長崎に来たらやっぱり … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)
ひとりだけれど、前もって電話予約して路面電車でやって来たのは、「大学病院前」電停近くにある、居酒屋「桜」。
店に着いたのは、午後6時の開店時刻の、ちょっと前。
まだ店は開いておらず、店の近くには開店待ちのお客さんたちが、たむろしている。
午後6時ちょうどに、暖簾と看板が出され、店頭の提灯にも灯がともった。
案内された席に着き、まずは「生ビール中」(528円)を注文すると、あわせて「お通し」(推定275円)の、鶏、もやし、きゅうりの中華和えを出してくれた。
店に入ってすぐの5人用カウンター席は、奥に予約の3人、その手前に予約の私が座り、残るは一番手前の1席のみだけれど、その席にもすでにキープボトルが置かれている。
つまり、カウンター5席は予約で満席だったってことですね。
危なかったなぁ。事前に予約してて良かったよ。
ちなみに、店の奥のテーブル席は、当然のように予約で埋まってました。
お通しをつまみに生ビールを飲みながら、次なるつまみを検討する。
お魚天国の長崎に来たら、やっぱり刺身は食べておきたい。
圧倒的にオススメなのは、「お刺身一人盛り」(638円)なんだけど、いかんせん量が多過ぎるのが困りもの。二人で食べてちょうどいいぐらいなのだ。
刺身の単品は基本的に1品が418円。
大将に「今の時季、どれがおすすめ?」と聞いてみると、「この時季らしいものだと、イワシかコノシロかなぁ」とのことだったので、オススメに従ってそれら2品を注文した。
出てきた「いわし」(418円)は、単品なのにボリュームたっぷり!
左側がマイワシで、右側はキンタロウ(金太郎いわし)。キンタロウは皮付きのままが美味しいんだそうな。
「いわし」を注文したときに、食べ方として『酢ぬた』か『醤油』が選べたので、今まで食べたことがない『酢ぬた』のほうを選んでみました。
合わせるお酒は麦焼酎「壱岐ゴールド」(ボトル2,200円)。
同じ職場のAさんが、1ヶ月ほど前に長崎に来たときに入れたボトルがあって、それを出してくれました。
おぉ~っ、まだ半分ぐらい残ってますねぇ。
まずはロックでいただきます。
「このしろ」(418円)もやって来た。
ひゃ~~っ、見るからに美味しそうですねぇ。
ちょうどいい塩梅に酢締めされているので、なにもつけずにいただきました。
しかしながら、お刺身単品2品を合わせた量は、「お刺身一人盛り」と同じぐらいだったかもね。
一番手前の予約のカウンター席には、いかにもご常連さんと思しき男性客がやってきて、生ビール+お刺身一人盛りに続いて、ボトルキープの焼酎を飲みながら、「肉すい」(638円)を注文した。
なんと! 「肉すい」もあるんですねぇ。
このご常連さんは大阪出身で、ご自宅はこの近くではないんだけれど、ずいぶん前からお仕事の関係でこの辺に来てるんだそうで、そのたびに「桜」にも来ているとのこと。
ここの「肉すい」は、大阪の『肉吸い』とは違って、大将が考案した独自の料理。これが美味しくて、よく注文しているそうだ。
そのご常連さんが、「ぜひ食べてみてくださいよ」と「肉すい」を勧めてくれたので、遠慮なく、ちょっと小鉢に取り分けていただきました。
うわぁ、確かにこれも美味しいですねぇ。
「桜」の料理に間違いなしだ。
しかしながら、どの料理もボリュームたっぷりなので、ひとりだと2品ぐらいで満腹になってしまうのが、ものすごく残念なり。
なにしろ、すでに知っている料理の中にも、ここに来れば必ず食べたいものもあるので、どの2品を選ぶかが、悩みの種なのである。まさにうれしい悲鳴ですね。
「雲仙ポークハム」(638円)や「ハトシ」(638円)も、『必ず食べたい』ものの代表例だ。
今日のメニューには、「ハトシ」がなかったので、迷うことなく「雲仙ポークハム」をいただきました。
エビのすり身を食パンで挟んで、揚げて作る「ハトシ」は、いい芝エビが入ったときだけメニューに登場するんだそうです。
今夜もにぎわう店内は、店主ご夫妻と、息子のカズヤくんの3人で切り盛りされている。
ゆっくりと、たっぷりと3時間ほど楽しんで、「壱岐ゴールド」の新しいボトルも入れてのお勘定は4,400円なり。
いやぁ、今日もやっぱり美味しかったなぁ。
すっかり酔っ払って、超満腹、超満足だ。
長崎に来たら、絶対にまた来ます! どうもごちそうさま。
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