肴になる鶏皮どんぶり … 「養老乃瀧(ようろうのたき)」(今治)

居食屋「声聞」を出て、今宵の2軒めは、この地で創業して53年となる老舗酒場、「養老乃瀧」にやって来た。
昨夜に続いて、二晩連続での訪問である。

午後8時の店内は、カウンター席も、奥のテーブル席も、大勢のお客さんでにぎわっている。

しかしながら、カウンター席のもっとも入口側の、カウンターの幅がキュッと狭くなっているところに、なんとか座らせてもらうことができて一安心。
ここは、店内が満席のときでも、最後の砦として入れてもらえる席のようだ。常連さん用なんだろうか。
まだ何度かしか来ていないのに、この席に座らせてもらうことができて、本当にありがたいなぁ。

すぐに、おかみさんが、「今日も大生?」と声をかけてくれたので、「今日は最初から麦ソーダでお願いします」と、麦焼酎「黒よかいち」(490円)の炭酸割りを注文した。
それにしても昨日、「生ビール(大)」(890円)からスタートしたことまで覚えていて下さったんですねぇ。

その麦ソーダを追いかけるように、すぐに出してくれたのは、この店の定番の「お通し」(サービス)である、生キャベツだ。
この生キャベツにかけられている焼き鳥のタレが、これまた旨いんだなぁ。

さて、これがこの店の通常メニューである。
この他に、黒板やホワイトボードに、今日の日替りメニューが書き出されている。
「養老乃瀧」という店名からもわかるとおり、この店は全国各地にチェーン展開している養老乃瀧グループの1軒なんだけれど、「養老乃瀧」のグランドメニューは置かれていない。
店の雰囲気もメニューも、すっかり地元に根付いた個人店のようになっているのだ。

そして、今回の今治滞在の最終夜となる今日、どうしてもこの店で食べておきたかった料理が、「鶏皮どんぶり」(680円)だったのだ。
これをいただくために、今日の2軒め酒場として、ここにやって来たと言ってもいい。

今治名物の鶏皮の焼き鳥。
「鶏皮どんぶり」は、ごはんの上にその鶏皮の焼き鳥をのせ、さらにキュウリ塩もみ、昆布佃煮、紅生姜、刻みネギ、そして極めつきとなる半熟の目玉焼きがトッピングされている。

さらにさらに別皿で、キュウリの漬物(ワサビ添え)も出してくれるので、〆の一品でありながらも、圧倒的につまみになる料理なのだ。

トッピングされている具材を、ウリウリっと掘っていくと、中からたくさんの鶏皮が出てくるのが嬉しいよねぇ!

ワシワシと食べ進めると、ごはんにもタレがたっぷり。
だから、ごはんそのものまでもが、いいつまみになるのである。

当然のように麦ソーダもおかわりだ。

これで〆ても十分なんだけれど、昨日、となりのお客さんが食べていて、とても美味しそうに見えた「たまねぎ焼」(300円)もいただくことにした。
いやぁ、これまた、間違いなく美味しいですねぇ。
秘密はやっぱり、この店のタレだ! タレが旨いから、キャベツにかけても、ごはんにかけても、玉ネギにかけても、どれもがいいつまみになるんだよなぁ。

さっくりと1時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,970円でした。
今治の夜を、「鶏皮どんぶり」と「たまねぎ焼」で締め括ることができて、本当に良かった。
どうもごちそうさま。今治に来たら、絶対にまた来ます!
(次回)25.03.12 麦焼酎をボトルキープ … 「養老乃瀧(ようろうのたき)」(今治)
◆ ◆ 追加情報 ◆ ◆

今治から陸路で東京へ帰る場合、電車で岡山まで出て新幹線に乗るか、高速バスで福山まで出て新幹線に乗るか。
今回は高速バスで福山まで出るルートにした。
このルートは、高速道路に乗るとすぐに、波止浜地区にずらりと並ぶ「造船長屋」も見ることができて、船好きにはたまらない。

「養老乃瀧」で飲んだ翌日、今治駅前を午前8時半に出発すると、10時前には福山駅に到着。
昼食用の弁当などを買って新幹線に乗る手もあるのだが、最近は新幹線に乗る前に、福山駅前の「なか卯 JR福山駅店」で「はいからうどん(小)」(250円)を食べてから乗るのが、マイ定番になっている。
「はいからうどん」には「冷し」もあるのだが、今日は安定の熱いほうにした。

麺をすすりつつ、汁をすすりつつ。麺が無くなるころに、ちょうど汁も無くなった。
毎度のことながら、麺も汁も美味しいよねぇ!

「なか卯」を出て、新幹線ホームに上がると、ちょうど目の前に福山城。
こんな近さでお城が見えるホームって、他には知らないなぁ。いつも見惚れてしまいます。
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