徹底的に呑んで3千円 … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)
八戸出張の最終夜。同行のYさんと一緒にやって来たのは「せんべろ酒場 やまじゅう」だ。
『せんべろ酒場』という看板のとおり、安くて美味しい大衆酒場である。
八戸に限らず、多くの地方都市には『安くて美味しい大衆酒場』が意外に少ないのである。
地方都市の場合、地元の人たちは車で通勤したりするからか、夜の酒場にやって来れるのは、繁華街の近くに住んでいる人か出張族ということになる。
だからあえて『安くて美味しい』を目指さなくても、普通の値段で、その地の郷土料理を提供してくれるだけで、十分にありがたいのである。
ここ八戸の中心街だと、「南部もぐり」、山海喰処「禄文銭」、南部民芸料理「蔵」、「ばんや」、「だるま」、ちょっと高いけど「七草」などが、それにあたるだろうか。
しかしながら、出張で毎年必ず八戸に来るようになってもう7年。
『そろそろ、この地の安くて美味しい大衆酒場にも出会ってみたいなぁ』と思っていたところで発見したのが、ここ「せんべろ酒場 やまじゅう」だったのだ。
『せんべろ』と銘打っていても、実際はそうじゃない酒場もあったりするので、最初は恐る恐る入ってみたところ、これが本当に安かった。
そしてまず真っ先にいただいた「〆さば」(308円)も、『生姜みそ』でいただく『おでん』の「うどん」(132円)も美味しかった。
その翌々日にさっそく再訪し、「いか塩辛」(132円)と、ボリュームたっぷりの「牛すき焼き」(418円)をいただいたのだった。
それが1年前の8月のこと。
今年の八戸出張では、初日から同行のYさんを誘って「せんべろ酒場 やまじゅう」にやってきて、私自身はそれから今日まで、四夜連続の「せんべろ酒場 やまじゅう」となったのでした。
去年はなくて、今年はあったものの代表格が3つの「せんべろセット」(各1,100円)。
ドリンク2杯(363円×2)におつまみが4品(132円×2+198円×2)の『やまじゅうコース』、ドリンク3杯(363円×1)におつまみ2品(132円×1+198円×1)の『超せんべろコース』、そして「超高級レモンサワー」(418円)+「おかわりサワー」(330円)×2の計3杯におつまみ2品(132円×1+198円×1)の『超高級レモンサワーコース』である。
これまでの三日間に続いて、今日もやっぱり『超せんべろコース』を選び、私は「生ビール」2杯+「レモンサワー」に、「もやし炒め」(132円)と「辛口 壺ニラ」(198円)。
Yさんも『超せんべろコース』で、「生ビール」+「夢物語」燗酒+「桃川」燗酒に、「冷奴」(132円)と「普通にうまい餃子(3個)」(198円)。
単品合計だとそれぞれ1,419円となるところが、1,100円なので、319円(22.5%)分、お得になってるんですね。ただでさえ安いのに、ありがたいことである。
さらにYさんも私も、グルメメディアサイト「ヒトサラ」のクーポンをスマホで提示することでサービス(無料)となる「枝豆」(定価198円)もいただいた。
その後も『お一人様一本まで』の「とうふ田楽」(33円)と「こんにゃく田楽」(33円)や、「にんにく丸揚げ」(418円)などを追加注文しつつ、飲み物も追加し、最後は定番の『おでん』の「うどん」(132円)を『生姜みそ』でもらって締めくくった。
たっぷりと5時間近く楽しんで、『超せんべろコース』での3杯と2品も含めて、ひとり7杯と6品ずつ。
これだけたくさん呑んで食べても、お勘定は二人で5,918円。ひとり当たり2,959円と、なんと3千円に届きませんでした。
あぁ~っ、よく呑んだ。どうもごちそうさま。
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