怒涛の出張の〆はここ … 大衆酒場「日高(ひだか)」(鶴見)
新潟を後に、初めて乗った上越新幹線で、東京を経由して鶴見まで戻ってきた。
週初め(月曜)の鶴見を起点として、蒲田(火曜)、札幌(水曜)、新潟(木曜)と回ってきた今回の仕事も、今日(金曜)の鶴見で一段落だ。
この間、「壱豚」(鶴見)、「第三モッキリセンター」(札幌)、「須坂屋そば」(新潟)という、その地ならではの新たな酒場に出会えたこともよかった。
最終日の今日は、せっかくの鶴見なので、ブラジル料理の「ユリショップ」で締め括ろうと思っていたのだが、あいにくの雨模様。しかも今後、さらに強い雨になるという予報が出されている。
「ユリショップ」は最寄りの弁天橋駅からでも歩いて10分ほどかかる、ちょっと交通の便が悪いところにあるので断念し、鶴見駅の西口を出ると目の前にある大衆酒場「日高」で、1週間の仕事旅を締め括ることにした。
「日高」の店内には、厨房前の7席分のカウンター席の他、ホールには二人用のテーブル席がずらりと並んでいる。
しかしながら、このテーブル席、椅子は基本的に片側だけに置かれていて、二人用のテーブル席であっても、一人で使用することが前提となっている。
二人以上のグループ客が入ってきたときだけ、反対側にも椅子を持ってきてくれるようなのだ。
それだけ一人客が多いってことなんだろうなぁ。
私も二人用のテーブル席の1卓に座り、各席に置かれているタブレットから、まずは「瓶ビール(中)」(500円)を注文した。ビールの銘柄は「キリン一番搾り」である。
大衆酒場「日高」は、熱烈中華食堂「日高屋」などを運営している、株式会社ハイデイ日高の店舗の1軒なんだけど、大衆酒場「日高」と銘打っているのは、実はここ鶴見西口店だけ。
この他、「大衆食堂 日高 綾瀬西口店」、「ちょいのみ日高屋 大和中央通り店」、「らーめん日高 エキア川越店」の3軒が、大衆酒場「日高」と同様に1軒だけで展開している業態だ。
1店舗だけで少し試してみて、いけるようならその業態の店舗を増やしていこうということなのだろうか。
一品めのつまみとして選んだのは「もつ煮込み」(250円)。
この「もつ煮込み」が250円で食べられるというのが嬉しいよねぇ!
量や具材もそれぞれの店で異なるので、値段だけで単純に比較することはできないんだけれど、私が知っている限り、「いこい」(赤羽)や「晩杯屋」の150円に次ぐ安さだ。
ちなみに系列店である「日高屋」の「もつ煮込み」も、もちろん同額(250円)です。
あっという間に瓶ビールも飲み切って、続いては「ホッピーセット(黒)」(450円)をもらう。
その黒ホッピーに合わせて、「生キャベツ(味噌マヨ)」(170円)も注文した。
もつ煮込みの残り汁に生キャベツを浸けていただこうというねらいだったんだけど、生キャベツに添えられている味噌マヨが美味しくて美味しくて。
シャクシャク、シャクシャクと、ほとんどの生キャベツを味噌マヨで食べてしまい、生キャベツが残りわずかになったところで、味噌マヨが無くなって、やっと当初予定の、もつ煮込みの汁の残りで生キャベツとなった。
あぁ、もつ煮込みの汁でいただく生キャベツも、予想していたとおりの旨さである。
1杯めの黒ホッピーがまだ少し残っているうちに、「おかわりウォッカ(中)」(250円)を注文すると、あっという間に日高屋グループならではのプラスチックカップで、氷入りの「おかわりウォッカ(中)」を持ってきてくれて、そのままおねえさんがジョッキの中に注いでくれた。
残ったわずかな空間に『外』(瓶のホッピー)を注いで、2杯めの黒ホッピーである。
私が入ったときには空いていた店内だったが、時間が経つにつれ、お客さんが増え始めた。
野方の「晩杯屋」もそうだけど、安くて美味しい酒場には、男性客のみならず、年配の女性客も多いんだなぁ。
つまみには「さば塩焼き」(290円)をもらう。
サバもうまぁ~いっ!
