健康に配慮した旬野菜 … 炭火焼鳥「とさか」(清水)
開店直後の午後4時過ぎに、二人組のサラリーマンに続いて、3人めの客として入店。
先客の二人がテーブル席に案内された後、「どこでもどうぞ」と、店に入って右手の直線カウンター席(全8席)を指し示してくれたので、一番奥の席に座らせてもらった。
まずは白、黒が選べる「ホッピーセット」(418円)を、白で注文すると、なんと! ホッピーの焼酎は「ストップ」と言うまで注いでくれるという!
せっかくなので、たくさん入れてもらおうかとも思いましたが、飲みやすい濃さになるように、半分ぐらいで「ストップ」しました。
そして1杯めのホッピーが完成。ジョッキに「日本に酔っぱらいを増やしたい」と書かれているのもいいですね。
実はここ、炭火焼鳥「とさか」は、埼玉県川口市に本店を置く、株式会社 登坂が展開する酒場の1軒。
「日本に酔っぱらいを増やしたい」というのは、「自分自身が毎日でも呑みにいきたい店作り」を目指す、登坂の代表取締役・川畑 豊さんの厚い思いのようです。
「お通し」(たぶん308円)として出されたのは、筑前煮のような野菜の煮物の小鉢と、大根おろし。
大根おろしはおかわり自由なんだそうです。
1品めのつまみとして注文したのは、日替りメニューの中の一品、「お造り二点」(792円)。
向かって左がヒラマサで、右がイナダ。それぞれ3切れずつ、盛り合されている。
単品で注文しても、「ヒラマサ」が649円、「イナダ」が638円と、とてもリーズナブルな価格設定である。
1杯めのホッピーを飲み切って、「なか」(220円)を注文すると、氷も足してくれた上で、「ストップ」と言うまで「なか」を注いでくれた。
「お造り二点」を食べ終えたところで、大根おろしのおかわりをもらう。
この大根おろしの上に、刺身皿に残っているワサビをのっけて、一緒にいただこうというもの。
クックック。予想どおりの、いいつまみだ!
さらに、同じく日替りメニューから、『今月の逸品』と書かれている「酒田の塩納豆」(352円)を注文した。
『塩納豆』というのは、塩漬けにした納豆と麹、昆布を混ぜたもので、山形県酒田市の郷土料理のひとつ。
グリグリとかき混ぜると、中には、さいの目切りにした山芋もたっぷりだ!
これも旨いねぇ!
野菜系のつまみが美味しい酒場にハズレはない。
ここの看板メニューはもちろん焼き鳥なんだけど、野菜系のメニューも多いのがいいよね。
公式サイトにも、『旬のものを食べていただくことと、健康に酔っ払っていただきたいという思いから、野菜にもこだわり豊富なメニュー構成にしています』と書かれていて、野菜が食べたいなと思って来店されるお客さんも多いんだそうな。
3杯めとなる「なか」(220円)は、「ストップ」の掛け声が遅れてしまって、焼酎がたっぷりだ!
ッカァ~~ッ、効くねぇ!
続いても野菜系のつまみ。今度は「里芋コロッケ」(385円)をもらった。
ジャガイモの代わりに、里芋で作られたコロッケってことですね。
この里芋コロッケが、これまた爆発的に旨い!
初めて食べた味わいと食感だなぁ。
このレシピ、だれが考えてるんだろう。
店員さんはみんな若い人のようなので、レシピや調理法は、すべて本部で決めてるのかなぁ。
4杯めとなる「なか」(220円)をもらって、これで「そと」も無くなった。ソト1ナカ4である。
しかしながら、普通のホッピージョッキよりは大きめのジョッキなので、このジョッキでソト1ナカ4にすると、すっごく酔います。
さらに大根おろしもおかわりして、醤油の他に、調味料置き場に置かれている胡麻油もかけていただいてみた。
なるほどなぁ。悪くはないけど、醤油だけでも良かったかなぁ。まずくはないよ、絶対に。食べ慣れてない味というだけです。
〆とつまみを兼ねていただいた一品は、日替りメニューの中で、『本日のおすすめ』として推されている「揚げじゃがバター」(308円)。
これまた間違いなしだ!
カウンター席限定の『少なめ』のメニューもあるようなので、こちらを選ぶと、一人でもいろんな料理を食べることができそうだ。
ゆっくりと、たっぷりと、3時間ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は3,223円。
PayPayで支払って、地元のお客さんたちで大賑わいの店を出た。
「清水名物」、「静岡名物」みたいな料理は無いものの、酒場として素晴らしい。ゆったりと楽しむことができる。
だからまだ開店から1年半ぐらいにもかかわらず、地元の人たちに大人気なんだろうな。
次回は看板メニューの焼鳥もいただかなきゃね!
どうもごちそうさま。
(食べログ) 炭火焼鳥 とさか 清水駅前店 (焼き鳥 / 清水駅、新清水駅)
◆ ◆ 追加情報 ◆ ◆
『それじゃあ、「清水名物」、「静岡名物」みたいな料理って、どんな料理なの?』ということで、「とさか」の二日前ぐらいに伺った、居酒屋「まる両」でいただいた料理をご紹介させていただきます。
店頭に置かれた黒板メニューに並ぶのは、地元・清水港に上がった魚介類を中心とした、本日のおすすめメニュー
入口横の大きな黒板にも、「刺身盛り合わせ」などの品書きがずらり。地酒の種類も多いぞ。
「生ビール」をもらって乾杯すると、すぐに出される「お通し3品盛」は、濃い煮魚、出汁巻玉子、竹の子煮。
ひとりに一皿ずつ出された「刺身盛り合わせ」(1,200円)は、マグロの赤身・中トロ・大トロ、生桜海老、真鯛、ブリ、カンパチ、タコ。
「しそ巻き」(350円)。
「親子だんご」(350円)。
「もつカレー」(450円)。「金の字 本店」発祥の「もつカレー」は、今や清水の名物料理として、各店で、様々なタイプ、様々な味付けの「もつカレー」が楽しめます。
「マグロの血合い竜田揚げ」(600円)。清水港は「全国一のマグロ集積地」なのである。
3杯の「生ビール」をいただいた後、「お茶割り」をいただく。静岡はお茶の名産地でもあるのだ。
「桜えびのかき揚げ」(800円)。「桜えび」は、日本で最も深い湾である、駿河湾で水揚げされる小型のエビ。
「お茶割り」の後は、地元・静岡県の地酒に移行する。種類が多く、値段も一合700円とリーズナブルなのがありがたい。
「カンパチあら煮」。
「モチと明太のチーズ焼き」。これがまた、冷酒に合うのだ!
〆は「マグロ茶漬け」。茶漬けと言いながらも、実はお茶ではなくて出汁つゆがかけられてるのが憎いね。〆なのに、いいつまみになるではないか!
これで終了かと思いきや、最後に「アイスクリーム」も出してくれた。
今宵、私がいただいたお酒は、生ビール3杯、お茶割り、臥龍梅、英君、磯自慢。
お勘定は3人で32,300円(ひとり当たり10,767円)でした。
うぅ~~っ、満腹。よく呑んだ、よく食べた。どうもごちそうさま。
《令和6(2024)年11月18日(月)の記録》
(食べログ) まる両 (焼き鳥 / 清水駅、新清水駅、入江岡駅)
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