地元食材で晩酌セット … 「みすゞ(みすず)」(下関)
下関での1軒めは、飲み放題付きの2時間半コースだったのだが、みんなで盛り上がっている真っ最中に、「お時間です」と追い出されるように店を出されたのだけが難点だった。
楽しい飲み会の時は、やっぱり時間がカッチリと押さえられていないほうがいいなぁ。
そんなわけで、宿泊先のホテルまで戻ってきて解散し、ひとりでフラフラと二次会に出かけた。
ホテル近くの「一善」は、昨日(火曜)の定休日に続いて、今日も連休ということが分かっていたので、事前にネットで調べて気になっていた「みすゞ」へと向かった。
店に着いたのは午後8時40分。
提灯は点いているものの、他に明かりはなくて、暖簾も店の中にしまわれている。
お客さんは入っているようだけど、どうなのかなぁ……。
恐る恐るといった感じで入口引戸を開けると、店内は普通に営業中で、カウンター席の一角に座ることができました。
事前の調査で気になっていたのは、夜9時までの「晩酌セット」(4品1,000円)と「地元こだわりセット」(5品1,300円)の存在。
一次会でけっこう飲み食いしてきた後なので、「晩酌セット」のほうをいただくことにした。
4品の「晩酌セット」の1品めは飲み物。
「生ビール」(500円)を含め、500円以下のすべてのドリンクから1品を選ぶことができる。
焼酎(単品350円)を選んだ場合には、大盛り(1.5倍の量)になる。
麦焼酎「いいちこ」の水割りを選ぶと、ジョッキにたっぷりの麦水割りが出された。
2品めは「マルハソーセージのポテトサラダ」(300円)。
下関駅のすぐ西側に、かつて「大洋漁業(マルハ)」の本社があって、捕鯨が盛んだった。「大洋ホエールズ」という球団もありましたもんねぇ。
そんなこともあって、自分で選べる3品めは「鯨の赤身と皮の小盛」を選択した。
この他に3品めとして選べる料理は、「鯨ベーコン」(400円)、「鯨ユッケ」(500円)、「ベーコンエッグ」(300円)、「焼魚」(350円)、「フクの塩辛風」(300円)だ。どれも美味しそうですねぇ。
「鯨の赤身と皮の小盛」というのは、単品メニューはなくて、「赤身本皮刺身盛り」(750円)の『小さいの』というイメージなのかな。
二皿が連結されたような小皿でだしてくれたので、まずは上から醤油をちょいとかけた。
そうしておいて、刺身をグルグルッと回して絡めると、見るからに美味しそうな「赤身刺身」(単品500円)と「本皮刺身」(単品500円)のできあがりだ。
「晩酌セット」の4品めは「おでん」。
「だいこん」、「玉子」、「こんにゃく」、「厚揚げ」(各100円)の中から2個選べるので、「玉子」と「厚揚げ」をいただいた。
この「おでん」が「晩酌セット」の中の一品として入っているということは、この店では、「おでん」は年中出されてるってことなんでしょうね。
店内でも食べることができるし、テイクアウトもできる人気の品が、「トラフグ刺身」(1,200円)と「鯨ベーコン3点盛り」(950円)のようだ。
製造者から直接仕入れることで、プラスチック皿で市場価格のまま提供してくれているんだそうな。
両方を一度に購入すると、セット価格で2,000円になるらしい。すごいね。
「晩酌セット」の、飲み物も含む4品は、ひとり二次会の分量としてもちょうど良くて、ちょっとずつ料理をつまみながら、麦焼酎の水割りもチビリチビリ。
卓上のメニューの中に、「食材はここから仕入れています」という山口県の地図もある。
山口県は日本海側、関門海峡側、瀬戸内海側と、3方向に違う海があって、気候も少しずつ異なるだろうから、いろんなものが採れるのかもねぇ。日本酒にも恵まれてるし。
カウンター上には、ウイスキーの瓶も並んでいて、バーとして楽しむこともできるようだ。
ゆっくりと飲み食いしてきたんだけれど、1時間ほどで「晩酌セット」も完食完飲だ。
お勘定はちょうど千円なり。
やぁ、美味しかったなぁ。
今度は、お腹が空いてるときにやってきて、いろんなものを食べてみたいですね。
どうもごちそうさま。
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