白牡丹の酒粕入り豚汁 … 「くわだ食堂」(呉)

呉での仕事は午後3時過ぎに終わり、呉の繁華街(中通り)で飲んだあと、泊まっているホテルがある呉駅前までトコトコと歩いて帰ってくると、呉にいるころによく通った「くわだ食堂」が営業中。

現在の時刻は午後7時過ぎ。なんとまだそんなに早い時間でしたか。
店内には先客は一人しかおらず、全席禁煙の広い店内はゆったりだ。

「麦焼酎」(450円)を水割りで注文しておいて、冷蔵陳列ケースのところにおかずを選びに行く。

ケース内に並んでいるおかずは、もう残り少なくなっているものの、100円、150円、200円、250円、400円という5つの価格帯。

いちばん高い400円の料理が刺身類なんだから、相変わらず安いよねぇ。

「月見とろろ」(200円)を手に取って、席に戻ってくると、ちょうど「麦焼酎」の水割りもやって来た。
焼酎水割りをドォ~ンとでっかいジョッキで出してくれるのも嬉しいところ。こうでなくっちゃ!

「月見とろろ」は醤油をちょいと入れて、グルグルッとかき混ぜていただきます。
あぁ~、うまいっ。いいつまみですねぇ。

夕方のこの時間帯は、店主がお一人で切り盛りされているようだ。
「くわだ食堂」の創業は『戦後まもなく』だそうなので、そろそろ創業80年といったところだろうか。
私が呉にいたころは、朝6時から夜8時まで、中休みなしの14時間営業だったのだが、さすがに今は時間を短縮して、開店時刻を朝10時にした代わりに、閉店時刻は1時間遅い夜9時までにしたそうだ。
短くなっても11時間営業なのがすごいよね。
定休日は変わらず、日曜・祝日です。

久しぶりの店主との会話を楽しんでいると、すぐに1杯めの麦焼酎水割りを飲みきって、2杯めをおかわりした。

合わせるつまみとして、『酒粕入り』と書かれている「豚汁」(300円)を注文。
通常メニューの中にも「豚汁」(300円)があるのに、このメニューだけが、壁のフックにぶら下げられているところを見ると、きっとこの『酒粕入り』というところが、今の時期だけの限定メニューなんだろうな。

出てきた「豚汁」が美味しいことといったら!
『酒粕がいい働きをしてるよなぁ』と感心していたら、なんとこの酒粕、広島・西条の「白牡丹」のものなんだそうな。
粕汁と豚汁のいいとこ取りだ。

閉店時刻の寸前まで、2時間近く過ごさせてもらって、今宵のお勘定は1,400円でした。どうもごちそうさま。
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