魚も野菜も美味しくて … 居酒屋「葉牡丹(はぼたん)」(高知)

高知に来ると「葉牡丹」だ。
入口を入ると目の前が、L字のカウンター席になっていて、そこを通過して奥の間に行くとテーブル席。2階には座敷席もある。
今日も今日とてL字カウンターの奥の方に座り、まずは瓶ビールを注文すると、「キリン?」とおねえさん。

「はい」と返事すると同時に「ホルモン煮込み」(380円)も注文すると、すぐに「キリンビール(中瓶)」(580円)と「ホルモン煮込み」が出された。
瓶ビールは、「アサヒスーパードライ(中瓶)」も同額(580円)で、生ビールは「大ジョッキ」(880円)、「中ジョッキ」(580円)、「小ジョッキ」(380円)というラインナップ。

「ホルモン煮込み」は細くスライスしたシロ(豚腸)を煮込んだもの。
仕上げにポン酢醤油をかけて出してくれるのが、この店ならではの大きな特徴だ。
このポン酢醤油のさっぱりとした酸味で、まったくしつこさを感じない、いくらでも食べられそうな「ホルモン煮込み」に仕上がるのだ。

L字カウンターの奥に座ると、ちょうど目の前に煮込み用のバットが並んでいるのが見える。
向かって左が「土手焼」、右奥が「ホルモン煮込み」、そして右手前が「豆腐」である。

すぐに瓶ビールも飲み切って、続いては『四万十の栗焼酎』である「ダバダ火振」(1合480円)を水割りで注文すると、1合徳利に入った「ダバダ火振」と、氷入りのグラス、割るための水、そしてアイスペールの氷がセットで出された。

これらを使って、自分で水割りを作っていくのだ。
このセットで水割りが3杯ぐらい作れるので、1杯あたり160円。
「葉牡丹」の焼酎は、とってもお得な飲み物なのである。

その栗焼酎水割りに合わせて注文したのは「串フライ盛合わせ」(520円)。
これは「えび」(120円)、「豚串」(105円)、「イカ」(105円)、「キス」(105円)、「ナス」(105円)という串揚げ5本セット。
単品合計540円が、盛合せだと520円なので、20円(3.7%)お得ってことですね。
ところが! この串揚げが美味しくて、美味しくて。
食べる手が止まらず、10分ほどで5本を完食してしまった。

なるほどなぁ。だからメニューにも「串フライ盛合わせおかわり」(520円)、「野菜串フライ盛合わせ」(505円)、「えび串フライ(5本)」(580円)といった盛合わせ系のものが多いんですね。納得である。

すぐに「きびなご塩焼」(580円)を追加注文すると、今日はキビナゴはないとのことで、代わりに「めひかり焼」(540円)を注文。1人前5尾のメヒカリ焼きがやってきた。
小魚の焼き物としては、他に「ししゃも」(450円)や「沖ウルメ」(450円)もメニューに並んでいる。
シシャモと言えば北海道、キビナゴは鹿児島というイメージなんだけど、この店ではなんでも食べられるんだなぁ。ありがたいことよ。

この「めひかり焼」で「ダバダ火振」を飲み切って、続いては麦焼酎「二階堂」(1合380円)を、これまた水割りセットで注文した。

そしてつまみに「鰹ハランボ塩焼」(480円)を注文すると、これで鰹ハランボが売り切れた。
鰹ハランボというのは、カツオの腹の部位(ハラミ)のことで、マグロで言うと大トロの部分。カツオ1尾から1枚しかとれない希少部位なのだ。
鮮度が命の鰹ハランボは、県外に流通することは少ないそうだ。

その「鰹ハランボ塩焼」を食べ終えたところで、入店から2時間半。
最後に〆とつまみを兼ねた料理として、「鯖ずし」(540円)をもらった。
高知と言えば「焼さば寿司」も美味しいんだけど、「鯖ずし」もいいですねぇ!
魚も野菜も美味しくて、なんていい土地なんでしょう。

ゆっくりと3時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は3,900円。
現金で支払って店を後にした。どうもごちそうさま。
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