〆のうどんは生姜みそ … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)
せんべろ酒場「やまじゅう」の『おでん』のネタのひとつに「うどん」(132円)がある。
最初に来たときに『おでんの「うどん」って、どんな料理なんだろう?』と思って注文してみたところ、出てきたのは一人用の金属鍋にたっぷりの素うどん(具のないうどん)だった。
ところが!
その汁が旨いのである。
八戸には「せんべい汁」や「いちご煮」、「八戸ラーメン」に代表されるような、汁が美味しい料理が多いのだ。
「やまじゅう」では、すべてのおでんのネタに対して、「からし」か「生姜みそ」の薬味を選べるようになっている。
「うどん」もそう。
最初に来たときに「生姜みそ」を選び、2度めには「からし」を選んでみた。
どっちも美味しかったんだけど、「生姜みそ」のほうが青森っぽい感じがした。
青森では「おでん」を、すりおろした生姜入りの味噌だれで食べるのが普通なんだそうな。
火曜日の今日、同行のYさんと一緒に「やまじゅう」に入ったのは午後5時半。
仕事終わりには、まだ早い時間なのか、先客はほとんどおらず、我われは店の奥のほうにあるカウンター席の一角に陣取った。
選べる3種の『せんべろセット』(各1,100円)の中から、ドリンク3杯におつまみ2品が付いた『超せんべろコース』を選び、1杯めのドリンクとして「キリン一番搾り生ビール」(単品363円)をもらって乾杯である。
つまみは、Yさんが「イカ塩辛」(単品132円)と「塩昆布キャベツ」(単品198円)を、私が「オニオンスライス」(単品132円)と「ポテトサラダ」(単品198円)を注文し、さらにはグルメメディアサイト「ヒトサラ」のクーポンでサービス(無料)となる「枝豆」(単品198円)もいただいた。
5品の中では、「塩昆布キャベツ」が他の4品からはちょっと遅れてやってきた。
こうして100円台の料理が多いのが『せんべろ酒場』と銘打っている大きな理由だよねぇ。
それぞれに取り箸をつけて、5品のつまみを二人でシェアしながら飲み進める。
すぐに生ビールも飲み干して、2杯めをもらった。
『超せんべろコース』のドリンク3杯のラストは、二人とも地元・八戸の「八鶴」(単品363円)を、それぞれ燗酒でいただいた。
そして、この「八鶴」で、二人で5品のおつまみも食べ切った。
ここで飲み終えると、ひとり1,100円ずつ。まさに『せんべろ酒場』である。
でも、さすがに一人3杯(生ビール2杯+燗酒1杯)では終わらんよねぇ。
続いては「八鶴」と同じ八戸酒類株式会社の、純米「蔵物語」(363円)の燗酒である。こちらも一人1本ずついただいた。
合わせるつまみは、これらもまた「やまじゅう」に来たら必ず注文しないといけない、『お一人様一本まで』の「とうふ田楽」(33円)と「こんにゃく田楽」(33円)だ。
値段は書き間違えてるわけではなくて、本当に1本が33円。
二人だから、それぞれ2本ずつ頼んだんだけど、ちゃんと一人分のお皿で出してくれるところが、ありがたいではありませんか!
生姜みそもたっぷりと添えられて、この一皿で66円という、驚異的なつまみなのでした。
5杯めの飲み物として、青森は、おいらせ町の「桃川」(363円)を、これまたひとり1本ずつ燗酒でもらう。「桃川」も美味しいよねぇ。
そして、そのつまみとして注文したのが、おでんの「うどん」(132円)だったのだ。
これはもう、〆のつまみとしてもピッタリだ。
最後にもう1杯、各自6杯めとなる純米「蔵物語」(363円)を2本注文すると、大きな徳利で2本分を出してくれた。
ゆっくりと、たっぷりと、3時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は二人で4,774円(ひとり当たり2,387円)でした。
どうもごちそうさま。
(次回) 24.06.29 牛すき焼きが418円 … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)
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