惹かれ惹かれて7回め … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)
八戸への出張で、やって来たのはJR本八戸駅から徒歩10分ほど、十六日町交差点のすぐ近くにある、せんべろ酒場「やまじゅう」だ。
営業時間は11:30から23:00まで、年中無休ということで、いつでも気軽に立ち寄れるのも嬉しいところ。
『せんべろ酒場』と銘打っているとおり、お手頃価格で充実した食事とお酒が楽しめるのがポイントで、なかでも最大のオススメが、『午後7時まで、おひとり様1セット限り』で注文することができる「せんべろセット」(1,100円)の存在なのだ。
その「せんべろセット」には3つのコースがあって、ひとつがドリンク2杯+おつまみ4品の「やまじゅうコース」、さらにドリンク3杯+おつまみ2品の「超せんべろコース」、そして超高級レモンサワー1杯+おかわりサワー2杯+おつまみ2品の「超高級レモンサワーコース」である。
私はいつものとおり「超せんべろコース」を選び、飲み物は「キリン一番搾り生ビール」(単品363円)でスタートした。
さらにグルメメディア「ヒトサラ」のクーポンをスマホで提示すると、無料サービスされる「枝豆」(単品198円)も毎回、必ずいただいてますねぇ。ありがたいことよ。
「超せんべろコース」の料理は、A群6品(各132円)から1品、B群15品(ほぼ198円)から1品を選ぶ仕組み。
A軍6品からは「イカ塩辛」(単品132円)を選んだ。
B群15品からは「ハムエッグ」(単品198円)を選択。
15品の中の14品は単品価格が198円なのだが、「明太ポテトサラダ」だけ220円の品なのだ。
「やまじゅう」の店内は奥に向かって細長い造りで、両側にカウンター席が並んでいて、各席が一人分ずつ区切られているので、一人で訪れても気楽に飲めるのが大きな魅力なのだ。
二人以上で来た場合には、取り外し可能な仕切り板を外して、人数分の空間が使えるようにしてくれる。
入口の近くには、立ち飲み用のドラム缶テーブルもいくつか配置されており、グループで訪れた場合には、ここでワイワイと飲むのもおすすめだ。
ちなみに立ち飲み席で呑む場合には、ドリンク全品がほぼ1割引きとなる。
ここの飲み物は「超高級レモンサワー」(418円)以外は、基本的に全品363円(ソフトドリンクは308円)。
立ち飲み席だと、その363円の飲み物が、330円で飲めるってことだ。
「超せんべろコース」の2杯めとして、「超炭酸ハイボール」(単品363円)をもらう。
ドリンクメニューは充実していて、ビール、サワー、焼酎、日本酒、ワインなどが、さっきも書いたとおり、ほぼ全品363円の均一価格。
特に日本酒は、「桃川」(おいらせ町)、「菊駒」(五戸町)、「八鶴」(八戸市)、「純米 蔵物語」(八戸市)という青森の地酒4種がラインナップされているのも嬉しいところだ。
「超せんべろコース」の最後の1杯、3杯めの飲み物には、麦焼酎「白水」のソーダ割り(単品363円)を選んだ。
このところ、乙類焼酎のソーダ割りにハマっているのだ。香りが立つのがいいよね。
午後6時を回り、店内のお客さんも少しずつ増えてきた。
地元の一人客が多いようで、スマホでQRコードを読み込んで注文する方式ということもあって、若い人の比率が高いように見える。女性客も多いのが特徴のひとつかなぁ。
スタートからの3杯のドリンクで、最初に注文した3品のつまみ、「枝豆」、「イカ塩辛」、「ハムエッグ」を食べ終えて、4杯めのドリンクとなる麦焼酎「白水」のソーダ割り(363円)をおかわりした。
合わせるつまみは、この店で最安値の「とうふ田楽」(33円)と「こんにゃく田楽」(33円)。
これら2品は、それぞれ『お一人様一本まで』という限定品ながら、その安さに驚かされるよね。この2品も、毎回必ず注文している大好きな名物料理です。
さらに通算5杯め(麦焼酎ソーダ割りとしては3杯め)の麦焼酎「白水」ソーダ割りに突入。
ここのスタッフは、良くも悪くもほっといてくれるので、ゆっくりと過ごしやすいのだ。
かといって決して無愛想なわけではなくて、お店のことや、料理、お酒などについて質問すると、やさしく丁寧に対応してくれるのもありがたい。
最後に〆とつまみを兼ねて注文する品は、最初から決まっている。
おでんの「うどん」(132円)である。
これまではいつも「うどん」だけもらって締めくくっていたのだが、今日は「うどん」と一緒に、おでんの「さつま揚げ」(88円)も注文すると、予想していたとおり、「うどん」の鍋の中に、「さつま揚げ」も一緒に入れて持ってきてくれた。
まるで博多の「丸天うどん」みたいに見えて面白いね。
おでんの薬味として、「からし」か「生姜みそ」が選べるんだけれど、たいてい、青森らしい「生姜みそ」をいただくようにしている。
「うどん」も「さつま揚げ」も、この「生姜みそ」にからめながらいただくんですねぇ。あぁ、うまい!
店内の椅子は、ビール箱の上に座布団をくっつけたようなものなんだけど、これが不思議と落ち着くんだよなぁ。
今宵もゆっくりとたっぷりと3時間ほど楽しんで、お酒が5杯と料理が7品でのお勘定は、なんと2,112円という安さ!
本当にありがたいですねぇ。わが家の近くにも出店してくれないかなぁ。
今回で7回めの訪問でしたが、もうすっかりこの店のファンになってしまいました。
静かに一人で飲むのも良し、何人かでワイワイと楽しむのも良し。
八戸に来る度に、必ず立ち寄りたい酒場です。
次の機会には、ぜひ入口近くのドラム缶テーブルで立ち飲んでみたいですね。
どうもごちそうさま。
(次回) 24.11.16 辛味噌の焼きおにぎり … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)
◆ ◆ この日の追加情報 ◆ ◆
昼前に八戸駅に到着すると大雨。
でも大丈夫、改札口を出てすぐの駅構内に、立ち食いそばの「そば処 はやて」(09:00~18:00、無休)があるのだ。
ずらりと並ぶメニューには、「かけ そば・うどん」(440円)から始まって、「かき揚げ天 そば・うどん」(600円)、「かき揚げ天玉 そば・うどん」(650円)や、三陸らしい「三陸磯のり そば・うどん」(670円)や「わさびのり そば・うどん」(680円)、「めかぶ そば・うどん」(600円)などが並んでいる。
いずれのメニューにもそれぞれ惹かれるところがあるものの、今日、最も惹かれたのが『煮干油香る あっさりラーメン』という謳い文句の「中華そば」(630円)だったのでした。
なにしろ八戸は「八戸ラーメン」や「せんべい汁」などでも知られるほど、出汁つゆが美味しい地域。
「八戸ラーメン」ではないものの、ふつうの「中華そば」だって、きっとうまいに違いないと思ったのだ。
その思いは間違ってなかったですねぇ。この『煮干油香る あっさりラーメン』の美味しいこと!
でも東北・八戸でも暑い夏だったので、「冷ぶっかけ中華」(550円)というのも気になったなぁ。次に夏に八戸の機会があったら、ぜひ食べてみよう。
(食べログ) そば処はやて 八戸店 (立ち食いそば / 八戸駅)
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