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丸かじり!イワシ明太 … 立ち呑み酒場「よかたい マイング店」(博多)

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 初めて食べた「イワシ明太」(374円)は、頭と内臓を取り除いて開いたイワシの腹の部分に、辛子明太子のバラ子を詰め込んだもの。

 注文を受けてから焼き上げて出してくれる。

 中骨がけっこう大きいので、外して食べたほうがいいのかもしれないなぁ、と思いながらも、ひとまずそのまま丸かじり。

 これがいい! 骨はそれほど硬くなくて、いい味わいだ。

 『イワシ』と『明太』は全く他人なのに美味しいこと。

 これはいいつまみだねぇ!

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 今日は、マイング博多駅名店街の中にある「立ち呑み酒場 よかたい マイング店」にやって来た。

 『立ち呑み酒場』とは書かれているものの、カウンター席やテーブル席にはイスも置かれていて、ほとんどのお客さんは座って飲んでいる。

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 私も奥のほうのカウンター席の端っこに座り、まずは「サッポロラガービール大瓶」(605円)をもらって、のどを潤した。

 現在の時刻は午後3時。

 ここ「よかたい」は、朝10時から夜11時までの13時間営業で年中無休。思い立ったら、ほぼいつでも飲める、とてもありがたい酒場なのだ。

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 1品めのつまみには、博多ならではの「酢もつ」(275円)をもらう。

 博多の酒場では定番のおつまみとして出されている「酢もつ」は、湯通ししたモツを細切りにし、刻み葱と一緒にポン酢で混ぜたもの。

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 モツならではの弾力感と、ポン酢のすっきりとした酸味のあと、噛めば噛むほど口の中にモツの旨みが広がっていく。

 モツ好きにはもちろん、モツ好きでなくても何の抵抗もなく食べられる人気の名物料理で、今では博多以外の多くの酒場のメニューにも並ぶようになっている。

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 続いては「ぐるぐるとり皮(塩)」(165円)と「ぐるぐるとり皮(タレ)」(165円)を1本ずつ。

 串に鶏皮をグルグルと巻いた焼き鳥は、博多発のB級グルメとして、いまや全国区になりつつある。

 その元祖でもある本来の『鶏皮ぐるぐる』は、何度も焼いて脂を落としては寝かし、さらに焼いてはタレに漬け込むことを繰り返し、表面はカリッとしているのに、中はモッチモチに仕上げるのが大きな特徴なんだそうな。

 ここ「よかたい」をはじめ、最近の酒場では、寝かしたり焼いたりをくり返すことはせず、普通に鶏皮を焼くのと同じように仕上げてくれているようだ。

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 さらにモツ料理は続いて、今度は「もつ煮込み」(319円)。

 博多名物のひとつに「もつ鍋」があるように、この地では昔からモツ料理がよく食べられてきたのだ。

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 ここで大瓶ビールを飲み切って、芋焼酎「あらわざ」を「焼酎飲み切りボトル(280ml)」(690円)の『お湯割りセット』で注文すると、焼酎が入った透明なボトルと、ポットのお湯、そしてお湯割り用のグラスがセットで出された。

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 これで、自分好みの濃さのお湯割りを作るわけですね。

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 焼酎は1本1,980円でボトルキープ(キープ期間2ヶ月)もできるようになっていて、店内中央部の棚には、みなさんのキープボトルも保管されている。

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 ここで注文した、初めてのモツ以外の料理が「とろ~り卵のポテトサラダ」(319円)。

 ポテトサラダの上にトロッとした卵がのって、その上にカリカリベーコン。

 このカリカリベーコンが香ばしくて美味しいなぁ。

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 そのあと注文したのが、冒頭でもご紹介した「イワシ明太」(374円)だったのだ。

 博多名物だそうだが、博多で過ごした学生時代、「イワシ明太」にはお目にかかったことがなかったなぁ。

 改めて調べてみると、その元祖とも言えるお店、「中島商店」が「いわし明太子」を発売したのは1985年(昭和60年)のこと。

 私はその2年前(1983年)に就職して、博多から呉へと移っていたのでした。

 なるほど、だから知らなかったんですね。

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 となりに入ってきたお客さんも「イワシ明太」を注文し、醤油をドバッとかけて、中の明太をお皿に出して、イワシの身を骨から取り分けながら食べている。

 これもこれで美味しいかもしれないけど、「イワシ明太」として融合された味わいからは外れるような気がするなぁ。

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 ということで、私のほうは何も足さずに、骨から尻尾の先っぽに至るまで、「イワシ明太」を完食することができました。

 マジでいいつまみだ。これだけでいくらでも飲めそうじゃ!(笑)

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 チビチビと飲み続けてきた「焼酎飲み切りボトル(280ml)」の芋焼酎「あらわざ」も、この1杯で、ボトルが空になった。

 お湯割り、これで6杯めじゃないかなぁ。

 ということは1杯あたり、115円だったってことか。

 すばらしいコストパフォーマンスですねぇ!

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 最後に〆とつまみを兼ねて「焼きおにぎり」(220円)を注文した。

 表面に醤油をぬって、カリッと焼き上げられた「焼きおにぎり」。これまたいいつまみだねぇ。

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 ゆっくりと3時間弱の酒場浴。お勘定の3,132円を、Suicaで支払って店を出た。

 店内はホンワリと静かなのに、店を出たとたんに、そこは大勢の人でにぎわう博多駅中商店街。

 このギャップもとても面白いよねぇ。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和5(2023)年10月31日(火)の記録》

(次回) 24.10.23 乗り換えの間に昼呑み … 立ち呑み酒場「よかたい マイング店」(博多)

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