タイ天ぷらの出汁かけ … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)
今年1月に来て以来、9ヶ月ぶりの「赤ひげ姉妹店」である。
その間、3月と9月にも神戸に来る機会はあったのだが、どちらも「赤ひげ姉妹店」が定休日の水曜日だったのでした。
アーケード商店街の中にある店に到着したのは、午後3時半。
カウンター席の一角に腰を下ろし、まずは「瓶ビール(大)」(540円)と「湯豆腐」(190円)を注文した。
自分の中での『三大湯豆腐』の一つが、この店の「湯豆腐」。
残る二つは、「森田食堂」(呉)と「立飲み 天下」(川崎)の湯豆腐だ。
いずれも味のついた出汁つゆで煮込まれているタイプの湯豆腐で、つゆが旨いのだ。
湯豆腐をつまみにビールで喉を潤しながら、ゆっくりとメニューを確認する。
なにしろ店の中の壁にずらりと短冊メニューが並んでいるので、すべてを見るには時間がかかるのだ。
鮮魚のメニューは、その日の入荷によって張り替えられる。
今日は「マグロの造り」(350円)、「たいの造り」(380円)、「かつおたたき」(390円)、「はもの湯びき」(400円)、「ぶりのとろ造り」(450円)、「はまち造り」(380円)が並んでいる。
「さらしくじら おばけ」(350円)や「たい皮ポンズ」(280円)、「イワシ煮付」(250円)、「さかなのあら煮」(280円)などにも引かれるなぁ。
そんな多くのメニューの中から注文したのは「玉ひも煮付」(280円)。
合わせる飲み物は「酒」(350円)。熱燗でいただいた。
「酒」の銘柄は「白鶴 上撰 きりっと辛口」である。
奥に向かって細長い店内は、入口を入って右手の厨房に沿ってカウンター席がある他、左手の壁際にもカウンター席が設置されている。
店の奥のほうはテーブル席になっているんだけれど、たまたま今は、テーブル席にはお客さんは入っていません。
グループで来た場合にはもちろん、このテーブル席に通されますが、一人で来ても、あえてカウンター席ではなくて、こちらのテーブル席に座られるお客さんもいるようです。
続くつまみは、おでんの「牛すじ」(190円)と「ねぎま」(190円)。
「牛すじ」もまた、この店に来たら必ず食べたい逸品なのだ。
「ねぎま」は、ネギとマグロ。おでんの他に、「焼きねぎま」として食べることもできます。
そんなおでんに合わせて注文したのは、「麦焼酎」(330円)の水割り。
この店の焼酎の飲み方は、湯割り、水割り、ロック。残念ながら、ソーダ割りはありません。
おでんの具材(牛すじ&ねぎま)で、1杯めの麦焼酎水割りを飲みきって、すぐに2杯めをおかわり。
麦焼酎の銘柄は、先ほどいただいた日本酒と同じ白鶴酒造の「世話女房」。この水割りがものすごく飲みやすくて、スイスイと進んでしまうのが困りものなのだ。
そしていよいよ〆を飾るつまみは、満を持しての「たいの天麩羅」(290円)。
これをこの店ならではの『出汁かけ』でいただいた。
この店の天ぷら類は、もちろん普通に出してもらうこともできるのだが、『出汁かけ』というオプションを選ぶことによって、天ぷらに湯豆腐の出汁をかけて出してもらうことができるのである。これが間違いなく旨いっ!
「たいの天ぷら」はもちろん、『出汁かけ』のつゆも、いいつまみになるので、半分ぐらい食べたところで、3杯めの麦焼酎水割りに突入である。
ゆっくりと、たっぷりと、3時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は3,020円。
いやぁ、美味しかったなぁ。9ヶ月ぶりに来ることができて本当に良かった。
どうもごちそうさま。
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