた」(530円)。

 女将さんが「『いわしのぬた』です」と言いながら出してくれたので、そのまま「いわしのぬた」という表記にしているが、醤油皿も一緒に出されたので、感覚的には「いわしのなめろう」かなぁ。

 イワシの身の他に、ネギや大葉も一緒に刻み込まれているから、『ぬた』と呼んでるのかもね。

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 ちなみに、私の後から来たお客さんたちにも、『おまかせ』としてこの「白菜と昆布の漬物」、「山形の厚揚げのおでん風煮」、そして「いわしのぬた」の3点セットが出されていた。

 3品ぐらいあると、しばらくはそれらで飲めるので、ちょうどいいですね。

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 生ビールを飲み切って、次にもらったのは「お酒二級」(1杯290円)。

 熱燗でお願いしたら、徳利に入れたお酒をレンジでチンして、受け皿付きのコップと一緒に出してくれた。

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 これを自分でコップに注ぎながらいただくわけですね。

 徳利からちょっとずつコップに注ぐと、燗酒が冷めにくいのがいいよね。

 午後6時を回るころには、店内は隣同士がギュッと密になるほどの満席状態。大人気店だ。

 そして『おまかせ』の料理は、最初に出される3品で終了のようで、しばらく待ってても4品め以降の料理は出てこなかった。

 お客さんのひとりから、「焼とり」(530円)の注文が入り、女将さんが常連さんたちの内の何人かに「あんたも『焼とり』いる?」なんて尋ねている。

 そうやって聞かれる常連さんたちは、いつも「焼とり」を注文してるんだろうな。

 もし自分も「焼とり」が欲しければ、このタイミングで「私も『焼とり』をお願いします」と便乗注文するのが良いようだ。

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 しかしながら、初回の今日は、私はここまでで切り上げることにした。

 2時間近く楽しんで、『おまかせ』の料理が3品に、生ビールと燗酒3本。

 お勘定は2,510円で、支払いは現金のみでした。どうもごちそうさま。

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 大衆酒場「びっくり」を出て、宿泊先のホテルに向かっていると、その途中のビルの地下に「サイゼリヤ」があることを発見。

 まだ午後7時過ぎだし、料理3品ではお腹もちょっと足りていないので、もう1軒、「サイゼリヤ」で軽く〆ることにしようかな。

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 そんなわけで、さっそく「白デカンタ小」(200円)と「たまねぎのズッパ」(300円)を注文した。

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 「たまねぎのズッパ」というのは、『イタリア風にすっきり仕上げたオニオングラタンスープ』のことで、オニオンスープの中にバケットとチーズが入っている。

 まさに、〆も兼ねた、とてもいいつまみになるのである。

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 クイクイと白ワインも進み、すぐにおかわりの「赤デカンタ小」(200円)をもらう。

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 さらに「たまねぎのズッパ」のスープもまだ残っているので、「ミニフィセル」(150円)も追加注文した。

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 「ミニフィセル」というのは、香ばしくパリッとしたミニフランスパンのこと。

 これを細かくちぎって、「たまねぎのズッパ」のスープに浸しながらいただくんですねぇ。

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 この「ミニフィセル」で、「たまねぎのズッパ」を完食・完飲。

 しかし、赤ワインがもうちょっと残ってるなぁ。

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 そこで、大好物の「柔らか青豆の温サラダ」(200円)も追加注文した。

 いつもは一番初めにもらっているつまみなのに、今日はこれが〆の一品になりそうだ。

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 上にのっている半熟卵をプツンとつぶして、そこにオリーブオイルも回しかけた上で…

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 全体をグルグルっとかき混ぜる。

 ックゥ~~ッ。この青豆が本当に旨いんだ。

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 メニューには、この青豆について、『柔らかさと甘さが特徴の最高グレードの「ベビーピー」』と書かれている。

 これが200円で食べられるってのは、本当にありがたいことなのだ。

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 デザートとして、「イタリアンジェラート」(250円)と「グラッパ」(300円)を注文すると、まさかの「グラッパ」売り切れ。

 「ちょっと待って」と一瞬考えて、「シチリア産ピスタチオのジェラート」(350円)だけをもらって締めくくった。

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 軽くのはずが、結局「サイゼリヤ」も2時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,400円。Suicaでピッと支払った。

 2軒のハシゴで、『飲み』も『食い』も大満足じゃ。どうもごちそうさま。

・「大衆酒場びっくり」の店情報 / 「サイゼリヤ」の店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年12月7日(木)の記録》

(関連次回) 24.06.05 月1ぐらいのペースで … 「サイゼリヤ」(京急鶴見)

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