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懐かしのブラジル料理 … 「ビッグビーフ(Big Beef)」(西小泉)

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 日曜日の朝10時、やって来たのは群馬県内では最も人口の多い町であり、かつ外国人人口の比率も県内一という群馬県大泉町にあるブラジル料理の店、「ビッグビーフ」だ。

 店はなんと、朝9時から夜9時までの12時間営業で、基本的に年中無休という、呑兵衛にとって、とてもありがたい営業形態である。

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 店頭に置かれた、串がグルグルと回る機械で、鶏の丸焼きが作られているのもいいではありませんか。

 ブラジルに単身赴任していたときによくかよっていた「ガレート・ペキン」を思い出すなぁ。

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 「ひとりです」と入った店内には先客は無し。

 「どこでもどうぞ」と言われたので、右手壁際のテーブル席のひとつに座らせてもらった。

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 各テーブルには写真付きで全16ページある立派なメニューが置かれている。

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 まずは「瓶ビール」(中瓶517円)をアサヒでもらって、それを飲みながら、ゆっくりとメニューを選ぶことにした。

 注文が決まったらテーブル上のボタンを押して知らせる仕組み。

 「瓶ビール」はキリン一番搾りも選べるが、アサヒ・スーパードライの方がブラジルのビールに近い感じがして、アサヒを注文した次第。

 よく冷えたグラスと一緒に出してくれるのもブラジル流だねぇ!

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 料理メニューの主役は「ア・ラ・カルト」と書かれた、いわゆる『定食メニュー』のようだ。

 自分の好きな一品を選んで注文すると、ご飯、豆の煮込み(フェイジョン)、サラダは食べ放題となる。

 その筆頭に載っている店名と同じ「ビッグ・ビーフ」(2,145円)は、牛ランプステーキ(ビッフィ・ジ・アウカトラ)、鶏肉ささみ、豚肉のソーセージ(リングイッサ)、目玉焼き、ポテトフライがワンプレートに盛り合されたもの。

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 『定食メニュー』は次のページにも続いていて、こちらには私も大好きな「ドブラジーニャ(牛ハチノスの煮込み)」(1,848円)や「フェイジョアーダ」(1,584円)も載っている。

 これらが千円台後半の価格というのは、パッと見た目には高いような気もするが、なにしろフェイジョンやサラダが食べ放題ですからねぇ。

 どれか一品を注文したら、それでお酒のつまみから〆の料理まで完結すると思えば、とってもリーズナブルな値段だろうと思います。

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 ただし! とっても残念なことに『定食メニュー(ア・ラ・カルト)』が注文できるのは午前11時からとのこと。

 それでこの時間帯は、店は開いてるけどお客さんは少ない(というか私ひとり)なのか。

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 「ア・ラ・カルト」が4ページ続いた後のページが「単品」のページで、その右側には、なんとブラジル風の丼物が7種類ほど。

 なるほどなぁ。ブラジルの社員食堂でも、ワンプレートに、ご飯やフェイジョン、サラダ、主菜と、一緒くたに盛り上げていたもんなぁ。

 そのうつわがワンプレートではなくて、丼になっただけってことか。

 でも器が変わっただけで、なんだか美味しそうに見えるから不思議だよねぇ。

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 次のページが「LANCHES(ランシス)」と書かれた『サンドイッチ』のページで、20種類ほどのバーガー型のサンドイッチが並んでいる。

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 その次の「SALGADOS(サウガードス)」は『ブラジル風コロッケ」のページ。

 こちらにはコシーニャやボリーニョの他、パステルも。

 これらもまた、いいつまみになるんだよなぁ。

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 ページをめくると、ドカーンと「ハバーダ(牛テールの柔らか煮)」(定食2,310円、単品1,727円)が現れて、その右側がいよいよ「おつまみ」だ。

 定番の「ポテトフライ(バタタフリッタ)」(462円)の他に、「キャッサバ芋フライ(マンジョッカフリッタ)」(682円)もあるのが、うれしいではありませんか。

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 さらに「おつまみ」のページは続き、ここにはカップの「フェイジョアーダ」(979円)なども並んでいる。

