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好物を封印して新料理 … 立ちのみ「いなせや」(京都)

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 京都駅のすぐ近くにある、立ちのみ「いなせや」にやって来た。

 店に着いたのはちょうど昼どきの12時半。

 平日は午後3時開店の「いなせや」ながら、土日祝日は午前11時半から開いていて、昼飲みもできるのだ。

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 『大人気店だから、もしかすると昼から満員かもしれないなぁ』と心配しながら店にたどり着いたのだが、「ひとりです」と入ると、「奥のほうへどうぞ」と案内されてひと安心。

 先客は店の奥のほうに4人ほど。

 この酒場に来るのは、これで3回めだが、初回は入口を入ってすぐ左手の壁際のカウンター席(写真の右上部)で、2回めは厨房前のカウンター席(写真の左上部)で飲む機会を得た。

 今回は一番奥の、食材の冷蔵庫や食器の洗い場がある前である。

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 その場所に立つなり、まず注文したのが「プレーンサワー」(250円)である。

 この店は、料理はもちろん、飲物も安いのが呑兵衛にとっては、すごくありがたいのだ。

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 さて料理。今回、3度めの「いなせや」に来るのにあたって、心に決めていたことがある。

 それは、『今回はあえて名物料理の「出し巻き玉子」(330円)と、大好物の「たい荒炊き」(390円)は封印して、今までに食べたことがないものを食べてみよう!』ということだ。

 人気がある「いなせや」の情報は、ネット上にも数多く載っている。そこに写っている料理が、どれも美味しそうなのだ。

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 その筆頭がこれ! 「ポテトサラダ」(200円)である。

 ポテトサラダと言いつつ、いろんな具材がたっぷりと入っている。

 しかもこれが200円ってどうよ!

 こりゃもう、さっそくリピート決定だなぁ。

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 ゆっくりと「ポテトサラダ」を食べ終えて、2品めとして注文したのは「水ぎょうざ」(360円)だ。

 この「水ぎょうざ」は、店のインスタグラムにも載っていて、これまた見るからに美味しそうだったのだ。

 「熱いですから、器に触れないように気をつけてくださいね」と言いながら出してくれた「水ぎょうざ」。出てきてもなお、まだぐつぐつと煮えている。

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 熱気を感じる器の中には、小さめの餃子が6個。

 これを一緒に出されたポン酢醤油の小鉢に取り分けながら、ハフハフといただきます。

 いやいや、予想どおり、これも美味しいですねぇ。

 「水ぎょうざ」が出てきたタイミングで、「プレーンサワー」(250円)もおかわりである。

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 いま立っている場所からは、カウンターの上段にずらりとスタンバイされている煮魚がよく見える。

 手前の2つが「さば煮付け」(330円)で、その奥がずらっと「たい荒炊き」(390円)だ。

 これだけたくさん「たい荒炊き」が並んでるってことは、やっぱり「たい荒炊き」も人気料理なんだね。

 左どなりで飲んでいるお兄さんのつまみも「たい荒炊き」だ。

 鯛そのものもさることながら、一緒に煮込まれて添えられているゴボウが旨いんだなぁ。

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 しかしながら、今日の私は「たい荒炊き」は封印だ。

 それに代わるつまみとして、「豚汁」(310円)を注文し、3杯めとなる「プレーンサワー」(250円)もおかわりだ。

 この「豚汁」が、大根、にんじんなどの野菜がたっぷりで美味しい。

 特に皮付きのまま斜め切りにしたゴボウが旨いなぁ。

 豚肉らしい豚肉は少ししかないんだけど、存在感があって美味しい。

 しかしながら最後の汁を飲み干すと、細切れになった豚肉がたっぷりと口内に残るので、もしかすると豚肉の多くは、すごくよく煮込まれて、汁の一部になってしまっているのかもしれない。

 その分、汁の旨みがグンとアップしてるんだろうな。

 この「豚汁」もまた、リピート候補である。

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 その「豚汁」を飲み終え、3杯めの「プレーンサワー」も飲み終えたところで、午後1時半。

 入店から1時間が経過した。

 ふと気がつくと、店内は8割がたが埋まっている。昼からすごいねぇ!

 次にいつ来れるかわからない京都なので、私ももう1杯、「プレーンサワー」(250円)を飲んでいくことにした。

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 その4杯めの「プレーンサワー」に合わせて注文したのは「砂肝のコンフィ」(310円)だ。

 メニューをながめていて、『コンフィってなんだろう?』と気になったのだ。

 すぐにスマホで調べてみると、『コンフィ(confit)とは、フランス料理の調理法のひとつで、食材を低温の油でじっくりと煮た料理です』とある。

 その説明を見ても、まだ何だかよくわからなかったので、実際にその「砂肝のコンフィ」を注文してみたのでした。

 ほんわりとあったかい「砂肝のコンフィ」は、カットした砂肝が5個。

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 店員さんが来ているTシャツの背中には、「いなせや」をはじめ、いろんな店のロゴがプリントされている。

 「いなせや」を運営しているのは、京都を拠点に10軒ほどの飲食店を展開している株式会社ギャラント。しかも立ち飲み屋だけではなくて、いろんな業態があるようなのだ。

 会社が設立されたのは2010年10月、ここ「立ちのみ いなせや 京都駅前店」は2015年9月のオープンと、まだ創業9年に満たない若いお店なのだ。

 それでこの人気なんだから素晴らしいよね。

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 午後2時前まで、1時間半ほど立ち飲んで、今日のお勘定は2,180円。支払いは現金のみです。

 やぁ美味しかった。どうもごちそうさま。

 大好きな2品(出し巻き玉子&たい荒炊き)を封印したら、新たなリピート候補2品(ポテトサラダ&豚汁)を見つけてしまったなぁ。

 これは困った。次回、何を食べればいいのか、早くも迷っている。

 大食いの人たちの、でっかい胃袋がうらやましいぞ!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年3月30日(土)の記録》

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