豚を食べて麺を食べて … 「豚の味珍(まいちん)」(横浜)他

仕事仲間と3人で、横浜駅きた西口のすぐ近く、狸小路の中にある「豚の味珍」にやって来た。
狸小路を挟むようにして本店(1階のみ)と新店(1階と2階)が向かい合っているが、今日は3人なので、テーブル席がある新店2階を、事前に予約しておいたのだ。

まずは「生ビール」(600円)を3杯もらって乾杯である。
私以外のお二人は、初めての「味珍」なので、私のオススメの品を一気に何品か注文させていただいた。

すぐに出てきたのは「辣白菜(白菜の漬物)」(310円)と「ハチノスのからし酢みそあえ」(550円)、そして「豚の舌」(720円)の3品だ。
これら3品は、「モツ料理はあまり好きじゃない」という人であっても、まず問題なく食べることができる、とても無難な品々なのだ。

続いては「豚の尾」(720円)。
私がこの店に来るたびに必ず注文しているお気に入りの一品なんだけど、どうかな?
この尻尾は中心の骨ごと調理されていて、注文を受けてから切り分けて出してくれる。
これをチュルンといただいて、残った骨を、それ専用のお皿にコロンと捨てるのです。

乾杯の「生ビール」を飲み干したあとは、この店では『ヤカン』という符丁で呼ばれている「焼酎」(450円)を、缶の「ウーロン茶」(160円)とセットでもらう。
高ぁ~いところから、ヤカン状の専用酒器でツツゥ~~~ッと注いでくれるから、『ヤカン』と呼ばれるようになったんですね。
初めてのお二人も、興味津々の表情でその様子を注視している。

こちらは「豚の胃」(720円)。
「味珍」で食べることのできる豚の珍味は頭、耳、舌、胃、足、尾の6種類(各720円)。
創業者は横浜中華街で修業をしたんだけれど、「この味は日本人の口には合わない」という思いから、現在のような醤油をベースとした独自の味付けの豚料理を考案したんだそうな。

ここで「腐乳(発酵豆腐)」(160円)も追加注文した。

「腐乳」だけをつまみにしても、もちろん美味しいんだけれど、これをちょっと小皿にとって、酢も入れてかき混ぜたものに、「豚の胃」をつけて、絡ませていただくのが絶品なのだ。
ックゥ~~~~ッ、間違いなく旨いよねぇ。

『ヤカン(焼酎)』のおかわりは、今度は「炭酸水」(160円)とのセットでいただいた。

さらには「牛すじ」(460円)も追加注文。

2時間ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は3人で9,260円(ひとり当たり3,087円)でした。どうもごちそうさま。
◆ ◆ ◆

「豚の味珍」での一次会を終えて、「シメタン(〆の炭水化物)でもいただきましょうか」ということでやって来たのは、「豚の味珍」から歩いて1分(85m)、「一軒め酒場 横浜西口店」である。
今日の『二軒め』なんだけど、「『一軒め』酒場」というのも面白いよね(笑)。

午後8時過ぎの店内は、大勢のお客さんたちで大にぎわい。
我われ3人は、店の奥のほうの1卓に案内され、私以外のお二人は「レモンサワー」(209円)を、私はプレーンな「酎ハイ」(209円)をもらって、本日2度めの乾杯である。

注文したのは、『仕上げに、旨みたっぷりの特製鯛塩をふりかけました!』と書かれている「〆の旨塩焼そば」(352円)。

さらには『焼きそばは食事? いえ、最高の「つまみ」です! しっかりと焼き上げることで、モチッとした麺にカリカリ感をプラス。食事から「つまみ」へと昇華させました。ほんのり焦げたソースの香りが懐かしく、食欲をそそります。』とある「酒場のソース焼そば」(385円)。

そして、徳島県つるぎ町半田の『半田手延べそうめん』を使った「肉南蛮そうめん」(319円)である。

これら3品を一気に注文して、各自のお皿に取り分けながらいただく。
「一軒め酒場」には何度も来たことがあるんだけれど、一人で来ると〆の麺類はどうしても1品だけということになってしまう。
こうして3品同時に食べ比べることができるなんて、本当にうれしいよねぇ。

それら3品を食べ終えても、まだみなさん、お腹には余裕があるようだ。
そこでレモンサワーや酎ハイをおかわりして、改めて「たたきごぼう」(308円)も追加注文。
ゴボウの自然な甘さと旨みに、すっかりハマっています。

とどめは「手包み肉汁たっぷり一軒め焼売」(319円)。
これは一皿(一人前)が2個だったので、3人とも食べることができるように、二皿(二人前)を注文した。
各店舗で店のスタッフが包んでいるから『手包み』なんだそうで、これを刻んだキャベツが入った中華スープと一緒に出してくれる。
この提供スタイルも、汁好きの呑兵衛にはたまりませんね。

1時間半ほどの〆タイム。お勘定は3人で3,256円(ひとり当たり1,085円)でした。
どうもごちそうさま。
・「一軒め酒場 横浜西口店」の店情報 (前回) 《YouTube動画》
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