ばくだん&皮せんべい … 炭火焼「きさぶろうのやきとり」(野方)
金曜日の帰り道。野方駅前交番から路地を入った先にある炭火焼「きさぶろうのやきとり」に着いたのは午後4時40分。
コロナ以降、勤務時間帯を1時間半ほど前に倒したタイムシフト勤務を続けているので、出勤する時間も早いが、退勤時間も早いのだ。
カミさんには「小学生なみの帰宅時間だね!」なんて言われている。
この時間帯に酒場に着くと、それほど混んでないのがいいんだよなぁ。
というか、午後5時以降に開店する店が多いので、むしろまだ開いていなかったりするのだ。
その点、ここ「きさぶろうのやきとり」は午後2時半開店(日祝は午後1時半開店)と早く開いているので、ありがたい。
さっそく、入ってすぐ左手のカウンター席に腰を下ろして、すっかりマイ定番となっている「チューハイ」(290円)をもらってスタートした。
1品めのつまみとして注文したのは、「きさぶろうのばくだんのり」(530円)。
前回、後ろのテーブル席のお客さんが注文したのを聞いて気になっていたのだ。
卓上に置かれている「お刺身ラインナップ」のメニューを見ても、500円を超えるのは盛り合わせしかない。
この店で500円を超える値段の料理は、それほど多くないのだ。
その「きさぶろうのばくだんのり」。作るのに時間がかかるようで、15分ほど待ってもまだ出てこず、2杯めの「チューハイ」をいただいた。
「チューハイ」は、同じジョッキにおかわりを入れてくれて、おかわりするたびに半月切りのレモンスライスが追加されていくので、レモンスライスの数で何杯めかがわかるのだ。
この店は、席料(100円)は発生するけど、お通しは出されないので、料理を早く食べたい場合は、「冷奴」(130円)や「ピリ辛ラッキョ」(190円)、「みそキャベツ」(220円)、「自家製浅漬」(250円)、「鳥皮ポン酢」(250円)、「枝豆」(250円)などの素早く出てくる料理を注文するといい。
2杯めの「チューハイ」をもらった直後に、「きさぶろうのばくだんのり」もやってきた。
小鉢に「ばくだん」のもととなる具材が盛られ、それとは別の皿に「のり」と納豆のタレがのっている。
具材のほうは納豆と、小さく刻んだマグロ、イカ、タクアン。
それに刻みネギと刻み大葉がトッピングされ、小鉢のフチにはワサビも添えられている。
これらを一所懸命かき混ぜたあと、別皿の納豆のタレと練りガラシも投入して、さらにグリグリとかき混ぜる。
けっこうな粘りっけが出てきたところで、海苔を1枚とって「ばくだん」を巻き、「ばくだんのり」にしていただくわけですね!
いやぁ、これは間違いなく旨いや。
「ばくだんのり」はお酒も進むので、すぐに3杯めの「チューハイ」に突入である。
あららぁ。「ばくだん」を少し残して、5~6枚ほどあった海苔が無くなってしまった。
注文すればきっとあるんだろうけど、メニューには単品の「のり」は載っていないので、残りの「ばくだん」はそのままいただいた。
「小イワシ塩焼」(200円)も注文。
瀬戸内の小イワシ(カタクチイワシ)とは違う種類の小イワシなんだけど、これも美味しいね。
焼き魚の尻尾の部分は、焦げていてもそのまま出してくれる酒場が多いんだけれど、ここの店員さんは、ほとんどがネパールから来られた方なので、「焦げた部分を出してはならない!」と思って、ひとつずつ丁寧に取ってくれたんだろうな。
そんな舞台裏も想像できるのが嬉しいところだ。魚の頭も右向きだし(笑)
「チューハイ」は4杯め。ジョッキの中のレモンスライスの数も多くなったね。
そして卓上のグランドメニューにはなくて、壁の短冊メニューとしてはり出されている「鶏皮せんべい(バターポンズ味)」(260円)を追加注文した。
出てきた「鶏皮せんべい」は1枚ずつがでっかいぞ!
大きさがわかるように鶏皮を裏返してみると、こんな感じ。
『せんべい』の名に恥じない大きさである。
これがパリパリ、カリカリと、実にうまいのだ。
これはぜひ定番メニューになってもらいたいなぁ。
「鶏皮せんべい」を食べ終えて、5杯めとなる「チューハイ」と一緒に注文したのが、この店での私の〆の定番、「おつまみやきそば」(280円)だ。
メニューには普通の「焼そば」(500円)もあって、この「おつまみやきそば」は、その半分の量だろうと思われる。
このくらいの量がちょうどいいんだなぁ。
午後7時過ぎまで、ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、チューハイ5杯+おつまみ4品+席料(100円)での今宵のお勘定は、2,820円でした。
どうもごちそうさま。
(食べログ) 炭火焼 きさぶろうのやきとり (焼き鳥 / 野方駅、都立家政駅)
| 固定リンク | 1
コメント