安さもさることながら、この美味しさが、女性客も多い第一の理由なんだろうなぁ。
もちろんこの『美味しさ』は、エンテツさんこと、遠藤哲夫さんが説いていた、大衆食ならではの『普通にうまい』という美味しさである。それがいいのだ。
さらに3杯めとなる「おかわりウォッカ(中)」(250円)をもらって、大好物の「とうもろこし香り揚げ」(240円)。
前とは違うものを食べようと思っていたのに、ついついたのんでしまった「とうもろこし香り揚げ」。やっぱり旨いよねぇ。
味の誘惑には勝てず、あっという間に「とうもろこし香り揚げ」を食べ切ってしまったので、さらに「うずら漬け」(170円)も追加注文した。
前回の記事で、「一軒め酒場」のコンセプトが『おやじが喜ぶこだわりの酒と肴だけの店』であることを書いたけど、大衆酒場「日高」だって負けてないねぇ。呑兵衛好みのする肴が多いこと!
4杯めの「おかわりウォッカ(中)」(250円)をもらうころには、店内のほぼすべてのテーブルにお客さんがいる状態になった。
ただし、先に書いたとおり、ほとんどの二人用のテーブル席が一人客で使われているので、店内はギッシリ感はなくて、比較的ゆったりとしている。
つまみには「ごぼう揚げ」(250円)。
ゴボウの持つ、自然な甘みが感じられていいよねぇ。
出張で行った先のみなさんと話をするのが昼間の仕事だからか、夜、飲んでいるときは、ひとりで黙っていられることが、なんだかありがたい。
酔いに包まれ、お腹も満たされ、いろんな思いがスカァーッと空っぽになっていくような感じがするのだ。
そんなこともあって、このところ、黙って過ごすことができるチェーン居酒屋に来ることが増えているのかなぁ。
1週間の仕事を終えた今日は、もうちょっと飲もう!
ソト1・ナカ4で飲み終えた黒ホッピーに続いて、「ジンリッキー」(330円)を注文した。
ジンリッキーは、ジンをベースにライムとソーダで作ったカクテルだ。
合わせるつまみは「肉味噌豆腐」(270円)。
入店からすでに3時間近く経っているんだけど、店内にまだ空席もあるからか、お店の人からも何も言われず、ゆったりとした時間を過ごすことができている。
このところ「2時間制です」という酒場も多くなっていて、一人の場合でも、グループで行った場合でも、『ゆっくりと、ゆったりと』という飲み方が難しくなっているように感じる。
たっぷりと3時間半ほど楽しんで、中瓶ビールに続く5杯と7品でのお勘定は3,670円。
1週間の出張仕事を終えて、ここでゆっくりと過ごすことができて本当に良かった。
どうもごちそうさま。
今後、もし2軒め以降の大衆酒場「日高」ができる時には、ぜひウチの近くにできて欲しいなぁ。
(食べログ) 大衆酒場 日高 鶴見西口店 (居酒屋 / 鶴見駅、京急鶴見駅、国道駅)
◆ ◆ この日の追加情報 ◆ ◆
新潟から帰ってきて、鶴見に着いたのは午前11時半。
ちょっと早めの昼食に向かったのは、鶴見駅西口の目の前にある大衆酒場「日高」だ。
この時点では、夜はほぼ絶対に「ユリショップ」に行く予定だったので、『今週の月曜日と火曜日に食べた「日高」の「もりそば」が美味しかったから、今日の昼食も「日高」の「もりそば」にしよう!』というぐらいの軽い気持ちだったのだ。
それしにしても、今週は麺類をよくいただいた。
月、火の「日高」の「もりそば」に続いて、新潟に着いた木曜日の昼は、「サイゼリヤ CoCoLo新潟店」の「ほうれん草とパンチェッタのスパゲッティ」(500円)、そして夜は「須坂屋そば 新潟駅前店」の「もりそば」(700円)。
そして、一夜明けた金曜日の今日は、大衆酒場「日高」の「もりそば」(360円)という流れだった。
う~む。今週だけで3度めとなる「日高」の「もりそば」も、やっぱり美味しいと改めて認識いたしました。
ごちそうさま!
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