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ブリモツにガリ〆サバ … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)

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 今宵も予約して、午後6時の開店と同時に、居酒屋「桜(おう)」に入店。

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 カウンター席の一角に腰を下ろし、いつものように「生ビール中」(528円)を注文すると、これまで見たことがないような「お通し」(275円)が出された。

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 『なんだこれは?』と思いながら、まず一口。

 う、うまいっ! これは魚の内臓だ!

 「ブリモツです」と大将。

 天然もののブリの胃と肝臓を下茹でして、ポン酢醤油で味付けしたものなんだそうな。

 「天然ものじゃないと、この料理は出せないんですよ」とのこと。

 いやいや。これは「お通し」として275円で出すような料理じゃないでしょう!

 ものすごく希少部位だと思いますねぇ。ありがたや、ありがたや。

 気仙沼の居酒屋「ぴんぽん」でいただいたマグロのモツも美味しかったけど、このブリモツも負けてないですねぇ。

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 そんな「お通し」のブリモツに舌づつみを打ちながら、注文した1品めのつまみは「しめさば」(418円)だ。

 どーんと大きく切られたシメサバが、お皿の上に14切れ。すごいボリュームだ。

 さっそく添えられたワサビをつけて、長崎ならではのちょっと甘めの醤油でまず一切れ。

 ん~~っ。刺身の味を際立たせるこの醤油。さすがお魚王国・長崎だ。

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 すっかり感動していたら、大将から、「そのシメサバ、ぜひガリで食べてみてください」と声がかかった。

 言われるとおりに、シメサバにガリをのせて、ど~れどれ ……

 うわぁ~~っ! これは旨い! こっちのほうが旨い!

 ガリでいただくシメサバ。これはたまりませんなぁ。

 残りはすべて、この食べ方でいただきました。

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 生ビールのあとは、ボトルキープしている麦焼酎「壱岐ゴールド」(720mlボトルが2,200円)を水割りでいただきながら、次なるつまみとして「ポテサラチーズ焼き」(528円)を注文した。

 これは言ってみればポテトサラダのグラタン。

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 スプーンで小皿に取り分けながらいただくと、「なるほど! ポテトサラダにはこんな楽しみ方もあったのか!」という、目からウロコの逸品だ。

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 ちなみにこの店には普通の「ポテトサラダ」(418円)や、「白身の中華風」(638円)、「オムサラダ」(638円)、「オニオンサーモンサラダ」(638円)といったサラダメニューも用意されています。

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 今夜は常連さんたちのやり方に倣って、最初にいただいた生ビールのジョッキで、麦焼酎の水割り。

 こうすると、小さいグラスで何度も何度も水割りを作る手間が省けていいんだそうな。

 気分もまるで、常連さんになったかのように感じるなぁ。

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 大きなジョッキで、水割りを作る手間は省けても、焼酎が順調になくなっていくことには変わりはない。今宵も、新しいボトルを追加である。

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 同行のAさんと二人で、「これはどんな料理なんだろうねぇ?」と話題になっていたのが、「つゆだくいなり」(308円)。

 いろんな案が出た中で落ち着いたのは、「『きつねうどん』の『麺抜き』のような、熱い出汁つゆの中に、甘~く味付けされた油揚げが入っているようなものじゃないだろうか?」という案だった。

 そして、それを確認すべく、実際に「つゆだくいなり」を注文した。

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 出てきたのは……! 小皿に2個の、普通に見える『おいなりさん』。

 あぁ~~ん? なんですとぉ~っ? と思いつつも、まず一口 ……

 うわぁ! おいなりさんの油揚げから、ジュワァ~~ッと出汁つゆがあふれ出してくる。

 いや、これは面白いねぇ!

 「でしょう! こうすると『いなりずし』をお茶漬け風に食べることができるんじゃないかと思って、やってみました」と笑う大将。

 たしかに! この店には普通の「お茶漬け」(海苔、梅、サバ、シャケ、たこわさ、塩辛、各528円)もあるけれど、この「つゆだくいなり」は、それより軽めでいいかもしれない。

 さすが大将。面白いことを考えるなぁ。しかも美味しいし。

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 そんな「つゆだくいなり」を楽しんだあと、今宵もやっぱり「ハトシ」(528円)である。

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 あれば必ず食べたい。そんなこの店の逸品が、エビのすり身を食パンで挟んで油で揚げた長崎の郷土料理、「ハトシ」なのだ。

 作り置きしたりせず、新鮮なエビのすり身で作るから美味しいんだろうなぁ。

 これはもう、たまりません。

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 〆も兼ねたつまみとして注文したのは、「大根もち」(528円)。

 「大根もち」は、中華料理の点心の一種で、大根と米粉や片栗粉などを混ぜて蒸してから焼いた料理。ここ長崎では、郷土料理としても親しまれているんだそうな。

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 四角い「大根もち」は何度かいただいたことがあるけれど、ちょっと楕円形になる感じでこねられているのが面白いですね。

 一緒に出されたツユに浸しながらいただきます。

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 今夜もゆっくりと3時間近く楽しんで、お勘定は二人で6,200円(ひとり当たり3,100円)。そして今夜も、ボトルに半分ぐらいの焼酎が残りました。

 やぁ美味しかった。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年11月6日(水)の記録》

(次回) 25.01.29 がっつりニンニク炒飯 … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)

(食べログ) 居酒屋 桜日本料理 / 大学病院駅浦上駅前駅浦上駅

 

 

 

 

 

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