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創業25年おめでとう … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 荻窪「やきや」の創業は1999年(平成11年)7月。今年で創業25年となった。

 そんな「やきや」に到着したのは、火曜日の午後4時半。店内はすでにほぼ満員状態だ。

 しかしながら、カウンターの奥のほうで立ち飲んでいた方が、ちょっと小さくなってくれて、なんとかすき間に入れてもらうことができました。ありがとうございます。

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 黙っていてもスッと出される最初の「ホッピー」(360円)。これが行きつけの酒場のいいところですよね。

 とは言うものの、このところ『行きつけ』と言えるほど通うことができていないので、むしろとっても申し訳なく感じてしまいます。

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 1杯めのホッピーを作りつつ、まず注文したのは「珍味わたあえ」(330円)だ。

 この店の『わたあえ』、『刺身』、『塩辛』が、自分が必ず食べたいと思っている3点セット。

 週に何回か通っていたときは、「今日はこれ」、「明日はこれ」と、その3点を日を分けて楽しんだりしていたんだけれど、久しぶりに来ることができた今日は、絶対にその3点セットは食べて帰ろうと思っているのでした。

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 「やきや」では2024年(平成6年)5月1日から、商品の値上げをしたそうで、イカ料理はほぼ全品が330円となった。

 昨年10月、「スルメイカ価格が過去最高を更新。15年前の約8.5倍に高騰」という報道があって驚いていたのだが、さらに「2024年5月の豊洲市場におけるスルメイカの平均卸価格は、先月からは7%ほど上昇。1年前の5月と比較すると23%ほど高くなった」とのことで、留まることなく値上がりしてるんだから、さぁ大変。

 ざっくりと15年前の10倍といったところだろうか。

 その頃(2009年7月)の「やきや」のイカ料理の値段は170円だったから、330円に値上がりしても、15年前の2倍にも達していないってことですね。

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 「焼酎おかわり(ナカ)」(180円)をもらって、3点セットの2品め、「いか刺身」(330円)を注文した。

 『刺身』は、「いか刺身」と「いかみみ刺身」(330円)の2種類があって、それぞれに特長があるから、どっちも好きなのだ。

 薬味は、普通に注文すると『ワサビ』が添えられるが、これを『ショウガ』に変えてもらうこともできて、それもまた美味しいのだ。

 私も『刺身』を単発でもらうときには、『ショウガ』にしてもらったりしているのだが、「珍味わたあえ」の後にもらうときには、『ワサビ』のままでいただくことが多い。

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 なぜならばこの『ワサビ』を、食べ終えた「珍味わたあえ」のタレに少し混ぜこんで、それを「いか刺身」に絡めて食べるのが、もう爆発的に美味しいからだ。

 この食べ方をしたいから、必ず最初に『わたあえ』、次に『刺身』という順番で注文しているのでした。

 ッカァ~~ッ! 間違いなく旨いよね!

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 この「珍味わたあえ」からの「いかみみ刺身」というセットで、ホッピーを3杯(最初のセット+ナカ2杯)いただいて、まだソト(瓶のホッピー)も残ってるんだけど、4杯めはまたセット(360円)でもらった。

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 そしてつまみは「いかげそ揚げ」(330円)だ。

 「いかげそ揚げ」は、調理済みのものがカウンター上のバットに並べられていて、注文を受けて、それをお皿に取り分けてくれる。

 だから熱々ではなくて、冷めた揚げ物なんだけど、シナっとした衣とも相まって、これはこれで『「やきや」ならではの「いかげそ揚げ」』という、ここでしか食べることができない個性的な料理になっているのだ。

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 その「いかげそ揚げ」の後、ナカ(180円)をもらって、いよいよ3点セットの3品め、「自家製塩辛」(330円)である。

 これまで何度も書いてきたとおり、「やきや」の「自家製塩辛」を知る前は、『イカの塩辛』というと、私の頭の中には桃屋の『いか塩辛』しかなかった。

 『塩辛の伝統的な製法を堅持しているため、塩分は約17%(濃口醤油の約1.2倍)』というのが桃屋の『いか塩辛』の大きな特徴。

 これに比べると、「やきや」の「自家製塩辛」はマイルドな味わいで、フレッシュだ。

 お漬物で例えると、「やきや」のが浅漬けで、桃屋のが古漬けといった感じだろうか。浅漬けなのに、旨みは古漬けに負けてない。すっかり病みつきになってしまうのである。

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 この「自家製塩辛」だけで、ホッピー2杯ぐらいは軽くいけるので、ナカ(180円)をおかわりすると、となりのお客さんから「いかなんこつ焼」(330円)の注文が飛んだので、私も思わず便乗注文。これも美味しいんだなぁ。

 というか、メニューの中のどの品をとっても、美味しくないものはない。

 『安くて美味しい』。常連さんたちから愛される大衆酒場に共通するキーワードはこれですよね。

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 午後6時20分、入店から2時間近く経って、通算7杯めとなるナカ(180円)と「漬物」(250円)をもらったところで、店を手伝っているヨーコさんがやってきて、女将さんと交代である。

 「漬物」は、ごく普通に見える白菜漬けなんだけど、これもまたいいつまみになるんだよなぁ。

 私が「やきや」に初めて来たのは2001年5月のこと。今から23年前でした。

 当時は荻窪駅北側の小さな路地の中にあって、路地の入口に掲げられた「つまみ全品150円」という看板に引かれて入ってみたのでした。

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 最後にもう1杯、ソト2ナカ8の通算8杯めとなるナカ(180円)をもらうと、グラスの8分めぐらいのところでソトがなくなった。

 午後7時10分まで、2時間40分ほど立ち飲んで、ホッピー8杯と料理6品でのお勘定は3,700円なり。

 久しぶりにやって来たので、通常だと二日分ぐらいの量を一気に飲み食いしたため、「やきや」にしては驚くようなお勘定額になってしまいましたが、普通に『ホッピー(360円)+ナカ(180円)+イカ料理(330円)2品』だとお勘定額は1,200円。毎日のように来られている常連さんたちのお勘定額は、だいたいこんなところです。ご安心ください。

 いやいや、それにしても「やきや」創業25年、改めておめでとうございます!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年7月2日(火)の記録》

(次回) 25.01.01 2024年の旨いもん … 立呑み「やきや」(荻窪)
(食べログ) やきや 荻窪店立ち飲み / 荻窪駅

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コメント

師匠、ご無沙汰しております。
また『やきや』さん25周年おめでとうございます。
にしても¥3,700とはずいぶん飲み食べされましたね。
新記録樹立では?
ああ、私も『やきや』さんに行きたい。
ここのところなかなかチャンスがありません。
自宅に戻ったら若干近くなるので行けるかもしれませんが。

投稿: にっきー | 2024.07.14 11:26

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