この店ならではの品々 … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

神戸出張の同行者と3人でやって来たのは、地下鉄・新開地駅のすぐ北側、新開地2丁目のアーケード商店街の中にある大衆酒場「赤ひげ 姉妹店」だ。

今日は3人なので、いつものカウンター席ではなく、奥のテーブル席に座らせてもらって、まずは『ツービア、スリーグラ』をもらって乾杯である。
『ツービア、スリーグラ』というのは、ホールを担当している外国人店員さんたちの符丁で、「瓶ビール(大)」(540円)を2本に、グラス(コップ)が3個ということ。

ここの料理は、どれもちょうど一人用のおつまみサイズなので、各自で好きなものを注文することにしたのだが、全員が最初の一品として注文したのが「湯豆腐」(190円)だった。
これはまぁ、ここ「赤ひげ 姉妹店」の名物料理のひとつですもんねぇ。食べないわけにはいきません。

3人で2本の大瓶ビールを飲みきったあと、Aさんは「焼酎麦」(330円)を水割り(麦水)でもらって、合わせるつまみは「野菜かきあげ」(300円)の『だしかけ』。
『だしかけ』というのは、天ぷらに、湯豆腐の出汁ツユをかけて出してもらうこと。
天ぷらを普通にたのむと、お皿で出してくれるのだが、『だしかけ』で注文すると、天ぷらをお椀に入れた上に、たっぷりの出汁ツユをかけてくれるのだ。

さらにAさんが「小いも煮付」(190円)を注文すると、ちょうどそれで「小いも煮付」が売り切れた。

店内のあらゆる壁に、メニュー短冊がずらりと並んでいるんだけど、さっきの「小いも煮付」のように売り切れの品が現れると、ホールの店員さんたちがその短冊を探して取り外していくのである。
ホールは外国人の店員さんなのに、日本語が話せるばかりか、メニューの文字も読めるんですねぇ。

Yさんは「焼酎芋」(360円)をお湯割り(芋湯)でもらって、関東煮(おでん)の「牛すじ」(190円)だ。
関東煮もまた、「赤ひげ 姉妹店」の名物料理ですもんねぇ。
というか、この店にはさっきの天ぷらの『だしかけ』なども含め、この店ならではの名物料理が多過ぎるのだ。

Aさんが注文した「野菜かきあげ」の『だしかけ』を見たYさんも、すぐに「鯛の天婦羅」(290円)の『だしかけ』を追加注文した。

私はというと、これまた「焼酎麦」(330円)の水割り(麦水)をもらって…、

関東煮の「牛すじ」(190円)、「ねぎま」(190円)、「たまご」(130円)を注文した。
「ねぎま」というのは、白ネギ+マグロのこと。

その「ねぎま」を見たAさんは、飲み物を芋湯に切り替えて、「焼ねぎま」(190円)も注文した。
そう! 「ねぎま」は関東煮のみならず、串焼きとして、焼いて出してもらうこともできるのだ。
しかも、「焼ねぎま」にすると、モヤシも添えてくれるのがいいよね。

さらにAさんは「あげだしもち」(300円)も注文して、Yさんと共に芋湯をグイグイと重ねている。

二人が芋湯なのに対して、私は麦水。おかわりするたびに半月切りのレモンスライスを足してくれるので、レモンスライスの数で何杯めかがわかるのだ。

その3杯めの麦水に合わせて、関東煮の「厚あげ」(130円)と「ちくわ」(130円)を追加注文だ。
今日の私は、すっかり関東煮にはまってますねぇ。

Yさんも3杯めの芋湯と共に「えびカツ」(280円)である。

我われ3人は今日は注文しなかったけれど、メニューにはもちろん刺身(造り)も並んでいて、それらを一品290円から450円で食べることができるというのも嬉しいではありませんか。

2時間ほど楽しんで、きっちりと食べきって飲みきってのお勘定は3人で7,280円(ひとり当たり2,427円)でした。
どうもごちそうさま。
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