« やっぱり安いよねぇ! … 「若竹ハイボール酒場」(鶴見) | トップページ | 店情報: 「バーミヤン」(四ツ谷) »

まさかのマーマレード … 大衆酒場「バクダン」(高円寺)

Dsc04250a

 10年半ぶりに高円寺の大衆酒場「バクダン」に来てみたら、『大衆酒場バクダン』と大書された赤いファサードが無くなっているばかりか、ビル全体が黒い幕で覆われている。

 立ち呑み「ほんずなし」昭和酒場「ALWAYS」に続いて、「バクダン」まで閉店してしまったのか!?

Dsc04251a

 びっくりしながら、入口に近づいてみると「営業中」という張り紙があって安心した。

Dsc04274a_20240514211601

 店は、商店街に近い入口側がテーブル席になっていて、店の奥が厨房とカウンター席になっている。

Dsc04255a

 そのカウンター席の一番奥の席に座り、まずは『白』と『黒』が選べる「ホッピー酎」(420円)を、『白』でもらった。

 「ホッピー酎」というのは、いわゆるホッピーセットのこと。

 氷入りのサワーグラスに入った焼酎と、それとは別に瓶入りのホッピー、『ソト』が出される。

 グラスに入った焼酎の量が多いのがいいよね。

Dsc04253a_20240514211601

 さて、つまみ。

 つまみは黒板に手書きで書き出されている。これはカウンター席の背後にある黒板の写真だけど、テーブル席側も、きっと同じ内容だと思う。

 1品270円から、高くても680円ぐらいまでで、全部で20品ほど。

 それとは別に、「牛もつ煮込」(450円)や「冷奴」(280円)、「納豆」(100円)、「チーズ」(100円)などの何品かが短冊メニューとして貼り出されている。

Dsc04257a_20240514211601

 そんな中から、まずはやっぱり「牛もつ煮込」(450円)である。

 モツがトロトロに煮込まれていて、とても旨いのだ。

 コンニャクのカットがちょっと大きめで、ちょうどいい弾力感があるのもいいよね。

Dsc04258a

 すぐに1杯めのホッピーを飲み干して、「焼酎」(270円)を注文すると、サワーグラスに氷をたっぷりと追加してくれて、それとは別に、コップにすりきり1杯、ちょうど1合分の「焼酎」を出してくれた。

Dsc04259a

 この「焼酎」を『ナカ』として、自分でサワーグラスに注ぐわけですね。

 最初に出された「ホッピー酎」と同じぐらいの『中』を入れても、コップの「焼酎」はほとんど減らない。

Dsc04260a

 そして『外』も注ぎ足して、2杯めのホッピーを作った。

 店は二代目店主と、その奥様と思しき二人で切り盛りしている。

 お客さんたちからの注文を受けるたびに、店主が「わかりました」と丁寧に返事をするのが、なんだか阿佐ヶ谷「川名」の店主のやり取りと似ていて、なごむよね。

Dsc04261a

 長持ちする「牛もつ煮込」に、ホッピーは3杯め。

 まだ『中』も『外』も残ってるなぁ。

Dsc04262a

 「牛もつ煮込」の具は食べ切ったのだが、器に残っている煮込みの汁も楽しみたい。

 もちろんそのままチビチビと飲みながらつまみにしてもいいのだが、「冷奴」(280円)をもらって、それをちょっとずつ煮込みの汁に浸しながらいただくことにした。

 出てきた「冷奴」は、カツオ節もたっぷりだ。豆腐自体もボリュームがあっていいよね。

 とそこへ、常連さんから「豆腐、温めてもらえる」という注文が飛んだ。

 「はいよ。おかあさん、冷奴1個、つけといてね」と店主。

 なるほど、冷奴と同じ料金で、温奴もいけるんだね。

 そっちだと、煮込みの汁も冷めにくいから、もっと合うかもね。

 ちなみに店主が『おかあさん』と呼び掛けているのは奥様のこと。

 店主も若いが、奥様はそれよりもっと若いので、「店主が呼び掛けている『おかあさん』ってだれのことだ?」と探してしまいました(笑)

Dsc04264a

 もう1杯、ホッピーを作ると、これで『中』も『外』もなくなった。

 最初の「ホッピー酎」(420円)+おかわりの「焼酎」(270円)で、サワーグラスに8分めぐらいのホッピーが4杯作れたってことですね。

 1杯あたり、173円ぐらいだったってことか。

Dsc04265a

 その4杯めも飲み切って、さらに「焼酎」(270円)と、今度は『黒』の「ホッピー」(250円)をもらった。

 「ホッピー酎」(420円)はホッピーセットだけど、「ホッピー」は『外』だけである。

Dsc04267a

 そしてこれが1杯めの黒ホッピー。白ホッピーから通算すると5杯めである。

Dsc04268a_20240514211901

 つまみには「豆アジ南蛮漬け」(500円)を追加注文した。

Dsc04270a

 パッと見には少量に感じる「豆アジ南蛮漬け」だが、トッピングされている玉ネギをちょっとずらしてみると、なんと7~8尾の豆アジが入っている。

 ックゥ~~ッ。

 蘇我の「亀千」でいただいて、すっかりファンになった豆アジだけど、ここでもやっぱり旨いなぁ!

 瀬戸内の小イワシやメンパチなどの小魚と共通する味のコクを感じることができて、とても嬉しいぞ。

Dsc04272a_20240514211901

 黒ホッピー2杯め、通算6杯め。

 ギリギリもう1杯ぐらいは作れるかなぁ。

Dsc04275a_20240514211901

 ちなみにこちらが飲み物のメニュー。

 「ビール 大ビン」が600円と言うのは安いよね!

Dsc04278a_20240514211901

 「豆アジ南蛮漬け」も食べ切って、〆のつまみとして選んだのは「クリームチーズクラッカー(マーマレード)」(380円)である。

 「バクダン」には何度か来ているが、こんなつまみ見たことがない。

 どんなものが出てくるのか気になって気になって仕方がなかったので、最後に注文してみたのでした。

 クラッカーの上にクリームチーズが載って、さらにその上にマーマレード。

 マーマレードは、甘さより酸味がちょっと際立つタイプで、クリームチーズとの相性が実にいい!

 あっという間に食べてしまいそうなところを、なんとかブレーキをかけながら、ちびりちびりといただく。

 こりゃええつまみじゃ!

Dsc04279a_20240514211901

 そして黒ホッピーも3杯め。というかこの量だと2.5杯めってとこですね。通算6.5杯か。

 「ホッピー酎(=セット)」(420円)+おかわりの「焼酎(中)」(270円)だと4杯(173円/杯)だったところ、「ホッピー(=外だけ)」(250円)+「焼酎(中)」(270円)だと2.5杯(208円/杯)でした。

 でも通算6.5杯も飲むともう十分です。

 「クリームチーズクラッカー(マーマレード)」も本当に美味しかった。

Dsc04281a_20240514212101

 2時間半ちょっと楽しんで、今宵のお勘定は2,820円でした。どうもごちそうさま。

 店を出ると、外はもう暗くなっている。

 こうして暗いと、看板の灯りや、店内から漏れる灯りもよく見えるので、営業しているのがすぐにわかりますね。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年5月2日(木)の記録》

| |

« やっぱり安いよねぇ! … 「若竹ハイボール酒場」(鶴見) | トップページ | 店情報: 「バーミヤン」(四ツ谷) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« やっぱり安いよねぇ! … 「若竹ハイボール酒場」(鶴見) | トップページ | 店情報: 「バーミヤン」(四ツ谷) »