 その下が「食べ放題(ライス、フェイジョン、サラダ)」で、これが1,320円。

 「ア・ラ・カルト」のところで主菜を選ばずに、この「食べ放題」だけを注文することもできるんですね。

 さらにその下がデザートで、右のページはソフトドリンク。「インカコーラ」(355ml缶220円)や、各種ガラナなどがあるようだ。

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 そして最後のページが、ソフトドリンクの続きとアルコール飲料。

 アルコール飲料は「カイピリーニャ」(748円)、「瓶ビール」(中瓶517円)、「生ビール」(S350ml・473円、M500ml・517円、L700ml・979円)の3種類しかないんだなぁ。

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 そう思いながら、横のポスターを見てみると、ここに「ブラックニッカ樽詰めハイボール」(420円)を発見。アルコール飲料は全部で4種類ってことだ。

 ブラジルではとっても安い「カイピリーニャ」が、日本だとどこで飲んでも高いのがとっても残念です。

 日本ではもとになるカシャーサそのものが高いから、仕方ないよねぇ。

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 じっくりとメニューを確認してから注文したのは、ブラジルでも定番の「ポテトフライ(バタタフリッタ)」(462円)である。

 前述の「ガレート・ペキン」では、まずこの『バタタフリッタ』が、無料のお通しとして出されてたよなぁ。

 ブラジルのどこの酒場にも、たいてい『バタタフリッタ』は置かれていて、最初のつまみとしてよく食べたものだった。

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 その『バタタフリッタ』で1本目の瓶ビールを飲み干して、2本目としてキリン一番搾りをもらった。

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 2本目のビールに合わせるつまみとして、サンドイッチメニューの中から「ホットミックス」(418円)と書かれた『Misto Quente(ハムとチーズ)』を注文した。

 ブラジルにいるとき、社員食堂の朝食で、この「ミストケンチ」か「モルタデーラ」(写真右上、517円)がよく出されていて、それをうちに持ち帰って酒のつまみにしたりしていたのだ。懐かしいなぁ!

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 その「ホットミックス」は、英字新聞風のバーガー袋に包まれてやって来た。

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 バーガー袋の一端を持ち上げて中を見ると…、あららぁ、ほんわりと温かくて美味しそう。

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 このパンは、ブラジルでは「パォン・フランセース」と言って、直訳すると「フランスパン」。

 しかしながらその実態は日本のコッペパンのような感じで、パンの表面は硬くないのです。大きさもコッペパンぐらいですね。

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 ガブッとかじると、中にはたっぷりのハム。これがいいつまみになるんです。

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 とろぉ~りチーズも現れた。

 「ミストケンチ」や「モルタデーラ」などの、ブラジルでは朝食の定番のようなパンも、日本だとブラジル料理店に行かないと食べられないですよねぇ。

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 10時半を過ぎるとお客さんも増えてきたが、日系ブラジル人や外国の方が多くて、完全なる日本人は私だけのようだ。

 店員さんも日本語は話せるものの日系ブラジル人らしく、店内にはポルトガル語が飛び交っている。

 いやぁ、ブラジルにいるような感覚におちいりますねぇ。

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 最後にもう一品、『土・日のみ』と書かれた単品メニューの中から、「牛串刺し」の小さいほう(写真左、440円)をもらって、砂糖抜きの「カイピリーニャ」(748円)で締め括ろうと思ってたんだけれど、残念ながら今日は「牛串刺し」の大きいほう(写真右、737円)しかないとのこと。

 こちらのほうが、大きさ的にはブラジルでよく行ってた屋台のシュハスキーニョ(焼肉串)には近いんだけど、残念ながら、もうそんなに食べられそうにないので、今日はここまでとした。

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 正午前まで、2時間近く楽しんで、今日のお勘定は1,914円でした。どうもごちそうさま。

 次に来たときには「ア・ラ・カルト」でガッツリといきたいですね!

店情報YouTube動画

《令和6(2024)年2月18日(日)の記録》

(食べログ) ビッグビーフブラジル料理 / 西小泉駅

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