咳に困って独りで黙食 … 「一軒め酒場(いっけんめさかば)」(桜木町)
今週に入ってから時々ゴホゴホと咳が出て困っている。
たぶん普通の風邪だとは思うんだけど、念のため、今宵は同行のAさんと一緒の夕食はお断りして、個別での夕食とした。
同様に、どうしても店主やご常連さんと会話してしまうような、「第一亭」、「ホッピー仙人」、「野毛ハイボール」などの、野毛に来たら必ず行きたい酒場も、今回は遠慮させてもらって、黙食が可能な「一軒め酒場」へと向かった。
こういう時に、注文までスマホで済ませられるお店はありがたいよねぇ。
黙っていたら、咳もあまり出ないので、自分にとってもありがたいことなのだ。
「ひとりです」と入ると、右手のL字カウンターの端の席に案内してくれたので、そこに座りつつ、まずは「酎ハイ」(209円)と「酢もつ」(308円)を口頭で注文した。
「一軒め酒場」では口頭での直接注文も大丈夫。スマホからのモバイルオーダーと、直接注文のハイブリッド方式なのだ。
だからスマホに慣れていない年配のお客さんでも、困ることなく過ごすことができるのである。
そして、「酎ハイ」と「酢もつ」が出てくるまでの間に、渡されたQRコードを読み込んで、モバイルオーダーの準備も整った。
「一軒め酒場」のフードメニューには、『酒場のモツ』というコーナーがあって、見開きの両側に鶏と豚のモツ料理が10品並んでいる。
「酢モツ」も、その中の一品だ。
その酢モツの圧倒的な『つまみ力』に、あっという間に「酎ハイ」(209円)もおかわりだ。
おかわり酎ハイは、いま飲んでいる酎ハイジョッキに注いでくれるものと思い込んで、空いたジョッキを返したら、新しいジョッキで作ってくれた。多くの注文をこなすには、毎回、新しいジョッキで作るほうがやり易いんだろうな。
「一軒め酒場」には、グランドメニューの他に『本日のおすすめ』メニューもあって、料理8品、飲み物4品が並んでいる。
「酢モツ」がとても美味しかったので、2品目のつまみも、『本日のおすすめ』の中から「豚塩レバー」(308円)を注文した。
すぐに出てきた「豚塩レバー」は、低温調理の冷製モツ。
味付けの傾向が「酢モツ」と似ているだけに、素材の味や食感の違いが感じられて、これはこれですごく嬉しい。
初めて食べたこの「豚塩レバー」も旨いなぁ!
新鮮な豚モツの流通が多い首都圏だから、この店のモツ料理も美味しいのかもしれないが、「一軒め酒場」は全国チェーン店ですからねぇ。
日本中でこういうモツ料理を食べることができるのは嬉しい限りだ。
「酎ハイ」(209円)も3杯めに突入だ。
この3杯めの酎ハイで二つのモツ料理を食べ切って、4杯めの注文とともに、そろそろ温かい料理を食べようと探していて、「酒場の出し巻玉子」(352円)に惹かれた。
ほぼこれに決まってたんだけど、注文前にもう一度メニューを確認したところ、「出汁オムレツ」(308円)というのもあることを発見。なんじゃこりゃ!
食べてみるしかないよねぇ。
ということで注文すると、出てきた「出汁オムレツ」は、小さめのフライパンで平たく焼いた玉子焼きを二つに折ったもの。
メニューの写真とはちょっと違っていて、見た目はオムレツ風ではないんだけど、紅生姜とネギもたっぷりと入っていて、出汁の旨みもいい。
そろそろ入店から2時間ということで、〆兼つまみの「酒場のソース焼そば」(385円)と共に、5杯めの酎ハイである。
このソース焼そばにのっている、刻みネギの天ぷらと、添えられているマヨネーズがいいねえ。
これらが『つまみ力』をアップしているように思う。
現時点で、店に入ってから、三言ぐらいしか話していない。その三言も、最初の口頭注文と、お酒や料理を出してもらった時に「ありがとう」と言った程度。今夜は圧倒的に黙食だよなぁ。
あぁ、焼そばもうまい、酎ハイもうまい。
ゆっくりと3時間弱の酒場浴。今夜のお勘定は2,354円でした。どうもごちそうさま。
念のため、週末に近所の内科で診てもらったところ、新型コロナもインフルエンザも、さらには溶連菌も陰性ということで、ひと安心いたしました。
(関連次回) 24.07.03 コク甘クリームチーズ … 「一軒め酒場」(高田馬場)
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