働くみんなのお食事処 … お食事処「寿(ことぶき)」(呉)

呉での仕事は昨日(木曜日)で終わったけれど、金曜日の今日も休暇を取って、まだ呉にいる。
せっかく懐かしの呉に来たんだから、なるべく長く楽しまなきゃね!

本物の潜水艦がドーンと置かれている「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」をあとに、堺川沿いの蔵本通りをトコトコと北上すると見えてくるのが、夜になると呉の屋台が並ぶ場所。
とは言うものの、昼間のこの時間帯には屋台は出ておらず、全体が広い歩道として使われている。
呉市の「蔵本通りの屋台に関する要綱」の中で、屋台の営業時間は『屋台の設置及び撤去の時間を含めて、午後4時半から翌日の午前5時まで』と決められているのだ。
歩道上に屋台一区画(各12㎡)を示す白い枠線があるのと、歩道脇に電気及び上下水道用の小さな扉が点々と並んでいることで、『夜になるとここに屋台が並ぶんだなぁ』ということがわかる程度だ。

それじゃ、昼の間は屋台はどこにあるかというと、蔵本通りの1つ隣の通りにある、屋台専用の駐車場に置かれているのである。
たいていの屋台の店主は、ご自宅で仕入れや仕込みを済ませてから、夕方5時ごろにこの屋台駐車場から屋台を引っ張り出して、蔵本通りの決められた場所に設置し、営業のための準備を整えてから、午後6時ごろに営業開始となるのだ。
そして翌日の午前5時までには、きっちりと片づけを終えて、まるで何もなかったかのように、屋台の痕跡を残さない歩道に戻して営業を終えるのである。
毎日が引っ越し作業の繰り返しみたいなもんですね。

そんなこんなで、朝からゆっくりと久しぶりの呉の街を見て歩き、中通りの北の端あたりにある「寿食堂」こと、お食事処「寿」に到着したのは午前11時40分。

ちょっと早めの昼どきながら、店内はすでに多くのランチ客でにぎわっている。
そこで、冷蔵庫から「サッポロ赤星」(大瓶700円)を手に取って、かろうじて空いていたカウンター席の端っこあたりに座り、奥に置かれたおでん鍋から、厚揚げ、すじ肉、ごぼう天(おでん各150円)を取ってきて、昼呑み開始である。

さすがに平日の昼間っから呑んでるお客さんは少なくて、ほとんどのお客さんはランチでの利用のようだ。
店頭に「本日のランチ」として掲示されていた「チーズ in 煮込みバーグ」(800円)を食べてる人が多いのかな。

とはいうものの、定番のカツ定食や丼物、麺類のお客さんもけっこういる。
店はご夫婦と娘さんの3人で切り盛りされていて、御主人が主としてホールを担当し、女性二人が厨房担当のようだった。
定食類は作り置きしていないので、厨房は大忙しの様子。

そんな様子を横目に見ながら、冷蔵陳列ケースから「豚肉ともやしの炒めもの」(350円)を取ってくると、御主人が電子レンジで温め直して出してくれた。

「森田食堂」や「くわだ食堂」と同じく、「寿食堂」もまた、冷蔵陳列ケースから取ってきたおかずに、「ごはん」や「みそ汁」を合わせると定食になり、お酒を合わせると、そのままつまみになるのである。
厨房の手が空いてきたところで、女性陣お二人とも「お久しぶり」のご挨拶をすることができて良かった。

平日、昼間のランチタイムに「寿食堂」にやって来たのは、これが初めてだと思うけど、こんなにもにぎわってるんですねぇ!
『働くみんなのお食事処』の片隅で、チビチビと1時間ほどの昼呑みタイム。
今日のお勘定は1,500円でした。どうもごちそうさま。
この後ももうちょっと呉の街なかを歩いてみようかな。
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